プロヴィデンスガンダム

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「人が数多待つ予言の日だ!」

アニメ『機動戦士ガンダムSEED』に出てきた変態仮面黒幕「ラウ・ル・クルーゼ」(声: 関俊彦 氏)の使用した最後の機体。
ラスト3話に登場し、その圧倒的な制圧力とクルーゼのインパクトから、視聴者に強い印象を与えていった。
※プロヴィデンス=providence(英)=摂理、神の意志。「天帝」という意味も持つ

フリーダムガンダムやジャスティスガンダムと同じく、ニュートロンジャマーキャンセラーによっての搭載が可能となり、
無限のエネルギーを得ることができるようになっている。
そのため、非常に重武装であり、楯付きビームサーベル「複合兵装防盾システム」や、
強力なビームライフル「ユーディキウム・ビームライフル」があり、
火力においては同作のフリーダムを上回る能力を持っている。
また、この機体の特徴的な装備として、「ドラグーンシステム」と呼ばれる宇宙世紀におけるファンネルのような武装を保有しており、
計43門ものビーム砲の弾幕により、オールレンジ攻撃を仕掛けることができる。
その上、使い終わったのちに本体に接続して充電をすることで使いまわすことができる。
しかし、超人的な空間認識能力が必要なため、当時ではほぼクルーゼ専用の機体となっていた。
正確には、元々は格闘戦が主体であったこの機体にクルーゼが乗ることが決定したため、
空間認識能力を持つクルーゼと、膨大なエネルギーの活用方法が合わさって急造されたものらしい。
なので、ケーブルなどが剥き出しである。
ただしケーブルの表面もフェイズシフト装甲で覆われているので,ケーブル部の防御力が低くなっているわけではない

ザフトによってフリーダムやジャスティスと同期に作られたのだが、
上記の機体が強奪されてしまい、試作機のドレッドノートもパーツをバラされて秘密裏に地球に送られていたため、ザフトにおける唯一の核動力搭載機となり、
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦以降、その圧倒的な火力と世界破滅を企むクルーゼの能力によって多くの機体を葬った。
最終回ではキラの乗るミーティア装備状態のフリーダムを圧倒、ミーティアの破壊に成功するが、
フレイの乗る救難艇をも撃墜したことによりキラがSEEDを覚醒させてしまい、互角の戦いに持ち込まれる。
最後はキラによりビームサーベルをコクピットに刺され、その後ジェネシスの爆破に巻き込まれて消滅した。
デザインや性能、開発の背景やパイロットなども含めてジオングのオマージュと見られる。
しかし全体のシルエットや配色はどこと無くファーストガンダムを彷彿とさせるため、
「悪のファーストガンダム」として一時期議論の的にされたことも。
頭部のデザインは、クルーゼの仮面を思わせる意匠となっている。

+裏話
『機動戦士ガンダムSEED』放送当時、この機体の登場は、多くの視聴者を驚かせた。
ラスト3話で登場したことは既に述べたし、ラスボスのMSがいるであろうことは予測もされていた。
しかし、関連書籍や雑誌の情報やプラモデルの発売予定、(あまり気持ちの良い話ではないが)関係者からのリークといった理由で、
情報収集に熱心なファンであれば、「登場するから情報がある程度分かってしまっている」、
少なくとも「こういう機体が登場する」ということが予め分かってしまうのが近年の実情である。
ガンダムSEED放映時も勿論そうであったのだが――なんとこのプロヴィデンスは、そうしたネット社会において
「事前情報を視聴者に対しほぼ完全にシャットアウト」することに成功したという非常に珍しい例なのである。
この機体の情報を隠しきるのに、監督以下多くのスタッフは非常に苦労したという(それこそ死に物狂いだったとか)。
普段ネットで情報収集に熱心なファンほど、その登場にインパクトを受けたことであろう。

