対魂斗羅戦艦ドドリゲス

コナミのアクションシューティングゲーム『魂斗羅スピリッツ』の4面に登場するボス。
名前の通りエイリアン軍が魂斗羅に対抗するため作り上げた空中戦艦。
何だかすごい名前であるが、『スーパーマリオUSA』の絨毯乗ってる鳥と同名と書くと一気にすごくなくなる
極限流空手師範代グリーンドラゴンとも無関係。

最初は強制高速スクロールの地上面で船底のみ現れて頭上から砲台で攻撃してくる。
ステージラストでは味方のヘリから次々と発射されるミサイルにぶら下がりながら空中でドドリゲスの船尾と戦うことになる。
艦に着弾して爆発するミサイルから次々と飛び移りながら上下のシールド発生装置を破壊してバリアを消滅させ、
剥き出しとなったコアを集中攻撃するという『魂斗羅』シリーズ屈指のお馬鹿で熱いシチュエーションのミッションである。

たった2人の人間を倒すためだけにわざわざこんな大掛かりな戦艦を造るとはエイリアン側も相当なものだが、
それを倒すために魂斗羅がぶらさがっているミサイルを躊躇無く発射し、
さらにその後ろから(魂斗羅がいるにも拘わらず)ミサイルをドカドカ撃ち込んでくる友軍も明らかに頭がおかしい。
もちろん、最もおかしいのは後方から殺到するミサイルを飛び渡って、片手でぶら下がりつつ片手に持った銃を撃ちまくり、
この巨大戦艦を生身で撃破する魂斗羅本人であることは言うまでもない。
その際、大爆発に巻き込まれたかと思いきや、何事もなかったかのようにヘリに戻っている。いつの間に、どうやって……。
しかもヘリ内の座席ではなく、何故かまたヘリ下部のミサイルにぶら下がっている。
エイリアンを完全に殲滅し、帰還する時もやっぱりミサイルの下。なんなんだアンタら。

ネオ魂斗羅ではルームランナーの要領でヘリのローターの上を走って乗っている。
そういう乗り物じゃねえからこれ!!


MUGENにおける対魂斗羅戦艦ドドリゲス

-SyN-氏により「The Alien Mother Ship(TMS)」という名前で、ミニゲームとして製作されていた。
公開サイト「ClubSyN-X-Treme」が閉鎖したため、現在DL不可能。

人間の操作は全く受け付けないCPU専用キャラなので、以下の文章で使用キャラと言ったらTMSではなく、
TMSに挑戦する側のキャラの意味である。

+ 導入方法の説明
  1. まずDLしたファイルを解凍し、TMS.rar、TMS_Patcher.rar、TMS_stageHR.rar、TMS_stageLR.rarの四つのファイルを取り出す。
    • 中身はそれぞれTMS.rarがキャラ本体。TMS_Patcher.rarは敵にあてるパッチ。TMS_stageHR.rarとTMS_stageLR.rarは専用ステージ
      (前者がハイレゾ、後者がローレゾ環境用)。
  2. キャラ本体(TMS.def)をselect.defに登録し、同時に同梱されている専用ステージ(the_mother_ship.def)も登録する。
    • ステージは自分の使用するMUGEN本体にあわせハイレゾ、ローレゾを選択すること。
    • 表示倍率の都合で、この専用ステージで以外ではまともにプレイできない。
      また、他のキャラがこのステージで登場した場合も支障が出るので、全キャラにステージを登録するか、includestage=0を設定するなどした方が良い。
  3. 使用したいキャラにパッチをあてる。
    • lash.exeとpatchesを同じフォルダに置きlash.exeを実行すると、
      サブフォルダにある全てのcmdファイルの末尾にTMS専用記述が追加され、対応が可能となる。
      なお、lash.exeを置いているフォルダに直に置いてあるファイルには影響しない。
    • 自動的に全cmdファイルに記述が追加されてしまうが、_lash_backupというフォルダが自動生成され、
      その中に元のファイルが保存されるので元に戻すことは可能。
なお、使用するキャラによっては元からの記述との相性で、手順通りにパッチをあてても不完全な状態にしかならない場合もある。
余談だが、SFFを覗いてみると何故か未使用の友軍ヘリや『魂斗羅スピリッツ』のステージの画像が入っている。詳細は不明。

原作との違いは
  • ミサイルに掴まるのではなく、上に乗って戦う(ちなみにミサイルに攻撃判定を付けて立たせている模様*1
  • 回復アイテムがランダムで出現。常時+か-の10、20、50の数値で変化し、触れることでライフ増減量が決定される
  • シールド発生装置からのバルカン攻撃がなく向こうからは一切攻撃してこない
  • 何故かBGM沙羅曼蛇
下段のシールド発生装置の破壊が難しい。
使用するキャラによって難易度が大きく変わり、投げキャラが不利(というか無理ゲー)なのは予想できるだろうが、
敵のパワーゲージを常に0にしてしまうという仕様のため(表示されないので分かりにくいが)、
ゲージ依存率が高い性能のキャラも全性能を発揮できずかなり不利な条件となる。
ちなみに、逆に極端に相性の良いキャラの場合はシールドを突き破ってコアだけ破壊できてしまう場合もある。
プレイヤー操作(6:35~)

射撃技が豊富なキャラだったり、自由に飛び回れるシューティングゲームのキャラは楽勝。
反面、打撃で接近戦を挑むのはかなり無理がある。TMSの中心軸の位置が結構見た目よりも手前にあるため、
キャラによっては突進技を使おうとした時に振り向きが発生し、後方に吹っ飛んでしまうような場合もある*2
元の『魂斗羅スピリッツ』がそうなのだから、向いていないキャラで無理をするよりは、
素直にアクションシューティングだと思って適したキャラを探した方が楽しめるだろう。
投げキャラでは無理ゲー(7:53~)
和尚様はやはり空中戦のプロフェッショナルだった(8:29~)

ちなみに、原作3面ボスの「大覚ロボビッグファズ」もOMEGAPSYCHO氏が製作している。

出場大会

プレイヤー操作



*1
それで察した人もいるだろうが、かみキャラ代表格の一人であるの場合は…下の動画のようになる。
7:40から。これは酷い

*2
パッチをあてるとassertspecialで常時noautoturnを使い続けるので自動で振り向くことはなくなり、
もし振り向いてしまった場合でもすぐに振り向かせ直すようになってはいる。
ただ、それでもキャラの記述の中にあるTurnは無効化できてはいないので、一瞬振り向いてしまった時にVelSet等が働き、
その後で再度振り向いて…ということが同一フレーム中に起こることがある。


最終更新:2022年02月03日 09:45