ガンダムマックスター





「必ず夢を掴んでみせる

    この拳でな!!」


登録番号:GF13-006NA
所属:ネオアメリカ
頭頂高:16.3m
重量:7.3t
最大加重重量:16.8t
装甲材質:ガンダリウム合金スーパー、セラミック複合材、レアメタルハイブリッド多層材、他
武装:ギガンティックマグナム×2、クラブ×2(ショルダーアーマー)、ナックル×2、シールド×1
(HG 1/100 ガンダムマックスター 説明書、1/144 ガンダムマックスター 説明書より引用・改変)

機動武闘伝Gガンダム』に登場するMF(モビルファイター)。

ネオアメリカ所属のMFであり、第13回ガンダムファイトのために開発された。
普段の見た目はプロテクターで体を覆ったフットボール選手のような姿をしておるが、装甲を一部外し、
肩アーマーを両手に装備する事で、防御力を犠牲にフットワークを向上させるモード」へと変わる事が可能。
パイロットのチボデーの得意な戦闘スタイルを生かす事が出来る。

基本的には素手で戦うが、他に武装として頭部バルカンと2丁拳銃ギガンティック・マグナム、
ボクサーモードでなくても使える拳打武器としてファイティングナックル(通常は折り畳まれ肘パーツになっている)を装備。
次第にそれすら使わず素手で殴るようになるが
シールドも装備しているが、ほとんどサーフボードのように移動用の乗り物として使用している。

必殺技はパンチで竜巻を放つ「サイクロンパンチ」、ボクサーモードで放つストレート「バーニングパンチ」、
1秒に10発のパンチの連打を浴びせるスーパーフィニッシュブロー、「豪熱マシンガンパンチ」。

パイロットはネオアメリカのガンダムファイター、チボデー・クロケット。
CVはかつてのガンダムシリーズの1作で主人公を散々苦しめたキャラを演じた経験のある 大塚芳忠 氏。
ニューヨークのダウンタウンの下層出身で、
ストリートファイターの底辺から100戦100勝のボクシングコロニーチャンプの頂点にまで上り詰めた、まさにアメリカンドリームを体現した男。
性格はアメリカ人らしく、陽気で喜怒哀楽の激しいナイスガイ。
幼少時にサーカスでピエロに扮した暴漢襲われて母とはぐれ、孤児となった。そのため、ピエロがトラウマとなっている。
決勝大会ではネオポルトガルのガンダムファイター、ロマリオ・モニーニにそこを突かれて窮地に陥ったが、仲間の応援でトラウマを克服し勝利した。

ガンダムファイターは「(ガンダムファイトで)地球を荒らす連中」「コロニー(金持ち)側の人間」「国がバックに付いてる犯罪者
等と地上の人々から嫌われている事も少なくは無いが、彼はその出自からダウンタウンの住人からは英雄の様に慕われる人気者
(そもそも主役陣5人の内3人は、テロリストの弟落ちぶれた道場の跡取り減刑目的の囚人、扱いである。
 一応残り1人は母国の英雄扱い(貴族なので金持ち側の人間ではある))。
彼もその事を理解しており、生まれの町に光を指すためにガンダムファイト優勝を目指す。
主人公のドモン・カッシュと出会った事で、彼と親交を深めていく事となる。
その後東方不敗マスター・アジアの罠にはまりDG細胞に侵されるが、「シャッフル同盟」が命を賭けて彼を救出。
その際に「クイーン・ザ・スペード」の称号を受け継ぎ、シャッフル同盟の一員となる。
終盤のガンダムファイト決勝ではドモンと同じく明鏡止水の境地に達し、
新必殺技「豪熱マシンガンパンチ」で挑むが、ゴッドガンダム分身殺法により破られてしまい敗北する。
その後、ランタオ島でガンダムローズと共にデビルガンダム四天王グランドガンダムを撃破。
デビルガンダムとの最終決戦でもシャッフル同盟の一員としてドモンを助け、活躍している。

+ 『スーパーロボット大戦』シリーズでの活躍
数多くのロボットや世界観を一つに纏める都合上(特に他のガンダムシリーズとの兼ね合いから)、
ガンダムファイトは単に「ガンダム同士で戦う事」とされる事が多い。……というか、大半の登場作品でそうなっている。
その為、話の軸は「デビルガンダム」に絞らざるを得なくなるわけだが……。
極端な話、デビルガンダム絡みの話はドモンマスターキョウジシュバルツの4人(3人?)さえ居れば成立させられるため、
チボデー達シャッフル同盟が登場していない作品も多い。メインキャラなのに……。

