アーサー

アーサーの曖昧さ回避

  1. イングランドの伝説上のアーサー王
  2. アーサー(魔界村、MARVEL VS. CAPCOM)
  3. アーサー(ナイツオブザラウンド)
  4. 未分類大会情報


1.イングランドの伝説上のアーサー王

イギリスの伝説的な王で5~6世紀頃にイングランドを治めていたとされる人物。
アーサー・ペンドラゴン(龍の子という意味)とも呼ばれる。
乱れた国をまとめ数多くの侵略者と戦ったという民間伝承や吟遊詩人の英雄譚に登場する王の中の王
ただし、実在した人物かどうかは怪しく、当時の複数の王の話や王に限らず勇敢な人物がモデルになっていると言われている。
中世になるとロマン主義的な騎士道物語とキリスト教に即した寓話や伝説が混ざり、より伝説的な意味合いが強くなっていく。
聖剣エクスカリバーによる王の選定、円卓の騎士(ナイツ・オブ・ザ・ラウンドテーブル)の物語、
魔女モルガン・ル・フェの姦計、聖杯探索、カムランの戦いでの戦死など、
主だったアーサー王物語の骨格が形成されたのは12世紀頃だとされており、しかもイギリスではなくフランスで創られたもの
アーサー王物語についての詳しい内容は百科事典や専門書などを参照。

関連項目

セイバー
バーサーカー(Fate/Zero)
マシュ・キリエライト
モードレッド
デーモン
アッシュ・ウィリアムズ(会った事がある)
騎士ガンダム(ただし『円卓の騎士編』の主人公・皇騎士(クラウンナイト)ガンダムは別人であり、騎士ガンダムは登場さえしていない)
ルルーシュ・ランペルージ(乗っているロボットの名前がガウェイン)
ウザク(乗っているロボットの名前がランスロット。また所属グループ名が「ナイツ・オブ・ラウンズ」(略称・ラウンズ))
クラウド・ストライフ(最強の召喚獣として「ナイツオブラウンド」が存在する)


2.アーサー(魔界村、MARVEL VS. CAPCOM)


「百万回やられても、負けない…!」

+ 担当声優
高木渉
『MVC2』
立木文彦
『ナムカプ』、『ハイスコアガール』
稲田徹
『MVC3』、『PXZ』

カプコンが1985年に出したアクションゲーム『魔界村』(海外名:Ghosts'n Goblins)の主人公。
ヒゲが生えているため老けて見えるが、こう見えても設定上は28歳である。*1
派生作品(『ガンスパイク』)等のゲスト出演では「キング・アーサー」と呼ばれる事もあるが、伝説上のアーサー王とは特に関係はない。
余談だが、『サイバーボッツ』のガウェイン・マードックや『ロックマンX』のガレス等、
カプコンのゲームでは度々、円卓の騎士がモデルと思しき人物が登場する。

カプコンの代表的キャラクターの一人であり、多くのゲームにゲスト出演している。
格闘ゲームでは『MARVEL VS. CAPCOM』のスペシャルパートナー(ストライカー専用キャラ)として登場し、
そして『MVC3』で遂にプレイアブルキャラクターとして参戦した。

『極魔界村』のCMでは黒田アーサー氏が名前繋がりで実写で演じていた。
『タツノコ VS. CAPCOM』では灰燼の蒼鬼(結城秀康)のEDに登場し、『魔界村』の世界に舞い込んだ新・鬼武者一行と一緒にアスタロトの居城へ進撃した。
さらに、海外輸入版である『タツカプUAS』ではアーサー歩きで進軍していた。…カプコン自重しろ。

ちなみに『NAMCOxCAPCOM』や『極魔界村』のCMでしっかりと確認出来るが、パンツはイチゴ柄だったりする。
なお、イチゴ柄になったのは『大魔界村』からで、『魔界村』では無地。その上イラストのデザイン的にトランクスよりもブリーフ寄りである。


『魔界村』について

1985年にカプコンから発売されたアーケードゲームで、全7ステージで構成された横スクロールアクションゲーム。
カプコンの現在の本拠地である自社ビルは、初代『魔界村』がアーケードで記録的セールスを打ち立て、
その利益で建てられた事から「魔界村ビル」という別名を持っていたりする。

