ラルフ・C・ベルモンド

コナミの名作アクションゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズに登場するキャラクター。
第3作『悪魔城伝説』の主人公であり、後に『闇の呪印』、『ジャッジメント』などにも主要キャラとして登場した。
また、シモンを差し置きパチスロシリーズ「悪魔城ドラキュラ」でも主人公を務める。
初めてドラキュラ伯爵を倒したベルモンド一族の中でも伝説の存在。
ミドルネームのCが何の略なのかは不明*1で、そこを省略して ラルフ・ベルモンド と表記されることもある。
海外名はTrevor C. Belmont(トレバー・C・ベルモント)*2
また、『宿命の魔鏡』ではこの海外名に準じて トレバー・ベルモンド として登場する。

『悪魔城伝説』でのラルフ


ドラキュラ伯爵が人間滅亡の手始めにトランシルバニアを襲い始めた。
教会は様々な対抗策を試みたがことごとく失敗に終わり、最後の望みを掛けて、ベルモンド一族に協力を要請する。
ベルモンド一族は、人間離れした力を持っていたことから人々に迫害されていたが、
ラルフはこの要請を承諾、悪魔城へ乗り込んでドラキュラ伯爵を撃破し、封印に成功する。
この英雄的な功績からベルモンド一族への偏見は無くなり、ラルフは初めてドラキュラを倒した男として伝説となった。

ヴァンパイア・ハンターであり、シリーズ第1作目の主人公シモン・ベルモンドの先祖。
メインウェポンはムチで、3段階のパワーアップが可能。
サブウェポンとして短剣、オノ、聖水、クロス(十字架)、懐中時計の5種類を使いこなし、連射アイテムの取得により最大3連射も可能と、
1作目のシモンの性能に近い。
ベルモント一族はあまり馴れ合いを好まない傾向があるのだが、
ラルフのドラキュラ討伐は3人の仲間達と協力して成し遂げられたということから、彼のカリスマ性がうかがえるだろう。

道中には上下の分岐ステージがあり、どちらを選ぶかで難易度が変わり、さらに特定のステージをクリアすることで
仲間キャラクター(後述)をパートナーに加えるか選択することができる。
パートナーがいれば、プレイ中にSELECTボタンを押すことでラルフとのキャラクターチェンジが可能となる。
ライフポイントはラルフ・仲間キャラクターで共有。
ただし2人以上でゲームを進めることはできず、新しい仲間を加えるとそれまでのパートナーとは別れることになる。
(とはいえ、別れる事になるパートナーはゲーム進行的に必ず一人の人物に固定されているが)
敢えてパートナーを加えず、ラルフ1人で攻略することも可能である。
仲間キャラクターによっては特殊な移動技能(壁伝いに這う・空中を飛行)を持つ者がおり、
その能力を活用することで面の道中を大幅にショートカットしたり、ラルフでは回収できないアイテムを取得することも可能で、
パートナーとの連携がゲーム難易度を大きく左右することになる。
なお、最終ブロックをクリアする時に誰をパートナーにしたか(もしくは誰も居ないか)により4種類のエンディングが用意されている。
また、2周目以降は1周目クリア時に連れていたパートナーが最初から居る状態でスタートし、仲間を選ぶイベントが発生しない。
+ パートナー一覧
ところで、彼らを仲間に加える際、ラルフは右手を差し出して握手を求めるのだが、みんな左手を差し出してくるため、
握手ではなくグータッチをしているように見える。
まあ海外の挨拶だから……と思いきや、実は海外版では絵が描き直されていてきちんと握手している。

『月下の夜想曲』でのラルフ(偽)

本人が登場する訳ではないが、ボスキャラとしてラルフ・フェイク、グラント・フェイク、サイファ・フェイクという偽者トリオが登場する。
天井からナイフで攻撃してくる偽グラント、空中から魔法攻撃を放つ偽サイファ、地上でムチ&クロス攻撃を放つ偽ラルフと、
パチモノではあるが最低限のツボは押さえておりそれなりには強敵。
ただし、グラントとサイファを倒してしまえばラルフのムチもクロスも しゃがむだけで当たらなくなる 為、後は煮るなり焼くなりお好きにどうぞ。
ちなみに偽サイファはローブのフードを被っていないため長い金髪が露出しており、一目で女性だと分かるようになっている。
なお、アルカードにとってはかつての仲間達(仕様上ラルフ以外と一緒に戦うことは無いが)の姿を模した許し難い敵のはずだが、
会話イベントなどは特に無い ためその辺りの心情は不明。


『闇の呪印』でのラルフ


『悪魔城伝説』の三年後を舞台に、再度ドラキュラ復活を阻止するために単身悪魔城に乗り込む。CVは増谷康紀氏。
ただし主人公は元ドラキュラ配下で悪魔精錬士のヘクター。つまりラルフはサブキャラ。
本作では3Dアクションのためカメラワークが三人称視点となっており、操作には若干慣れが必要。
ストーリーでは敵として二度に渡り戦うことになるが、元ドラキュラ配下のヘクターを全く信用していないので、
言動も攻撃的でこっちの話を聞きゃしない。
このためファンからは脳筋呼ばわりされた。あぁ、ラルフのカリスマ性はどこへ……

なお『闇の呪印』では敵からアイテムを盗めるのだが、ラルフから盗れるアイテムは何故か カレー
通称は「ベルモンドカレー」。
もしかして弁当なのだろうか? だとしたらサイファが包んでくれたのだろうか? 真相は闇の中である。

