セーラープルート




「冥界の星!
   冥王星を守護にもつ時空の戦士!
             セーラープルート!」


  • 年齢:18〜23歳(推定)
  • 身長:174cm
  • 誕生日:10月29日
  • 誕生石:トパーズ
  • 星座:蠍座
  • 血液型:A型
  • 好きな色:えんじ色
  • 好きな食べ物:お茶
  • 苦手な食べ物:茄子
  • 好きな教科:物理
  • 苦手な教科:音楽
  • 趣味:ショッピング
  • 特技:裁縫
  • 将来の夢:デザイナー

武内直子女史の少女漫画『美少女戦士セーラームーン』の登場人物。
ストーリーが後の方になってから登場する、外惑星・冥王星を守護星に持つ時空変革のセーラー戦士である。
……惑星クビになっちゃったけど。*1
セーラームーンら5人に対し、このプルート、ウラヌスネプチューンは「外部太陽系戦士」「外惑星戦士」と呼ばれる。
担当声優は川島千代子女史。リメイク版『美少女戦士セーラームーンCrystal』では 前田愛 女史。
AiM名義で歌出している方ね、念のため。

本名は「冥王 せつな」。・・・・すごい名字だ。
そしてファンからはもとより劇中でも「プルート」に因んでプー呼ばわりされる事も。いいのかオイ。
更に必殺技の名はデッドスクリームヘビメタ関係のようなセンスである。
ちなみに原作第三部以降は外部太陽系戦士を主とした一部の必殺技に漢字の当て字がされており、デッドスクリームは「破滅喘鳴」となる。
こんな調子で一人剣呑な雰囲気を醸し出している異色の美女戦士。

時間を操る能力を持ち、時空の扉を守る番人としてセーラー戦士中唯一転生しないで生き残ってきた。
オーブのタリスマンの所有者であり、戦闘中は鍵の意匠の杖を常に持っている。
原作の第二部では「時間を止める」という禁忌を犯してしまったため死亡し、改めて「せつな」に転生した。
原作者である武内直子女史からは愛されており、「第二部は彼女とキングエンディミオンの物語である」と公言しているほど。

前述の通り時間を操る力を持ち、外惑星系のセーラー戦士に相応しい実力を誇る。
セーラーウラヌスが「単純数値で最強」、セーラーネプチューンが「汎用性で最強」なら、セーラープルートは「特殊能力で最強」と言った所か。
その能力とストーリー上の役割もあってか謎めいた描き方をされる事が多く、直接戦闘回数も少ない。そのためか、放った必殺技が防がれた事が一度も無い。

+ 余談
「時間を操る」能力があまり似つかわしくないため、しばしば「破滅と再生を操る」セーラーサターンと能力が逆になっている疑惑がかけられている。
  • サターン=サトゥルヌス(ローマ神話)=農耕神クロノス(ギリシャ神話)≠時間の神クロノス(ギリシャ神話)。この二神はよく混同される
  • プルート(ローマ神話)=ハデス(ギリシャ神話)。冥界の支配者であり、生と死を司る
もっとも、セーラーサターンの登場時に武内直子女史がそこまで考えていなかった、というのが有力な説であるのだが。

+ ちなみに
『第3次スーパーロボット大戦α』に登場したディス・アストラナガンの「Dis」とはハデスにあたるローマ神話の神の事で
(ハデスとプルートは両方ギリシャ神話由来)、
神話ネタをロボットに付けること自体はあるあるだが、何故か時間を操る武器を持っている。
本編でセーラームーンセーラーマーキュリーの中の人ネタをよくやっているが、まさか…。


MUGENにおけるセーラープルート

Poshpsylocke氏によるコンプゲーム『セーラームーンX』のものが存在していたが、現在は氏のサイトからMUGENコンテンツが削除されている。
竜巻を生み出して攻撃する「クロノス・タイフーン」や、その上位技「クロノス・トルネード」で遠距離と対空の両方をこなせる。
また、当て身から直接瞬間移動できる「テレポート」を持っているため、距離を詰められてもすぐに離せる。
超必殺技には時間停止させる技「タイム・ストップ」もあり、遠距離戦向きのキャラと言えるだろう。


上記の他にもMmaluco10氏のものと、kamekaze氏によるMUGEN1.0以降専用のものが確認されている。
前者の技構成はPoshpsylocke氏と似ている所もあるが、「クロノス・ストリーム」というオリジナル飛び道具技が追加されている。

出場大会



*1
冥王星は1930年の発見以来、長く太陽系第9惑星とされてきたが、
他の8惑星と性質が異なる事や、1992年の「(15760) 1992 QB1」(「QB1」もしくは「小惑星15760番」と通称される)発見を機に、
似たサイズや性質の天体が海王星周回軌道外で相次いで発見されたため、天文学者の間では冥王星の位置付けを巡る論争が生じていた。
発見者であるクライド・トンボー博士は「惑星である」と断言していたが、
2003年に冥王星よりやや大きく、惑星表面の組成も冥王星に似る「2003 UB313『エリス』」が発見された事で、
冥王星と他の新天体との差異はほぼ無くなってしまっていた。
2006年8月、国際天文学連合 (IAU) 総会は激しい議論の末に、
「惑星」「準惑星」「太陽系小天体」という3つのカテゴリを設け、その定義を策定
(それまで「何をもって惑星とみなすか」については明確な定義が無かった)。
その上で「冥王星は準惑星に属する」と議決した(これが所謂「冥王星の格下げ」である。

当時は良くネタにされたが、そもそも主役からして惑星ではないので実の所さしたる問題ではない。
これは、『セーラームーン』における惑星が通常の天文学ではなく「惑星占い」を基準にしているためである。


最終更新:2022年05月15日 10:00