ガッツ星人


「貴様など、相手にならぬ」

ウルトラセブン』第39・40話「セブン暗殺計画 前・後編」に登場した宇宙人。別名「分身宇宙人」。
鳥に似た大きな頭が特徴。身長2~40m、体重200kg~1万t。
「いかなる戦いにも一度も負けた事がない」と豪語する程の自信と、
それに偽りのない実力を有し、数多くの戦いに悉く勝利してきた強豪宇宙人。
その肩書きどおり、バルタン星人のような分身能力を有しており、相手を惑わす戦術を得意とする。
勿論某剣士とは関係無い。

+劇中、並びに派生作品の活躍
劇中では、地球侵略のために地球人の心の拠り所であるウルトラセブンを抹殺し、
全地球人の戦意を喪失、降服させる為に「セブン暗殺計画」を実行した。

前編ではまずガッツ星人達はウルトラセブンのあらゆる能力を分析する為、テスト用の怪獣として豪力怪獣アロンを送り込む。
収集した戦闘データを分析後、直接ウルトラセブンと対決する為にセブン=モロボシ・ダンを誘い出そうとする。
(前途のアロンの際にも同じ事をしているが、モロボシ・ダンがやってこなかった場合は知らん顔をし、
 ダンが出てくるまで何度も防衛隊に偽の情報を送り続けた)。
一度目の対面の際、ダンは自分の代わりにカプセル怪獣ウインダムを向かわせるものの、テレポートで翻弄される上に、
一瞬の隙を突かれて円盤からの光線攻撃で急所をやられてしまい、倒されてしまった。
ダンも一度はセブンに変身しようとしたが、不審に思って変身を止め、退却。
その後、泉ヶ丘にてガッツ星人の罠に嵌ってしまい、已む無くセブンに変身。ガッツ星人と直接対決をする。
暗殺計画なのに直接対決しているけど、あんまし気にしないように。
しかし、ガッツ星人は事前に戦力を分析していたために悉くセブンを翻弄していき、最終的にはエネルギー切れに追い込み、
十字架に磔にしてしまった。その後、セブンを夜明けに公開処刑する事を地球人に宣告する。*1
暗殺計画なのに公開処刑というのもおかしいが、気にしてはいけない。

しかし、後編にて瀕死のセブンからの通信でウルトラ警備隊がセブンのエネルギー供給の方法を知った為、
妨害工作を図るものの、失敗。
一時は幻影のセブンを使って夜明けまでの時間稼ぎを行い、後一歩の所で抹殺できたのだが、
ウルトラ警備隊の活躍によってセブンは遂に復活。
計画は見事に崩れ去り、セブンの「ウルトラノック戦法」を受けて円盤ごと爆破され、倒された。

なお、放送当時に連載された桑田次郎氏の漫画版では、大筋こそTV本編をなぞっているものの
セブンが復活すると同時に完全に退却するという 逃げ足の速さ 引き際の良さを見せている。

平成作品の『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』の第2話に登場した際には
不動岳付近の住民を硫黄人間に改造。更にその技術を応用して生み出した硫黄怪獣サルファスを用心棒として操っていた。
しかし、これは近い将来地球上でマントルプリュームという現象が起こり、
それによって世界中が炎と硫黄で覆われるということからの行動であった。
地球の将来の危機に乗じて大量の硫黄人間を作り出すことで自らの地球での支配権を獲得しようとしたと捉えられる一方で、
逆に地球の破滅から人類を守ろうとしたのでは?と解釈することもできる。
劇中でははっきりと言及されていない為、どちらが目的だったのか定かではない。

