フォックス・マクラウド


「全機報告せよ!」

+ 担当声優
里内信夫
『64』
初代スマブラ、『スマブラDX』
野島健児
『アサルト』
『スマブラX』『スマブラfor』
大原崇
『64 3D』『零』
『スマブラSP』

里内氏は敵チーム「スターウルフ」の一員であるレオン・ポワルスキーも兼任。

『64 3D』ではファルコなども含めてキャストが一新されているが、リメイク作として違和感を感じさせないよう『64』の再現にはかなりこだわったようである。
一方、『64 3D』の後に出た『スマブラfor』では野島氏が続投していたが、『スマブラSP』で大原氏に交代となっている。
また、大原氏は任天堂作品だと『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』のリンクも担当していたり、
他社では『サムライスピリッツ零SP』の天草役、『KOF』シリーズのシュンエイ役で格ゲーにも出演している。

任天堂のSFシューティングゲーム『スターフォックス』シリーズの主人公。
その名の通りの獣人の姿をしたパイロット。
何故狐なのかというと、
「ありきたりなSF作品にしたくないので、登場人物を動物にするのはどうか」という宮本茂氏の提案に加えて、
任天堂本社から近い場所に伏見稲荷大社があるので、それにちなんでとのこと。

+ 設定や経歴など

スターフォックス

辺境の惑星パペトゥーンを拠点に、アンドルフ軍の船だけを襲撃する宇宙義賊として活動していた。
しかし、戦果こそ挙がっていたものの金品にはめぐまれてはいなかった。
そんな折、かつてブラックホールに消えたコーネリア防衛軍のパイロットであった、
フォックス・シニア軍曹の息子であることがペパー将軍に着目されていたため、
彼によってスカウトされ、コーネリア防衛軍が所有する最新鋭戦闘機「アーウィン」を託される。

仲間であるペッピー・ヘア(ウサギ)、スリッピー・トード(カエル)、ファルコ・ランバルディ(キジ)と共にアーウィンを駆り、
父の消失の原因を作ったアンドルフを倒すためにベノムへ向けて出撃。
優れた操縦テクニックと仲間達とのチームワークでライラット系中のアンドルフ軍の兵器を次々と駆逐。
そして最後にはベノムにあるメインコントロールブレインを破壊し、アンドルフ軍を殲滅した。

なお、上記は初代のみの設定であり、『スターフォックス64』以降は設定がリセットされている。

スターフォックス64

やとわれ遊撃隊「スターフォックス」チームのリーダー。
故郷の惑星パペトゥーンの宇宙アカデミーでコーネリア防衛軍の士官候補生として勉学に励んでいた。
しかしやとわれ遊撃隊「スターフォックス」のリーダーである、父親のジェームズ・マクラウドが惑星ベノムで消息を絶つ。
そのため士官への道を断念して父の志を継ぐこととなり、ベノムから生還した初代メンバーのペッピー・ヘア、
アカデミー在学時代からの親友であるスリッピー・トード、宇宙暴走族「FREE AS A BIRD」の元族長ファルコ・ランバルディと共に、
新生スターフォックスを結成し、ペパー将軍からの依頼を受けて出撃する。

正義感が強く非常に真面目で、仲間思いであり曲がった事が大嫌いという王道を貫く主人公タイプ。
一方で「やとわれ遊撃隊」の一員であるだけにあまり馴れ合おうとはせず、
ペパー将軍に軍に招かれても取り合わずにしっかり請求書を突き付けるやや冷たい一面も持つ。
戦闘機のアーウィン、戦車のランドマスター、潜水艦のブルーマリンなどさまざまなマシンを乗りこなしてライラット系の惑星を攻略していく。
対戦モードでは機体から降りて自らバズーカ砲を持ち戦うこともできる。
ちなみに『64』のエンディングに登場するペパー将軍宛の請求書を見ると字が汚い。

弱冠18歳でリーダーに着任したばかりのため、ファルコなどからはリーダーとして認められない発言をされることもあったが、
アンドルフ軍やスターウルフとの戦闘を通して自身の成長とメンバーの信頼を勝ち取ってゆく。
最後には単身でアンドルフを倒し、ライラット系を救った。

