ディアルガ&パルキア


「グギュグバァッ!!」

「ガギャギャア!!!」

ディアルガ

     

神と崇めし伝説 ヒスイの地に あり。
誕生により うつし世の 時は 滔々と 大河の如く 流れ始めたり。
  • 分類:じかんポケモン
  • タイプ:はがね・ドラゴン
  • 高さ:5.4m
  • 重さ:683.0kg
  • 特性:プレッシャー(自分がわざの対象になった時、そのわざのPPを1多く減らす)
  • 隠れ特性:テレパシー(ダブルバトルの際、味方の攻撃に巻き込まれない)

パルキア

     

神と畏れし伝説 ヒスイの地に あり。
誕生により うつし世の 壁 消え去り 延々と 際限なき空 出現したり。
  • 分類:くうかんポケモン
  • タイプ:みず・ドラゴン
  • 高さ:4.2m
  • 重さ:336.0kg
  • 特性:プレッシャー
  • 隠れ特性:テレパシー

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』の第4シリーズ、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場するポケモン。
青い方がディアルガ、白い方がパルキアである。
互いに対になる存在であり、シンオウ地方の伝説ではディアルガが「時間」、パルキアが「空間」を司る神と呼ばれている。

ストーリーでは、彼らに関する事を初めてお目に掛かれるのがハクタイシティのポケモン像であり、
後にチャンピオン・シロナの故郷カンナギタウンの祠の裏でディアルガとパルキアの壁画を見ることができる。

「テンガンざん」の「やりのはしら」のイベントで遭遇し、戦闘することになる(『ダイヤモンド』ではディアルガ、『パール』ではパルキア)。
『プラチナ』では殿堂入りを果たした後、必要なアイテムを入手することでいずれにも出会うことができる。
なお『ダイヤモンド』ではパルキア、『パール』ではディアルガは出現しないが、古い書物でその姿が確認できる
(これをやらないと交換しない限り、シンオウ図鑑を完成することが出来ない)。
また、シナリオで主人公に立ちはだかるギンガ団にも大きく関わってくる。
+ 彼らに関する事、ストーリーネタバレ注意
彼ら2匹とギラティナは神話において、創造ポケモン「アルセウス」によって生み出されたとされ、
さらにその後生み出されたタマゴから湖の3匹のポケモン、ユクシー・エムリット・アグノムが誕生したと神話で伝えられている
(なおギラティナはとある事情で歴史から抹消され、シンオウ地方に伝わる神話でもほとんど語られることがなかった)。
これはあくまで神話でしかないが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では実際に映画でもらったアルセウスを連れて行くと、
レベル1のディアルガ・パルキア・ギラティナの誕生の瞬間が見られ入手することができる。

ストーリーではギンガ団の首領アカギ(某麻雀漫画の主人公では無い)が、
『ダイアモンド・パール』ではディアルガかパルキアかの片方、『プラチナ』では両方の力を使って、
表面上は「宇宙エネルギーの開発」を謳いつつ裏では「心のない世界」を目指すべく新世界の神になろうと暗躍していた。
アカギは彼らを操る為、ユクシー・エムリット・アグノムを捕らえ「あかいくさり」を作り出し、
やりのはしらにおいて彼らを目覚めさせ、自らの野望を達成しようとした。
だが『ダイアモンド・パール』では湖の3匹のポケモンによって、あかいくさりが壊され阻止される。
一方『プラチナ』ではディアルガ・パルキアが両方現れた為3匹のポケモンはどうすることも出来なかったのだが、
逆にギラティナを目覚めさせる結果となった。

ここまでで分かる通り、正に「神」そのものとも言える存在である。
しかし、そんな彼等をプレイヤーが従える時、強力であるには違いないが他のポケモンと余り変わらない能力なのは、
「モンスターボールに入った瞬間、神としての力を封じられて普通のポケモンと同じような力になるから」との事。
……神をも封じるとは、何気に恐ろしい性能ではなかろうか。
だが逆にそう考えるとアカギが「マスターボール」を所持していたにも拘らず、
使用しないどころか「必要無い物」として主人公に明け渡してくるのも納得できる所である。

