お市

+史実のお市
お市の方(おいちのかた 1547年生月日不明 - 1583年6月14日)
戦国時代の女性。市姫とも小谷の方とも称される。
父は尾張国の武将織田信秀、母は側室、または正室(継室)の土田御前で、織田信長の妹にあたる。
兄・信長の命により近江の浅井長政と結婚し、織田家と浅井家は同盟を結ぶ。
信長が浅井氏と関係の深い越前の朝倉義景を攻めたため、浅井家と織田家の友好関係は断絶。
しかし、長政と市の夫婦関係は周りが羨むほど仲睦まじかったという。

長政の自害後は茶々(淀殿)、初、江の三人の娘とともに織田家に引き取られるが、長男は殺害され、次男も出家させられる。
信長没後の1582年に柴田勝家と再婚するが、勝家が秀吉と対立した末に賤ヶ岳の戦いで敗れ、勝家と共に越前北ノ庄城内で自害した。

戦国一の美女と賞され、信長が最も可愛がった妹であったと伝わる。さらに聡明な人物であったとも伝えられている。
両端を縛った袋を届けて浅井家による攻撃(挟み撃ち)を信長に伝えた逸話や、
豊臣秀吉没後の関ヶ原の戦い、そして大坂の陣による織田家と豊臣家の没落は、お市の命による茶々の策謀とする説もあり、
信長も「市が男だったなら、良き武将となったであろう」と評価している。

秀吉を毛嫌いしていた。これは、猿顔の醜男である秀吉を嫌ったとも、彼が成り上がりの農民であったからとも、長男万福丸を信長の命令を受けた秀吉に磔にされたからとも言われている。
逆に秀吉自身は彼女に熱烈な好意を抱いており、後に茶々(淀殿)を側室に迎えたのは三姉妹の中で彼女が一番市に似ていた為と言われている
清洲会議で市は信長の三男信孝を推していたが、秀吉が信長の長男信忠の子三法師(秀信)を擁立し実権を掌握した為、これに対抗するべく信孝に薦めもあり織田家筆頭であった柴田勝家との縁談を決意した。この様に勝家とは政略結婚だったが大変仲むつまじい夫婦であり、賤ヶ岳落城の最に勝家は脱出するよう勧めるも、お市は秀吉の下へ行く事を良しとせずこれを拒否。命運を共にしたと言われている。
しかし、一方で庇護を受ける秀吉に娘たちを頼むよう書状を書いたり、信長没後、実質的な最高権力者へと上り詰めた秀吉が、市を自らの側室にする事無く柴田勝家との再婚を仲介したと言う事実から、両者の仲が悪かったのはの創作であるとの意見もある。
実際、万福丸の磔にしても秀吉が殺害したと言う資料は無く、万福丸は妾の子とされている為、恨むのは筋違いとされる。
織田家後継の擁立にしても、本能寺の変の時、信長は既に家督を信忠に譲っており、幼いとは言えその息子三法師が家督を継ぐのは当然であり、少なくとも神戸家に養子に行っていた信孝よりも血縁的にも同義的にも筋が通っていた。
また、勝家と結婚したのも秀吉を嫌ったと言うより、前述の通り秀吉の紹介であり、市の扱いに困った秀吉が勝家に押し付けたとも言われる(つまり、仲の良かったと言う説は無いが、逆に悪かったと言う説も無い。秀吉とは身分が違う為、お互い会った事すらないと言う説も有る)。
お市は自害する直前、その三人の娘に浅井の血を絶やしてはならぬと諭しており、のちに崇源院として徳川秀忠の正室となった江によって、
徳川幕府264年の礎となり、現在に至るまで受け継がれている。

睦まじい仲であった夫が2度も天下人に対抗して滅亡し、最後は自害した事とその美貌から「薄幸の美女」として作品に登場する際に幸薄いキャラにされることがある。

なお、格闘ゲームつながりで言えば、『鬼武者2』に「小谷のお邑」の名前で登場。幻魔王と化した兄・信長の野望を食い止めるべく、柳生十兵衛(隻眼で有名な史実の十兵衛三巌ではなく、その祖父・石舟斎宗厳の青年時代)に力を貸す。