余談だが、誕生経緯自体はとんでもない間に合わせだったりする。
本来ならクルーゼは別の機体(後に『ASTRAY』に登場した)に乗るはずが、
福田監督が「今のキラたちが相手じゃ、ガンダムじゃないと太刀打ちできない」と判断、
その結果大急ぎで設定周りが作られ、デザインも担当した大河原氏が1週間で急造した。
こうした突貫作業の末に誕生したプロヴィデンスガンダムは、キラたちをも圧倒し、
そのサプライズぶりも相まってフリーダムに次ぐ人気を勝ち取ったので、福田監督の判断は正しかったといえる。
もっと早く気付いていれば関係スタッフも楽だったかもしれないが

続編では、この機体を参考にしたとされるレジェンドガンダム」と呼ばれるガンダムが登場することになる。
『電撃ホビーマガジン』(アスキー・メディアワークス刊)連載の『VS ASTRAY』では、ライブラリアンと呼ばれる組織が
この機体の改修型である「ニクスプロヴィデンス」を作りだし、同組織の指導者プレア・レヴェリーが搭乗している。

プロヴィデンスと正式名を書くとやや長いため、一部では『埼玉』の俗称(愛称)で呼ぶ人も多い。
理由は単純、背中に背負っている物のデザインがアレに似ているから。
+アレ
     \  │  /
       / ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ─ ( ゚ ∀ ゚ )< さいたまさいたま!
       \_/   \_________
     /  │  \

その他、漫画『SDガンダムフルカラー劇場』では初登場が正月近かったため、
フリーダムガンダムらに大量の飾りを付けられて熊手扱いされたり、
ゲーム『GジェネレーションSEED』にてウッソに「ダニモドキ」扱いされることもあった。

+パイロットについて

「私にはあるのだよ!この宇宙で唯一人、全ての人類を裁く権利がな!!」


ラウ・ル・クルーゼ

性別:男
人種:ナチュラル
誕生日:C.E.46年後半
出身地:GARM R&D社L4コロニー メンデル内研究所(ヒビキ研究室)
年齢:25歳(没年齢)
血液型:O型
身長:183cm
体重:77kg

仮面で素顔を隠している、ザフト軍クルーゼ隊の隊長。
その正体は地球連合軍のエースパイロットであるムウ・ラ・フラガ(声: 子安武人 氏)の父親、アル・ダ・フラガのとして、
キラ・ヤマトの父親、ユーレン・ヒビキによって生み出された存在であった。

ラウはC.E.46年、L4コロニー「メンデル」のGARM R&D社の研究所を訪れたアル・ダ・フラガのオーダーに伴い、
ユーレン・ヒビキ博士の手でアルの体細胞、「ラウ・ラ・フラガ」として同年内に誕生した。
人間のクローンを創り出す行為はC.E.世界でも違法行為であり、ヒビキ博士も当初は引くが、
アルが「法など変わる。所詮は人が定めたものだ」と押し通し、
ヒビキ博士もまたスーパーコーディネイターの研究資金を渇望していたためあっさり了承したのである。
ちなみに作らせた理由は、自分とは不仲な妻の影響を受けて育っている一人息子(ムウ)に納得できず、
代わりの後継者が欲しくなったから、という愚の骨頂を絵に描いたような下らないものだった。*1
しかし、ヒビキ博士は体細胞クローニングの宿命であるテロメア遺伝子の減少短縮問題を技術的に解決できておらず、
ラウは余命が短く早期に老いが訪れるという「失敗作」として誕生させられてしまう。
そのうえアルはラウが失敗作だと知るや手の平を返し、彼を家から追い出した。
ラウは自分を不遇な身体で誕生させたあげく捨てたアルを憎み、後年家を焼いて妻もろとも焼死させ、
以後ラウ・ル・クルーゼと名乗って生きていくことになる。
クローン故、テロメア遺伝子の減少短縮による老化と短命という問題を抱え、
細胞分裂を抑制する薬品を服用し、仮面で素顔を隠している。
不完全な自分を生み出し捨てたアルと、それを招いた人類の競争を憎悪し、戦争の激化による人類の滅亡を図る。
ちなみに「ル・クルーゼ Le Creuset」とはフランス語で溶鉱炉等の「坩堝」の意である。

幼年の頃には、アルが妻との間に普通にもうけた息子ムウ・ラ・フラガとも対面している。
二人はフラガ家の血統に伝わる特殊な空間認識能力を共有しており、
それは後年の軍入隊後、優れたパイロットの資質として活かされることになる。

