メカドラゴン


CAPCOMのアクションゲーム『ロックマン』シリーズの第2作目「ワイリーの謎」に登場するボスキャラの1体。
8体ボスキャラを倒した後に挑む事になる「ワイリーステージ」の1つ目のボス。

ドラゴンイメージして作られた機動メカで、炎を吐いて攻撃してくる。
圧倒的な巨体にも拘らず悠々と飛行できるのは中身が水素ガスであるためで、本体も大半が風船でできている
(ただし特に火に弱かったりはしないし、自分も平気で火を吐く。水素ではなくヘリウムなのでは?)。
これは『2』当時は巨体メカを浮かせる技術が無かったためで、本作のワイリーマシンも大きいがノロノロ前後に動く程度で飛ぶというほどではない。
ワイリーステージ1の終盤ではロックマンを背後から追いかける演出があるが
この段階では無敵状態であり、一番奥の足場に辿り着く(ライフバーが出るまで)はダメージを与える事ができない。
主力武器はこちらを追い詰めた後の火炎放射だが、実は風船の癖に接触ダメージが異様に大きく、当たるとロックマンが体力満タンからでも即死する
(ただしライフバー表示後はこちらから一定の距離を取ろうとするので接触で死ぬのは実質道中の逃げる所のみ)。
また、戦う場所は最初から最後まで足場が少なく、落下する危険性が高いので、正確な操作が要求される。

VC版以降にしかセーブ機能はありません

実は元々第1作目に登場する予定があったものの没になったボスである。
当時のファミコンでは「サイズの大きいキャラを激しく動かすのは処理能力の関係で不可能だったから」なのだが、
「ボスを動かすのではなく、足場をボスに向かって動かし、ロックマンが画面右に逃げるようにすればボスが動いているように見える」
という手法を用いる事で登場させる事ができた。
実際にはスクロールしているのではないという証拠に、上に飛ぶアイテム1号を出してそれに乗っても、
メカドラゴンから一定距離の位置で上昇していくのが分かるはず。

(以上、wikipediaより抜粋・一部改変)

有賀ヒトシ(現・ありがひとし)氏の漫画作品『ロックマンメガミックス』及び『ロックマンギガミックス』においても登場するが、
『2』を再現した「R破壊指令」ではクイックマンと共にロックマンとの最終決戦の場に現れたものの、
乱入してきたフラッシュマン諸共クイックブーメランサーベルで真っ二つにされてしまった。フラッシュマンはともかくメカドラゴンがマジで何をした。
また、『ギガミックス』では同じくクイックマンにのりもの代わりにされ、大気圏に突入していたシャドーマンを回収するなど
同じ『2』のボスだからか妙にクイックマンと縁があるが、やはり正直に言うと扱いは微妙である。
まあ、この作品は所謂8ボスがかなり目立つ漫画であり、ワイリーステージのボスなどは『3』の「γ」など一部を除いて登場すらしていないため、
出番がもらえているだけ彼(?)は幸せな方なのかもしれない。なのでクイックマンはもうちょっと優しく彼を扱ってあげてください。
ちなみに設定面でも火を吐く戦闘ロボとして水素満載なのはどうかとありが氏が思ったのか、中身がヘリウムガスに変えられている。
また、同氏の漫画『ロックマンを作った男たち ロックマン誕生伝説』後編では、
過労で意識が朦朧として絵を減らそうとし始めた語り手のグラフィッカ―が企画マンに叱られて目を覚まし、
前述のアイデアを思い付く場面が中盤の山場となっていた。


MUGENにおけるメカドラゴン

N64Mario氏によるメカドラゴンが存在。
試合中は強制的に原作風のステージ(黒背景と足場のみ)に固定される。
技は炎を吐く「Fireball」と相手を飲み込む「Eat」の2つ。
この内「Eat」はボタンを押すとメカドラゴンが相手の方へ飛んでいって飲み込むのだが、
実はこの技、ボタンをもう一度押さない限りずっと飲み込んだままなので、
プレイヤー操作だと一度飲み込んでしまえば勝ったも同然だったりする。
ちなみにAI操作だとすぐに吐き出すので一応まともな勝負にはなる…と思いきや、
実は角の部分になんと即死判定が付いており、触れると問答無用でKOされる。
当然AIはこれを認識できないため、思いがけないキャラを倒してしまう事もしばしばある。
これは奇をてらったものではなく原作再現なのだが、本来は角だけではなく頭部以下に接触しても即死なので、これでも有情である。
参考動画

単体キャラ以外ではLaspacho氏のメタルマンのオプションとしても登場し、巨大化して火を吐く。

出場大会

プレイヤー操作



最終更新:2022年07月18日 17:11
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