騎士アーサーを操り、さらわれたプリンセスを助け出すため大魔王アスタロト(初代のみ大魔王ゴンディアス)の居城を目指す。
最終ステージで大魔王を倒すと実は全てサタンの作り出した幻だった事が明らかになり、さらに難易度の上がった2周目に突入する。
2周目をクリアすれば本当にプリンセスを救い出した事になり、エンディングとなる。

初期状態のアーサーは槍と鎧を装備している。武器は全て投げて使用し、いくら投げても無くならない仕様。*2
武器は槍の他に短剣、たいまつ、十字架等があり、それぞれ投げたときの軌道や性能が異なっており、
その使い勝手は一長一短──とは言い難く、誰がプレイしても感じるほどのかなりの優劣があったりする。
性能の低い武器を取ってしまうと攻略の難易度が上がるため、いかに強い武器をキープしたまま戦うかが鍵となる。
「弱い武器を取ってしまい今後のゲーム展開を悪くするぐらいなら死んだ方がマシ」という事態も頻繁に起こり、最悪の場合本当に詰む
逆に、上手くなってきたら敢えて性能の悪い武器で攻略するのもこのゲームの醍醐味。特に性能が悪い事で有名なたいまつ。

鎧は一回攻撃を受けると鎧が剥がれてパンツ一丁になってしまい、裸状態でもう一度攻撃を受けると死亡して骨だけになってしまう
シリーズが進むにつれて、青銅の鎧・黄金の鎧へと鎧をグレードアップすると武器がパワーアップしたり魔法が使える様になった。
しかし黄金の鎧でも1発で脱げてしまうのは変わらない。*3
そのため騎士なのに虚弱すぎる事が度々ネタにされるのだが、残機制のアクションゲームというのは一撃死がそう珍しくもないジャンルで、
むしろ当時のアーケード作品において鎧が壊れるだけで助かる為一発なら耐えられるアーサーは割と強靱な方である。
アーサーの死がネタになってしまうのは、触れただけで後方に倒れながら骨になって散る死に方があまりにも強烈な印象を与えた事、*4
後述の操作性の仕様による行動の制約の多さ、
そしてあっけなく鎧が破壊されて骨にされる場面に遭遇する頻度の高さ、つまりゲームの難易度の高さも起因しているのだろう。

『魔界村』の難易度はゲーム全体の仕様による所が大きく、アーサーの仕様とそれによる対処が困難な敵の出現しかたが絡み合った結果と言えるだろう。
+ 具体的には
  • 自らジャンプした場合でも被弾して吹き飛ばされたりした場合でも、空中での軌道変更は全く受け付けない。そのためたやすく転落死する
  • 空中では武器を下方向へも投げられるが、真下のみで斜め下へは投げられず、着地先に出現するゾンビへの対処能力が低い
  • 梯子の昇り降りの最中は飛び降りる事も攻撃する事も出来ずそこに敵が飛んでくる
とにかく激ムズな事で有名で、下手なプレイヤーでは1面クリアすらままならない程の難易度を誇り、
当時はクリア出来る事自体がゲームが上手い事の証明になった。
実の所『魔界村』以上に難しいアクションゲームはごまんとあるが、それでも今なお『魔界村』が難ゲーの代名詞とされているのは、
それだけ数多くの人が触れる機会があった*5、見た目やゲーム性など数多くの魅力に溢れていたゲームだったから、と言えるだろう。
だからこそより多くの人がアーサーの白骨シーンを見る事になり虚弱ネタに拍車を掛けてるわけだが

『大魔界村』『超魔界村』と続編も人気を集め、また長い空白期間を経ても『魔界村forWonderSwan』『超魔界村R』『極魔界村』『極魔界村 改』
『魔界村 騎士列伝』『魔界村 騎士列伝2』『帰ってきた 魔界村』と何度もリメイクや新作が出続けているロングタイトルとなった。
どれだけ作品を重ねても、どれだけシステムが変わろうとも難易度の高さだけは総じて高い「覚えゲー」というスタイルを貫いているが、
逆に言えば何度もプレイして覚え、しっかり攻略をすれば確実に上手くなる為、このシリーズの不変のゲームスタイルとして続いている。
なお、アーサーの白骨化もグラフィックが進化してよりリアルになろうと不動のシーンとなっている。