プラントでザフトが建軍されると、これに入隊する。
パイロット養成課程を優秀な成績で終了したクルーゼは、エリートの証たる赤服(ザフトレッド)を与えられて
ヤキン・ドゥーエ戦役に出陣、コーディネイターに劣らぬエースパイロットとして頭角を現していった。
この頃、後にプラント最高評議会議長に就任する遺伝子工学者ギルバート・デュランダルに出会い、
自分と同じアル・ダ・フラガのクローンとして生み出されたレイ・ザ・バレルを保護し引き取っている。
また時期は不明であるが、キラ・ヤマトのプロトタイプとも言える存在のカナード・パルスを発見、
なぜかカツラを付けてキラ・ヤマトに敵意を持つように焚き付けていた。カツラのせいで絵だけを見るとデュランダルの仕業に見える。

C.E.70年2月22日の世界樹攻防戦では、モビルスーツでモビルアーマー37機・戦艦6隻を撃破。
その功績を称えられネビュラ勲章を授与される。
また、この時期すでにクルーゼは、テロメアの短さ故に老いていく自らの素顔を仮面で隠していた。*2

さらに同年6月2日、ジンハイマニューバの量産型1号機に搭乗しグリマルディ戦線で地球連合軍第三艦隊を壊滅させるなど、
トップガンとして獅子奮迅の活躍を見せた。

この戦いでメビウス・ゼロ部隊所属となっていたムウと交戦し、以降双方長きに渡る因縁の存在となる。
その驚異的な優秀ぶりから、周囲のザフト兵達の中には彼の実力や功績に激しい嫉妬を抱く者も数多かったらしいが、
彼が実はナチュラルであった事に気づく者はいなかったようである。
ザフト軍の事実上のエースがナチュラルだという事態からはコーディネイターの限界とザフトの人員の層の薄さが垣間見える。
彼がナチュラルである事は、デュランダルとレイしか知らなかったらしい。

C.E.71年1月25日、地球連合軍の最新型機動兵器であるG兵器を奪取するため
クルーゼ隊を率いてヘリオポリスに侵攻、5機中4機のG兵器を奪取した。
その際、ムウのメビウス・ゼロとシグーで交戦し、決着は着かなかったがMSの優秀性も相まって終始優勢を保った。

自らを生み出した世界を滅ぼすために、地球連合対プラントの戦争を利用し、
総力戦争をエスカレートさせることで双方共倒れに追い込み、全人類を滅亡させようとした。
そのために戦局の均衡を保ち、どちらか片方が有利にならぬよう、幾度も工作を図っていた。
オペレーション・スピットブレイクの標的地がアラスカの地球連合軍統合最高司令部のJOSH-Aである事を、
敵である地球連合軍に漏洩し、大量破壊兵器サイクロプスによるザフト軍壊滅と言う事態を招来した。

その後、秘密裏にザフト軍の最新鋭MSであるフリーダムとジャスティスに搭載されている
ニュートロンジャマーキャンセラーのデータを入手、フレイ・アルスターに「最後の扉」を開く「鍵」として渡し、
彼女をブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエル(声:檜山修之氏)の元に送ることで、地球連合軍の核攻撃と、
その報復としてのザフト軍のガンマ線レーザー発射兵器・ジェネシスの使用を導いた。

ヤキン・ドゥーエ戦役において最後かつ最大の激戦となった第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、
自らプロヴィデンスに搭乗して出撃、その圧倒的な戦闘力で多数の敵機を撃墜、ムウのストライク
ディアッカのバスターも退けた。
劇中での言動から、この攻防戦で初めてドラグーンシステムの実戦操作を行ったと思われるが、
同時に11基のドラグーンを使いこなしていた。
小説版ではプロヴィデンスにはその時初めて搭乗したことになっているにも拘わらず、
機体のポテンシャルを最大限に引き出した。

キラのフリーダムとの交戦では、互角以上の戦闘を繰り広げるが、
(見せしめのような攻撃で殺害した)フレイの死をきっかけにSEEDを発動させたキラに敗れる。
ジェネシスはアスランにより破壊され、最期は崩壊するジェネシスのガンマ線レーザーの光に焼かれ消滅し、
クルーゼの野望は潰えた。

