翠星石


「おととい来やがれですぅ」

PEACH-PITの漫画『ローゼンメイデン』の登場人物。「すいせいせき」。
アニメでの声優は『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝倉涼子や『戦国BASARA』のかすが役でお馴染みの 桑谷夏子 女史。
ドラマCD第1作では『テイルズオブシンフォニア』のコレット・ブルーネルを演じた 水樹奈々 女史。
奇しくも某アニメでパートナーだった人達である。

「ローゼンメイデン」シリーズの第3ドール。蒼星石の双子の姉。
長女と違ってアリスゲームには否定的であり、「他の姉妹のローザミスティカを奪う位なら自分はアリスになれなくても良い」と告げた事も。
妹である蒼星石とはとても仲が良く、(能力的にも)「二人で一人」と思っている節がある。
一人称は基本的には「翠星石」、稀に「私」。語尾に「ですぅ」(あるいは単に「です」)を付けるのが特徴。タラちゃんとか言うな
毒舌家で、しかもツンデレの気がある。毒を吐く時も必ず語尾は「ですぅ」となる。
しかしアニメ版ではキレた際に「人が下手に出れば付け上がりやがってぇ!」などという暴言めいた発言もしている。
更に人間嫌いで、計算高く高飛車なため、桜田ジュンから「性悪人形」と呼ばれている。その癖、臆病で人見知りであり、蒼星石の後ろにすぐ隠れてしまう。
アニメ版だとジュンの影響で、人見知りはあっさり直っている。
登場当初はジュンとの仲は険悪で喧嘩ばかりしていたが、彼の命を懸けてまでドールを守ろうとする心の内の優しさと強さに惹かれていき、
後半ではジュンの一挙一動に一々反応を示すような描写も見られた。ここまでくるとテンプレだろう。
しかし契約後も相変わらず喧嘩は絶えず、当のジュンは真紅に対して特別な感情を抱いている様子もあって、二人の仲を嫉妬するような場面も多い。
……念のため言っておくがヤンデレ要素は皆無です。
サウンドトラックの蒼星石曰く、実は真紅自身もいつもジュンと遊んでいる翠星石と雛苺に対して嫉妬しているとの事。
なんというドロドロ三角関係姉妹。仲は比較的いいけど。
よく雛苺を小馬鹿にしておちょくっているが、水銀燈の攻撃から身体を盾にして守ったり、
彼女が停止した時は取り返そうと発言したりと、本気で嫌っている訳ではないようだ。
アニメ版では金糸雀も庇っている。つまり、姉妹に対してもツンデレ。

服装はオランダやベルギーの民族衣装のような深緑のロングスカートのエプロンドレス。アニメではフリル部分がかなり省略されている。
容姿は目の色が蒼星石同様オッドアイで、右目がルビー色、左目がエメラルド色で蒼星石と逆である。
原作では二人の目は本来ルビーの目のセット、エメラルドの目のセットだったのを双子で一つずつ分け合ったとされている。
制作途中でローゼンが入れ間違えたのではない
髪は床に届く程の茶色のロングヘアで後ろで二つに分かれてロールしており(ちなみに登場初期では髪のロールは複数本あった)、
白い三角巾のようなヘッドドレスを被っている。

人の心に育つ「心の樹」を成長させる「庭師の如雨露(じょうろ)」を持つ
(心の樹に過剰に栄養を与えて腐らせ、その人の心の成長を妨げ記憶に縛り付ける事もできる)。
庭師の如雨露を持つ事からファンの間では「庭師姉妹」等と呼ばれる事もある(妹の蒼星石は大きな鋏を持っており、分業しているため)。
人工精霊はスィドリーム(薄緑)で、庭師の如雨露を出して水を入れたり、夢の世界への扉を開いたりする。
戦闘面でも庭師の如雨露によって心の樹の枝を成長させ攻撃・防御を行う。
戦いに対して否定的な彼女ではあるが、ジュンとの契約後は薔薇水晶相手にまともなダメージを与えており、
最終決戦時にも、真紅、水銀燈、薔薇水晶と言った武道派組が揃っている中、必死に金糸雀を庇い続けていた。
世にもめずらしい如雨露を鈍器として使う格闘戦術を駆使して、水銀燈相手にもそこそこの善戦を見せ、
好戦的ながらも上述した水銀燈・薔薇水晶にまるで敵わなかった蒼星石に比べ、中々の実力がある模様。戦闘力は低いけど

人気の高いローゼンメイデンの中でもトップクラスの人気を誇り、アニメ第1期人気投票で準優勝、アニメ第2期人気投票では見事優勝している。
水銀燈の「水銀党」に対して、彼女のファンの集まりを「「翠星会」と呼び、『ローゼンメイデン』における二大派閥を形成しているとか。

