ボン太くん







 「ふもっふ!」

賀東招二氏のライトノベル『フルメタル・パニック!』シリーズ及び、それを原作としたアニメ作品に登場した強化服
ン太(BONTA)くん」である。決して「ン太(PONTA)くん」ではないし、ましてや「ン太(GONTA)くん」などでもない。
アニメ版の声優は金田朋子氏。

元々は遊園地「ボン太くんランド」(アニメでは「ふもふもランド」)のマスコットキャラクター*1であったが、
主人公・相良宗介が千鳥かなめを助ける際に偽装のため着ぐるみを強奪し、着用(ちなみに宗介が持つ最も高価な「服」である。特に改造を加えて以降はかなり高価な服になっている可能性がある)。
表情があるような気もするが、何、気にすることは無い。
その後、着ぐるみは宗介の手によって強化服に改造され、街に出没した犯罪者たちと交戦してデータ採取と改修を重ねた結果、
「人間サイズのアーム・スレイブ(作品世界の戦闘用二足歩行ロボット、通称AS)」と呼べるほどの性能を得た。
しかし、ボイスチェンジャーをオフにするとなぜか不具合が出るので「ふもっふ」としか喋れない*2
アニメ版の描写を見る限り、OSとしてシングルタスクのHuman68k*3を使っているようなので、その辺りに問題があるのかもしれない。
まあ、同じくシングルタスクの上、メモリ制限の厳しいMS-DOS*4で動いていたロボコップよりはマシであるが。
ちなみに、宗介の幼少時に航空機事故に遭った際現場で持っていたぬいぐるみもボン太くんだったりする。

宗介にとっても自信作であり、各国に量産型ボン太くんを売り込んでいる(こちらの声は水田わさび氏)。
この量産型、広域暴力団・龍神会の制圧に投入されている。
……結果、画像のようなクマともネズミとも言えぬ謎の着ぐるみの群れが暴力団の本部を蹂躙する
なんとも言えない光景が繰り広げられることに。
ちなみに、購入したのはマイアミ警察のみ(アニメではFBIも購入)であり、殆ど無視されて在庫ばかりらしい。当たり前だ。
但しマイアミでは麻薬密売組織の摘発にボン太くんが活躍したという……。
というか大人気商品になってしまっていたら、宗介が敵対する武装組織が横流しされたボン太くんを使用して
応戦してくるとか、色々ととんでもないことになっていたような気もしないでもない。
そっちはそっちで人間サイズのAS(無人機)を保有しているが。
作者によると戦うとボン太くんが勝つとのこと。

2010年2月下旬には、バンダイの完成品アクションフィギュアシリーズ『ROBOT魂』で
アーバレスト等のASに続いてボン太くんがリリースされてしまった。ロボッ…ト……?

余談だが、ボン太くんが主に活躍したアニメ『フルメタル・パニック?ふもっふ』によって、
製作元である京都アニメーションは一躍有名になったため、その後の京アニ作品においてもパロディとして扱われることがとても多い。
アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』においては第8話「ミステリックサイン」における戦闘シーンにおいて、
古泉一樹 「ふもっふっ!」「セカンドレイド!」 という掛け声を放ったり、
長門有希がバリアを張ったのを見てキョン 「斥力場!?」 と叫んだりしているが、これらは全てフルメタネタである。
(ふもっふは言わずもがな。セカンドレイドは『フルメタル・パニック! The Second Raid』から。
 斥力場は要約するとラムダドライバによって展開されるバリアのこと)
また、第12話「ライブアライブ」のキョンの「ま、せいぜい文化祭を楽しめ、普通にな」という台詞も宗介のパロディである。
アニメ版『らき☆すた』にも柊かがみの部屋にクッションとしてボン太くんがゲスト出演している他、
泉こなたが「ふもっふ」と叫んだりスパロボチックにアーバレストに乗り込んだり、
ゲスト出演した兄沢命斗が同じ声繋がりで宗介のカードを勧めたり…色々とキリがない。
+具体的な会話内容と余談
???「いやね、長門とか売れまくってるのにこっちはコレでしょ?古泉は売れてるってのにさ…」
???「うるさい!こっちは3年前から売れ残ってるんだ!大佐殿なんて即日完売だったのに!」
お前らマジ自重しろ。

