長岡志保




 誕生日:11月7日
 星座:さそり座
 血液型:B型
 身長:160cm
 年齢:16歳
 3サイズ:86/56/85

「志保ちゃんニュース!」

Leafが1997年に発売した18禁ゲーム(PS版は全年齢)『To Heart』のヒロインの一人。名は「ながおか しほ」。
また、渡辺製作所による同人格闘ゲーム『Queen of Heart』にも参戦している。
主人公の藤田浩之と神岸あかりとは親友同士で、この3人に佐藤雅史を加えた仲良し4人組の一人。
PS版以降のCVは 樋口智恵子 女史。後発某作品某キャラクターとは中の人も同じでキャラも似ていると当時話題になった。

勉強が嫌いだがゲームとカラオケが大好きという今時の女の子。
非常に明朗闊達であり、友達に対して強い思いやりを持っている。
あかりとは大の仲良しで、浩之とも悪友と呼べる関係。唯一浩之をあだ名で呼ぶ人間でもある。
流行に敏感で「志保ちゃんニュース」と称して最新情報を広めて回っているのだが、デマも多く、
そのため「校内の歩くワイドショー」というアダ名で顰蹙を買ってもいるトラブルメーカー。
そんな明るい外面とは裏腹に、実は恋に臆病で、自分の周りの人間関係が壊れる事を人一倍恐れている。

主要キャラクターであり出番は多く、ボケとツッコミの両方できる気さくで明るいムードメーカーなのだが、
ややもするとウザいキャラと見られてしまい、ストーリーも恋愛感情の描写が少し希薄で、
ざっくり言えば「突然浩之に体を許した(誘った)挙句、あかりの為に自ら身を引く」という物だったため、
今ひとつ人気が出ず、隠しキャラ雛山理緒を除けば人気はヒロイン中最下位という憂き目にあった。*1
PS版では理緒ほどではないがシナリオが一部改変されており、概ね人気・評価を得ている。
また最初のアニメ版では彼女の葛藤が後半の山場になっており、評価は高い。

ちなみに、何気に『To Heart』の中でも高めの戦闘力の持ち主だったりする。よくあかりと対比されていた。
+ 原作とPS版との戦闘力の違い
実は彼女の場合、原作では何気にレミィ、綾香、智子(3人ともFカップでB88以上)に次ぐ第4位の戦闘力の持ち主だったりする
(原作ではセリオと芹香が共にB84以下のEカップだったため)。

ただし、PS版の場合は原作だと同じEカップだったはずの芹香とセリオが共にFカップに昇格してしまうため、一気に6位にまで後退し、
同時にFカップがインフレ化するため(3人から5人に増加)、巨乳キャラからやや胸が大きいキャラに扱いが変わってしまう…。
同じEカッパーズでありながら、何故彼女だけFカップに昇格しなかったのだろうか…。


Queen of Heart』での性能

一言で言ってしまうなら、見た目だけリュウである。
「志保ちゃん竜巻」こそそのまんまだが、昇龍拳に見える技は各種ダッシュ攻撃であり、飛び道具も持っていない。
また、「百合折り」やら「空刃脚」など特殊技も多く、元ネタとは裏腹に初心者だと少々使いこなしにくい。
その他、中段打撃投げ「志保ちゃんドライバー」とゲージ専用技「昔、恋人を殺めた技」を持つ。
超必殺技は「真・決裂拳」。これは元ネタとそっくりの性質で3段ヒットし、初段が当たらないとただの多段決裂拳になってしまう。

改めて性能面を見ると、相殺判定発生1Fの立ち大、発生1Fで梓に並ぶリーチ&ジャンプキャンセルがかかる「のびーるキック」など、
強烈なコンボ・相殺性能を持つ技がズラリと並ぶ。ガードクラッシュ値も総じて高いので、クラッシュ連携も組みやすい。
リュウ系統ではない必殺技「志保ちゃんドライバー」はヒット時に受身不能にするため、コンボの締めに最適で、
しかも3ゲージあればヒット後に「真・決裂拳」まで捻じ込んで6割確定(2段目でクリティカルが出ると即死)。
ゲージ技にガードキャンセル殺しのEX版「志保ちゃんドライバー」、「昔、恋人を殺めた技」があるのも心強く、
押し返されている状況でもプレッシャーを与えられる。
また、しゃがみ状態での座高がかなり低く、打点の高い一部の技は空振りする。
さらに立ち状態でも前後のくらい判定が薄く、相手のコンボが安定しないと、基本的な部分での防御性能は高い。
特殊技も使える局面自体は多い。空刃脚はもちろんの事、空中ガード不能の「すくい突き」で空中ガードも怖くない。
全体的な使い勝手は良好なので、慣れてしまえば多彩な技を生かし、コンボと相殺でガンガン押していけるだろう。