余談だが、翠星石を演じた桑谷夏子氏は慇懃無礼さを取り除けば「普段の彼女と大差無いレベルの毒舌キャラクター」としてしばしば取り上げられている。
なんなんだこの声優

また「アニメ『ローゼンメイデントロイメント』のOP「聖少女領域」のピッチを上げると翠星石の声に聞こえる」というネタがあるのだが、
この際何故か副次的に曲が『ストII』のバルログステージのBGMっぽくなるという現象が発生する。
音程などは全く別なのだが、イントロ部分などは妙に合う不思議。

+ 二次創作での扱い
翠星石が主役の二次創作での主な扱いは二者択一で、ツンとデレの割合が入れ替わってデレデレになる場合と、
真紅達への嫉妬から上記の「心の樹」を使って洗脳したり、鬱展開だと蒼星石を利用して用が済んだら手に掛ける事も…。
嫌がっていたアリスゲームを自分から仕掛けて他のドール達を葬った後、JUMジュンと二人だけの世界へ…等のになる場合のどちらかである。
蒼星石と雛苺に比べて極端なキャラ崩壊は少なく、エロ展開もJUMの靴下の臭いを嗅いだりパンツを被ったりする程度。え?大して変わらない?
なに、気にすることはない

他にもやる夫スレでは、黎明期の有名ストーリーで起用された事やツンデレ、人気キャラ、表情豊か=AAが多い等の理由から、
メインヒロインを演じる事が多かった。
「YYS」(やる夫・やらない夫・翠星石)はやる夫スレ製作の上での一つの定番メンバーと呼ばれた事もあった。
また、Sには同じくやる夫スレで人気の高い蒼星石や水銀燈が入る事もある。
ただし、やる夫系が盛り上がり作品が増えるにつれて、所謂「駄作」と呼ばれる作品や完結せずに放置される作品も多くなっていた。
そんな中でヒロインポジの常連であった事から、「翠星石がヒロインの作品は地雷やエターなる(打ち切り)が多い」という風評被害を受けた事も。
YYSが廃れて風評被害が風化した現在では、ローゼンキャラ以外のAAが増えて好きな配役ができるようになった事もあり、
脇役も含めて他キャラより出番が若干多い程度のポジションに収まっている。
とはいえ、彼女関連のスレを基にした恋愛ゲームが作られるなど、人気や存在感は未だに健在な模様。

(以上、wikipediaより一部抜粋・改稿)


「健やかにィ~ のびやかにィ~ 緑の葉っぱをキラキラ広げて…!」


MUGENにおける翠星石

ドロウィン氏製作のコンプゲー『Rozen MUGEN traumend』のものが存在した。
現在はフリーティケットシアター終了によるリンク切れで入手不可。

コンプゲーの中では、飛び道具(設置型)、突進技、対空技を備えたスタンダードタイプ
超必殺技必殺技の上位互換のものから、全画面判定やネタ技まで様々。正にドロウィンクォリティ!
また、原作ではローザミスティカを取り込む事でその能力を得られる事から、アーケードモードでは倒したローゼンメイデンから得た技を使えるようになる。
翠星石の場合は如雨露で水を撒きながら雛苺の轍を発生させたり、水銀灯の黒い羽で対空攻撃ができるようになるものの、判定が狭いため使い所が限られる。
なお、この仕様はアーケードモード限定で、通常の対戦ではおろかトレーニングで使う事もできないため、存在自体を知らない人も多い。
常に使えるようにするにはcmdファイルの該当する記述を編集するしかない。

外部AIは「黄金の仮面伝説」の投稿者であるikuiku氏によるAIパッチが公開されている。
遠距離では樹を出しまくり、近付かれたら対空で落とすという立ち回りを得意とし、
蒼星石とタッグを組むと真価を発揮する他、イントロも変わるという拘りっぷり。
なお、このAIパッチは初期バージョンに記述ミスがあり、MUGENが落ちる可能性があるので注意。
デフォルトのdefファイルからPal1~12をコピペすれば直るとの事だが、更新版を入手しておくのが無難だろう。

柊・竹・梅氏によるカラーパレット某メイドロボカラー、某未来人?っぽいカラー)も公開されている。


この他に「DESU-CHAN」なる謎の海外製論外キャラが確認されているが、現在は入手不可能。
ちなみに中身はコイツのようである。
そのままではどう考えてもアウトという代物なので、動画用に問題部分をオロチの顔で隠したものが一時的に公開されていた模様。
その姿が確認できる動画(10:04~)

出場大会

【DESU-CHAN】

出演ストーリー

プレイヤー操作



「言葉にできる寂しさは誰かが慰めてくれます
 言葉にしない悲しみは自分で乗り越えていくしかないのです」


最終更新:2021年05月31日 21:22