余談だが、この会話が行われた回はフルメタの原作者である賀東招二が脚本を担当した回である。
(そのためか、賀東招二本人が登場したり、柊かがみがガウルン×宗介のBL系同人誌を読んだりもしていた)
さらに余談だか、このときの絵柄のテレホンカードが実際にアニメイトで販売されたことがある。
ついでに、フルメタの原作者である賀東招二は、ハルヒ第11話でなんとアニメの脚本を担当し、
以降も『らき☆すた』など多くのアニメの脚本を担当することになったりしている。だから執筆が遅れ(ry

「ららら、コッペパン♪」

また、賀東招二氏の次回作となった『甘城ブリリアントパーク』ではお菓子の妖精「モッフル」にデザインが流用されている。CVは川澄綾子
ちなみにこっちは妖精なので真の意味で中の人などいない。あと、こっちもかなり戦闘力が高い。
デザイン流用については「設定を考えた時点でボン太くんが頭から離れなくなった」そうで、『フルメタ』のキャラデザインを行った四季童子氏に許可を取っている。
『フルメタル・パニック』と『甘城ブリリアントパーク』の間では特に設定の繋がりはなく、スターシステム的なものという扱いではあるのだが、
『甘城ブリリアントパーク』作中では『フルメタル・パニック』が劇中劇として存在しているようで「レーバテインの武器の口径」という問題が出題されたり、
モッフルがスパロボをプレイしている(周囲の反応からおそらくボン太くんが登場した作品で最も新しい「第3次Z」)事が明かされている。

+スパロボでの活躍(長文)
ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズにも、アーバレストと共に 何をトチ狂ったか 参戦。
『J』で初参戦し、『W』にも続けて参戦。どうやっているかは不明だが、両作品ともアーバレストと改造段階を共有する。
参戦作品の一つとして『フルメタルパニック?ふもっふ』が数えられているのだが、
『ふもっふ』はアーバレストその他ASは一切出てこない100%純正のコメディーであり、
むしろ「ボン太くんを参戦させるためだけにわざわざ『ふもっふ』の版権を取得した」と言う方が正しい。
だからなのか、隠し機体にも関わらず発売前に雑誌で紹介されたりCMが作られたりするなど破格の扱いであった。

どう考えてもボスボロット以上に宇宙適性がない…というかただの強化服なのだが、それでも
マジンカイザー真ゲッターロボジェネシックガオガイガーといった他作品のスーパーロボット達と共闘し、
多くの強敵相手に戦い抜いた。
その愛くるしさたるや、敵のテッカマンソードやクルーゼが心を動かされるほどである。お前らそれでいいのか?
他の敵勢力の連中も地球人の新兵器かと過剰に警戒したり、ネズミに似てるからと異常に恐れたり、
何度も呼び間違えて部下に訂正されたりと、中々カオスな様相を呈している。
ついでに敵味方共々なんの動物かで議論したりしている。

性能としては、宗介専用機であり、こっちを選ぶと高性能機体であるアーバレストが使えなくなるため基本は倉庫番。
しかしアーバレストが優秀なだけで、ボン太くんそのものの性能は登場した二作品で両方とも十分使える範囲である。
なにせ、どういうブラックテクノロジーを使用したのかは不明だが、スパロボJでのボン太くんは着ぐるみながら
M9(アーバレストの原型となった最新鋭機)と同等の性能を誇るという設定にされており、スパロボWでは
模擬戦とはいえ自衛隊のAS小隊を同数のボン太くんでフルボッコにするエピソードが存在する。
少なくともM1アストレイ(量産型ガンダム)とかよりはよっぽど使える。それでいいのかガンダム?
この基礎性能に加えて、攻撃した相手の気力を下げる能力を何らかの形で必ず持っているため、
時にはアーバレスト以上にガチで活躍できることも。

なお、ボン太くんの専用BGMは『特攻野郎Aチーム』をアレンジしたような曲が使われている。
曲名も「特攻野郎?」なので確信犯であろう。原作アニメでは主に次回予告で使用されたBGMである。
Wでは宗介の着メロにすらなっており、曲の類似性を突っ込まれていた。
(同シリーズでは他にも「疾走」が『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』のテーマソングをモチーフとしている)