またこの作品で登場し、数々のプレイヤーを苦しめたレッドアリーマーは、後にスピンオフ『レッドアリーマー』シリーズで主役となり、
格ゲーでは『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』で隠しボス、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』でプレイアブルキャラとして参戦している。 

余談だが、『ロックマン7』ではシェードマンステージを選択する際にある操作をすると『魔界村』のBGMでプレイする事が出来る(初回のみ)。

おまけ


外部出演

+ 『ガンスパイク』におけるアーサー
キャミィナッシュバレッタも出演しているアクションシューティング『ガンスパイク』にも出演している。
名前はナイト・アーサーからキング・アーサーに変わり、歴戦の傭兵(32歳のイギリス人)でシモーヌの相棒という設定。
小柄なおっさんが軽快なジャンプアクションを繰り広げていたナイト・アーサーと違い、(他のキャラが布の服な事もあり)大柄で鈍重な動きの大火力タイプ
更には武器もミサイルやレーザーといったハイテク装備である。
肩書が違うし、ここまで路線が違うとなると『魔界村』のアーサーとは別人……と思いきや、
エンディングではこのごつい鎧が分解し、中からいつものイチゴパンツのおっさんが現れる
(まぁそれでも現代が舞台である以上は子孫と考えた方が良いだろう。イチゴパンツは一族の伝統なのだろうか?)。

「ふぃーっ、助かったわい?」
「備えあれば憂い無し!勇者はやはり生きて帰らねばなっ!がははははっ」

+ ナムコクロスカプコン』におけるアーサー
「ありったけの武器を使う!」

かつて魔界村に単身乗り込み、大魔王アスタロトを倒した英雄。「黄金の騎士」「乙女の騎士」と並ぶ「白銀の騎士」として有名。
スタンルーティと共に「邪剣ソウルエッジ」を探していたが、そのソウルエッジによって、
幻想界のジョイランドから物質界の巡洋艦ヴォークリンデへと転移してしまい、そこで零児達主人公パーティーと合流する事になる。
普段は若干三枚目気質の気のいいオッサンだが、豊富な経験と意志の強さは若い戦士達にも負けない。決める時は決めるいい男である。
ただ「砂漠で鎧姿は暑いから」とか、「こうすれば自分も格闘家っぽく見えるかな?」という理由で、頻繁に鎧を脱いでパンツ一丁になる。
本作ではダメージを受けても鎧が取れるわけがないので、シナリオ上は仕方ないのだが……こんなみたいなキャラだったっけ?
+ 本作における『魔界村』シリーズの設定。ネタバレ注意
かつて大魔王アスタロトを倒したのは上記の通りだが、超魔王ネビロスには初対面のようで、
本作の『魔界村』シリーズの設定はSFCの『超魔界村』に準拠していると思われる。
ただ、『大魔界村』のラスボスの「ルシファー」や、その『超魔界村』のラスボスである「サマエル」の名前は本作では登場しない。

「新しい主人ね。…だが、悪いな。 すぐに出ていってもらおう」
「できるのか? 貴様に」
「やるんだよ。…この鎧がバラバラに砕かれようがな…!」

+ 性能面
基礎攻撃力、防御力、HPの高い、『スパロボ』で言えば典型的な「スーパー系」の能力を持っている。
しかし、武器は近距離遠距離共にヒット数が少ない為、初心者には扱いづらい上級者向けの性能と言える。
攻撃面は真空の斧を覚えるまでは苦労するだろう。
また、移動力が壊滅的に低いのもまた典型的であり、ギルガメス&カイの様に、移動力を底上げしたい所である。
だが、ギルガメスと違い遠距離戦でも十分に活動可能なので、固定砲台としての使い道もある。というか逆に近距離戦が心許ないのだが。
また彼の真価は後半に覚える「太陽の盾」による凄まじいまでの堅牢さにあるだろう。
「太陽の盾」は必殺ゲージ1/10で使える相手の近距離攻撃を完全にノーダメージにする技。
しかも彼の場合は自前のスキルで必殺ゲージを増やす事が出来るため、ほぼMPが続く限りは永久に攻め続ける事が可能。
ただし、彼はMPが少ないという欠点があるのだが。

