飛び道具

概要

相手に向かって気の弾等を発射して攻撃する技の総称。
2D格ゲーの基本的な技の一つであり、大抵の主人公は何かしらの飛び道具を持っている事が多い。
性能にもよるが牽制、連係、連続技に使うのが基本である。
初期には撃たれた側はガードするか跳んで回避、あるいは自分も飛び道具があれば相殺というのが対抗手段だったが、
後に飛び道具を破壊出来る打撃技反射技吸収技が登場した。
さらには仕様として全キャラに無効化の手段が標準装備されているような作品もある。
ヨガフレイムのような、移動しないが飛び道具判定を持った技もある。

もちろん常人は気弾等を飛ばす事は出来ない 為、その類の能力を持たない者の場合
ナイフスパナ、果ては文房具を飛び道具にしていたりする。
なお忍者は気の類を扱えるか否か問わずなどの飛び道具を使う場合が多い。
豪血寺一族では傷つき倒れた者や黒子を投げ飛ばす恐ろしい技があった。
またKOFシリーズでは'96で多くの飛び道具が飛ばなくなったりもした。
大抵はコマンド技だが、作品やキャラによってはボタン一つで発動できるものもあり
そういったものは一部のキャラが性能の低いものを打てるか、
作品全体として飛び道具が主軸の一つになっているものが多い。



MUGENでは飛び道具を再現するためのステートコントローラーとしてProjectileがあり、
これはそのままずばり"発射物"という意味の名前である。

Projectileは、DOS版MUGENの時には本体のPalFXが全く反映されない
(ExplodやHelperで言うとownpal = 1の状態に常になる)仕様だったのだが、
Win版ではなぜか常に本体のPalFXが必ず反映される様に仕様が変わった。
MUGEN1.0も同様で常に本体のPalFXが必ず反映される。

そのためか現在はHelperとProjectileを併用して再現している事が多い。
しかし最新バージョンであるMUGEN1.1ではついに長きに亘ったその不具合がとうとう解消されたため、
特に複雑な軌道を持たせるといった目的が無い限り安心して使えるようになった。

またHelper併用式なら、Projectileのオプションだけでは無理な、複雑な軌道を持たせる事なども可能である。

なお併用ではなくHelperに直接Hitdefを持たせて発射することも出来るが、
この場合相手側のprojpriorityや、hitflag = pの設定などは無意味にしてしまうので注意がいる。
また、Projectileと違いReversalDefの対象となるため分身バグの危険性が高まる。
相手側の設定次第ではReversalDefは回避できないものであるため、どうしても予防ではなく事後策になるが、
それでも影響を小さくは出来るのでこの方法をとる場合は対策を怠らないこと。詳しくは当該記事を参照。
これはあえてReversalDefの対象にしたい場合など、Projectileでは再現出来ないような
特殊な飛び道具を作る場合に使われる方法なので、そうでない時には極力避けた方が良い。


代表的な飛び道具

+必殺技

波動拳

使用者 リュウケン春日野さくら
組み合わせた両手から波動と言われる気の弾を発射する技。
格闘ゲーム界における飛び道具の代名詞。
この技のコマンド『↓↘→+攻撃ボタン』は波動(拳)コマンドと主に呼ばれる。

斬空波動拳

使用者 豪鬼
空中飛び道具はこの技が元祖というわけではないが(ラスプーチンのファイアーボールなど)有名なのはこの技であろう。
斜め下に波動拳を発射する。真・豪鬼の場合は二発打つ。

空中カオスフレア

使用者 デミトリ・マキシモフ
こちらは斬空波動拳と違って、空中でも正面に発射する。

ソニックブーム

使用者 ガイルナッシュ
前方に回転する刃状の飛び道具を発生させる。 タメ系飛び道具の代表格。

虎煌拳

使用者 リョウ・サカザキユリ・サカザキタクマ・サカザキマルコ・ロドリゲス
片手で放つこと以外は波動拳に近いが、体勢が低くならないのでやや軌道が高め。
リョウとユリのものは、KOF'96以降発射した気弾が目の前で消えるようになった。
ロバートの「龍撃拳」も'98まで同様。
また、リョウのものは一部作品では空中でも打つことができる。
『龍虎の拳2』ではボタンによって斜め下に飛ぶものと、水平に飛ぶものを使い分けることができる。
(空中で出して水平の飛ぶタイプの飛び道具はこれが初)
尚、ロバートの扱う「龍撃拳」は理屈は虎煌拳と同じだが、両手で気を溜めてから、片手で放つという
ちょっとしたモーションの差別化がされていたりする。
KOFでは片手でなぎ払うように放ったり、足から気を蹴り出したりとモーションの変更・差別化が大きい。
また同じ虎煌拳でも、KOF2002からタクマが使う虎煌拳は、一気に気を放出する勢いのためか、
気の流れが見えず、一瞬にしてステージ端まで到達する程のスピードになっていたりする。
どうやら、気を扱う理念さえ合致すれば、後は使い手次第でアレンジができるというのも極限流ということかもしれない。

パワーウェイブ

使用者 テリー・ボガード
気を纏った拳を地面に叩き付け、地を這う気の塊を相手に向けて放つ飛び道具。
地を這う飛び道具の代表格。

烈風拳

使用者 ギース・ハワードロック・ハワードルガール・バーンシュタイン
パワーウェイブ同様地を這う飛び道具だが、立ったまま放つ為パワーウェイブよりもスキは少なめ。
この技もまた、地を這う飛び道具の代表格の一つであり、気をまとった手を振り抜き、気を地面に滑走させる様に相手に向けて放つ。
また一発目をその場に停滞させて、もう片方の気を纏った手で合わせて地面を滑走させる「ダブル烈風拳」というのもある。
SNKキャラクターでは同名の技を使うキャラクターが多く(ルガールロック等)、
またモーションの格好良さからMUGENでもこれを意識した技や、
改変キャラクター等で似たモーションから気を放つ技を搭載させたりと、人気の飛び道具のひとつでもある。

百八式・闇払い

使用者 草薙京八神庵草薙柴舟
こちらも地を這う飛び道具。京と庵では放ち方が違う。
京の場合はKOF'96~2003では使用できなかった。

ハリケーンアッパー

使用者 ジョー東
拳を思いっきり振り上げて起こした強烈なアッパーで竜巻を放ち、地を這うようにして飛ばす飛び道具。
背が高いので小ジャンプ等では飛び越えにくく、地を這うのでスライディングで抜けられない、飛び道具では高性能な部類に入る。

オプティックブラスト

使用者 サイクロップス
目からビームを放つ。
ビームだけあって一瞬で端から端まで届き、光線部分全てに攻撃判定があるのが特徴。
また、複数の飛び道具判定が重なっているため、単発の飛び道具程度なら貫通して一方的に相手にダメージを与える事が出来る。
ただ、その分持続時間は短く、発生前後の隙も大きいことが多い。


+超必殺技

真空波動拳

使用者 リュウ、殺意リュウ、春日野さくら
5つの「波動拳」を1つに合わせて放つ強化版。
MVCシリーズでは、リュウ及び日焼けしたさくらのそれは極太レーザー状だったりする。

覇王翔吼拳

使用者 リョウ・サカザキ、ロバート・ガルシア、ユリ・サカザキ、タクマ・サカザキ、マルコ・ロドリゲス
極限流一門が使いこなす技の一つであり、両手から自身の身長と同じくらいの巨大な気の塊を発射する飛び道具。
対戦格闘ゲーム史上初の超必殺技ともいわれている。


関連項目