隠しキャラとして、「殺意の波動に目覚めた志保」も存在している。こちらの性能は完全にリュウ。
どこかで見たような飛び道具「交渉拳」に加え、ダッシュ攻撃が必殺技化した「決裂拳」まで使用できる。
…が、そこはコンボゲーな『QOH』。波動昇龍戦法は全くもって効果が無い。
基本技は殆ど同じで、主な差異は必殺技と特殊技、そして(全キャラで唯一)ダッシュ攻撃が無くなった。
「決裂拳」が必殺技に昇格した代わりに安定性の高い「志保ちゃんドライバー」を失ったが、
「決裂拳」はノーマル版からして強力なガードキャンセル性能を持ち、必殺技化した事で、
「のびーるキック⇒決裂拳」というつなぎが可能になったため、さらに相殺戦が強化された。
「すくい突き」が空中ガード可能になった代わりに空中復帰不能にできるため、「真・決裂拳」の確定状況もむしろ増えている。
その他「志保ちゃん竜巻」が空中で出せるようになったため、空中相殺戦を強引に抑える事も可能になった。
結果的にノーマル版以上に、攻めに比重を置いた性能になっている。
なお、その高い相殺能力から相殺女王緒方理奈と並んでチーム戦の前衛に非常に向いている。
相殺能力自体はアイドルキャラに負けるものの、志保は自分からガンガン攻められるので、より柔軟なフォーメーション運用ができるのがミソ。

ちなみに、志保はノーマル・殺意共にダウン時のモーションが特殊で、頭から地面に突き刺さる
ダウン状態とは思えないほど喰らい判定がデカいため、通常もらわないであろうダウン追い討ちを喰らう事も多々ある。
見た目は面白いのだが、性能的には志保最大の欠点と言えるだろう。

+ 元ネタ
「交渉拳」、「決裂拳」などのネーミングの元ネタは、『痕』で登場(?)した「ストライキファイター3」(略してスト3)。
飛び道具である交渉拳で相手を飛ばせて、対空技の決裂拳で落とす、通称「交渉決裂」という戦法が基本……らしい。
『QOH』では通用しないけど。ところで竜巻はないんですか

それにしても、何故『To Heart』のキャラである志保が『痕』ネタの技を使っているのかは不明
一応、ゲーマーキャラではあるのだが……。

また、「昔、恋人を殺めた技」は『初音のないしょ!』における『To Heartおまけシナリオ』で志保本人が披露したもの。
おおよその動作とヒット数は完全再現されているが、技後にピヨる効果は再現されなかった(そもそも『QOH』は気絶システム自体が無い)。


「格闘家に勝っちゃうなんて、さっすがあたしって感じぃ?」


MUGENにおける長岡志保

どっぺる氏が製作したものが存在している。
技構成は「交渉拳」「斬空交渉拳」「志保ちゃん竜巻」「空中竜巻旋風脚」「真・交渉拳」と、
通常志保・殺意志保・豪鬼を混ぜたようなキャラクターになっている。
LJH氏(e510氏またはejanho氏)のAI(本体同梱)も存在していたが、現在は入手不可。

出場大会

出演ストーリー



*1
なお、彼女の人気はあくまで「ヒロインの中では」低いだけで、
この作品に出てくるキャラは男の主人公から脇役まで総じて人気が高い。
また、二次創作等では恋に不器用な女の子と言った様に扱われる事も多く、
一番人気の色物娘理想的過ぎてファンタジーな幼馴染と違い、
普通に居そうなキャラという点も彼女の魅力に一役買っているという点を、志保の名誉のために記しておく。


最終更新:2020年12月20日 02:19