エックス

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  1. 1『ロックマンX』シリーズのエックス → 本項で解説
  2. ウルトラマンエックス


「俺がこうして立っている限り…望みはある!」


『ロックマンX』シリーズとは

ロックマンシリーズの新たな出発点として作られた新シリーズ。
アクションゲームとしての「ロックマンシリーズ」との大きな違いとして、
グラフィックの進化によるドット、後に3D化、チャージショット他エフェクトの進化、
垂直な壁を足場に出来る「三角蹴り」、スライディングに代わる移動手段の「ダッシュ」、
移動用アイテム、ラッシュとの合体に代わるパワーアップ手段の「パーツ」、「ライドアーマー」、
これまで「~マン」で統一されていたボスを「動植物を模した姿、名前のロボット」に統一、等がある。
また、ロックマンXでの設定は後の続編である「DASH」「ゼロ」「ZX」シリーズに引き継がれているため、本当に新たな出発点になっている。

また、コミックボンボンにて岩本佳浩氏によって漫画化されている。
その新しい切り口でストーリーに力を入れた情熱的な作品は、ゲーム開発者にも伝わり、
ゲーム版でもX4から漫画化の際に更に洗練されることを前提にストーリーに力を入れるようになったという逸話すらある。
これについてはコミックボンボン1997年8月号のインタビュー記事に掲載されている。

キャラクター

ロックマンの生みの親、ライト博士によって作られた未知数の力を持つ新世代型ロボットであり、彼の遺作でもある。
イレギュラーハンター第17精鋭部隊に所属している。
ゼロとは部隊の元同僚でエックスの先輩の関係にあたり、心を許せる無二の親友同士である。
性格は心優しく、「悩む」という感情をもっており、たとえイレギュラーであってもレプリロイドを倒すことには心を痛めている。
実力は特A級クラスなのだが、「イレギュラーを処分すること」に悩み自身の力を恐れるせいでB級に甘んじている。

『ロックマンX』にて第17精鋭部隊の隊長だったシグマが人類に反乱を起こし、これを止めるためにゼロと共に戦いに挑むこととなる。
初代での活躍の功績が認められ、『ロックマンX2』以降ではシグマに代わり第17精鋭部隊の隊長となる。

また、元イレギュラーハンターにして最狂のレプリロイドVAVAとは、好敵手として幾度と無く対決している。
彼もまた特異な性能、そして進化の可能性を秘めている事から、エックスの対極として存在するキャラクターだといえる。

+ エックスについての詳細

武装は腕に装備した、太陽エネルギーを収束しエネルギー弾として発射する「エックスバスター(ロックバスターMk-17)」。
パワーチャージすることで威力・貫通力が高いチャージショットを発射できる。

ロックマンと同様に倒したレプリロイドの武器を自身の武器として使用することができ、ボディの色も武器に合わせて変化する。

また、ライト博士が世界各地に残したカプセルから入手したパワーアップパーツを
頭部・腕部・胸部・脚部に装備することにより、様々な能力を手に入れパワーアップすることが出来る。
ただし、『ロックマンX5』『ロックマンX6』ではその場でパーツを装備するのではなく、
パーツデータを1つずつ入手し4つ全て集めることで1つのアーマーが完成し、装備可能となるという形に変更された。
(設定上はウィルス対策だが、ゲーム的にはグラフィッカーの仕事量削減のためであると思われる)
『X5』以降はステージ開始前に各アーマー、またはノーマル状態のエックスを選択できるようになっている。
『ロックマンX8』では最初に手に入れる「ニュートラルアーマー」に各パーツを装備するカスタマイズ型となり、
パーツの種類を統一すると更に特殊効果を得られる。例外的にアルティメットアーマーのみパーツの換装は不可。
余談だが、この方式のため隠しコマンドでアルティメットアーマーを装備した状態でカプセルに入ると、
新たに入手した部位以外はニュートラルアーマーに戻ってしまう。

ほとんどの作品に、自重しない超強化措置が用意されているのも特徴。
  • 『X』…ライフ満タン&地上でしか使えないが、ほぼ全ての敵(ボス含む)を即死させる程の威力を持つ「波動拳
  • 『X2』…ライフ満タン&地上でしか使えないが、動作終了まで無敵で多段ヒットダメージを与える「昇龍拳
  • 『X3』…本来は4択である各パーツ強化チップの機能を全て備えた「ハイパーチップ」と、
    高威力(全ボスが2発で倒せる)の追加チャージショット「ビームサーベル」
  • 『X4』以降…『X4』の全パーツを揃えた状態の機能に加えて
    高威力完全無敵突進技「ノヴァストライク」の使用制限がない「アルティメットアーマー」
    (『X8』では専用ゲージの残量によりノヴァストライクの威力が変化)
ちなみにこのアルティメットアーマー、『X7』にだけ登場しない。
確かにエックス自体、通常のアーマーだけでアクセルの上位互換といえる性能となるが…。