なお、戦後、ユニウス条約の取り決めにより、国際法廷は開かれず地球連合/プラント両陣営それぞれで戦犯が裁かれたが、
この時クルーゼは被疑者死亡のままプラント側の戦争犯罪人に認定されている。
具体的な罪状は明らかにされていないが、モビルスーツ「プロヴィデンス」の発展改良型は
戦犯の乗機だったという理由でその名を襲名するのが忌避され、「レジェンド」と名づけられたと言われるが、
ザフトは公式に否定している(この2機の間に「プロヴィデンスザク」という機体が存在する)。
前述の情報漏洩やNJCのデータ漏洩など大事を起こしている彼が罪状不明のまま犯罪人とされたのに対し、
勘違いとはいえ中立国の難民シャトルを撃墜したイザーク・ジュール((声:関智一)が
デュランダル議長の施しで降格処分(本来なら死刑等の重罪)で済んでいる辺り*3、プラントの裁判の公平性は怪しい物である。
尤も、クルーゼの場合は戦後の調査で大事を起こしたことがバレた可能性も考えられる。

(以上、wikipediaより抜粋・転載、一部改変)

GBAの格闘ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でもやはり「MAIN MODE」の最終ボスとして登場。
「MAIN MODE」を難易度HARDでノーコンティニュークリアすることで使用可能になる。
ボスらしく通常攻撃の発生とリーチに長けるなど性能も高い。
ドラグーンは常時本体の周囲に3機が待機している。コマンド入力3秒後に発動するので、設置技として使おう。
どういうわけか同じくラウ機のシグーと共に、2Pカラーは赤色である。仮面繋がりか?

+ゲームでの活躍
ゲーム『Gジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズにも登場。
前者ではただでさえ少ない覚醒兵器持ちの中でも更に特殊防御アビリティを持つ為、かなり強力な機体として登場している。
ただ、当然のことながら後継機のレジェンドが完全上位互換である為、純粋に戦力としてなら、プロヴィデンスを運用する意味合いは薄い。
開発しようと思うと、どういう訳かレジェンドから開発しなくてはならないので、わざわざその為にレジェンドを育成する必要性が・・・
それもあってか「GジェネOVER WORLD」ではXアストレイと指揮官用ディンもしく指揮官用ゲイツとの設計でできるようになった。普通にXアストレイから開発出来るようにしろよとか言わない
ちなみに「Gジェネウォーズ」では1stのア・バオア・クー戦で条件を満たすと敵増援として登場する。
ここでは、「入手した初代ガンダムのデータを基に作り上げた」ということになっており、ロボ物
お約束の「敵が作った偽物」感が強い。
なお、ここに登場するクルーゼは「ガンダムLOVEなあまり自分用のガンダムが欲しい奴」と言って良く、
実に嬉しそうな口調で出撃していた。
ギャザービート系列のGジェネには、『SEED』初登場作となった「Gジェネアドバンス」ではSEED放送中の開発だったために情報が存在せず、
その代わりかクルーゼは終盤 フリーダムに乗って 登場した。
続く「DS」では平成ガンダムルートに進むと登場する他、ライバルルートにおいてはラスボス前の最後の敵として立ちはだかる。
「CROSS DRIVE」でも登場するが、こちらでは本機よりも男主人公用の機体となったXアストレイの印象が強いか。
後者ではゼーレや火星の後継者などを筆頭とする組織と手を組み、原作同様世界を破滅させようと企んでいた。
全般的に口が達者で、戦闘前台詞ではどうやって知ったのか気になるほど裏事情に精通した煽りをして
主人公側の怒りを買うことが多い。