参戦している作品では、基本的に遠近問わず戦えるオールラウンダー……と言えば聞こえは良いが、どちらかというと中途半端な事が多い。
主役機ではないのでそこは仕方ないかもしれないが。
ただし、後年の作品では割と自由に育成が出来るため、愛を持って育てれば十分に一線を張る事も可能。
また、合体技「シャッフル同盟拳」は、5体ものユニットを使うだけあってゲーム全体でも最強クラスの破壊力を誇る。
その分使用条件は厳しいが、そこは愛でカバー。

GBAの『スーパーロボット大戦J』では、ガンダムローズとの合体技「ローゼスマグナムハリケーン」も使用可能。
これは原作でグランドガンダムを倒した場面をアレンジ再現したもので、相手をローゼスハリケーンで拘束し、
マックスターの銃(ギガンティックマグナム)の先端にローゼスビットを装着して発砲する。
「チボデー必要なの?」とか「おい、ボクシングしろよ」とかは言わないお約束。射撃も特技なんだって!
あまり強くない本作のGF勢の中でも「シールド防御」が機能しないバグと「撃ち落とし」がほぼ「切り払い」の劣化という逆風のため、
GF勢の中でもあまり強くない部類に入ってしまう。
それでもカウンター技能がレベル制でなくなり技量差で発生するようになったので、
ボーナスポイントを技量につぎ込んで殺られる前に殺る、という運用方法が良いかもしれない。

なお、カウンターについてはチボデーがボクサーであるという点を鑑みてか、
PSP版の『A』ではエースボーナスに「カウンターに成功するとダメージ1.5倍」というかなり強力なものを設定された。
…流石にカウンターが確率ではなく、対応武器であれば必ず発動する仕様になった『T』では
「カウンター成立時に必ずクリティカル」と下方修正されてしまったが。
代わりにマックスター自体の改造でつくカスタムボーナスで、合体攻撃以外すべてカウンター武器になる。
一応「フルカウンター」スキルの追加で同様のことができるがコストがバカにならないので、
手軽にそれと同じことができるという点では見逃せないところである。

+ 『ガンダムVS.』シリーズでの活躍
初参戦は、ガンダムシリーズオールスターに舵を切った『ガンダムVS.ガンダム』シリーズ2作目『NEXT』。
同作ではゴッドガンダムのモビルアシスト(友軍機体を呼び出して攻撃させる武装)として参戦、
バーニングパンチでゴッドを援護してくれる。

基板がモデルチェンジした次回作『EXTREME VS.』ではリストラされ姿を消す。
ドラゴンガンダムがプレイアブル参戦し、その後『マキシブースト』でボルトガンダムがドラゴンのアシストとして実装されるも、
マックスターに再参戦の気配は無く、『Gガンダム』ファンからは未参戦のローズ共々未実装を嘆かれる日々が続いた。

そして、ガンダムシリーズがオールスター参戦に舵を切った『VSガンダム』稼働から約10年。
『エクストリームバーサス2』にて、『Gレコ』『ビルドファイターズトライ』『オルフェンズ』など、
2010年代の作品のメイン機体と共に堂々参戦。
ちなみに、『Gガンダム』からの参戦は『マキシブースト』でのライジングガンダム参戦以来4年ぶりである。

機体としては、中コスト帯と言われる2000コスト帯の格闘機体。
わかりやすく言えば最上位コストのゴッドガンダムをダウンサイジングしたような性能で、
ゴッドガンダムと同様の、拳から炎を放つ射程の短いメイン射撃・バーニングパンチを軸に、
バリエーション豊富な格闘に繋いでダメージを稼いでいく典型的な格闘機体に仕上がっている。
一応ギガンティックマグナム連射やサイクロンパンチなど中距離向けの飛び道具もあるものの、
前者は単純に弾の性能が悪く、後者は性能こそまともだが回転率に難があり、常用するには厳しい性能。