スキルがシンプルで使いやすく、消費値も安いのも魅力である。
自身のATKを上昇させたり、必殺技を使うゲージを回復させたりと戦闘に直結する技を覚える為扱いやすい。
またアイテムをランダムで掘り出すスキルも持っている。更に騎士繋がりかつ伝説のレゲー主人公繋がりで、
ギルガメスとMA攻撃(合体攻撃の事)を持つ。
消費MPの割に攻撃力が低いのだが、レゲーファンなら一度は見ておきたい夢の連撃である。直後にアーサーが悲惨な事になるけど。

+ 『MVC3』におけるアーサー
「準備、よし!騎士アーサー、参る!」

前述の通り『MVC3』にも参戦。海外のファンはまさかの正式参戦に大喜びしたとか。
原作を忠実に再現しているその動きは、必見である。

癖のあるジャンプと『超魔界村』準拠の武器を持つキャラ。
性能面では弾速・軌道・強度などの異なる多数の飛び道具を持つ遠距離特化型キャラ。遠距離から相手を圧倒する事が出来る。
通常技のリーチがそこそこあり接近戦も出来なくはないが、コンボ火力や体力が低いため、遠距離から飛び道具をチクチク当てていくのが主なダメージソース。
ただし機動力まで原作再現されているため2段ジャンプ以外は軒並み平均以下。
歩きやジャンプが鈍い上に、全キャラ中唯一ダッシュを持っていない
(「騎士の突進」という技で代替出来ない事もないが隙が大きい)。
飛び道具がメインのため、やる事自体は簡単なので初心者でも扱いやすい。
しかし、上を目指すには相当な修練が必要なキャラとなっている。

『UMVC3』ではジャンプSの落下が高速化(ついでにダウン追い打ち判定追加)され、高速中段、ハイジャンプからの奇襲、
低空飛び道具、移動手段など様々な使い方が可能になった。
ポジションは先鋒か大将向き。豊富なアシストを用いて遠距離戦を展開するもよし。
自身のXF適性やアシストの補助やHCの優秀さ、ラス1XF+覇王の鎧時の槍投げ永パによる一発逆転を狙うもよし。

ちなみにすぐ脱げる鎧は健在。HCで覇王の鎧を着る事で防御力と必殺技が強化されるのだが、
効果時間が過ぎると脱げてイチゴ柄のパンツ一丁になってしまう。
この状態だと防御力とXFによる強化倍率が低下する。一撃で骨にならない分原作よりマシかもしれないが、1コンボで骨にされる可能性は格段に上がる。
ちなみに制限時間が来るとコンボ中だろうと容赦なくダウンして脱げるため常に残り時間は気にしていないといけない。
また、騎士の剣・おかわりという謎のネーミングが目立つ。そりゃ、振り上げた後、振り下ろしてるけど…。

専用BGMはシリーズ各作品で必ずといっていい程使われ続けた、ステージ1の曲のロックアレンジ。必聴。
またモリガンに対する勝利台詞で、『ナムカプ』での共演を匂わせるような台詞が用意されている。
尤も、同じく共演したトロンからはスルー、レイレイに至っては特殊台詞があるのに、どう見ても初対面の台詞で締められる
酷い話だ…(まあ別に同じ世界観だと決まってはいないが。『MVC』の世界は「EARTH-30847」だし)。