CVは『X4』では伊藤健太郎氏、『X5』『X6』『X7』では森久保祥太郎氏、
『コマンドミッション』『X8』『イレギュラーハンターX』では櫻井孝宏氏と
ゼロが置鮎龍太郎氏で統一されているのに対し、
スタッフ間でもイメージを掴めていなかったらしくシリーズごとに変わっており、これは櫻井氏が担当するまで続いた。
尚、「『X』では緒方恵美女史」という話はスタッフ側が否定している一方で緒方本人は自身のネットラジオで公言しており、真偽は不明。

ちなみに主人公でありながら長らく女っ気が無かったが、後期シリーズではX5で初登場した女性型レプリロイド・エイリアと割と良い感じである。
尤も、基本的には『悩みまくるエックスを心配するエイリア』といった雰囲気で、ラブロマンスとは言い難いが。
マーティ? 彼女は漫画版のみだ。そもそも、最近の人は知らないだろうし……

+ ちょっと無粋な話


漫画版

涙を流す唯一のレプリロイドと言う独自の設定がある(X1の頃は泣くシーンが多かった)。
普段は真面目で優しく、傷つきやすい性格であり、人間臭くもある一方、
繊細すぎる故に暴走しがちなところがある。(X2除く)一応、いずれのシリーズも自分を取り戻しているが。
なお、X7でいきなり「戦いたくない」と言いだした件だが、漫画版ではX2冒頭で同じ事をやっており、レスキュー隊に移籍してバスターを封印している。
まぁ、漫画版X1はゼロをはじめ、エックスを理解してくれた者が ほぼ全滅 という惨状なので、「これ以上仲間を失いたくない」という説得力は無茶苦茶あったのだが。
しかもイレギュラーハンターとしての自分を捨ててまで得たレスキュー隊はエックスを疎んだ部下一人の裏切りのせいでX2第1話でエックス以外全滅
裏で暗躍していたシグマの復活もあって、エックスはハンターに戻らざるを得なくなる。
(ちなみに裏切った部下はバスターの封印を解いたエックスにあっさり瞬殺された)
なおバスターを封印したことは部下には隠しているらしく、レスキュー任務中にイレギュラーの襲撃を受けた時
「お前たちは非武装タイプだ」と言って部下を下がらせて説得に当たったが、相手はただのイレギュラーではなく
Σチップに乗っ取られていたため危険性に気付き沈痛な表情を浮かべながらやむを得ず 拳で ブチ抜いた。

+ 不幸の数々

+ メインヒロイン?

また、公式でヘルメットを脱いだ姿が描写されていないことから「ハゲ疑惑」が浮上したこともあった。
因みに、岩本版でも脱ぐところを端折られたり、ヘルメットが光って変形したり、既に着替えている等、
二次でも描かれる事がなかった(岩本版ゼロは脱ぐとオールバックの金髪である)。
そして復刻版の岩本漫画版になって、ようやくシルエットのみだがロックと同じ髪型である事が判明する。
なお、ゼロにヘルメットを外さなかった事を突っ込まれたが、むしろ、 お前は外し過ぎだ言わざるを得ない


ロックマンゼロシリーズ

+ ロックマンゼロシリーズ


外部出演

+ 『ポケットファイター』

+ 『PROJECT X ZONE』シリーズ

+ 『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ


MUGENにおけるエックス

主に海外で多くの製作者によって作られているが、最も有名だと思われるのは
N64Mario氏のX~X3までのドットを使用したSFC版のエックスであると思われる。

N64Mario氏のエックス

操作法は原作と変わらないが、ガード、しゃがみ、バックステップ、ダメージ時のふっとびが搭載され、格ゲー用にアレンジされている。
ダメージを受けた際の無敵時間はないので連続ダメージを当てることが可能。

チャージショットは3段階まで溜められるが、ゲージが3以上あると4段階目までチャージ可能となり、
ゲージを3消費して巨大ビームを発射することが可能。
「ロックマンX3」にてゼロから渡されるビームサーベル(ゼット・セイバー)も使用可能で、衝撃波を飛ばして攻撃できる。