第3次スーパーロボット大戦α』ではよりにもよって人類補完計画まで把握していた。
尤もそこまで知る事が出来るにも関わらず自分の都合で世界を滅ぼそうとする様は、
「みっともない恨み節」とばっさり切り捨てられてしまうのだが。
この話の前にボアザン星解放やらプロトデビルンとの和解やら地球人類以外と分かり合うイベントがあったので仕方ない気もするが。
しかし『スーパーロボット大戦J』においては木連の大将である草壁春樹を戦艦ごと撃ち落としている。
彼の単純すぎる善悪論や最期の悪あがきを醜いと感じたのかもしれないが、
世界を滅ぼそうとした男が後の悲劇の火種を絶つというのは皮肉な物である。
ちなみにこの『J』ではスタッフが把握してなかったのか技能欄にうっかり コーディネイター が入っている。
気力上昇に従いパイロット能力が丸ごと底上げされるというなかなか強力な効果なので恩恵があるのはいいのだが…
また同作では(声優ネタな面もあるが)『冥王計画ゼオライマー』の秋津マサトを敢えて木原マサキと呼び、
やはりなぜか知っているマサキの計画を遂行させようと唆し、
『スーパーロボット大戦W』では『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズの主人公の一人で
メビウス隊のクローンの一人でもあるプレア・レヴェリーにちょっかいをかけたりと、
スパロボにおいては似た境遇の人物が出演するとキラそっちのけで行動する節が見られる。
といっても、原作でもキラよりムウと戦った回数の方が多いのである意味原作再現か。
だが同作では、同じような宿命を背負いつつもそれを乗り越えて戦う存在が多く、
さらには同じくASTRAYの主人公の一人である叢雲劾に自身の行為を「無意味な戦い」とあっさりと否定されてしまっていた。
勿論、言い返そうとするもそれすら途中で一蹴されてしまう。
叢雲劾は当然『SEED』の世界でも活動しているので、原作におけるC.E.世界に存在するキャラに
完全に口で負けてしまったことになる。
また、なぜかかわいいものが好きという弱点も判明した。
彼が人形と共に育っていれば世界は平和だった……かもしれない。
なお今回もコーディネイター技能はあるがクルーゼはちゃんと所持してない設定になり、その分弱体化したとも言えるが
それを逆算してか強力な強化パーツをくっつけてきたり、二度目では命中・回避補正を与える指揮技能持ちを隣に伴ってきている。

アーケードゲーム『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T』ではこのゲーム唯一のドラグーン使用可能機。
計11基射出できるドラグーンや豊富な弾数のビームライフルで相手のHPを削り、
高性能な格闘で近づいてくる敵を追い払うという中距離主体の戦法を得意とする。
しかし他のMSより喰らい判定が大きいことや全体的に癖が強いことから扱いは難しい。

次作『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T II』ではドラグーンを使用できる機体が増えたが、
1基ずつばらまけるのはこの機体とレジェンドガンダムのみ。
また前作からの仕様の変化が全体的に有利に働き、機体自体の性能も何故か強化されていたため
(他の前作登場機も概ね強化されていたが)、最強機体の一角に数えられるほどとなった。
どれくらいかというと、全国大会の準決勝4チームのうち3チームがプロヴィデンスガンダム+ラゴゥという始末。
ただし、どう見てもバグなグリーンホーミングで暴れ回るストライクノワールや、
ランチャー改めバルカンストライクと異なり、スペックこそ高いが壊れた部分はないため、
立ち回りはドラ機体の基本を忠実に行う必要がある。パートナーのラゴゥも高性能だが地走機体のセオリーを学ぶ必要ががあり、お手軽機体ではない。
その上でドラグーンがノワール対策に優秀、荒れやすい大会でも安定した活躍をしやすいなどの要因があり、
大会最強レベルの機体となったのだ。要は製作者にもプレイヤーにも愛された機体ということ。