映画や『ポケモンダンジョン』にも登場し、それぞれ重要なポジションに就いている。
ちなみに映画での鳴き声は、ディアルガは『ヴァン・ヘルシング』の女吸血鬼から、
パルキアは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に登場するヴァラクティル「ボーガ」から流用されている
(前者はディアルガ以前にもギャラドスバンギラスに流用。後者はキングギドラが元と言われる事もあるが、誤り)。
ディアルガ&パルキア以降のポケモン映画では、大型の伝説ポケモンの鳴き声は他作品からの流用が恒例となっている
(配給が東宝なので、同じ配給元である『ゴジラ』シリーズからが多い)。
アニメでは彼らに関することについて原作の要素に色々と追加点が加えられ、
ギンガ団編では専門コーナーが作られ積極的にPRが行われたスペシャル回として放送された。

ちなみにパルキアのテキスト上の鳴き声は『パール』では冒頭の通り、ディアルガの「グギュグバァ」と見事に対になるものだったのだが、
『プラチナ』ではパルパルパルパル「ぱるぱるぅ!」と妙に可愛らしいものになってしまった。何故だ。
流石に如何なものかと思われたのか、リメイク版では戻された…と思ったら、
『Pokémon LEGENDS アルセウス』では「ぱるらぱるぅるらああ!!!」と、またこの路線になってしまった。
また『ポケダン』では一人称が「俺」な上、悪のポケモンの策略にあっさり嵌って主人公をブチ殺そうとしたり、
映画ではサトシの「パルキアのバカヤロー!!」と言う台詞、姿形から何か卑猥なものを連想させるなどネタ要因となっている。

『ポケモン+ノブナガの野望』ではディアルガは出演しているがパルキア(ついでにギラティナも)は出演してない。
能力が高い上にドラゴン+鋼と、『ポケナガ』における強属性の複合のため、同作に登場する伝説ポケモンの中でもかなり強い。
欠点は技に反動があり、使用すると次のターンは使えない事だがリンク値を100%にすることで反動が無くなる(ちなみに他の反動有りの技も同様)。
リンク相手はタダカツ(本多忠勝)。ブショーパワーによって高い攻撃力と防御力を更に上げることができる。

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは『X』から登場。
ステージ「テンガンざん やりのはしら」のやくものとして、空が青い時にディアルガ(たまにクレセリア)が、紫色の時にパルキアが登場する。
ステージの足場を一部破壊したり(一定時間で元に戻る)ファイター達に攻撃を仕掛けてくる。
加えてディアルガの場合はゲームスピードを遅くしたり、パルキアの場合は画面を上下逆さまにしたり左右反転(操作も逆になる)にしたりしてくる。
『for』ではパルキアのみがモンスターボール及びマスターボールから現れるポケモンの一体として続投。
「あくうせつだん」で画面の上下を一定時間逆転してくる。
『SP』では「テンガンざん やりのはしら」が復活。
やくものもそのままなため、同ステージではモンスターボール(マスターボール)からパルキアが登場しなくなる。

+ 『Pokémon LEGENDS アルセウス』ネタバレ

光明 フォルムチェンジの 引き金。
創造神に 酷似する姿こそ 真なりと 思わざるを得ぬほどの 剛力 発揮す。

天翔ける姿 万物を 創りし 存在を 想起す。
姿を 模すこと すなわち その力を 我がものとする術と 推察。

『Pokémon LEGENDS アルセウス』では彼らもまたオリジンフォルムを持っていることが明らかにされた。
もっとも、同胞であるギラティナがオリジンフォルムを有していたことから、その存在を推測する余地はあったが。
アナザーフォームと比較して、原石のような外見が特徴。


原作中の性能

ディアルガ
  • HP:100
  • 攻撃:120
  • 防御:120
  • 特攻:150
  • 特防:100
  • 素早さ:90
パルキア
  • HP:90
  • 攻撃:120
  • 防御:100
  • 特攻:150
  • 特防:120
  • 素早さ:100

ミュウツーギラティナなどと同様に、バトルタワーなどのルールでは使用禁止に当たる「禁止級伝説」と呼ばれる区分の二体。
両者とも伝説のポケモンだけあって、全体的に能力は高め。
互いの種族値を見るとHP・防御はディアルガ、特防・素早さはパルキアの方が高いがあまり差は無い。
共通して特攻に優れているので、それを生かして技は特殊系が中心になりやすい。
弱点は特攻を上げる積み技がないのでいわゆる「ハピで止まります」になることだが、技構成を工夫して補うことは可能。
ちなみに直接対決した場合は、タイプ相性の関係でディアルガが有利。
抵抗タイプもディアルガが多いのだが、弱点の少なさではパルキアに軍配が上がる
(ディアルガはじめんとかくとう、パルキアはドラゴンのみ)。