格闘はMFらしい「ヒット数が多く火力が高いが、カット耐性が悲惨」なものが多め。
接近中に当たり判定が縮小する主力技の前格闘が強力な他、
ゴッドにない強みとして、ボクサーモードに換装して格闘を繰り出す特殊格闘があり、
これら特殊格闘は入力→接近までスーパーアーマーが付与されるため、強引な接近や相手の攻撃を読んでのカウンターに使える。
また、格闘中からキャンセルして繰り出す事で、ブースト消費を抑えつつコンボダメージを伸ばせる。
ただし、必ず発動時にボクサーモードへの換装モーションを挟むため発生は劣悪で、
伸び・突進速度など格闘そのものの性能はSAと引き換えにかなり悪い。

EXバースト(覚醒)中限定の大技「バーストアタック」は「豪熱マシンガンパンチ」。
パンチの乱打で相手を攻撃しバーニングパンチで相手を拘束、最後はマシンガンパンチを叩き込んでフィニッシュ。
覚醒技の中でもダメージが大きく、演出面でもマシンガンパンチを放つ前にクイーン・ザ・スペードの紋章が浮かび上がるなど、
魅力的な覚醒技ではあるが、カット耐性はダメージと引き換えに劣悪、かつ攻撃時間の長さから貴重な覚醒時間を食うと使い所は難しい。

格闘コンボの爆発力や特格によるねじ込み性能は高いものの、
回避に使えるコマンドがなく、相手の攻撃に対する自衛手段も心もとないため、守りに入るととたんに脆さが顔を見せるのが最大のネック。
特にメイン射撃の射程外から近距離向けの射撃で刺してくる相手やマックスター以上に足が速い相手に弱く、
MFの宿命として、格闘カウンター技を置かれるだけで動きにくくなるのもきつい。
総じて射撃機体が強い環境も相まって他のMF同様不遇感は否めないものの、
格闘コンボの爽快感にロマンを見出すプレイヤーは多く、カジュアルな対戦の場ではそこそこ人気のある機体。


「グッバイ、チャンプ!」


MUGENにおけるガンダムマックスター

SFCで発売された対戦格闘ゲーム『機動武闘伝Gガンダム』のドットを使用したものをPullo氏が製作。
Pullo氏が製作した他のシャッフル同盟の機体同様、カットイン、技の追加などアレンジが施されており、エフェクトマブカプ仕様になっている。
ディスプレイネームは「クイーン・ザ・スペード」。
さすがボクサーと言うべき怒涛のラッシュで攻め、派手さでは氏のキャラの中でも一番。
「豪熱マシンガンパンチ」など、とにかく必殺技の演出が非常に迫力がある。

バトル中にノーマルモードとボクサーモードを切り替える事が出来、ボクサーモードではステップ距離が伸びるなどの他、一部技の性能も変化する。

オリジナル超必殺技の「カジノロワイヤル」は、コマンドを追加入力する事で5段階にまで派生。
1段階ごとに♠10、♠J、♠K、♠A、♠Qとトランプのカードが増えていき、
最後まで行くとロイヤルストレートフラッシュとなる。
ちなみにロイヤルストレートフラッシュの音声はスペード繋がりという事でこちらの方から拝借。
また、最後のヒット時には名前ネタという事で「マックスハ~♪」の音が流れる。
モード変更時の際の音声は中の人が同じという事で仮面ライダーゼロノスの変身音を使用している。侑斗をよろしく!

ある程度相手との距離が離れると、ギガンティック・マグナムを連射する事が多いので、
「ボクシングしろ」のコメントが流れる事も。

+ 大会ネタバレ
ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】においてはゲニ子と組んで出場、
前述のマシンガンパンチで八面六臂の大活躍をした…と思いきやどうやらこの技は味方殺し技だという事が判明。
案の定ゲニ子ごと巻き込んで3人同時KOなどをしたっていうかむしろゲニ子を狙って撃っていた
そのゲニ子やあまりの不憫っぷりに呪われしゲニ一族の烙印を押されてしまった。


+ しかし
そんな大暴れした彼も最後は豪鬼瞬獄殺でKO。そして彼の勝利セリフは…

「恥と知れい!」

…スイマセンでした、味方を巻き込んで攻撃して…。


「どうした、もう一度笑ってみなよ」

出場大会

更新停止中
凍結


最終更新:2024年01月19日 16:28