+ 『PXZ』におけるアーサー
「今更だが…、暴力反対だ!」

『ナムカプ』と同様ソロユニットとして参戦。『ナムカプ』の世界観を継承しているため、その時に競演したキャラとは全員顔見知りである。
伝説の魔剣士スパーダと会った事があるような発言があったり、あのダンテレディから、
「デビルハンターの大先輩」や「元祖デビルハンター」と呼ばれ尊敬されてたりと物凄い人物となっている。
初登場から戦闘をしたわけでもヒートボディを喰らったわけでもなくいきなり鎧が脱げるという相変わらずの鎧であった。
さらに戦闘前の会話から脱げてる事があったりサンダーの大魔法を使うとやっぱり鎧が吹き飛んだりと鎧の脆さが今まで以上ともいえる。
会話によっては着忘れてるだけの事もあるらしい。
だが「何を食らっても一発で鎧が脱げる代わりに着ていたアーサーは無傷」という性質もあるらしい。どんな鎧だよ。
しかし、それがまさかの死亡フラグクラッシャーの役割を果たす事に…。
性能面ではソロアタックの回数を増やす「分身の魔法」や守備力アップの「盾の魔法」を持つため扱いやすい。
特に本人が「二度おいしい」と太鼓判を押す「分身の魔法」は、本作がソロアタックやサポートアタックとの連携が重要になるゲームなので強力。
ところで彼は原作では28歳で、このゲームでは何年経過しているのかは不明なのだが、
「(ダンテなど)次世代の若者の力が育ってきたため自分がいなくなったとしても大丈夫だろう」と、引退直前の壮年の兵士のような思考を見せている。

「あきらめちゃいない。…これでいいんだ。魔界との戦いはまだ続く。
 …おまえさんたちなら、大丈夫さ。ワルキューレ、あとのこと…頼む。」

笑撃衝撃のラストは14:45から


MUGENにおけるアーサー(魔界村)

Acey氏 & Sludge氏製作のMUGEN1.0以降専用キャラが、「infinity mugen team」にて代理公開されている。
『MARVEL VS. CAPCOM』でスペシャルパートナー(ストライカー専用キャラ)としてゲスト出演したアーサーを基に作られたキャラ。
それ故か、サイズがやや小さめである。
6ボタン式になっており、基本は『MVC』仕様。必殺技超必殺技も追加されている。
必殺技の一つに宝箱を落下させるものがあり、槍や斧など原作でお馴染みの武器を装備する事が出来る。
超必殺技の1つ「Weapon Specific Hyper」は、装備している武器によって性能が変化するので上手く使い分けよう。そしてやっぱりたいまつは使いにくい
AIも搭載されているが、強さは控え目。
なお、後述の『ナイツオブザラウンド』版とはファイル名が被っているため注意。

この他に、『魔界村』のアーサーを格闘ゲーム風にしたものも存在する模様。


「笑わば、笑うがいい!
 姫を救うためであれば、たとえパンツ一丁にされようが
 最後まで戦い続ける。それが、俺の信じる騎士道だ!」

出場大会

削除済み


3.アーサー(ナイツオブザラウンド)


 カプコンが1992年に出したベルトスクロールアクションゲーム『ナイツオブザラウンド』の主人公。
 所謂『アーサー王伝説』で有名なアーサー王その人
 選定の剣を引き抜き、魔術師マーリンの導きにより伝説の聖杯を求め円卓の騎士達と共に旅立つ。
 ゲーム上では尖った部分の無いバランスの良い性能のキャラ。
 最初は皮鎧姿だが、得点によるレベルアップで姿が変化して行き、
 最終段階ではプレートアーマーに真紅のマントという王らしい姿になる。
 当然、同じカプコン製ゲームとはいえ『魔界村』のアーサーとは別人。


『ナイツオブザラウンド』について

所謂『アーサー王伝説』を題材にしたゲームで、戦乱の世を平和に導くため聖杯探索の冒険をするというもの。
プレイヤーはバランス型のアーサー王、スピード型のランスロット、パワー型のパーシバルの3人からキャラクターを選ぶ事が出来る。
また、最大3人同時プレイが可能。
『アーサー王伝説』のはずなのに、ステージボスにサムライが紛れ込んでいたりする等はっちゃけた所もあるが、まぁRPG的ファンタジーのお約束である。
ちなみにエンディングでは、原典とは違い「聖杯を手に入れて平和に国を治めた」と言うハッピーエンドになっている。
得点でレベルアップするシステムや格闘ゲームのようにでガードが可能など、同じくベルトスクロール系の『ファイナルファイト』から大きな進化が見られる。
ただしゲームとしての難易度は高め。
と言うのも、ボスの攻撃に隙が無く、攻略するには敵の攻撃をガードした際に発生する無敵時間を利用する必要があるのだが、
「攻撃ボタン+後ろ」と言うガード操作が当時としては難しかった
(失敗すると後ろに振り向いて攻撃してしまい背中を殴られてしまうため。気持ちボタンを早めにすると良いらしい)。

