流竜馬


「今、日本国民が味わっている恐怖感を、きさまにも味わわせてやる……
  ゲッターの恐ろしさをな~~~!!」

石川賢の『ゲッターロボ』を始めとする一連の著作『ゲッターロボサーガ』*1や、TVアニメやOVAにおける登場人物。
読みは「ながれ りょうま」。ゲッターチームのリーダーであり、ゲッター1、ゲッタードラゴン、真ゲッター1のパイロット。
他のメンバーは神隼人と巴武蔵。武蔵が戦死した後は車弁慶が加入している。
彼らは人間関係や設定などに若干の差異はあるものの、基本的にどの作品にも登場する。
(『新ゲッターロボ』は若干特殊で、武蔵と弁慶のポジションには「武蔵坊弁慶」という人物が納まっている)
愛称は「リョウ」。ほぼ初対面の早乙女博士や、敵である帝王ゴールにまで呼ばれるくらい浸透している。
ただしOVA作品では基本的に「竜馬」と呼ばれる。
作品によっては主人公では無いが、ほぼ全ての作品で主役級の活躍を見せている。
まあ、そのせいで本来の主人公の影が薄くなったこともあったが…。
尤もゲッターどころか、ロボットアニメを代表する主人公なので本来の主人公より目立つのは仕方ないし、
一応自重する場面もあるので主人公(笑)というよりは、誰が主人公か分からない状態だろう。

担当声優はTV版・ゲーム『ゲッターロボ大決戦!』では『北斗の拳』のケンシロウなど多くのアニメの主人公を演じた神谷明氏。
OVA版では『超人学園ゴウカイザー』のキャプテン・アトランティス朝比奈亮、『カイザーナックル』の月光役の石川英郎氏。
ちなみに電撃CD文庫版『KOF'94』ではそれぞれ無敵の龍最強の虎を演じていたりする。

+ 竜馬の変遷

性格は70年代に放送したTV版では、真面目で責任感の強い熱血漢だが、
漫画版では全体的に近寄りがたいオーラを漂わせており、特に序盤は10代の少年とは思えないほど野蛮な人物だった。
立ち塞がる相手には容赦なく攻撃を敢行するが、一方で恐竜帝国に捕らえられた人々を巻き添えにする事を躊躇したり、
チームメイトの死に慟哭したり、自身の道場の門下生を死なせたヤクザに報復したりと、あくまで過激な性格なだけであって
決して悪人では無く、ガチの極左反政府テロリストで手下を殺すことも何とも思わない神隼人*2に比べれば至極まともな人間である。
…雨の中で野良犬の首をちぎり飛ばしていったり、向けられたナイフのを握り締めて流した血で
ヤクザを脅す(『新ゲッターロボ』序盤)人間がまともかはまた別だが。
+ 原作漫画版での竜馬

また、OVA『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』では他作品より粗暴な一面が強く、
敵に取り込まれた人々を一緒に犠牲にしてでも敵を倒すなど*3、原作漫画版以上に非情な一面も見せている。
性格や外見など、同じ石川作品『魔獣戦線』の主人公・来留間慎一をモチーフに加えていると思われる。このあたりは
(大人の事情でクレジットにこそ記載されていないが)1話~3話の監督を担当した今川泰宏氏らしい手法といえる。
『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』では武闘派であるものの基本的に気の良い兄ちゃん、
『新ゲッターロボ』では原作漫画版寄りの短気かつ好戦的、といったように
作品ごとに性格やキャラ設定が微妙に異なっている。
ちなみに『世界最後の日』の竜馬は旧ゲッターをブラックゲッターへと改造したり月よりガニメデが大きい事に言及したりと
性格や言動の割に歴代でも屈指のインテリ竜馬である。

身体能力は、凄まじい操縦負荷を持つゲッターロボに乗れるだけあって非常に高く、
特にOVA作品では生身で子供を抱えて空中から飛び降りても無事だったり、相手に竜馬無双したりと
年々化け物ぶりに拍車がかかってきている。
とはいえ、マッハで飛び回るゲットマシンの上で生身で恐竜帝国のキャプテンと渡り合うTV版竜馬も結構大概であることは確かだったりするが。