「みんな死んでゆく…… これも市のせい……」


戦国BASARAシリーズに登場するキャラクター。 キャッチコピーは「幻妖言惑」。
『戦国BASARA2』から登場するが、プレイヤーキャラとなるのは続編の『戦国BASARA2英雄外伝』から。
『英雄外伝』では片倉小十郎、夫の浅井長政と共に主役級の扱いを受けている。
CVは能登麻美子。OVA版『殿といっしょ』でもお市(とこの人)役を演じているが
性格は『戦国BASARA』の市とは異なり、極端に臆病な長政に振り回されている。でも夫婦仲は悪くないよ!
また、アニメ版『織田信奈の野望』に能登女史の出演が決定した際「またお市か」とファンの間では冗談交じりでささやかれていたが、実際は今川義元役だった。
そもそも『信奈』にはお市は登場どころか存在しないのだが、ネタバレを含むため割愛する。

「第六天魔王」と人々から恐れられている織田信長の妹。
絶世の美女だが、魔王の妹であるということに罪深さを感じ怯えており、内向的かつ自虐的な性格。
常に自分を卑下し、泣いて謝ってばかりいる。口癖は「これも市のせい…」。
その儚くも妖艶な美しさに魅了される者も多く、知らず知らずのうちに己が美貌を利用して、
部下を裏からコントロールする魔性の女としての側面も持つ。長政の正義の為よりも彼女のために戦う兵士も多い。
イメージとして能登女史の代表作の一つである『地獄少女』を意識した演出がなされており、台詞や彼女の第七武器(藁人形の形をした双薙刀「呪恨」)等にもそれが見られる。

しかし、信長に対面したり森蘭丸に挑発されたり大技を撃つ時などには、
人が変わったように高笑いしたり、「是非も無しッ!」「片腹痛いわ!」等と言ったりと、信長と似通った本性が表に出る。
濃姫曰く、「この世でただ一人、真に上様を理解できる者」らしい。
人の幸せを見るのを好まず、前田夫婦を「どうでもいい」と評している。
また、宮本武蔵に面と向かって「市…あなたのこと、嫌い…」と言ったり、
伊達政宗のことを「市、あの人嫌い…」と言ったりと、内気ながらも意外とはっきりと物を言う。
『英雄外伝』のお市編では蘭丸に慕われており(お市編以外の蘭丸はお市の事を馬鹿にしている)、濃姫からは気にかけてもらっているのだが、
お市としては信長の天下布武を手助けしている二人は気に入らないらしく、濃姫に対し「あなた、どっか行っちゃえばいいのに…」と言っている。

夫の長政のことを深く愛しているのだが、それ故にまた極度に長政に依存している。
しかしそのネガティブな性格が災いし、一緒にいると長政を不幸にしてしまうという思い込みから深く立ち入れず、自らを精神的に追い詰めている。
それでも不器用ながらも長政を一途に慕っており、何かと気を引こうとしたり、
長政の活躍を見て喜んだりと、彼の前では年相応の少女らしい一面を見せることも。
英雄外伝の長政のストーリーでは前田夫婦に負けず劣らずのラブラブ夫婦っぷりを見ることができる。

その反面、自身のストーリーモードはとにかく暗い
徐々に彼女の心が崩壊していくストーリー展開はシリーズ史上最も陰鬱とも言えるレベルで、深すぎる愛と依存心の強さからくる恐ろしさが垣間見える。
あまりの暗さに『英雄外伝』発売前にプロデューサー自ら「英雄外伝のストーリーは小十郎→お市→長政の順でプレイして下さい」とコメントしている。
市はただ…咽び泣くだけ…
そう…めそめそと泣くな。
お市の『英雄外伝』ストーリーのスタッフロールは専用のものが用意されており、エンディングテーマも能登女史が歌う挿入歌『眠れ緋の華』が専用曲として流れる。
彼女の固有技名やストーリーのタイトルはこの曲の歌詞とリンクしているものが多く、第四章の後半で歌詞の一部を口走っている。