また「ロックマンX」「ロックマンX2」で登場した隠し技の波動拳昇龍拳
そしていつ覚えるかファン達が期待していたが、結局覚えることなく使用しなかった竜巻旋風脚も使用可能で、
さらに真空波動拳や真空竜巻旋風脚なども超必殺技で使用できる。*3

ちなみに、SFC版準拠ゆえにバスターが飛び道具扱いでノックバックがない。
そのため一定以上の近距離からバスターを連発すると相手が死ぬまでのけぞり続ける。
これによりのけぞり時間が存在するキャラなら狂キャラでも倒せてしまえるが、対人戦で使うのはやめておこう。

アフロン氏のアルティメットアーマー

2010年1月8日にを公開。
音声はイレハン(櫻井氏)から。
上記の物と違い、アクションゲームとしてのロックマンXの動きを忠実に再現している。
特殊武器は各作品に登場するものをゲージを消費して使用する形になっており、
中にはアルティメットアーマーが使える以前の過去の作品の特殊武器も存在する。選択基準は不明。
また、ゲージを全て消費して高威力の突進技「ノヴァストライク」も発動することが出来る。
ちなみに、消費したゲージは数秒経つと自然に回復する。
何故かゼロナイトメアの「幻夢零・改」も特殊武器の一部として装備されている。
この攻撃は当たり判定が非常に大きく画面半分以上を覆うものの、
実は相手がどんなに大きな相手だろうが(どう見てもあたる態勢でも)しゃがまれる事で回避されてしまう(原作再現)。

この他にも、「ロックマンX」「ロックマンX2」の隠し技だった波動拳昇龍拳も搭載されている。
本家と発動条件が異なり、体力が少ない状態で全ゲージを消費して使用できる。
格ゲーということの配慮か、本家の通り一撃死ではないが、技の中では最も高い威力を誇る。

その他の要素として、波動拳などの特定の技で相手をKOすると相手がティウンティウンしてしまうという点と、
エックスシリーズのボスキャラが相手だと試合開始の掛け声が「READY」から「WARNING」に変化する点がある。

また、7P~12Pカラーを選択するとロックマンX3の隠し要素であるハイパーチップが選択出来る。
このモードを選択すると防御力の増加や一部攻撃の性能アップ、武器消費エネルギーの減少など
大幅に性能がアップされる。
デフォルトで簡易AIが搭載されており、五右衛門氏によるAIパッチが公開されている。

デフォルトAIの参考動画

Xande Toskomics氏のエックス

自作のD4ドットで描かれており、MUGENに居るエックス達の中でも体のサイズが最大。
攻撃手段がバスターと超必殺技の突進しかなく、しゃがむ事ができず、AIもないため、動画では全く見ない。
閉鎖したのか、入手は困難。

omega32able氏製作コマンドミッション仕様のエックス

ドットや使用武器はファミコンのものだが、見た目が「コマンドミッション」のデザインに改変されているほか、
ダッシュ時のビームマフラーまで再現してある。
基本的に射撃重視の戦闘スタイルだが、突進系の必殺技も持ち、オールラウンダーなキャラとなっている。

へちょ氏製作

さとり華扇などを製作したへちょ氏のエックス。
ドットは前述の『PROJECT X ZONE』のものを使用しており、一部の動作は自作となっている。
あらゆるエックスシリーズのボスの特殊武器を搭載している。
「X1」から「X8」までの武器を網羅しているが原作同様8つまでとなっており、
デフォルトでは以下の八つに設定されている。
ストームトルネード(X1)
ホーミングトーピード(X1)
スピンホイール(X2)
レイスプラッシュ(X3)
トルネードファング(X3)
トライアードサンダー(X3)
フロストタワー(X4)
ライジングファイア(X4)

他、強化チップ搭載の設定も可能で、ONにすれば凶クラスに達する強さとなる。
β版で搭載された波動拳と昇竜拳は、全ラウンド中2つの技の内1回しか使えない一撃必殺ロマン溢れた技になっている。

AIは搭載されているが、対人用なので動きにムラがある。
ホルン氏のAIが公開されているが、記名が異なる同じCNSを使ってるために下記のボイスパッチと併用ができない。

ボイスも搭載されてはいないが、柊竹梅氏がボイスパッチを公開している。声は櫻井氏が使用されているが、『PROJECT X ZONE』ではなく『X8』と『イレハン』の音源なのでセリフが原作と異なる。
また、柊竹梅氏が作ったCV櫻井のボイスパッチということで嫌な予感しかしないかもしれないが、中の人ネタ 某イレギュラーなMAD の下ネタ等は一切使用されていない(追加する予定はあるようだが)。
喋れるようになったことで断末魔や決め台詞はもちろん、
ゼロ、VAVA、シグマ、一部のボスキャラ用に特殊イントロも追加されている。
特殊武器(フロストタワーとレイスプラッシュ以外)とゼットセイバー使用時にしか喋らず、昇竜拳の掛け声もライジングファイアに使われているなど未完成な点が多く、現在はホルン氏のAIに対応させるべく調整中らしい。