スターフォックスアドベンチャー

時系列では『64』とそれ以後に発売された作品は繋がっていることになっている。
『64』の8年後を描いた「スターフォックスアドベンチャー」ではペパー将軍から惑星調査の依頼を受け、
恐竜達が棲む惑星「ダイナソープラネット」(後の惑星サウリア)に降り立つ。
降り立った先に刺さっていた魔法の棒「クリスタルスタッフ」を手に取り、
シャープクロウ族に囚われていたアソーカ族の王子、トリッキーと共に惑星中を冒険し、
シャープクロウ族のボス・スケール将軍によってバラバラになってしまった惑星を元に戻すために戦った。
このとき、スタッフの本来の持ち主である少女・クリスタルに出会い一目惚れする。

一応、アーウィンに乗って戦うシーンもあるにはあるのだが、
武器を持って白兵戦で戦ったり、魔法を習得したり、謎解きをしてダンジョンを攻略したり……
と、ゼルダシリーズライクなアクションアドベンチャーゲームであり、シリーズの中でも異色作。
元々本作は前述のクリスタルを主人公を務める「ダイナソープラネット」という新規IPの64用ソフトとして開発されていたのだが、
開発中に宮本茂氏の提案によってスターフォックスシリーズへと組み込まれることになったという経緯があり、
全く別の世界観のゲームにフォックスを落とし込んだためにこんな形になったのだと思われる。
決してゲームとしての出来が悪いわけではないのだが従来のシューティングゲームを期待していたシリーズファンからは、
「なんでスターフォックスを題材にしてこんな作品に?」と首を傾げられることも多かった。
全くの余談だが、本作スーパードンキーコングシリーズ等でお馴染みのレア社が任天堂傘下で開発した最後の作品である。

スターフォックスアサルト

1年後の『スターフォックス アサルト』ではクリスタルをチームに加え、
スターウルフを追われたアンドリュー・オイッコニーが率いる反乱軍を一掃するために反乱軍の基地を攻撃。
オイッコニーを追い詰めたが、その直後にあらゆるものを侵食する謎の生命体「アパロイド」と遭遇。
そのアパロイドからライラット系を守るために戦った。
クリスタルとは最初こそ友達以上恋人未満、と言った所だったが互いに助け合う内に恋愛感情を高めていく。
本作でも白兵戦で戦う機会が多く、いつも腰に下げているブラスターを始めとした様々な銃器を用いて戦闘を行う。
基本が生身なので、ステージによってはランドマスターとアーウィンを乗り換えるといった芸当も可能。
『64』の頃よりも性格が丸くなっており、ペパー将軍は仕事のお得意様になっている。

スターフォックス コマンド

本作では融通が利かない性格が災いし、クリスタルとは喧嘩別れしてしまっている。
ペッピーは現役を引退してペパー将軍の跡を継いで新しいコーネリア軍将軍に、
スリッピーは恋人との生活を優先、ファルコはいい年して暴走族時代の仲間と共に宇宙の旅に出かけ、
フォックス以外はオペレーターロボのナウスしか残っていない状態で、スターフォックスというチーム自体が事実上瓦解してしまっている。
そんな中でベノムから飛来し、またもライラット系を脅かす新たな勢力アングラー軍を相手に孤軍奮闘する。
始めは彼がプレイヤーキャラなのだが、本作はマルチエンドシステムの周回前提ゲームとなっており、
他のルートではナウス以外のメンバーが総入れ替えされる事も珍しくないため、今までに比べると主人公感は薄い。というかナウスが主人公状態
特に前作まではあれだけイチャイチャしていたクリスタルには、喧嘩別れしていることを踏まえても非常に辛辣な態度を取られ続け、
挙句にクリア一周目では戦いが終わった直後に一方的に別れを告げてフォックスの元を去り、スターウルフの一員となるというNTR紛いのEDで固定される。
一応トゥルーエンドと思われるED「さよならフォックス」では無事和解を果たしたクリスタルと結婚し、息子のマーカス・マクラウドが誕生。
その息子マーカスが成長し、三代目の新生スターフォックスを結成する場面で幕を下ろしている。
……と、(一部ルートの)終わりだけを見れば決して悪い物ではないのだが、前作までと比べて何とも違和感のあるキャラ描写やシナリオ、
DS初期~中期頃によく見られた何が何でもタッチペンを使わせようとするクセの強すぎるゲーム性から、シリーズファンの評判は芳しくない。
そして何より時系列的にフォックスが引退する所までキッチリ描いてしまっているため、本作からしばらくの間シリーズ展開が途絶えている状態だった。
2016年にようやく出た非リメイクの新作『スターフォックス 零』では『64』をベースにリブートが行われ、各キャラの性格描写もそちらに近いものとなっている。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるフォックス

作品ごとのデザインの変遷
初代から『スターフォックス』枠の代表として登場。シリーズを通して、高い機動力を活かした戦法を得意とするキャラ。
また、飛び道具、対空、突進技の格ゲー三種の神器を備えている。
初代が出た時点(NINTENDO64の頃)ではフォックス自身が戦闘を行うシーンは原作にほとんど無かったため、
攻撃モーションや必殺ワザはほとんどスマブラのオリジナルとなっている
ちなみにデザインと声優は、初代と『DX』では『64』準拠、『X』と『for』では『アサルト』と『コマンド』の混合、『SP』では『零』に基づいている。
また、カービィと同様に全作品でボイスが新規収録されている。
『スターフォックス』枠ではフォックスの他にファルコ(『DX』以降)やウルフ(『X』と『SP』)も参戦している
(ファルコは『DX』ではフォックスのモデル替えだったが次作で差別化、ウルフはほとんどのワザが全く異なる)。

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • ブラスター(NB)
光線銃を取り出し、ビームを発射する。射程距離が非常に長い。
初代のみ「連射性が低く、相手が怯む」タイプだった。
『DX』以降は当てても怯まなくなったがあらゆる飛び道具の中で弾速と連射力が最速になったため、隙あらば相手にダメージを溜められる。
ただし『X』からは銃をしまうモーションが長くなったため後隙が増えた。
ビームの色は赤色(初代のみショッキングピンク色)。

  • ファイアフォックス(上B)
体に炎を纏わせて力を溜めた後、スティックを入力した方向へ突進する。WEBブラウザとは関係ない
スティックを入力しなかった場合は真上へ飛んでいく。地形にぶつかるとはね返る。
『初代』は発生が遅く、ふっ飛ばし力も低く、飛距離も短め、復帰阻止もされやすいと復帰ワザの中でも低い性能だったが、
『DX』から溜めモーション中にも攻撃力が付きふっとばし力も一応上昇、飛距離も倍ほどに伸びた。
しかし一直線にしか帰れない都合上、やはり復帰阻止されやすいため「一度場外に出たら死亡」の可能性が常に付き纏う。

  • リフレクター(下B)
飛び道具や投げられたアイテムを強化してはね返すバリアーを全身に張る。Bを押し続けることで持続が可能。通称「リフ」。
発動した瞬間にのみ全身に攻撃判定が発生する。また、空中で使用すると落下スピードが減る。
とだけ書くと一見普通のワザなのだが、このワザに隠された仕様を理解すると実はとんでもないぶっ壊れワザであることが判明する
まず共通することが発生が1Fであると言う事、そして上述の通り発動した瞬間に全身を覆うように攻撃判定が発生する。
つまりゲーム中唯一と言っても過言ではない全身判定の発生1Fの切り返しワザと言う事である。
そして敵に攻撃としてヒットすると低威力で横方向に弾き飛ばす、その横方向と言うのがミソで、
キャラの落下速度などシステムの都合上横ふっとばし=斜め下ふっとばしとほぼ同意義であり、
場外に落とせば勝ちのルール上恐ろしい威力を発揮する。
更に『初代』、『DX』では攻撃判定の発生と同時に無敵判定が発生し、またジャンプキャンセルが可能とこれまた無法な性能を隠し持つ。
『初代』では復帰阻止や無敵切り返し程度の役割だったのが『DX』では「絶」というテクニックがあったもんだからさあ大変。
ジャンプキャンセルから直に地上移動に切り替えられ、またリフレクターに繋げてそのまま叩き落せる…
つまり理論上発生1Fの無敵切り返しワザを一度でも食らったら死亡が起こりえると言うことである。
もちろん、あくまで理論上でありTASレベルの動きをしないとまず不可能なのだが、
直に地上移動に切り替えれる時点で恐ろしいコンボパーツになるというのもまた事実。
流石に制作陣の目に止まったのか『X』からはジャンプキャンセルが不可能になり無敵時間も消失、
そして『for』では連射することすら取り上げられほぼただの反射ワザに落ち込み、ようやく普通のワザに落ち着いた。