余談だが、翌年にコナミが出した『ガイアポリス』も似た様な攻略法なのだが、攻撃ボタン長押しのみでガードが出来た
(更にはガード中は移動こそ出来ないものの、ガード方向を変える事が出来た)。

更なる余談として、最初は髪の毛フサフサで精悍な顔付きだったパーシバルが、
レベルアップを重ねると突然ヒゲ面のつるっ禿げになるのは見もの。


MUGENにおけるアーサー(ナイツオブザラウンド)

DCelso氏製作のアーサーが存在していたが、公開サイトの閉鎖により現在入手不可。
4ボタン式で斬り攻撃が4段階。しゃがみは無し。
カンフーマンの半分ほどの背丈しかないちびキャラ(前述の『MVC』風アーサーよりも小さい)だが、剣を振り回すのでリーチはそこそこ。
性能もしっかり格ゲー風にアレンジされており、目押しコンボが繋がり、浮かした相手にも追撃が可能。
原作の大振りやアッパースイングが必殺技、メガクラッシュが超必殺技となっている。
なお、通常時は最初期の皮鎧姿だが、3ゲージ技で一定時間最終段階の姿になり、攻撃力を大幅にアップさせる事が出来る。
AIは未搭載。


出場大会



未分類大会情報

  • 「[大会] [アーサー]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
尤も、中世ヨーロッパでは、ヒゲは成人男性のたくましさを象徴するものとしてとらえられており
「ヒゲが生えていないのは女か子供」と言う考えがあったので、当時の西洋人男性は成人後にヒゲを生やさない方が恥ずかしいとされていた。
現代でも線の細い美形キャラというのは海外生まれの人たちにとってはなじみが薄いらしく、
日本作品の美男子に対し「ニューハーフゲイに見える」と言い出すぐらいの文化の違いがある。
似た様な話として所謂「割れアゴ」も日本では「オッサン臭い」扱いだが、欧米では「セクシー(色っぽい)」扱いである

*2
続編では接近戦専用の武器も登場する。一部のボスに攻撃が届かなくてクリア不可能になる場合があるが。

*3
すぐ砕ける程弱い鎧と言う事だろうか、前述の実写CMでは鎧はダンボール製にされている
『極魔界村』では時代の趨勢に抗えなかったか遂に鎧に耐久能力が備わったが、
流石に不評だったらしく『極魔界村 改』で「鎧が一発で壊されるモード」が追加された。
携帯アプリ『魔界村 騎士列伝』『魔界村 騎士列伝2』でも鎧に耐久性が存在する。

*4
「魔物の攻撃が強烈すぎて、鋼鉄の鎧でも簡単に破壊されてしまい、無防備な人体などあっというまに骨にされてしまう」という印象では無く、
カラスを飛び越えるのに失敗して踏んで白骨化とか、ギロチンの刃が降下し終わって地面で静止している所に横から接触して白骨化とか、
魔物ではなくアーサーの方が異常なのではないかというシュールな図も結構ある。

*5
ファミコン移植版がアーケードより凶悪な難易度になっており、当時は子供が気軽にゲーセンに行ける社会環境では無かったので、
ファミコン版の異常な難易度の方で印象付けられてしまった人も少なくない。
アーケード版と違って、ファミコン版『魔界村』は『ロックマン』や『悪魔城ドラキュラ』のように、
「難しいけど、きちんとクリア出来るゲーム」では無かったのだ。
クリア出来ても「2周目以降の敵の速度がX(周回の数)倍になる」という鬼畜設定にしたせいで、
周回するごとに人間の目では捉えられない異様な難易度になっていく……。
60周目ともなれば凄い事に


最終更新:2024年01月20日 03:44