その正反対な二人のストーリーのお陰か英雄外伝でのストーリー人気投票ではお市が4位で長政が5位、
武将人気投票は二人仲良く12位にランクインと、それなりに高い人気を獲得した。(ちなみに戦国BASARA2の時はお市12位、長政21位だった。)
このような人気を見てか、浅井夫婦をメインにした少女マンガまで出ている。
ネガティブな部分はやや抑えたほのぼのとした恋愛物になっているため、幸せな二人が見たい方は是非どうぞ。
ちなみに準レギュラーは慶次でさり気に重要な役回りである。素直じゃない長政様にとって有難い友人として登場。

+3でのお市(ネタバレ注意)
『3』にもプレイヤー武将として引き続き登場。
ストーリーの前提として浅井家が信長の手により滅ぼされており、その後織田家に連れ戻され、
軍の劣兵として戦へ駆り出される日々を送るなど、ある程度『英雄外伝』のお市ストーリーがベースとなっている模様。
後に光秀が本能寺の変を起こし、これにより信長、濃姫、蘭丸が死亡。
自身は一人戦火から逃れられたものの過酷な現実から逃れるために現世に心のない状態となってしまい、
自身のことも含め様々な記憶を喪失。柴田勝家とは再婚していない。
そして今なお魔王信長を崇める織田軍残党から第五天魔王として祭り上げられ、周囲に言われるがまま各地を彷徨っている。
織田軍残党を率いている関係上、家紋は浅井家ではなく織田家のものになっている。
ただし所属武将はほとんど浅井・朝倉である(一応、史実では浅井・朝倉の一部が織田に寝返ってるので、ある意味正しい)。
以前は無意識に出していた魔の手を常時操れるようになり、その関係からか薙刀は使えなくなっている。


赤ルートでは徳川家康の保護を受け、東軍に身を置くことになる。
家康から居場所を与えられ、もう戦わなくても良いと言ってもらえたものの、
また一人になってしまうという不安から、家康を追いかけて再び戦場に出ることになる。
家康のことを「光色さん」と呼んでおり、家康と敵対する石田三成に対して
「あんな人、死んでしまえばいいわ」と呟くなど、居場所を与えてくれた家康のことを一心に慕っている。
最後まで無くした記憶を取り戻すことができなかったお市だが、家康から「そうめそめそと泣いてはいけない」と、
以前長政からよく言われていた言葉を掛けられたお市は、「昔誰かにそう言われた気がする…」と呟く…という、
お市のストーリーにしては救いのあるEDと言えるかもしれない。

一方青ルートでは、周囲の人々を不幸にするお市のことを気に入った大谷吉継によって捕らえられ、
不幸をその身に溜め込む西軍の操り人形として戦場に駆り出されることになる。
三成を「闇色さん」と呼び、赤ルートとは逆に三成の敵である家康のことを嫌っている。
最後には家康を巨大な魔の手で叩き潰し、「不幸が来た」と高笑いして喜ぶ大谷をも手に掛けるという、
赤ルートとは全く正反対の暗いEDになっている。

そして2周目以降にプレイできる新ルートでは、かつて誰よりも恐れていた兄と再会することになる…。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11594404

お市以外の武将で「金ヶ崎の退き口」をプレイすると、お市との戦いの後、
彼女は正気に戻り、信長や濃姫、蘭丸、そして長政のことを思い出す……が、
その直後に天海の手によって斬り捨てられ、第六天魔王復活の為の血肉とされることになってしまう。
どこまでも不幸な人物である。

設定的には西軍所属の武将ではあるものの、慶次と同様にルート次第では東軍にも西軍にもなり得る上、
関ヶ原にも登場しない為、「西軍の武将」という印象はあまり無いかもしれない。


『宴』でも相変わらず記憶を失った状態だが、フィーバー(1000hit)時に「削除スル!」、
戦極ドライブ発動時に「刮目セヨ!」と言ったりと、長政を連想させる台詞が使われている。
究極バサラ技発動時の「言ハヲ無クセ、即チ殺メ」というボイスも長政の口癖である「無言即殺」を彷彿とさせる。

