低空ダッシュとは、空中ダッシュをジャンプから最速で行う基本テクニック。通称
「低ダ」。
やり方は「レバーを斜め前上」→「すぐ中央に戻す」→「すぐに前」
テンキー表記では、9N6(↗・→)。ゲームによってはこれ以外でも出せる(Nに戻す必要が無かったり99で出たり)。
CAPCOMの『
VS.』シリーズの場合「レバー上方向」→「すぐにPPP同時押し」でいいので結構簡単である。
使用用途は様々で空中ダッシュがあるゲームでは必須テクニックの一つとも言える。
- 隙を見て飛び込みたい時
- 最低空で攻撃を出してコンボや固めのパーツとしたい時
- 飛び越えてめくりたい時
- 後ろへ間合いを広げたい時
など。このように攻めの布石、継続において重宝するが、反面防御に関しては、
- 基本的に途中で軌道変更ができない
- 基本的に空中ガードが出来ないので相手に対空等で合わせられると弱い
- 空中ダッシュ出がかりの行動不能時間は無防備
- 失敗すると通常ジャンプになり、場合によっては格好の的となる
などの欠点がある。
また空中ダッシュには大抵高度制限があるので、超低空でのダッシュは出来ない。
またこれと似たようなテクとして
低空必殺技がある(「登り空中必殺技」等とも)。
低空必殺技とは、文字通り空中必殺技を地面ギリギリの低空で出すこと。
やり方としては地上で必殺技
コマンドを入力し、次にジャンプ方向を入れて、最後にボタンを押す。
「(空中)↓↘→+X」なら「(地上)↓↘→↗+X」
「(空中)←↙↓↘→+XY」なら「(地上)←↙↓↘→↗+XY」
「(空中)→↓↘+A」なら「(地上)→↓↘↗+A」
「(空中)→↘↓↙←→+C」なら「(地上)→↘↓↙←→↗+C」
キャラによってはジャンプ移行(ジャンプモーションだが地上判定の時間)があるので、キャラがジャンプするまで少しボタンを押すのを待つことがコツ。
待つのが苦手なら、↓↘→↗↑↖のようにレバーをぐるんと回してからボタンを押すと良い。
ちなみにジャンプしてから超高速でコマンド(「↗↓↘→+P」など)しても限界があるので、最低空には多分ならない。
格ゲーの中でも有名なテクとしては、
この人などだろうか(そのまま慣性で飛び上がるので「低空」という感覚は持ちにくいが)。
これのメリットとしては、
- 中段判定の空中必殺技を最低空で出して見切りづらい崩しを掛けられる(梅喧の低空「妖斬扇」やジャギの低空「北斗千手殺」、川澄舞の低空「弧月」など)
- 空中専用の必殺技を低空でのコンボパーツに出来る(レイの低空「南斗迅襲嘴斬」、サウザーの低空「南斗爆星波」など)
- 空中専用の超必殺技を地上技感覚で出せる(ケーブルのSJバイパー、サウザーの低空「彷翔十字鳳」など)
などがある。逆にデメリットとしては、
- 必殺技自体に無敵があっても最初のジャンプモーション中は無防備
- 上昇ベクトルをキャンセルしない必殺技の場合ガードされると隙だらけ
- 入力に失敗するとただの地上必殺技やジャンプに化けて隙を晒す。ゲームによってはハイジャンプに化けてしまい悲惨なことに
などがある。
なおダッシュがステップになっている格ゲーではステップ中に空中必殺技(一部特殊技も)を出せる場合があり、
こちらの方がジャンプより低空で技が出る。
ステップの慣性が乗っかるため、
突進技がより高速になったりステップ特殊技だけで永久出来たりする。
バックステップでも同様で、空中発動の飛び道具を逃げながら撃てたりといったことも可能。
関連項目
最終更新:2023年02月27日 20:51