また、新しい覚醒の仕様によりこの作品中最速スピードで移動する「さいたまっは」(上記の埼玉とマッハをかけた呼称)は一見の価値あり。

BGMは気にしないでね

次シリーズ『機動戦士ガンダムvs.ガンダム』では流石に参加しなかったが、
次作『機動戦士ガンダムvs.ガンダムNEXT』のPSP版でSEED枠とDESTINY枠の中から唯一の追加機体として参上。
システムとドラグーンの使用方法が前シリーズとはかなり違うことから前シリーズでの強さは無くなり、
コスト2000枠の真ん中くらいとされている。
アシストはゲイツで、命中するとスタンするエクステンショナル・アレスター(まぁ要はサーベル付きのアンカーである)を射出して攻撃する。
また前シリーズには殆ど無かった原作再現のアクションが増えた。
SEED枠ではアスランのジャスティス(ギアではない)が最有力だった中での参加だったため色々反響があった。
まあアスランと比べればボイスが使いやすそうだし、ジャスティスのアシストと聞かれてもパッと出てこないし
(カガリはキラに使われ、イザークは使用機体でディアッカがアシスト、M1はムウのアシストのムラサメと被りそうだったり、
 ニコルはイージスで使用済だしジャスティスに乗るときには死んでいるので問題外)、
仮面繋がりやガンダムシリーズの声優つながりもあるし、と考えれば妥当だろうか。
ラウ「ん?アスラン、トップガンとして与えられた君の最新鋭機はどうしたのだ?」

次作『EXTREAM VS.』ではOPムービーや無印SEED機体のデモムービーで堂々と姿を見せている。
この為、マスターガンダムやシナンジュと共にタイムリリース機体として参戦する可能性が高いと見られていた。
そしてオンラインアップデートによりアッガイと共にプレイアブル化。

コストは前作から引き続き、何故かファーストや設定上劣るストライクと同じ2000コスト。
そのため性能も抑えめで、原作での圧倒的な強さを知るファンはやや違和感を感じる仕様となっている。
もっとも、これはこの上の準高コストである2500帯にファンネルなどを使用するオールレンジ攻撃を保有する機体が
キュベレイ・サザビー・ケルディムガンダム・クシャトリヤと四機もいるので仕方ないことではあるのだが。

機体の性能は前作同様ドラグーンを生かした中距離向きの万能機。
2000コストながらドラグーンの性能は驚異的で、上位コストのオールレンジ攻撃を模倣したような武装が多い。
νのような単発射出と、ケルディム・ストフリと同様の一斉射出が可能なほか、
大型ドラグーンを使い、一定時間フィールドに相手をスタンさせるビームの網を張る「ビーム・カーテン」と呼ばれる設置技が使用可能となっている。
格闘は踏み込みが弱いが判定が強いと迎撃向きでコスト相応という感じ。

欠点は最大火力が低いことと、射撃でダウンを奪う手段に乏しいこと。そしてビーム兵器しか持たない事。
迎撃に安定する択が無く、
また射撃寄りの性能故に対ビーム、対射撃バリア装備を持った機体が天敵となる。
そんな自衛力の低さと天敵の無効化装備を持った機体が上位の性能を持ち対戦ではかなりの頻度で出没することから、
下位ランクの評価となってしまっている。
それでもドラグーンによる間断ない包囲射撃は相手からすればかなり鬱陶しく、
原作のように単騎で戦況を覆すような機体というよりは、戦場の流れを作ることに優れた機体と言えるだろう。

次作『EXVS FULLBOOST』でも続投。ローゼン・ズールの参戦やクシャトリヤのコスト降格によって2000唯一のオールレンジ攻撃機体ではなくなった。
性能や特性的にはほとんど変化がなく、ほとんど前作と同じ感覚で使用可能。
だがスサノオやヴァサーゴCB、試作二号機が原作での強さを鑑みてか2500コストに昇格する中、
本機は前作同様「ラスボスなのにコスト2000」という微妙な立場に置かれてしまっている。
「X2改とクシャトリヤもコスト下がったじゃん」と思うかもしれないが、彼らはあくまで「中ボス」。
それに対してプロヴィデンスは名実ともに「SEED」のラスボスなのである。武器が少ないし他のファンネル機と差別化しにくいからというのは禁句
もちろん、原作では互角どころか舌戦・MS戦で圧倒したフリーダムに対しては前作から引き続きコスト差で苦しい戦いを強いられる。

EXVSシリーズ第3作『マキシブースト』では待望のコスト2500に昇格。ラスボスの面目躍如といったところか。
派手な新技はないものの、上昇したコスト相応に性能は上昇。
横格闘に3段目が追加されたり、サブ射撃にドラグーンを自機周囲に展開して射撃させる新技が追加された。
また、後格闘は原作再現でサーベルを横一閃する新技に変更。
サーベルには射撃に対するガード判定があり、原作よろしく弾幕を「切り払って」止めることも可能。

トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』には、「ビルドMS 1弾」にパーフェクトレアで参戦。
Pレア版はHPとアタックが高いパワーファイター。所持アビリティはもちろん「ファンネル」(ビット・ドラグーン・ファングもアビリティはファンネルになる)。
発動さえすれば先攻扱いになり追加入力成功で大ダメージを与えられるため、単機ロックオン時ならスピードがやや遅い弱点を十分に補える。
ノーマル版は「速烈」持ちのバランス型の機体になっており、運用方法は大きく異なるもののこれはこれで強力な一枚。
必殺技は「ディバイン・オブ・ドラグーン」。
ドラグーンシステムを射出しオールレンジ攻撃後振り上げたビームサーベルで叩き斬る。

パイロットのラウ・ル・クルーゼはマスターレアで登場。
Mレア版は高いアタック補正のアタックバースト持ちとアタック特化。そして敵を撃破するたびにHPを2000回復するパイロットスキルを持つ。
これまで回復スキルは「特定のラウンド突入時」に発動するのが多かっただけに多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
敵を倒すたびに回復が出来るスキルは強力なので、使い道の多い一枚となっている。

「見える… 見えるぞ、世界の終焉が!

はーっはっはっははっ! はーっはっはっはっは!!」



MUGENにおけるプロヴィデンスガンダム

MUGENでも、クルーゼの乗る機体としてkat-too氏によって製作され、一時SkyDrive解約で入手不可になったが、12/03/21に別アップローダーにて再公開された。
スプライトはGBAの格闘ゲームのものを使用。
ドラグーンシステムも健在で、元ゲーム同様に試合開始直後に3機を分離させて待機させることになる。
このドラグーンは相手に合わせて設置するのだが、ビームによる射撃のため、非常に範囲が広く、
同時に撃たれると防ぐ手段が見つからないため、強力な弾幕を張ることができる。
また、このドラグーン、本体が食らい途中だろうがガード中だろうが設置することができるため、
コンボしている途中でもドラグーンによる追撃によって妨害されやすく、コンボが途切れてしまう。
そのため、フル調整で行った場合は、軽く狂キャラになってしまう。
ドラグーンの設定は調整できるため、ある程度抑えておくのがいいだろう。

最後の更新では、後継機であるレジェンドガンダムのビームジャベリンが追加された。
また、付属のテキストでは八段階でドラグーンのレベル調整の目安が書かれている。

出場大会

削除済み
更新停止中


*1
一個人としては相当なダメ人間であり、それもあってか死後、息子にあらん限りの言葉で悪し様に言われてしまった。
ただし、息子は幼い頃に彼と一緒に写った写真を大事に持っており、少なくとも親子仲の方は夫婦仲よりは
上手く行っていたたことが示唆されている。

*2
なお彼の素顔を知ろうとした、もしくは知っている者は戦死してしまうというジンクスがあるらしく、
実際、彼の素顔を知りたがっていたミゲル・アイマン及びニコル・アマルフィは戦死してしまっており、
彼の素顔を見たフレイやフラガもその直後に戦死している。フラガは後付設定で生きていたことになったが。
また続編『SEED DESTINY』でも、彼の素顔を知っているデュランダルとレイも戦死してしまっている。
ちなみにこのジンクス、公式設定である。

*3
まぁ、イザークはプラントを核ミサイルから救ったり、その中立国の最重要人物の盾になって命を救うなどの
活躍をしていたのもあるだろうが。
イザークの名誉のために言っておくと、シャトルを撃墜した際の戦況は完全な混戦の様相を呈しており、
そんなデッド・オア・アライブな状況下で単身シャトルが地球に逃れる=相手方のエライ人が乗った脱出用シャトルと
見なされても仕方なかったのも事実である。
あんな混戦模様で中立国の難民シャトルが飛ぶなんて、事情を知らない敵側にとっては予想する方が難しいという意見も。