他に『スパロボ学園』にもユニットデータとして参戦しているが、こちらでは性能はイマイチ。
…というのはまともに戦う場合の話で、CPU戦で有効な「自爆(残HPのダメージを敵味方双方に与える)」戦法では
低コストかつ「不屈(1度だけ被ダメージを10にする)」を使えるこの機体は有力な相方候補となる。
+余談
あくまで考察の粋をでないものの、宗介の目論見通り人気商品になっていたら「ボン太くんゾンダー」などが
登場してしまったかもしれない。(ゾンダー:ガオガイガーに登場する敵で周りの無生物を取り込む能力がある。
劇中で遊園地のマスコットがゾンダー化した事がある…というか、『W』でそのマスコットをボン太くんが叩きのめしている)。

ちなみに『W』でボン太くん語をヒロインの千鳥かなめが翻訳(宗介の台本あり)した時には言葉が汚すぎて
(伏字だらけで読めない部分が多数)、トラウマになる少女がいるほどだった。
アニメ版でハートマン軍曹が歌わせてるあの歌を歌ってたのでそれレベルの可能性がある。
それを翻訳しているかなめも相当なものであろうが…。
後々その少女がぽに男と遭遇した時は恐怖に後ずさりする程度だったが、
それを救助に来たボン太くんを見たら泣きながら逃げ帰ったほど。…宗介子供の夢を壊しすぎである。
一応、2週目以降のifストーリーではこれが別の展開になって逆にその少女にヒーローとして慕われるという展開もある。
こっちが正史でいいよ、もう。
皆も竜馬と共に、子供たちの夢を守るために言い切るべきである。「中の人などいない!」

また、一部マップで登場する量産型ボン太くんの中身として他の版権キャラを入れた疑惑がある。
ボン太くんは版権の壁を越えた乗り替えユニットなのである!
……まぁ、当たり前だが、二度と乗り替えたり出来ない。
あと、翻訳装置を持っていないのに会話が理解できている連中がラスボスを始め何人かいる。なんなんだアンタたち。

戦闘デモ(~2:01)






 「ふもふもふもも……
  ふもふもふもふ!」

+そして…
リアル頭身のロボット達が夢の競演を果たす3Dシューティングゲーム『Another Century's Episode R』へ参戦。
せいぜい2mがやっとであろう着ぐるみが、約5mのKMFや8mのASどころか、
約18mのガンダムタイプや48mのアクエリオンと同じ土俵に立つことになった。
紙装甲と超高火力のゲージ技を持ち、その威力たるや{全ユニット中でもトップクラスに入るもので、
難易度EASYならば1~2発でボスが吹き飛ぶ。}
今まで(良い意味で)変態と言われてきたフロムソフトウェアだが、色々と大丈夫なのだろうか?
まあ、隠し機体に武装しただけの生身の女性(ただし身長10mほどの巨人)とか出したりしているので*5、多分大丈夫でしょう。
ボン太くんが敵基地に潜入しているミッションでは、主に女性陣達からの様々な感想が聞ける。

+いや、あれには子供の夢が詰まっている。
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』にも予想を裏切らずしっかり参戦。 くんを付けろよデコ助野郎!!
またも版権の壁を越えた乗り換えを実現してしまい、今回は中にヒイロ
またあるいはあろうことかキリコが入るという珍事が発生してしまった。
なお前者はそのまま宗介に話しかけたようなのだが、何を言ってるかさっぱり分からなかったらしい。
後者は当の宗介やヒイロまでドン引きするというカオスな事態になった。
ちなみに 二人とも気に入ってたらしく 、正体を明かしてブーイングの嵐になった事に傷付いていた。

また、今度はトロワが「中の人などいない」と言ったところ、相方に「 無人機か! 」と杓子定規に取られてしまっている。
まあ心当たりがあるとはいえ……
しかしサーカス団員であるがゆえか、「あれには子供の夢が詰まっている」と中々気の利いた台詞で返すのであった。


最終盤では他ユニット共々、『天元突破グレンラガン』の展開に併せて天元突破、銀河規模のサイズになる……が、
全ユニットのサイズが同等に修正される都合上、サイズ補正も無くなってしまうのでその点には要注意。
アンチスパイラルも認める愛らしさ!