また、ディアルガは「ときのほうこう」、パルキアは「あくうせつだん」とそれぞれ専用技を覚える。
いずれもタイプ一致な上に威力は高いのだが、前者は使用後1ターン行動不能になってしまう。
後者は使い勝手自体は悪くはないが最大PPが5と少ないので、調子に乗って使いすぎるとあっという間に息切れしてしまう。
こだわり系のアイテムを持たせている時は、特に注意。

火力自体は高いのだが力押しになりやすく、戦法を読まれやすいという欠点もある。
もっとも、大抵のポケモンは耐えきれずにあえなく落ちるのだが。
主に対策として使用されるポケモンは、パルキアには流星群や逆鱗を放てるディアルガやレックウザ、
ディアルガにはタイプ一致地震が放てるグラードン、全ポケモンで最も高い特殊耐久を持つハピナス辺りと言った所。
とは言っても、上記の通りこちらが強力な物理技の「げきりん」を使ったりと、わざ構成でカバーは可能。

伝説ポケモンが出場可能なWCSの大会では強力な能力に加え、使用率の多いカイオーガに相性的に有利な事もあって、両者とも採用率は高い。
またこの手の大会では能力や台詞つながりか某吸血鬼スキマ妖怪妬み妖怪等のキャラクターや美少女系キャラの名前、
ネタ的なニックネームが付く事が多くそのギャップの激しさに動画視聴者の腹筋を破壊している。

どうしてこんなニックネームが付くまで放っておいたんだ!

余談だが、ニコニコ動画での『ポケモンバトルレボリューション』のネット対戦動画のうち、
伝説のポケモンばかり使うトレーナーが自分の負けが確定した時に回線の切断を行った動画に、
パルキアの技から取った「あくうせつだん」という名のタグを付く事がある。

『ブラック・ホワイト』では、ディアルガは「アイアンテール」が追加され、はがねタイプの技がさらに充実するようになった。
その一方で、パルキアは「アクアテール」を二度覚えるようになった。何故その技を二度も…。


MUGENにおけるディアルガ&パルキア

Ricepigeon氏によって、原作のドットを用いて作られたものが存在していたが、現在はHP移転に伴う公開終了で入手不可。
キャラ名が「ディアルガ&パルキア」となっており、
交互にディアルガとパルキアが出現しながらそれぞれが持つ4つの技からランダムでどれか1つを放ってくるというもの。
ハイパーアーマー状態である。
なお、技名は全て海外版の名称となっている。

+ ディアルガの技

ディアルガの技

Ancientpower(げんしのちから)
地面から岩石が飛び出してくる。
Dragon Claw(ドラゴンクロー)
炎が渦巻いた後、斬撃が繰り出される。炎にも攻撃判定あり。
Flash Cannon(ラスターカノン)
ディアルガが前方に向かって灰色のレーザーを放つ。どう見てもマスタースパーク
見た目に反して威力は低いが、自動で相手の方を向く仕様なので反対側に回って避けるということはできない。
Roar of Time(ときのほうこう)
体力が半分以下になると使用してくる。一定時間相手の動きが遅くなる。

+ パルキアの技

パルキアの技

Earthquake(じしん)
地面の衝撃で相手を吹き飛ばす。空中の相手には当たらない。
Draco Meteor(りゅうせいぐん)
画面全体に隕石が降ってくる。1発辺りの威力は低い。
Aqua Tail(アクアテール)
巨大な水の竜巻を発生させる。
Spacial Rend(あくうせつだん)
ブラックホールのようなものが出現し、吸い込まれるとしばらく行動不能になってしまう。

技が繰り出される前には原作風のメッセージウインドウ(ただし英文)が画面下部に表示されるので、
それを見ればどの技が来るのか判断することができる。
プレイヤー操作(2:29~)

この他、めるふぃむ氏(現・浅瑠璃 るめ氏)によるポケダン風(?)の単体ディアルガが公開されていたが、現在は公開停止。
こちらはカラーを上げれば神キャラとなる。

出場大会

出演ストーリー

プレイヤー操作



最終更新:2023年12月21日 13:51