+4でのお市(ネタバレ注意)
京極浅井軍として復活した夫・長政と共に参戦した。
『3』と違い長政が生存しているため、精神的にはやや安定している。
引き続き魔の手を使っているが、これは信長が「六魔ノ王」を会得した影響で血縁関係にあるお市にまで影響してしまったためらしい。
長政の姉である新キャラクター・京極マリアが長政を振り回し、独占してしまうため、義姉として慕いながらも複雑な様子。
マリアの存在が刺激になってか、時に手料理を作ったりやきもちを焼いたりと、長政に依存するのみだった以前よりも関係が進展している。
同じく新キャラクターの柴田勝家から想いを寄せられているが、お市本人は彼のことを知らない。

ストーリーでも長政に助けられる王道ロマンス、逆に夫の敵を殲滅するヤンデレ一歩手前ルート、
長政・勝家との三角関係の果てに『英雄外伝』とは違った形で破滅に向かういつものバッドエンド、
果てはザビー教のヒーローショーに誘われて歌を口ずさむ等、色々な顔を見せてくれる。


『2』では敵専用武将で、通常攻撃モーションはまつの流用だった。
更に明智光秀や毛利元就と同様に味方に攻撃を当てる事が可能だったが、
『英雄外伝』でプレイヤー武将に格上げされると同時に味方殺しはなくなり、攻撃モーションも固有の物になった。
二つに分離することの出来る双頭薙刀を武器として使用する。
能力として戦場で死亡した武士たちの怨念を黒い手として具現化し、攻撃に使うという特徴的な固有技を持つ。
モーションは凝っているが、攻撃後にふらついたりへたり込んだりする動作のせいで隙が多い。
魔の手を使った攻撃は薙刀技よりも更に隙だらけだが、威力は非常に高い。
信長同様に相手の生命力を吸い取ることができるが、発動中は気絶してしまい無防備になってしまう。
ちなみにこの魔の手は無意識で出しているとの事。

+『3』以降の性能
『2』~『英雄外伝』での武器・双頭薙刀は持っておらず、魔の手を操って戦う。
固有技を発動しながら更に別の固有技を発動するという戦い方が可能。
攻撃範囲が広く、敵の行動を封じることができる技が多い為、一方的に攻撃し続けることが可能。
敵を魔の手で捉えてビッタンビッタンさせる固有技「砕け悲の夢」を含むループコンボで武将戦も楽勝。

『宴』で地面に魔の手を生じさせる新固有技「時雨れ緋の汐」が追加された。
この技は回避ステップ中に使用すると市の正面に発動するのだが、ステップ中無敵になる装具「残像足袋」と非常に相性が良く、
残像足袋を装備し、ステップしながら「時雨れ緋の汐」を発動するだけで常時無敵攻撃ができてしまう。
誰が言ったか お市の専用装具は「残像足袋」 とも。
当然、黄金の古龍(体力、バサラ、ブースト満タン時、攻撃力が大きく上昇)とも相性が良い。
更に、今作はガードブレイクに乏しいキャラがひーひー言わされるほど敵武将のガードが固いのだが、
ステップに反応しているせいなのか敵武将はこの技を殆どガードしないので、
相手が魔王だろうが戦国最強だろうが何だろうが、ステップしながら時雨れ緋の汐で攻撃するだけの簡単なお仕事で済んでしまう。

ちなみに第五武器(お楽しみ武器)は長政のパペットがついた魔の手。
武器名は「戦散シ君偲ブ魔手(いくさばにちりしきみをしのぶまのて)」。
「思い出せないが、なぜか涙がこぼれる」という説明文が非常に切ない。

+アニメ版では…
長政と死に別れてしまい、信長の下で泣き暮らす日々を送ることになるが、
長政の亡霊に叱咤を受け、勇気を振り絞って信長に立ち向かう。
しかし説得も虚しく信長の銃撃を受け、最期に長政と戦った政宗に感謝しながら息を引き取った。