「俺はいつかその地獄ごと…ゲッターをぶっ潰す!」

よくわかるゲッターのやばさ

「長雨で犬まで気が立ってやがる」

漫画版では早乙女博士にゲッターチームの一員としてスカウトされた後、
恐竜帝国、百鬼帝国との死闘(文字通りの意味)を繰り広げることになるのだが、
やがて真ゲッターの力、ゲッター線の暴走とそれに伴う弁慶の死、ゲッターの進化の果てであるゲッターエンペラーの姿、
進化を遂げつつある真ゲッタードラゴンのパワーとそれによる早乙女研究所の壊滅を目の当たりにし、
ゲッター線から離れることを決意、ゲッターチームを脱退してしまう(『真ゲッターロボ』)。
しかしその15年後、一文字號という青年との出会いから再び真ゲッターロボに搭乗。
メタルビーストとの激闘の末、ゲッター線と一体化して火星へと飛び立っていった(『ゲッターロボ號』)。
その後竜馬がどうなったのかは不明だが、数千年以上の遥かな未来におけるゲッターエンペラーから放たれた声は
流竜馬のものと同じであった事が『真ゲッターロボ』劇中にて語られている。
その後、『ゲッターロボアーク』にて彼の息子である流拓馬がゲッターロボアークに乗り込むことになる。

「ゲッタアアー!! うおお!! ゲッターロボ!! きさまはいったい何者だ!?
  何を考えているんだ!! きさまはおれたちに何をやらせる気なんだ!!」

「 ゲ ッ タ ー ロ ボ ! ! 」

各作品で初代ゲッター、ゲッターロボG、真ゲッター等、機体の違いはあれど
ほぼ全ての登場作品において、「ゲッター1」から連なるゲッターロボの空中戦用形態のパイロットを務めているが、
『ゲッターロボ號』のみ、一文字號が空中戦用形態のパイロットなので、竜馬は自重した形で真ベアー号のコックピットに乗り込んでいる。
(『ゲッターロボ號』の真ゲッターは真ゲッター3に変形しなかったので、竜馬がゲッター3系統を操縦する描写はない)
この意趣返しなのか、OVA『世界最後の日』で始めて真ゲッターに搭乗した際は、
竜馬が真イーグル、ゴウが真ベアーに搭乗している(この時武蔵は一人乗りのゲッター3でインベーダーと戦っていた)。

+ 外部作品での扱い


MUGENにおける流竜馬

真ゲッター1ラ=グース同様、Nobuyuki(信遊亀)氏が制作した手書きキャラが存在。
外見は、漫画版『ゲッターロボ號』やOVA『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』における道着姿に近い。
ボイスはOVA版で竜馬を担当した石川英郎氏のものが採用されている。
AIはデフォルトでは起動しないが、開幕デモの間にスタートボタンを三度入力することで起動する。
残念ながら現在は公開を停止しており、入手不可能。
ニコニコMUGENにおいては(現存する動画では)以下動画での出番が唯一かと思われる。

+ 技解説(READMEより抜粋)

+ YouTube動画

出場大会

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削除済み

出演ストーリー

無限戦記(真ゲッター1のパイロットとして)
勇者王ガオガイガー∞(真ゲッター1のパイロットとして)
夜風物語(戦闘は真ゲッター1)

「一体これから何が起きるんだ」
「すばらしいことだよ」


*1
誤解される事も多いが、初代『ゲッターロボ』は漫画とアニメのどちらかが原作という訳ではなく、
東映がダイナミックプロに企画を依頼して制作が進められた、同時進行のメディアミックスに近い形である。
この他、同じ東映&ダイナミック作品の『マジンガーZ』も似たような形式で制作されている。

*2
尤も、隼人もまた話が進むと丸くなり、後の話では昔の手下達を「友達」と呼び、
彼らが百鬼帝国に利用された事で泣くほど悲しむ
様子も見せるようになっている。
とは言え、その次のエピソードで、ゲッターロボの開発者である早乙女博士の命を守る為に、
結果的に民間人を見殺しにして敵の出方を見たりと、時と場合によっては非情な選択を選ぶ事も少なくは無かった。
『ゲッターロボ號』では爆弾を解体するために部下や婚約者まで犠牲にしており、
この事で咎められた際には「やつらへの言い訳は地獄でするよ」と答えている。
そして、爆弾を解体するために次の犠牲として選んだのは自分自身であった(結局止められるが)。
『新ゲッターロボ』では、最初はそれこそキチガイっぽい言動が目立ったが、最終的には誰よりも冷静に物事を見れる人物となる。

*3
一応誤解の無いように説明すると、この時インベーダーに取り込まれた人々は、実質敵と融合していた状態であり、
正直なところ、引き剥がして助ける事は どうあがいても不可能 と考えて良い状況であった。
真ゲッターを操縦するゴウ達も人質を取られた事によって攻撃を躊躇して防戦一方になっており、
竜馬がブラックゲッターで救援に来なければ、どう考えても敗北は必至だったのも事実である。
インベーダーに取り込まれた人々を躊躇せず殺したのは、元の身体に戻る見込みのない人々を
一刻も早く苦しみから解き放つ為の、竜馬なりの苦渋の決断だったのではなかろうか。やさぐれてるチェンゲ竜馬だから多分即決だろうけど
+ 『第2次スーパーロボット大戦Z』ネタバレ