ガギ


ウルトラマンティガ』第10話「閉ざされた遊園地」及び第26話「虹の怪獣魔境」に登場する怪獣
身長64m、体重6万9000t(26話に登場したガギIIは6万7000t)。別名「バリヤー怪獣」。
名前が似てるけど、ギギではない。ジャギっぽいロボットでもない。

武器は両腕から伸びる鋼鉄よりも強靭なムチ「ガギビュート」*1
主にこれを主流に戦闘を行うが、これが破られた時には手の中に引っ込め、
ムチの両サイドから伸びる巨大な爪で敵を押さえ込むという、中々格闘術に特化した怪獣である
(他には溶解液を持っているらしいが、劇中使用することは無かった)。
その特徴から『帰ってきたウルトラマン』のグドンを思わせる。
しかし最大の武器は、顔の上から突き出す一角。ここから光線を発射し、透明なバリアを発生させることが出来る。
このバリアを張ることによって獲物を自分のテリトリーに閉じ込めるのである。

+ 原作ネタバレ
TBS系列の番組なのによみうりランドの地下に眠っていた。
元は宇宙怪獣であり、繁殖のため地球に飛来してからその姿を隠していたのだ
そしてよみうりランドの地下から出現し、遊園地一帯をバリアで覆い尽くして来場客を閉じ込めると、
人間の子供だけを次々に捕らえ、自分の巣穴へと引きずり込んでいった。
子供達に卵を産み付け、その成長ホルモンを糧に卵を育てるというエロい恐ろしい目的のためである。
そしてティガと交戦し、そのしなやかなムチでマルチタイプのティガを圧倒するものの、
パワータイプにチェンジされ、ムチを引き千切られてしまう。
なおも光線や巨大な爪で反撃するが、角をへし折られ、デラシウム光流を受けて絶命した。
+ ティガ対ガギ

第26話においても別個体の「ガギII」が登場。
人によって分かりにくいが、ボディが赤みを帯びるなどという違いが見られる。
獅子鼻樹海に現れる妖しげな虹の先に存在する魔境に住み着き、そこに迷い込んだ人間を襲っていた。
同じく樹海に住む剛力怪獣シルバゴンと戦うが、自慢のバリアを素手で破壊されるなど、その強大な力の前に圧倒されてしまう。
光線技を浴びせたり、ムチで締め上げるなどして必死に抵抗を試みるも、終いにはムチを千切られ噛み殺されてしまった。
その様子を見たGUTSのレナ隊員は「ティガでさえあんなに手こずったのに……」と驚愕している。文字通りの噛ませ犬である


MUGENにおけるガギ

zektard氏によるガギIIが手描きキャラとして2009年8月26日に公開された。
原作通り、角からの光線や両手のムチによる攻撃を使って戦う。
両手のムチによる攻撃を始めとした各技はかなり出が早く、隙が少ない上、攻撃判定がかなり広く、
こうした攻撃を使っての接近戦を得意としている。また、バリアーは相手にダメージを与える攻撃技になっている。
超必殺技において、氏のオリジナルの「EXガギ」
(氏曰く『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場したキングシルバゴンに匹敵する実力の持ち主)
に変身し、攻撃性のバリアを展開する。

また2013年2月8日の更新によってより実写的なフォルムのスプライトに差し替えられて公開された。

また、muu氏によってこのガギにAI、新技やスピリッツなどを追加し、
『Fighting Evolution』風にアレンジした「ガギFE」も2009年10月3日に公開された。
基本的にはAIがあり、強さとしては大体強キャラで使いやすいガギFEが動画に登場することが多い。

さらにSnowwolf氏によってzektard氏のガギに派手なエフェクトと多彩なオリジナル技が追加された「ガギEX」も2011年8月14日に公開された。
MUGEN1.0以降専用だが公開サイトでWinMUGEN対応パッチも公開されており、AIもデフォルトで搭載されている。
強力な光線技を武器としており、攻撃面は凶ランク。
一撃必殺技も搭載されており凶ランクの怪獣と渡り合うことが可能で、5Pカラーは狂キャラ化する。

+ zektard氏製作
  • zektard氏製作
防御力や技の威力は後述するアレンジ版より高めに設定されており、攻撃の判定も広い。
その上、超必殺技の「エクセレントバリヤー」は前後上下広範囲で一撃のみのヒット数で、更に長時間の無敵状態なため、
確実に相手に大ダメージを与えることが出来る。
そのため、人操作ならば後述のアレンジ版では厳しいような強い相手との戦闘も可能である。