なお、隠し要素でラルフモードも搭載されているので、ラルフファンも安心である。


ギャラリーオブラビリンスにおいても、隠しボスとして上記の「ラルフ・フェイク、グラント・フェイク、サイファ・フェイク」が登場する。
サイファ・フェイクがメロンソーダを、グラント・フェイクがラーメンを落とす中、ラルフ・フェイクが落とすのはやはり カレー である。



『ジャッジメント』でのラルフ

本作は3D対戦アクション。
キャラクターデザインは、デスノートで有名な小畑健氏が担当。CVは近藤隆氏。
筋肉質であり、どこか教官っぽくも見えてしまう。っていうか、チュートリアルでシモン相手に教官やってる。
なおカリスマ性は復活しており、ミドルネームのCが消えた。

ちなみにこの作品、シモンがどうみても新世界の神だったり、マリア・ラーネッドがミサだったり、グラントが リンゴ好きの死神 だったり、
アイオーンが中の人ネタで絶望先生だったり、ドラキュラ伯爵がジョージだったりする。

そんな個性派メンバー揃いな中、初心者から上級者まで安定して使用されている人気キャラである。


パチスロ&ポップンでのラルフ


『闇の呪印』を元にした『パチスロ悪魔城ドラキュラ』の主人公としても活躍中である。 あれ?ヘクターは……?
また、このパチスロ版の主題歌を持参して音ゲーの『ポップンミュージック18 せんごく列伝』にも出場を果たした。
ちなみにこれらの作品ではミドルネームの無い「 ラルフ・ベルモンド 」名義になっている。
+ 『ポップン』でのラルフ

『宿命の魔鏡』でのトレバー

2013年に発売された3DS用ソフト『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡(さだめのまきょう)』では、
無印『ロード オブ シャドウ』の流れを汲んで、海外版の名前の「トレバー・ベルモンド」として登場。
ただし「新生」悪魔城を名乗っているため、設定が再構築され 過去の作品年表等とは関係のないパラレル となっており、
トレバー・ベルモンドは前作主人公であるガブリエル・ベルモンド(後の吸血鬼ドラキュラ)の息子、
そしてシモン(というかサイモン)はトレバーの 息子 となっている。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21209522
後にPS3と360でHDエディションも配信されている。

『悪魔城伝説』のBGMについて

彼の出る『悪魔城伝説』はドラキュラシリーズでも、また数多のファミコンソフトの中でも
群を抜く完成度とクオリティで、熱狂的なファンを獲得しているタイトルでもある。
特にBGMに関しては、『VRC6』という特殊処理を行う専用拡張チップに内蔵された拡張音源により、
ファミコンサウンドの常識を覆すダイナミックな演奏を実現し、
『Beginning』、『Aquarius』、『Dejavu(Vampire Killer)』と言った数多くの名曲達を生みだしている。
上記の『パチスロ悪魔城ドラキュラ』でも、このVRC6+ファミコン音源での原曲版『Beginning』が収録される程、
その完成度はある種の「伝説」にまで達している。
今なお、実物のファミコンROMカセットはそれなりの値段で売買されるが、Wiiでのバーチャルコンソールでも
プレイすることが可能なので、興味があればプレイしてみるのもいいだろう。


ちなみに、海外版だと『VRC6』が搭載できなかった関係上、どうしても日本版と比べると音質は劣るが
そもそも楽譜はそのままだし、「ファミコンのデフォルト音源で演奏してみたらどこまでできるのか」という点で見れば相当頑張っている。
こちらはこちらでなかなかの出来である。
動画では日本版と比較するコメントが散見されるが日本版が凄すぎるだけなのだ。


TAS動画でのラルフ

+ TAS動画でのラルフ


MUGENにおけるラルフ・C・ベルモンド

MUGENでは、海外産の悪魔城伝説版(トレバー)とライグ・ギラル氏による月下仕様が存在する。

  • ライグ・ギラル氏による月下仕様
月下(に登場した偽者)のグラフィックが使われており、リヒターとは技を共有しているが、
追加技の存在などで差別化が図られている。
今後、ウェポンの増加やストライカーとしてグラントやサイファを搭載する予定、らしい。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11126648

出場大会

出演ストーリー


*1
あくまで一つの仮説だが、このCは 「クリストファー」 の略ではないかという説がある。
すなわちラルフ・C・ベルモンドとクリストファー・ベルモンド同一人物説……もとい 本来は同一人物のはずだったのではないか説
『悪魔城伝説』の時代設定は 『悪魔城ドラキュラ』の100年前 であり、『ドラキュラ伝説』と思いっきり被っている。
英雄クリストファーという存在は第1作の時点で既に提示されており、彼を主人公にした作品を作るというのは自然な発想である。
そして 二つの開発チームでネタが被ってしまい 、クリストファーの名は先発の『ドラキュラ伝説』に譲り、
『悪魔城伝説』ではとりあえず名前だけ変えて別人ということにしたのではないか……という仮説。繰り返すようだがあくまで仮説である。
現在では年表が整理され、ラルフがドラキュラを倒したのは 200年前 ということになりクリストファーとは明確に別人とされている。
とは言え過去の作品そのものまで弄る訳にもいかないので、バーチャルコンソールの紹介ページ( 外部リンク )などでは
『悪魔城ドラキュラ』からさかのぼること100余年 」という記述はしっかり残っている。

*2
ちなみにこの一族、日本では(初期作品を除いて)「ベルモン (Belmondo)」だが、海外では「ベルモン (Belmont)」と微妙に表記が違っている。
また、日本でも初期の作品や一部のゲスト出演作品では「ベルモント」になっている場合がある。