ファラン


「お前、遅ぇんだよ」

名前 花郎(ファラン)
キャッチコピー ブラッド・タロン
国籍 韓国
格闘スタイル テコンドー
年齢 21歳(『5』時点)
身長 181cm(『3』時点)
体重 68kg(『3』時点)
血液型 O型
仕事 ストリート詐欺集団のリーダー
趣味 ヨットセイリング(スポーツは万能)
好きなもの ロックと喧嘩(口喧嘩も結構強い)
嫌いなもの 三島流喧嘩空手風間仁

3D格闘ゲーム『鉄拳』シリーズの『3』から登場するキャラクター。漢字表記は「花郎」。
赤い悪魔の力を奪ったラスボスではない。
担当声優は『鉄拳4』までが 森川智之 氏、『鉄拳5』以降はオム・サンヒョン氏。
『ストリートファイター X 鉄拳』(ストクロ)では、日本語音声を 前野智昭 氏、英語音声を Chris Rickabaugh 氏が演じた。
モーションアクターは黄秀一氏。

格闘スタイルはテコンドーで、『鉄拳2』から登場したペク・トーサンを師匠に持つ。
初登場時は普通の美形だったのに段々癖が強くなってきている。仁とは正反対だ。
その実態はストリート詐欺団を率いる不良誰かさんに会ったら教育的指導は免れられないだろう。
というかそれは「仕事」ではない。どこぞの職業:不良かお前は
その詐欺の手口は、
  1. 通行人に賭けストリートファイトを持ちかけ、見物人を集める
  2. 見物人に勝敗の予想を賭けてもらう
  3. 始めはわざと苦戦してみせ、見物人に相手が勝つ方に賭けさせる
  4. 掛け金が十分集まった所で、いきなり全力を出して相手を倒してしまう
というものである。「金返せ!」なんて言えば暴力が待っている。こうした手口で金を巻き上げているのである。
(ちなみに、『鉄拳4』からはストリートファイト詐欺についての話は一切出てこなくなった
 …が、『ストクロ』の設定を見る限りでは忘れられた訳ではないようだ。
 某国に配慮したのだろうか?そりゃこんな設定付けりゃ怒るよな
 なお、CAPCOM側の悪のテコンダーとの関係は不明)。

同じく『鉄拳3』から登場した風間仁とは過去に引き分けた因縁があり、
彼との再戦を期待して度々「THE KING OF IRON FIST TOURNAMENT」に参加している。
『鉄拳4』では徴兵制による兵役の最中だったのに脱走して大会に参加している(結局大会後には軍に連れ戻された)。
『鉄拳6』では前回仁に勝利したかに見えたが、デビル化した仁にボロ負けしたとされ、再度ペクの元で修行に励んだ。
ちなみに仁は「すっかり遠い存在」になってしまったらしい。……ああ、羽が生えてビームまで出てしかも世界を相当支配してる財閥の頭首じゃあ仕方ないな
でも再戦を目指す。『3』の時は対等だったのに…。
同じく『鉄拳6』のシナリオキャンペーンモードでは、何故か公式ストーリーには一言も書いてないのに三島財閥に対抗するレジスタンスのリーダーになっている。
ちなみにサブリーダーはペク。仁からは「お前がリーダーだったとはな、道理でまとまりがないわけだ」とボロクソに言われてしまった。
だが、仁に対しては「こんな世界をお前は本当に望んでいたのか?」と、彼を心配(?)しているらしい台詞が一応ある。
『鉄拳7』でも続投。失踪した仁を独自に追うというストーリー。
この時点ではお馴染みの衣装を引き継いでいたが、
その後バージョンアップ版『鉄拳7FR』において無印時点でコスチュームが『6』以前のままだったキャラ全員の刷新が行われ、ファランは何故か眼帯を装着。
この若干痛い変更にユーザーは戸惑ったが、家庭用のストーリーモードにて、
仁を三島財閥の襲撃から庇うためにグレネードの爆発を受け目を負傷した事が判明した。

『ストクロ』ではペクの命を受け格闘大会に出場し、
スティーブと対決するも、三島財閥とシャドルーの激突で大会会場が破壊されてしまいオジャンに。
利害の一致からスティーブと共に三島財閥とシャドルーを追う事になる。
+ その結末
三島財閥とシャドルーを追う内に南極に墜落した「箱」に辿り着く。
辛くも豪鬼を撃破し、心配するスティーブに「一人で勝てたし百人いても余裕」と嘯くも、
その言葉を聞いていた「箱」が「百人の豪鬼と戦いたい」と認識してしまい、文字通り百人に増えた豪鬼から逃げ回るハメに…。



原作での性能


メインとなる2つの構え「左構え」「右構え」と、特殊構え「レフトフラミンゴ」「ライトフラミンゴ」の4つの構えを駆使して戦う、
ストZERO』以降ののようなキャラクターである。
ファランに限らずほとんどの鉄拳のキャラクターは複数の構えを持っているが、
大体はメインとなる構えとおまけのような特殊構えを持っているだけで、特に構えを立ち回りで意識する必要はない(技後の特殊構えの移行も任意の場合が多い)。
しかしファランの場合は、メインとなる構えが元々2つある。
左右の構えから出せる技のコマンドが全く異なり、特定の技を出す度に構えが強制的に入れ替わる。
そのため、単純にキャラ2人分の技を覚える労力が要求される。

その代わりに、構え移行をマスターすれば他キャラとは比較にならない数のコンビネーションを生み出すことができる。
ガード後の有利不利がとても分かりづらいため、ファランをよく知らない相手なら、どこで割り込めるか全く分からせず一方的に攻め続けることができる
逆にファランをよく知っている上級者が相手の場合は、コンビネーションを相当工夫する必要がある。
どうしても崩せずに中距離で待ち気味になることも少なくない。
キャッチーな見た目に反して大変マニアックな性能のキャラクターとなっている。そのため使用率もあまり高くない。

ちなみに師匠のペクはメインの構えは右と左に分かれておらず、フラミンゴに特化したキャラとなっている。
ファランより扱いやすい分、ファラン以上に攻めのネタを読まれると厳しいキャラに仕上がっている。
この二人は同門かつ師弟関係の癖に同じ技はほとんど持っていない。ペクは一体どんな教え方をしたんだろう…。

『鉄拳7』では新規技やペクの技が追加・一部既存技と置き換えになった。
中でも左構え時66RKで出せるヤクザキック」「ピースキーパー」は単発ダメージが高い上に基本コンボに絡めるという暴力のような性能で、
同作におけるファランの高火力化の一因と言える。

+ おまけ


MUGENにおけるファラン

Silver氏によるものが存在していたが、現在はサイト消滅により入手不可。
見た目は3Dキャラを加工して作られており、動作は『鉄拳3』を元にしている。完成度は50%との事。
そのため、各種技のコマンドも所謂波動昇龍コマンドではなく、3D格ゲーでよく使われるボタン⇒ボタン形式のコマンドとなっている。
AIは未搭載。
参考動画:テコンダー対決

出場大会

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最終更新:2023年05月19日 22:55