長らくAIが未搭載であったが、2022年7月にIX氏により外部AIが公開された。
キャラのステータスを低下させたものも同梱されており、相手によって使い分けるといいだろう。

+ muu氏製作 ガギFE
  • muu氏製作 ガギFE
防御力や火力が低めに調整されており、新技「バリヤーフィールド」が追加されている。
この「バリヤーフィールド」はゲージを大きく消費する代わりに自分の周囲に一定時間バリアーを張る技で、
使用中は無敵になる。またこのバリアーにはダメージは微量ながらも攻撃判定と敵を僅かに弾き飛ばす効果がある。
他にも2011年6月の更新でリーチのある下段攻撃の尻尾攻撃が追加された。

2010年6月12日の更新でガードキャンセル攻撃の追加とAIの修正が行われ、
最大レベルのAIだとかなり攻撃的な立ち回りをするようになった。
全体的には以前のAIだと温存していたゲージやスピリッツを一気に使用し、短期決戦を仕掛けるAIになったと言える。
+ 具体的には
元々ガギは隙の少ない広い攻撃判定の技による接近戦を得意としていたのだが、
これにガードキャンセル攻撃によるガードからの反撃が加わり、さらに攻撃するようになった。
また、以前に比べてAIが角からの光線を有効に使うようになった。
この技はムルチの光線などとは違いゲージを消費する技だが、その分威力も高くて判定も当てやすく強力で、使用頻度が増えたのでかなり強くなった。
バリヤーフィールドの使用頻度も上がっており、この技で敵の必殺技を回避し接近し接近戦をしかけたりもするようになった。

他にもスピリッツの使用頻度も増加しており、スピリッツを使わないまま倒されていた以前に比べ、強いスピリッツを活用することが増えた。

そのため、この更新版だと短期決戦で回復の隙を与えずにアボラスを倒したり、ネロンガエレキングに勝つことさえある。
とはいえ、素早い動きの相手や変則的な動きで襲ってくるダリー、飛び道具で遠距離攻撃をしてくるメカゴジラなどは苦手としている。
また同じく接近戦が得意でコンボによる火力の高いガイガンとは接戦になりやすく、スピリッツの当たり外れが勝敗を分けることも多い。
とは言えAIレベルは10段階に調整可能で、AIレベルを9に下げれば以前のバージョンくらいの立ち回りになるので、
気になるようなら調整するといいだろう。

+ Snowwolf氏製作 ガギEX
  • Snowwolf氏製作 ガギEX
前述の通りMUGEN1.0以降専用だが、WinMUGEN対応パッチも別途公開されており、AIもデフォルトで搭載されている。
攻撃力に優れ、角度を調整出来る直進する光線や、爪で敵を切り裂く突進攻撃、
どうみてもレイジングストームなエネルギーの刃を周囲に発生させる技などの派手な攻撃を使う。バリアーもやはり搭載されている。
ゲージ技としても無数の光弾を降らせる技や、EXガギに変身して広範囲を攻撃する技が揃っており、見栄えと攻撃範囲は申し分ない。
何故かイントロでいびきをかいて眠っているなど少しお茶目な所もある。

1Pの性能面は割と防御面こそ普通だが充分に凶キャラと言えるものなので、エフェクトが派手な凶キャラが欲しい時には使ってみよう。
一撃必殺技もあり、バリアもあまり使わずガン攻めしてくれるので戦い方も動画向きである。
怪獣キャラとならデストロイアEXや対凶怪獣仕様版のメガロ、ネロンガといったキャラといい勝負をしてくれる。

出場大会

【zektard氏製】
【ガギFE】
【ガギEX】

出演ストーリー

わたしたちのすわこさま(その3)
仮面ライダーMIOMEGA(第6話、28話中編、29話前編)
怪獣王 王座復権への道
炎邪じゃー!!(48話、71話)
ネクサスまてぃっく(第9話)

プレイヤー操作

ワラキア_ex布教動画(ガギFE、Part181)


*1
「ビュート」は『秘密戦隊ゴレンジャー』に登場した鞭状の武器「レッドビュート」を由来とする日本語(鞭の英語はWhip=ウィップ)。
ビューっと風を切る」という擬音が語源とも、スモモの品種名「red butt(実際の発音はレッドバット)」に掛けた名前とも言われている。
特撮では平成に入っても仮面ライダーウルトラマンの技名で使われているほか、
ドラクエ』や『FF』でも鞭の意味で同名称が使われていた。
「鞭の外国語はビュート」と間違えた人も多いのではないだろうか。

最終更新:2022年09月04日 16:19