アニメ二期では廃墟と化した安土城にて夜な夜なすすり泣き、ごめんなさいと繰り返す亡霊と化していた。
幸村を魔の手で襲って絞め殺そうとする等、まさに怨霊と言える存在だったが、
実はその身を挺して兄・信長の怨念を封じ込めていただけであり、お市自身はなんと普通に生きている生身の人間だった。
信長に撃たれて死んだんじゃなかったのかって? BASARA故是非も無し。
ファンの間では「3同様、小林氏(戦国BASARAシリーズのプロデューサーで能登女史の大ファンで「お市は俺の嫁」)の 職権乱用 圧力」ではないかと噂されている。
能登カワイイよ能登。

その後幸村によって信長の怨念が祓われた後、お市は織田軍残党の手によって保護されており、
この時、前述の「是非も無し」を口にしている。

更に劇場版にも3同様の心と記憶を失った姿で登場しており、
謎の僧侶天海(一体何者なんだ…?)に操られる傀儡と化しているが…。

「あなたも一度… 死んでみたらいいのに……」


ゲームでの性能

格闘ゲーム『戦国BASARA X』では「開け根の国(通称:開国)」によるモードチェンジを備えたテクニカルなキャラ。
見た目的に火力の低い非力キャラに見えるが、実際は中距離~遠距離戦をメインに、ワンチャンスからの永久・即死コンor連携10割コンで勝ちを狙う戦国一の一発キャラ。
BASARA界のマミヤ的存在。でも通常投げはある。しかし脱衣KOはない。
「拒め緋の渦・陽」での接近拒否の守り、「根の国モード」での画面端連続技などに援軍アタックが絡むと一発が大きい。

基本は中距離~遠距離戦を得意としているが近距離戦を強いられているので今一ダメージを与えられない。
しかし「開け根の国」を発動することにより相手を引き寄せることが可能になってくるのでそこから一気に攻めていきたい。
魔の手モード時間が1R毎に増えれば増えただけ圧倒的に有利になってくる。

+魔の手モードの恐るべき実態
魔の手モードを発動すると画面下に表示されているゲージが無くなるまでモード状態が続く。
原作同様に発動中は無防備状態となり、攻撃を受けると元に戻ってしまう。
この開国中の攻撃は当たると状態異常(援軍要請禁止や防御力低下など)が順番に付き、更に回復可能体力を超えて回復するHP吸収の効果を持つ。
また、BASARA技「集え根の夢」を当てても状態異常が付加され、9ヒットほど当てれば以下の全てが付加される鬼畜性能。
表にすると、次のような感じ。

「開け根の国」中の魔の手ゲージ微量回復
攻撃・防禦1/2 文字通り、攻撃力と防御力を半分にする
気絶1/2 既に溜まっている気絶値をそのまま引継ぎ、上限だけ半分にさせる
ガード削り 通常技にも削りダメージが発生する
体力吸収 ダメージを与えるたびヴァイタルソースを超えて体力回復
要請禁止 援軍を呼び出せなくする
中でも体力吸収は開国中のHP吸収に加算されるため、どんなに体力差があっても一瞬にして状況を逆転させてしまう。
闘劇'10では豊臣秀吉との荒らしキャラ対決がモニター中継され、魔の手ラッシュで体力差を一気にひっくり返す様が会場を沸かせた。

開国中は「戦国胴上げ」や「戦国フリスビー」などと呼ばれる充実した永久・即死コンボを備えており、
ほぼどこからでも即死のチャンスが訪れる状況にある。
また上記の援軍要請禁止や防御力低下などの効果により、
お市の永久コンボは 本当に脱出不能かつ即死であることが多い

更にキャラ限定の永久ガード連携を備えており、ジャストパーフェクトガードへの対応や距離調整、
ミスった時のフォローなど難易度は高いものの、入力が完璧なら何も出来なくなってしまう。
当然そのままガードし続ければガークラして追撃を入れられ、
削りを含めて体力をたっぷり吸収され、全ての状態異常が付与された状態で放り出されるのである。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6387957
これはひどい・・・

+ただし……
この開け根の国には、AC版だと非常に致命的なバグがある。(家庭用版では修正済み)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3045398