  • フォックスイリュージョン(横B)
『DX』から追加されたワザ。
横方向へ幻影を残しながら高速移動し、すれ違った相手にダメージを与える。
ファルコビジョンと比べて移動距離は長いが、発生は遅め。
『DX』のみワザの発生前にBボタンを押すことで移動距離を4段階に変えることができる仕様があり、
上手く使うことで復帰阻止をされづらくすることができる(ただし猶予は1~2F)。
『for』では地上で使用すると距離に関係なく崖では必ず止まるようになり、空中で使用しても尻もち落下に移行しなくなった。
攻撃ワザとして不意討ちとして使えるが、フォックスの中では後隙が大きめであり自身のダッシュでかく乱した方が早いので主に復帰に使う。
『SP』では相手に突っ込んだ時に相手がシールドを張っていた場合、その場で止まるようになっている。

一旦飛び上がって画面外へ消えた後、ランドマスターに乗り込んで現れる。
攻撃ボタンの主砲やスティック下入力のローリング、そして移動で相手を蹴散らせる。
ジャンプはホバリングになっており、相手が上に乗っている状態で上昇してバーストさせることが可能。
ぶっちゃけ主砲やひき逃げやらやるよりも上に乗っけてバーストさせる方が楽で早いので、主砲を撃つことはまず無い。

  • チームスターフォックス(『SP』での最後の切りふだ)
「スターフォックス、全機突撃せよ!」

自分の正面に照準が出現し、アーウィンが突撃する。
突撃したアーウィンに相手が当たると4機のアーウィンがレーザーを撃ち込むビジュアル攻撃に遷移する。
ウルフにヒットさせるとセリフが変化する。

+ 初代におけるフォックス
初代では機動力が高い反面決定力に欠ける、いわゆる速くて安いタイプ。本作のみ重さがマリオルイージと同値で中量級。
相手の飛び道具と相殺しない上に空中で出すと連射も利く高性能な飛び道具であるブラスターを軸に、
素早い立ち回りで敵を翻弄し、手数の多いコンボで敵を圧倒できるその性能で、タイマン戦ではやや上位に位置している。
しかしその素早すぎる動きを制御するのが大変なのとコンボが非常に難しいこと、
コンボをもらいやすいため一度の操作ミスであっという間に逆転されることなど、非常にプレイヤーに強いる負担が大きい。
前者は他のキャラは一つのお手軽コンボでどの状況でも等しく通用するが、
フォックスの場合はいろんなコンボレシピをアドリブに応じて選ばなければならない上、精度の高い操作が求められ、
後者は全般的にヒット硬直が長いという仕様上、攻撃さえ当てればコンボをミスっても不利になることはそうそうないのだが、
フォックスだけは攻撃をしっかり当てても次の攻撃を即座に繋げなければ確反を喰らう。
そういった欠点が響いた結果ランクが落ち、3強の一角の座をカービィに譲ることになった。

