投げ技、特に
コマンド投げを主力にして戦うキャラクターの事を指す。
間違っても殺 げキャラではない。一部作品の技によってはそう言える程の威力があったりするが
格闘ゲームにおいて、
波動昇龍や
タメキャラと並ぶ定番のジャンルとなっているが
投げキャラか否かは投げ技の有無だけでなく、実際の
立ち回りを見て判断される場合が多く、
波動昇龍やタメキャラのように「コマンド投げがあるキャラはみんな投げキャラ」とは一概に言えず、少々定義が難しいジャンルでもある
(例えば忍者系キャラは『カムイ伝』の
飯綱落としの影響か、「空中投げ」or「つかんだ後飛び上がって落とす投げ」持ちが多いが、
他に手裏剣など飛び道具や打撃・斬撃など手数が豊富なケースも多いので、上記の投げ持ちでも該当しないキャラの方が多い)。
ニコニコ動画でも定期的に投げキャラオンリーの大会が開かれている。
分類
投げキャラと呼ばれているキャラを大雑把に分けると、概ね以下の2(+1)タイプに分類できる。
パワー型
コマンド投げを最大のダメージ源とする投げキャラの基本形。
ザンギエフや
ヒューゴーなど、CAPCOM作品の投げキャラはこのタイプがよく目立つ。
このタイプのキャラはダメージ・投げ間合い・発生共に優秀なコマンド投げを持っており、
超必投げともなれば、5割前後(あるいはそれ以上)をばっさり奪える高い爆発力が魅力。
反面、
レバー2回転を筆頭に
烙印コマンドや
逆ヨガ×2など投げコマンドの難度が高い。
加えて攻撃力との兼ね合いから移動力を遅く設定され易く、
ガン待ちや
ガン逃げ、
トリカゴへの対処が特に難しいため、まったくの初心者には少々敷居が高い。
特に
コンボの比重が高い作品では、必殺投げ単発よりもコンボの方が威力が高い事になり、パワー型投げキャラ涙目な事も多い
(投げをコンボに組み込める作品は除く。
…が、パワー型の必殺投げは特にコンボに組み込み辛いし、組み込めた所でコンボ補正により
他の技と火力の差が無かったりする)。
テクニック型
ガード崩しや
起き攻めの手段としてコマンド投げを活用するタイプ。
こちらは投げ技ばかりを狙うわけではなく打撃に投げを織り交ぜ、相手にペースを握らせないような立ち回りで戦う事になる。
いかに相手の守りを崩し自分のペースに持ち込むか、相手との駆け引きが熱い玄人好みのキャラクターと言えるだろう。
このタイプの投げキャラといえば軽量級投げキャラの始祖である
YAWARA二人のリョウコ。
そして「技のクラーク」こと
クラーク・スティルだろう。
当然このタイプの機動力はパワー型に比べ優れる事になる。
本来は投げキャラではない『ストII』初期の
春麗も割とこんな感じであった
(
必殺技が使いづらかったから
通常技主体で
戦わざるを得なかったという理由もあるが)。
当時は投げ抜けなんて存在せず、通常投げでさえ
昇龍拳よりも威力があった時代なので。
また、相手の飛び込みへの対抗手段として(地上でコマンド入力する「対空投げ」では無く)相手のジャンプを見たら素早くこちらもジャンプして
恐ろしく投げ間合いの広い空中投げで撃墜するという方法があり、この意味では「投げキャラ」と言えるかも知れない。
あの当時の投げ間合いは、今の感覚で言えばもはや「
通常投げの入力で出るコマンド投げ」に等しい。
初代春麗の他、『ターボ』のバルログも異様に間合いが広い空中投げが対空技として用いられた。
投げも使える打撃型
投げも使えるが、打撃の方がダメージソースとして占めるパーセンテージの大きいキャラ。
早い話が
「投げるより殴った方が強い」のがこのタイプ。
とはいっても投げが必要ないのではなく、強力な投げを
プレッシャーとして相手にちらつかせ、
立ち回りを優位にするというパターンが多い。テクニック型のより極端なタイプとも言える。
厳密には投げキャラではないが、投げキャラと見なされやすいタイプと言えるだろう。
ブルー・マリーや
山崎竜二等はこちらに分類される(『
餓狼伝説3』以降はコンボ重視で
投げ専門のキャラは排除されたのもあるが)。
ニコニコ的には「
ハイパーボッ!!」の知名度のおかげで、しょっちゅう投げキャラとミスリードされる
アレックスが有名。
というか、印象的な
超必殺投げがあれば、それだけで投げキャラと分類されやすい。
また、キャラ性能の調整時に投げの弱体化や打撃の強化を行った結果、こっち側に足を突っ込む投げキャラも結構いる。
あのザンギエフでさえ、
打撃の方が強くなってしまった時期がある位である。
『
KOF』の
大門五郎も実質的にこのタイプとしてしばしば壊れ気味に猛威を振るう。
…というか、『KOF』独特の仕様も相まって
上記の3タイプ全ての要素を併せ持つハイブリッドタイプである。そら強キャラになるわけだよ。
また、全キャラ
飛び道具と空中ダッシュ・空中ガード完備な『
サイバーボッツ』の
G・ヴァイスもこれに当てはまる(当然強キャラ)。
ちなみに上記に全くもって当てはまらないキャラでも、
使い手の投げの精度が高ければ「投げキャラ」と呼ばれるケースが少なからずある(前述の春麗が正にそれ)。
MUGENではキャラの
AIを自由に組み込む事が可能なので、通常投げの1つでもあれば強引に投げキャラにしてしまう事も可能。
まさしくMUGENの可能性である。
投げキャラと呼ばれるキャラクターの一例
プロレスゲーム
プロレスゲーム以外
MUGENオリジナル
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参考:ニコニコMUGENwikiに存在する「投げキャラ」のタグが付けられたページ一覧 |
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関連項目
最終更新:2023年08月10日 00:02