劇場作品『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』では、
ザラブ星人、ナックル星人、テンペラー星人と宇宙人連合を結成して地球に襲来。
初代に比べると頭が小さくなった他、腕や脚が鋭角的になりスッキリした見た目になっている。
ザラブ星人との戦いで消耗したメビウスを強襲して十字架に閉じ込め(セブンが磔にされた演出のオマージュ)、
ウルトラ4兄弟(ウルトラマン、セブン、ジャックエース)を誘き出し、
ナックル星人と共闘して分身能力や両手からの金縛り光線で翻弄。こちらも磔にしてしまうのだが、
4兄弟からエネルギーを与えられ復活したメビウスに分身殺法を破られ、メビュームシュートを受けて倒された。
ちなみに4兄弟との戦いではマン、セブンともにエネルギーが残り少なかったとはいえ、
スペシウム光線とワイドショットを同時に受けても再び立ち上がってくるというタフな面を見せている。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』では
レイオニクス(怪獣使い)バトラーとして登場。古代怪獣ゴメス、宇宙凶険怪獣ケルビムを操る。
第2話ではゴメスを使役し、レイの操るゴモラと戦いを繰り広げるが敗れ、撤退。
第10話にて同一個体が再登場し、今度はケルビムを操るが
レイのミクラスの攻撃によるダメージでケルビムがよろけ倒れた際にその下敷きになり、絶命した。

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではウルトラマンベリアル率いる怪獣軍団に参加。
ベリュドラに取り込まれた後も接近したアストラにしがみ付くなど、同怪獣が「無数の怪獣の集合体」である事を
明示するための出番が用意されている。

「コミックボンボン」で連載されていた漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では、殺し屋の兄弟として登場。
メフィラス大魔王に雇われてウルトラセブンを文字通りの意味で暗殺し、報酬を貰って
ウルトラの星での戦いには参加せず帰っていたが、タンバリンクリリンを殺された悟空のごとく
怒り狂って追ってきたレオにシメられ、蘇生したセブンの前に引き出された。レオはセブンに復讐を果たさせるつもりだったが、
セブンは考えた末に宇宙刑務所で罪を償って全ての生命を大事にするよう言い、彼らもそれに従った。

『大怪獣ラッシュ』ではガッツガンナー・ガルムやシーズ等の同種キャラが存在。前者は主役の一人を務めている。

『ウルトラマンギンガS』では、チブル星人エクセラーの用心棒としてガッツ星人ボルスト(SD)が登場。
様々な怪獣にモンスライブ(変身)してウルトラマンギンガ、ビクトリーを苦しめたものの勝つことは出来ず、
業を煮やしたエクセラーによって洗脳・凶暴化させられ、ガッツ星人としての姿でウルトラマンギンガに挑む事に。
戦闘中に洗脳が解けたのでギンガとの戦いは中断するが、そこに人類の最終兵器ビクトリウム・キャノンを撃ち込まれて消滅した。
他の怪獣は倒されても人形に戻るだけだったのに対し、ボルストは消滅してしまったことから、
図らずもビクトリウム・キャノンの破壊力、そしてそれを人類が所有する事の危うさを象徴する存在になってしまった。


+『ウルトラファイト』では
帯番組の『ウルトラファイト』にも「ガッツ」として登場。
こちらでは怪獣として扱われている(他の宇宙人も同様)。

本編のように分身を使った撹乱戦法は全く消えうせており、
ただひたすらに相手を殴るわ蹴るわ更には岩を投げつけるわで泥臭い戦いをする。
……まあこの番組に出てる連中は皆そんな感じなのだが。
※参考動画

SFC『ウルトラセブン』にも登場。
光線や飛び蹴りなどオーソドックスな宇宙人タイプの技に加えて分身やテレポートといったトリッキーな技も使ってくる。
なお距離を取るとダッシュで追いかけてくるのだが、その時の走り方が必死な感じの前傾姿勢でなんか怖い
分身は一見厄介だが本体と同じ動きしか出来ず、攻撃を一発当てれば消えるので落ち着いて対処すれば対応は容易。
急降下キックや光線をバリアで跳ね返すなど基本的な戦術が通じやすい相手なのでそれほど苦戦はしないだろう。
しかしステージ開始前にウルトラ警備隊によるシューティングミニゲームがあり、これをクリアしないとそもそもガッツ星人と戦えない
ガッツ星人自体よりこちらのほうが手強いという声もあったり。(実際は安置があるので、それさえ見切ってしまえば容易に攻略できる)


MUGENにおけるガッツ星人

MUGENでは、ウルトラ怪獣でおなじみの這い寄る混沌氏によって製作された。1.0以降での使用はゼットンの記事を参照。
技はゲージ減少効果があり、3方向に打ち分け可能なハンドビームや分身攻撃が主だが、
さらにランダムで円盤が出現し、光線による援護攻撃を行ってくれる。