『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』にも引き続き登場するが、
フルメタの未アニメ化分が原作小説版名義でシリーズ初参戦したこともあってか、
今作ではストーリーに絡むことは無く、ほぼおまけ的扱いである。
一応、特殊戦闘台詞も用意されている。


MUGENにおけるボン太くん

『スーパーロボット大戦J』の画像を使用したものが、エルリク氏によって制作・公開されている。
そのためMUGEN上ではちびキャラと言っていい大きさである。まあスパロボのサイズ的にはチビキャラで間違ってないのだが。
イントロで何か見えるが、中の人などいない!
技のリーチが全体的に短めな一方、手榴弾やマシンガン、バズーカなどの飛び道具も持っている。
超必殺技は手榴弾をぶつけた後、パンチ連打でボコボコにする「素手で倒せばよいのだな?(仮)」や
量産型ボン太くん(ただし見た目がボン太くんと同じ)を呼び出して攻撃させる強力な技「ボン太くんズ」などがある。
柊・竹・梅氏がAIパッチを製作しており、手榴弾で牽制しつつ、近づかれたら対空技で応戦する。

出場大会

削除済み
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出演ストーリー

サイキョー流珍道中第二幕 サイキョー漫遊記(後書き)
MUGEN STORIES INFINITY(中の人などいない)
MUGEN街の夜雀亭(中の人などry)
MUGEN街の夜雀亭 2nd(中の人なry)
紅魔ん家(中身はカンフーマン


*1
本来は「ふもふも谷のボン太くん」なる(劇中の)玩具シリーズを展開を目的としたTVアニメのキャラクターだった。
だがクオリティにこだわりすぎてた結果打ち切りになってスポンサーも倒産してしまう。
その後ボン太くんの版権は色々あって練馬区の「おおかわ豆腐店」なるお店が握る事となる。

*2
強化服に改造直後、千鳥かなめの護衛のためにボン太くんが使用されたが、
この時婦警の若菜陽子に犯人と間違えられて電気銃による攻撃を受けてしまい、
その際にシステムに異常が発生して、ボイスチェンジャーをオフにすると
システムが停止してしまうようになってしまった。
しかし、本来ダメージを受けてないはずの量産型ボン太くんも何故か同じ症状が出てしまっている。
なお、この設定を受けて『ふもっふ』のDVDには、メニュー画面に「ボイスチェンジャー」という項目がある。
これをオフにすると、本当にシステムダウンし画面が真っ暗になってしまうおまけ要素がある。

*3
Human68kとは、シャープのパーソナルワークステーション「X68000」が使用するOSの名称。
開発はハドソンが担当。
基本的に、マイクロソフトのMS-DOSの仕様を意識しある程度の互換を持たせてはいる。
メモリ管理や制御にひと癖もふた癖もあるOSだが、X68000のハードを直接制御できるほどの拡張性があり、
これにより本来動作するはずもない機器を、ソフトで制御して使うという柔軟性がある。
ボン太くんの拡張性は、ここら辺にあやかっている…かもしれない。
今現在では本体生産終了後も対応できるようにと、同志による働きかけで「Human68k Ver3.02」を
シャープ及び各種関係社の公認の元、無償公開と配布を行っている。

…余談として、アニメ版でボン太くんの起動画面で「MAIN MEMORY 640KB」と描かれているが、
Human68kは1024KBはデフォルトで必要なため、あの容量では実は起動しないのである。
下記のMS-DOSと混同してしまったものと思われる。

*4
MS-DOSというのは基本的に1MBのメモリで動く事が前提であり、それ以上のメモリ拡張は、
その基本メモリにメモリ拡張ドライバを常駐させる事で初めてメモリ増設が容認されるという形である。
ただし、他にもメモリ用途があるため、実質起動時に使えるのは640KB、768KB程度である。
…という事は、ロボコップの基本メモリ容量は640KBで起動していた事になる。
拡張デバイス等でメモリ増設等をしているのだろうが、ちょっと寂しいものを感じる。

…ちなみにこの基本メモリの概念は今でも残っており、Windowsも必ず基本メモリは640KBと決まっていたりする。
BIOS設定などでメモリの内訳表示で「Base Memory 640KB」と表示されているものもある。

*5
尤も彼女は超古代文明によって創られた戦闘種族の末裔なので、ウルトラマン達が生身で戦っている事を思えば大した事は無い。
ウルトラマン達と違って光線は撃てないし空も飛べないのだから(宇宙空間での活動は可能だが地面は要る)。
更には彼女の登場する作品には生身で宇宙を飛んだり光線を撃ったりする怪獣が登場するし
シリーズ作品には人間と同じ姿(大きさも人間並み)でありながら宇宙を飛んだり光線を撃ったりする宇宙人が登場している。