また立ち回りこそ援軍の依存度が高めなものの、
火力の大本は魔の手モードに依存する為援軍カウンター後でも逆転力があることも見逃せない。

欠点は防御力に乏しいこと。
ゲーム中最弱の装甲な上、見た目より空中やられ判定が大きめで浮きが高いのでコンボが安定しやすい。
切り札の開国中も、その間ガードができないので常に即死チャンスと共にフルコンを食らい死亡する危険性が存在する。
攻撃も全体的に出が遅いものが多く、ランクとしては下位の上位~中位くらいだが、安定して勝つためには相当なやり込みが必要になる。

ちなみに、『マリばと!』の藤堂志摩子が使う超必殺技「桜の舞」のモーションがお市の超必殺技「染れ緋の雨」と酷似しており、中の人繋がりで似せた疑惑もあったが、『マリばと!』の志摩子役はネット声優が起用されているため、偶然の一致だろう。



「無言・即殺! 悪と無駄口、削除なり!」

援軍はお市の夫である「 信義不倒 」浅井長政(CV.辻谷耕史)。
実直な性格と非常に強い正義感の持ち主で、戦国の世に蔓延る悪を「削除」しようとしている。
しかし一方的に悪と決め付けたり、礼儀正しいというだけで正義扱いしたりと矛盾が多い。
どこぞのヒーローのようなカラーリングの鎧、3分間だけ有効な専用アイテム
ライダーキック、必殺技や台詞を言う時にいちいち決めポーズを取るなど、特撮ヒーローのようなキャラクター。
妻のお市のことは大切に想っているのだが、その自虐的な態度に苛立ち、
つい「めそめそと泣くな!」「無駄口を叩くな!」と厳しい態度で当たってしまう。ツンデレ
「削除する!」が口癖の為、プレイヤーから必殺削除人と呼ばれることもある。

+詳しい設定等
とにかく融通が利かず独善的でもあるため、登場人物の8割近くが様々な理由で悪扱いされている。
長政に悪扱いされない人物は幸村と信玄忠勝と家康謙信、松永久秀くらいのもので、
例え無駄口を叩かず黙っていても「何を考えているか分からない。よって悪!(意訳)」と決め付けられてしまう。
そのような理由もあり、松永久秀と対峙した時には「卿からは矛盾を貰おう」と言われる。何とも的確なコメントである。
(松永は自他共に認める極悪人であり、上記の「礼儀正しい~」に該当するのが彼である。)
『BATTLE HEROES』では暴走っぷりに拍車が掛かっており、お市がツッコミに回るという事態になっている。
特撮ヒーローがモデルだからか、それとも単なる長政の趣味なのか、戦隊物のような傭兵5人組「五本槍」を雇っている。

そのあまりの頑固さと短気さから味方の兵からは「長政様も小魚食べりゃいいのに」などと言われている。
危機に陥った部下達が「長政様、こっちに悪が!!」と正義に固執するその性格を利用して長政を誘導しようとしたりと、
長政に対する態度とお市に対する壊れ物を扱うかのような言動との間に温度差があったりもするが、
しかし、その一方で『英雄外伝』の長政ストーリー序盤における浅井軍は「長政の良い所をお市に見せる
という一点で一致団結し、奮闘するという微笑ましい事になっていた。

お市に厳しく当たってしまうことを本人も気にしているらしく、
ザビーに「もっと優しくしてあげなさいよ」と言われた時は動揺しつつも「私なりに気を付ける」と答えている。
その後、信長の命令と長政への愛情の間で思い悩み、「自分と一緒にいると不幸になる。だから嫌っても良い」というお市を一喝、
白百合の花を贈って感激されており、何だかんだで相思相愛の夫婦である。

「黙れ、市!貴様がそのような事を気にする必要は……

 微塵もない!!」


ちなみに長政が敵総大将を勤める唯一のマップ「姉川蹂躙戦」でお市を先に倒すと…。

『英雄外伝』のお市ストーリーを始め、ドラマCDや漫画等のメディア作品でも多くの場合お市と死に別れてしまう。
その為「存在自体が死亡フラグ」等と言われることも…。
アニメ版でもやはりお市と死に別れてしまうが、最期まで自らの正義と信念を貫いたその生き様に対する評価は高い。
六爪流の筆頭と互角以上に戦うなど、誰もが思いもしないほどカッコよく、そして強かった。この戦闘はファン必見ものである。
長政を失った悲しみと絶望から無気力状態となったお市に対し、「思考の停止こそ悪である」という言葉も残している。
しかし原作での彼の暴走っぷりを知っている原作ファンからは「きれいな長政様」と言われたりもした。