超必殺技の分身はバルタン星人のものとは違い、横一列にガッツ星人が3体並んだ状態となる。
このため攻撃範囲は広くなるものの、反面ダメージを受けやすくなる。ちなみに分身中はアーマー状態。

この他にも超必殺技には「公開処刑」というものが存在し、発動するとガッツ星人が画面から消え、
敵に重なるようにして巨大な十字架が出現。
一定時間後に相手を十字架に磔にして画面の中央まで移動、左右に出現したガッツ星人が光線攻撃を与えるというもの。
ガードできない状態にした上で高威力の光線を叩き込み、約六割を確実に減らす強力な技である。
磔にされる瞬間に無敵時間のある行動をしていないとかわせないので、AI殺しにもなっている。
ただし、無敵時間のある技がなくても投げ無効のキャラであれば磔にされない。
なお、この技でKOすると勝利演出が通常とは違うものに変化する。

イントロでは「誰だお前は!?」という アマゾネス 何者かの問いに対し、
「我々はいかなる戦いにも一度も負けたことがない無敵のガッツ星人だ」と律儀に答えてくれる。
当然ながら何敗してようと返答は変わらないため、大会等ではネタにされることも。

『ウルトラセブン』からの参戦怪獣はキングジョーパンドンダリーボーグ星人ギエロン星獣に続いてこれで六体目となる。

ガッツ星人に直々に依頼された青色⑨号氏による外部AIも公開されている。
レベルを3段階に設定可能となっており、レベル1ではパンチとキックくらいしか使わない「舐めプレベル」、
レベル2ではライフ250までは舐めプレイだがそれ以下になると本気を出してくる「接待レベル」、
レベル3ではライフ制限を取っ払い、更に動きを容赦なくした「ガチレベル」となる(ReadMeより)。
このレベル3の状態だとエルクゥマスターギースに圧勝する狂キャラである。
また以前はほぼ無理ゲーだったアントラーにも安定して勝つことができる。
「人操作ならレベル1~2推奨」だそうなので、戦ってみたり動画に使うにあたって、デフォルトAIが強すぎると思うなら
こちらのAIを搭載しレベル1~2にするとよいだろう。

ディオボロ氏による外部AIも存在していたが、こちらは現在公開されておらず、動画での使用も禁止。

銀河的有名人あおきゅー氏のAIと人操作で戦ってみた例
ガッツ星人の活躍はこちら
ディオボロ氏AI紹介動画

+大会ネタバレ
大!凶者ランセレバトルでは青色⑨号氏AI(Lv2)を搭載して出場。
初戦で前大会上位陣である霧雨魔理沙AI殺し技「公開処刑」で撃破し、視聴者にインパクトを与えた。
その後も多くの凶者相手に瀕死から本気を出すという立ち回りを見せ、多くの選手相手に勝ち星を重ねていった。
何度か脱落リーチに追い込まれる一面もあったが、その度に連勝しボーナス獲得でしぶとく生き残っていった。
特にベアトリーチェとの対戦では、相手の無敵テレポートで「公開処刑」を回避される等やや劣勢に立たされるが
最後は一瞬の隙を突き「公開処刑」を決める等、彼らしからぬ良い戦いをすることもしばしばあった。
彼が試合に勝つ(特に「公開処刑」でトドメを刺す)度に 「サンキューガッツ」 とコメントされるのはお約束。
最後は最終回にてシエスタ410に敗れて惜しくも敗退となったが、最終戦績は 17勝8敗 と大会最多勝、3位という結果を残し
怪獣勢の恐ろしさを改めて視聴者にアピールしたのであった。

出場大会

出演ストーリー



*1
本編を実際に見れば分かるのだが、捕まったセブンの行方を捜索しているときに明らかに太陽が昇っている
脚本上夜明け前ということにはなっているが、当時の撮影技術などを考えると仕方ないのかもしれない。
……ならそんな無茶な設定にするなという話でもあるが。
それを抜きで考えるなら、この時ウルトラ警備隊がセブンを助けようと奮闘していて後々邪魔になりそうだった為、
急いで処刑するよりもウルトラ警備隊を先に片付けた方が良いと考えた……と言った感じだろうか?



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