+ 『DX』におけるフォックス
次作の『DX』では、さらに機動力が強化された上に攻撃性能が上昇。
ブラスターの性能が変わったこと(上記の「各種必殺ワザ」を参照)、
上スマや空中上がパワーキャラ並の威力を持つのに発生が非常に早いこと、
殆どの技が優秀な判定を持ち、機動力もトップクラスという非常に高い立ち回り能力に加え、
上述のリフレクターで暴れコンボ切り返し他諸々の多くをカバーでき、
リフレクターから最悪即死にまで繋がるコンボ、通称「リフコン」などのおかげでタイマンでは最強キャラとの声が高く、
ほぼ全てのキャラに対し優位が取れる。
また、歴代作品を見渡しても他に類を見ないほどの自由度の高さを誇っており、
ちゃんと使えるようになるとプレイヤー自身のスタイルを反映できるようになるため、
性能のみならずキャラとしての面白さも相まって、その使用人口は飛び抜けて多い。
なお理論上では性能をフルに発揮した場合、その強さは歴代スマブラの中でも『X』のメタナイトに次ぐとも言われているほどであり、
圧倒的1強に至ってない理由は他のキャラの性能の強烈さの他に後述の理由から「操作しているのがTASや機械ではなく人間だから」だとさえ言われている
(実際にプロとbotとを対戦する企画が行われた際、%問わずリフレクターに当たった時点で1スト吹き飛ぶ場面が何度か見受けられた)。

その一方で体重が物凄く軽くなった。なにせ、『DX』の全キャラクター中の下から5番目カービィの一つ上である。
更に全キャラトップクラスにコンボを食らいやすいという弱点も抱えるようになった。
『DX』は後作と違い、やられ硬直が長い代わりにヒットストップずらしとベクトル変更の角度が非常に大きくなっており、
これらがお手玉やコンボ抜けの手段、およびコンボ継続の際の読み合いとして多分に機能しているのだが
フォックスの場合は落下速度の速さからこの恩恵を受けにくく、どのベクトルに変更しても全対応されてしまうといった事態が頻繁に起こり得る。
更に現在ではほとんどのキャラ、様々な状況下で対フォックスの即死コン、即死連携が開発されているため、
上級者同士の場合はどのキャラが相手でも一つのミスであっという間に1スト失うといったピーキーさも併せ持つようになっている。
中でも終点でのマルスに対しては「1回掴まれたら即死」と言われているほどであり、この条件下では明確に不利相性とされる。

そしてなにより操作難易度が全作品中トップクラスに難しく、また忙しい
どれくらい忙しいかといえば、トッププロの場合1秒間に7回ボタンやレバーの入力を行っていると言われているほど。
特に代名詞の一つであるリフコンはコントローラーはおろか己の手首をも壊しかねないほどの異常な操作難易度を誇り
また、本人の速度が更に上昇したことから、慣れない内は使ってる本人が眼で追えなくなって来るという事態も起こってしまう
当然相手のぶっぱに当たってしまう事故や操作ミスも多発。ファルコとはベクトルが異なれど尋常じゃない練習が必要となる。

以上から『DX』のフォックスは紛れもない最強キャラだが、
同時に「よりやりこんだ方が勝つ、やりこまねば勝てない」「どのキャラに対しても油断はできない」というストイックな一面も持つキャラと言える。
またフォックスの対戦は大体は圧倒的な性能で相手を封殺して勝つか、ド派手なコンボや連係を食らって負けるかの2択になることが多い。
どちらにせよその激しい試合内容は非常に動画栄えが良く、速さも相まって観客を盛り上げる要因の一つとなっている。
これらの特徴から、現在では最強キャラでありながら、同キャラ戦でも歓声が上がるほどの人気キャラとなっており、
『DX』においては「主人公」(もしくはラスボス)と称されることが多い。

+ 『X』におけるフォックス
『X』ではリフコンが削除されたことからやや弱体化したが、前作までの特徴をそのまま引き継いだキャラとなっている。
『X』での彼の強い点は…
  1. 全体的に技の発生が早い上にコンボ性能が高め。ついでに火力・吹っ飛ばし能力が高い技が多い。
  2. 走行速度やジャンプ力が高く、運動能力や復帰能力に優れている。
  3. 驚異的な連射力を持つ飛び道具を持つだけでなく、リフレクターによる飛び道具反射など遠距離対策に優れる。
といった所。そのキャラクター速度に慣れれば、こちらの優位を保ったまま戦えるキャラである
(特にクッパドンキーコングデデデなんかの重量級キャラ相手にはかなり有利)。
だがブラスターは相手を怯ませず、それ以外のリーチも短めなので、インファイトをどうしても強いられるためダメージが蓄積しがち。