一応彼の名誉のために付け加えれば、『英雄外伝』で追加された自身のストーリーでは序盤こそやや暴走気味のコメディだが、
中盤以降は自らのこれまでのあり様を見つめなおし真の正義を知る展開が用意されている。このストーリーでの長政の格好よさはファン必見。
ただ、『2』や『BATTLE HEROES』の長政こそ本来の長政である、という意見も少数ながら存在する。

『3』にモブとしてまさかの登場と噂されたが、黒田長政(黒田官兵衛の息子)だった。チクショウメー!
…と思っていたら、前記したお市のお楽しみ武器の人形として登場。
説明文も思い出せないが、なぜか涙がこぼれるとやはりお市にとって大切な存在だったようだ。
でも、史実では同じ年に死んだはずの同盟相手の朝倉義景が仲間武将として出てるのは内緒

原作では序盤で消えてしまう展開が多いため描かれなかっただけで、彼もまだまだ発展途上の武将なのだろう。

『4』では京極浅井軍の総大将として再登場。
正義に拘る性格は変わらないが、お市だけでなく姉マリアの奔放さに振り回されたり、両者の板挟みに遭うなど気苦労が絶えず、その影響か『2』よりは人を見る目や言動が多少常識的になっている。
また、妻や姉を伴って大友宗麟が主催するザビー教のヒーローショーにキャストとして参加するといった、これまでのシリーズに比べると砕けた一面も覗かせている。


援軍要請時は地上では盾を飛ばして攻撃。盾の軌道を変えたり、飛ばした盾を停滞させることも可能。
援軍レベルが上がるとヒット数が上昇する。
対空時には上昇しながら刀で斬りつける。発生が早く優秀だがいちいち決めポーズを取るのが玉に瑕。

ホンダムや毛利といった特殊な援軍持ち以外では二番目に援軍レベルの上昇速度が速い。
しかしお市自身の移動速度が遅かったり、切り返しが貧弱なため、それらの弱点を強化するためにも早めのLv51で呼ぶことが多い。


MUGENでのお市

かつては一時期公開されていたβ版(AI製作禁止)しかなかったため大会動画での出番は皆無であった。
ストーリーでも会話のみの非戦闘員だったり動画が削除されたりと、出番に恵まれていなかったが
2015年2月についにAIがデフォルトで搭載されたお市が公開された。
今後の動画での出番が期待される。

なお、ナコ月ルル娘のレイプレイ発動時などで流れるおどろおどろしい能登ボイスは、お市のものであったりする。
このため、キャラは見たことがなくとも声だけなら聞き覚えのあるという人も多いのではないだろうか。

  • おやすみ鯛氏製作
一時期今は亡きニコろだにあげられていた。
援軍システムや状態異常付加が再現されておらず結局β版で終わりだが、一撃BASARA技を含む全ての技が搭載されているので十分に戦えた。
AIは無く、AIパッチの制作をはじめとする一切の改変を禁じられている。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4609198

  • rei氏製作
2015年2月完成度96%のものがリリースされた。最終更新は2015年9月29日、完成度96.5%
イントロ前に8+スタート押しっぱなしで援軍Lv.100、一撃ゲージMAXの状態にできる。(なお、チーム戦では初期援軍Lv50)
AIもデフォルトで搭載されており、こちらの完成度は90%とのこと。
ガードクラッシュ処理と気絶処理が入っている。また、各種ゲージ位置の調整やダメージ調整が可能となっている。

出場大会


出演ストーリー

それいけ!古明地動物園(第一話に登場、戦闘なし。動画は削除されている)

プレイヤー操作



「市、長政様とずっと一緒にいたい…それでもいい?」

「う、うるさい!無駄口を叩くな!あ…当たり前の事を聞くんじゃない!」