ジェル


「このロボのひっさつわざをしったとき、もうおまえはおわりなのだ!」

任天堂がファミコンで発売したロボット格闘ゲーム『ジョイメカファイト』の登場ロボット。
ワルロボとしてステージ2の8体の敵キャラクターの内の1体として登場。
倒しても仲間にはならないが、ハードモードをクリアすると対戦で使えるようになる。

特徴はクリームのような頭眠たそうな半目。全身は透き通っており、背景に透過している。
文字通りジェルっぽい。しかしジョイメカ。なんなんだアンタ


原作での性能

性能は投げ・空中技・突撃技、そして特殊技の「ドロロンパ」である。

必殺技

  • ドロロンパ(AB同時押し ダメージ無し)
他に同じ効果が存在しないジェルの固有技。
モーションこそホノオのファイアーフレアと同じだが、使うとジェルが画面から見えなくなる。でも効果音は消えない。
解除方法はもう一度同じコマンドを入力するか、体力が少なくなるか、気絶するか、攻撃被ヒット時か……。
実はカメラワークのブレでも、おおよそ姿が分かる。ファミコンを遊んだ人なら分かると思うが、TVの砂嵐画面でもうっすらと姿が分かる。

ちなみに、ドロロンパ状態でKOされるとダウンエフェクトが出ず、効果音だけが虚しく響く状態になる。
ジョイメカが一体ポツンといる所に、いきなり「ボガーン」と大きな音が出る光景はシュールでちょっと怖い。
もちろん活用できるのは対人戦であってCPU相手には何の意味も無いので注意。
しかし、ジェルの最大の持ち味はこの寂しい性能だけではなく、隠しコマンドにある

  • ジェル ツイスター(空中でAB 8POW)
センジュフライングドリルと同じ。空中投げを持たない相手には非常に有利。
回転中の効果音が違うが、ドリルに該当するパーツが出ていたりと性能は似通っている。
隠し要素も全く同じで、AB同時押し追加入力で加速する。

  • ジェル スロー(相手の近くで →+A 14POW)
ジェルを相手に投げ付ける技……ではなく、全キャラ共通の変わり映えしない投げ。
モーションはスカポンのスカポンナゲ、性能はサスケのトモエナゲと同じ。
……と思いきや、間合いは狭いが実はBボタンで威力が20POWに上がる。
ジョイメカ投げダメージ最大値ランキングは26POW24POW22POW、20POWと4番目。
若干見劣りするが、それでも充分高い威力。

  • ジェル キック(←タメ+B 8POW)
突撃技。隠れていた膝パーツが出てきて、そのまま水平に飛び膝蹴り。
性能はタイガーのフライングニーキックと同じ。
この技の隠しコマンドは2つある。
  1. コマンドを「←タメ↓+B」か「十字キー斜め左下+B」(ようはジェルキック中に↓を押しっぱなし)にすると着地タイミングが早くなる
  2. 「ジェル キック」が発動しても十字キー斜め左後ろとBを連打すると、なんと相手接近時に20POWの「ジェルスロー」が暴発する
    これは1の も可能だが、単独で、十字キー斜め左後ろとBを押して投げない。バグ要素っぽい?
……つまり、ジェルは実は投げキャラだったんだよ!
ドロロンパで消えて、ジェルキックとジェルツイスターで距離を詰め、ジェルスローという黄金コンボを使いこなせれば君もジェルマスターだ!

  • 総評
ドロロンパが死に技となるCPU戦に強さを期待できない以上、上位を狙っていくのは難しい。
しかし対人戦においてドロロンパを極めた猛者ならば話は別。
ジェルキックは撹乱に使えるし、ジェルツイスターを絶妙な高さで当ててくるし、
20POWのジェルスローを容赦なく使ってくるだろう(というか、そうしないとジェルが詰む)。
強さランク的にはプレイヤーによって上の下~下の中までは変動するのではないだろうか(トップ10入りはキツイかもしれないが)。


MUGENにおけるジェル

yamabe氏によるものと、卵寒天氏によるアレンジ仕様が存在。
現在は双方共にはいうぇい氏によって代理公開されている。
なお、非常に分かりづらい所にあるので「ジョイメカ」でサイト内を検索することをお勧めする。

卵寒天氏のものはドロロンパでゲージを消費する代わりに飛び道具無敵が付加されている他、
ダメージを受けても透明化が解除されず、原作とは違って下段の区別もあるためかなり強力な技になっている。
IX氏による外部AIも公開中。

出場大会



最終更新:2023年06月15日 23:24
添付ファイル