そして何よりも、吹っ飛ばされやすいのが最大の弱点。
『DX』よりはマシだがそれでも全キャラクター中の下から7番目、メタナイトピカチュウの一つ上である。
ついでに高いジャンプ力と裏腹に落下速度が早く、早く操作しないとステージに復帰することすらままならない。
このため操作ミスやアイテム、ステージの仕掛けや相手の大技を食らうなど、今まで通り事故死が怖い。
いわば長所と短所がはっきりしている尖った性能なので、その優れた基本性能を存分に活かせるような立ち回るのが重要なキャラである。
キャラランクは中堅上層~やや上位に位置付けられている。全体的にかなり弱めに調整されている初代のキャラの中では上位の方。

+ 『for』におけるフォックス
やはりというか性能も色々と調整され、攻撃力の低下や全体的な硬直の増加などの弱体化が目立つ。
特にこれまでコンボの起点として重宝した空中下Aがコンボに繋がらなくなったことが大きい。
火力が減って硬直も増えた上、フィニッシュまでに必要な蓄積ダメージが増えたため、
これまで以上に慎重なヒット&アウェイや細かなテクニックが必要となり『DX』程ではないが操作難易度が高い。
また、借金生活でロクなものを食べていないからか体重がさらに微妙に軽くなり、本作も下から7番目。ついでにメタナイトよりも軽くなった。
一方で、機動力や攻撃の発生の早さは据え置きであり、やや弱体化したとはいえ、
上スマッシュも後隙が増えたことを除けばまだまだ強力なフィニッシュムーブとして機能する。
総合的に見ればむしろ弱くなったどころか、システム面との噛み合いが尋常ではないほど良かったため、準最上位の一角といった評価を受けている。

…と、ここまで読めば分かる通り、強さの浮き沈みが激しい初代からの参戦キャラの中でも、
ピカチュウと共にシリーズを通して一度も中堅以下のランクに落ちたことがない数少ないキャラである
このスマブラと言うゲームシステムに合致した理想的な性能だということがお分かり頂けただろうか。


「まだまだだな、ファルコ」


MUGENにおけるフォックス・マクラウド

3体のフォックスが確認されている。

+ GiganX3氏製作
  • GiganX3氏製作
「infinity mugen team」にて代理公開されている手描きドットのもの。
結構古くから存在しており、動画でも時折見かける。
カンフーマンを改変して作られているようである。
超必殺技のファイアフォックスは威力がかなり高い。
この他に、ワンボタンで出せて移動距離は短いが回り込みなどに使える移動技もある。
五右衛門氏がAIパッチを製作・公開している。

+ 青ドラネコ氏製作
  • 青ドラネコ氏製作
こちらも手描きドット。現在お試し版が公開されている。
上記のフォックスと比べて頭身が高く、スラリとしている。
AIは未搭載だが、2017年1月18日にカサイ氏による外部AIが公開された。
カサイ氏AI

+ Protozoark氏製作
  • Protozoark氏製作
MUGEN1.0以降専用。
Flashゲーム『Super Smash Flash 2』のスプライトを使用している。
海外で多数製作されている『JUS』仕様に準じたシステムになっており、
ゲームスピードが非常に早く、ボタン連打でコンボができるという特徴を持つ。
飛び道具を反射するリフレクターやブラスターなどの飛び道具があるものの、基本的には近距離戦に秀でたキャラ性能になっている。
ただし、超必殺技ではランドマスターに乗り込み火力の高い遠距離射撃を行うため、
近距離戦でゲージを溜めつつ超必時には距離を取るといった戦法も取ることが可能。
かなり良く動くAIがデフォルトで搭載されている。
紹介動画(DLリンクあり)


「作戦完了!」

出場大会

更新停止中
削除済み

出演ストーリー



最終更新:2024年01月25日 16:05