Tomislav Lukic氏製作 イカロスアーマー

X8に登場するイカロスアーマーを再現したエックス。MUGEN1.0専用。
ドットはファミコンのものを改変して製作した模様。
レーザー状のバスターを主に使用して戦うほか、全ゲージを消費して放つ必殺技「ギガクラッシュ」がある。
あと、 ポトレが怖い

他にはロックマンをベースにしたMVC風エックスも作られていたが、公開停止している。
ライドチェイサーやアルティメットアーマー(X4~6版のデザイン。巨大化するけど)などを攻撃に用いる。
ボイスも搭載されているが、声は海外版のもの。『I can`t back to the yesterday』で台詞が日本語になるボイスパッチが作られた。

『ロックマンロックマン』風の二頭身エックスも存在し、声は森久保氏(X7)のものが使われており、一部のプレイヤーから好評だったダメージボイスも搭載している。
「あんっ!」

MUGEN動画ではエックス自身よりも声だけの出演であることが多かったが、少しずつだが出番を増やしつつある。

「フザケルナ!」



出場大会

出演ストーリー


*1
ロボット三原則とは、SF作家のアイザック・アシモフが考え出したロボットの原則。
  • 第1条 人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
  • 第2条 人間の命令に必ず従わなくてはならない。ただし、その命令が第1条に違反する場合は従わなくてよい。
  • 第3条 ロボットは、第1条および第2条に反する恐れのないかぎり、自身の身を守らなくてはならない。
という内容である。
ただし、この三原則はアシモフ自身の作品の中においては「SFミステリとしての前提」以上の意味を持っていない事は日本ではあまり知られていない。
そもそも、これらはアシモフの作品においては「原則」であって法律でもなんでもなく、いわばロボット製造会社の自主規制に近いものなのである。
また、この三原則は解釈次第でいくらでも破る(ように見える行動を取る)事が出来るという大きな矛盾を抱えており、
作品によっては 人間を守るために人間を強引に支配しようとするロボット
三原則に明記されている人間には、ホモ・サピエンスよりロボットの方がふさわしいという結論にたどり着いたロボット が出てくる原因にもなっている。
近年では「社会秩序」に重きをおいて人間に攻撃が可能になる「零番則」「前零即」と言う概念もSFには存在する。

ちなみに日本においては、
これを前提としたエピソードがあることもあって余程の事がなければ守っている『鉄腕アトム』のアトムの例もあれば、
ガチの悪人と対峙すれば明らかに殺傷力のあるひみつ道具を使うこともあるし、
それどころかジャイアンと喧嘩することすらあるドラえもん(および『ドラえもんズ』『ドラベース』などに登場する同型機)のように
まったく守る気のないロボットもいたりするため、作品によってさまざま。
『ToHeartシリーズ』のマルチなどに至っては「そこらへんに関する判断ルーチンはそもそも実装していない」と明言されている
ただしマルチの場合は三原則そのものがインプットされていないだけで、「必要のない危害は加えない」「余程でなければ人間の頼みごとに従う」など、
それなりに三原則に従った行動規範をとるような性格である。
(ロボット設計の観点で言えば「双方に無理のない範囲でロボット三原則に従うようにプログラムが組んである」)

格ゲーの場合は(全キャラがロボでなければ)どうしても人間相手に殴り合う必要があるため、それなりに無視されることが多いか。
酷いのになると実際の交戦記録はともかく、元々は軍のオーダーで開発が始まった(≒対人戦闘前提)ケースとか。


*2
ゲーム中のロックマンX4では、キバトドスステージスタート地点背景で氷漬けになったバッファリオが確認できる
(更にX1に出た最弱ボスアイシー・ペンギーゴも中ボスの部屋で凍ってる)。
実はこれ、漫画版の設定を逆輸入したもので当時のロックマンXは漫画版と密接な関係にあった。詳しくはカーネルの項目も参照。

*3
実は『ロックマンX8』の隠し武器で竜巻旋風脚昇龍拳をゼロとレイヤーが使っている。
エックスも昇龍拳を使うが、「X2」程の威力はなく使用頻度は皆無。
他にはマグマード・ドラグーンも昇龍拳と波動拳を使う。