ベール=ゼファー

「だってこれは、ゲームなんですもの」

ファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R.)制作のTRPGシリーズ『ナイトウィザード(以下「NW」)』の公式NPC(ノンプレイヤーキャラクター)。
同じF.E.A.R.作品で姉妹作でもある『セブン=フォートレス(以下「S=F」)』にも登場する。
CVは当初不定だった(ラジオドラマ『星を継がないもの』では力丸乃りこ女史ら数名が演じていた)が、
ファンブック『リーチ・フォー・ザ・スターズ』付録のドラマCD「最果ての数式」で、朝比奈みくるなどを担当した後藤邑子女史に固定された。
むろん、アニメ版も後藤さん(強)である。

原作でのスペック

 属性:虚/天
 コネクションの値段:v.100,000,000( 一億ヴァルコ 。1ヴァルコ≒1円)
 ウィザードクラス:大いなる者(要は神様)
 キャラクターレベル:不明
 性別:女
 年齢:16(外見)
 髪の色:銀
 瞳の色:金
 肌の色:白
 必殺技:ヴァニティワールド・ジ・アンリミテッド、ディヴァイン・コロナ・ザ・ランス
 (以上、『ナイトウィザード The 2nd Edition』ソースブック『スクールメイズ』、アニメ版などからの引用)

プロフィール

第八世界「ファー・ジ・アース」の一つを成す裏界(「りかい」と読む。「ファーサイド」とも。NW世界における魔界のようなもの)に住むエミュレイターであり、魔王の一柱である。
魔王についてはこちらも参照。
元は古代神であり、原作者・菊池たけし氏(通称「きくたけ」)の作品における多元宇宙観「主八界」を造った神の一柱だったが、創造神たる「超至高神」に反逆して裏界へ封印された。
裏界においては“皇帝”に次ぐ“大公”の位に在り、「蠅の女王」などの異名を持つ。

原作・アニメ版における戦闘力

非常に強い力を持ち、「ディヴァインコロナ」や「ヴァニティワールド」などの各属性最強クラスの魔法、虚空から黒い錐を生む技などで攻撃する。
また、空に飛ぶすべてのものに対して命令権を持っている。
だが、何よりも優れているのは生命力である。
これまでにも何度となく現し身を破壊されてきたが、そのたびに一時的に現世に干渉できなくなるものの、すぐに力を取り戻して帰ってくる。
この世界の魔王があっさり復活することは珍しくないが、彼女の場合は 人気キャラなので 結構な頻度で行っている。
 (TRPGの設定は個々のプレイ環境に合わせて改変する事が推奨されているが、
 公式NPCは公式の設定更新を直接取り入れにくくなる、二次創作におけるキャラ殺害への気後れなどの理由から、
 殺しづらい存在と言われる。
 しかし魔王はこの「現し身」と事実上不死と言える生命力という2つの設定により、柔軟な運用が可能になっている)
 ちなみにこの世界には死者蘇生呪文は存在しないので、ある意味でチートとも言えなくも無い。
 (一応存在はするのだが、高価でレアな上に必ず酷いリバウンド(使用者が死ぬなど)が付属するため実質ないようなもの。
 転生「私は三人目だから」ならよくある)

前述の復活能力に裏打ちされた行動力は凄まじく、世界結界が磐石だった頃に怪盗として世間を騒がせたり、
後の策略の布石として、同じ主八界を成す第三世界「エル=ネイシア」から赤子(『S=F』ルール第三版『V3』時代のリプレイ「黒き星の皇子」の神条皇子)を攫ってきたり、
やはり主八界の一つ第一世界「ラース=フェリア」を崩壊寸前まで追いやったりしている。
が、肝心の陰謀ではここ一番で詰めを誤ったり、面白いからと余計な事をすることが多々あり、未だ成功には至っていない。

+ メタ的なことを言うと…

人物像

魔王である以上もっともなことだが、その性質はきわめて邪悪。そして気まぐれで享楽的。
世界を崩壊させる陰謀を巡らし、後一歩(下手すれば後数分)まで至ったことも一度や二度ではない。
直接的に干渉する事も有れば、強い欲望を持つ者に力を貸して事態を裏から操ったり、他の眠れる魔王を蘇らせる事も多い。なにげにサポート系なのか。
その実力もあわせると、トップクラスに危険な人物の一人である、

「己の地位が脅かされる」「事件を起こしている魔王が気に喰わない」等、利害関係が一致した場合は、人間に協力してくれることもある。
実際、『NW 1st』の1年後に舞台を移した『NW 2nd』では,、第八世界を表界(人間たちの住む世界)・裏界問わず全てを無差別に破壊する「冥魔」という共通の敵が登場した為、
(敵対関係が解消されたわけではないが)表界のウィザードと裏界勢力は実質共同戦線を張っており、魔王の力を借りて戦う「侵魔召喚師」というクラスも追加された。
(リプレイでは「月は無慈悲な夜の女王」に登場する神宮寺百合子など)
また、自分の計画を他人に利用された際は、「ケチがついた」と自ら計画をぶっ潰す事も辞さない。

妙に面倒見のいいところもあり、彼女に力を与えてもらった場合も、口では利用するだけと言いつつそれなり親身に接してくれるし、
眷属にならない場合でも気に入ったウィザード(主に柊蓮司)には何かと悪戯や嫌がらせレベルのちょっかいを出したり手助けすることも多い。
赤羽くれはに至っては敵対する間柄でありながら「そんなに邪悪じゃないと思う」と発言している。
原作者・きくたけにすら「魔王のくせに仲間思いにしか見えない」と言われてるし。
……実はツンデレじゃないかと、彼女とウィザードが初めて共闘したリプレイ「合わせ鏡の神子」の時から言われている。

+ ぽんこつ魔王

愛称は「ベル」、「ベル様」。偽名は「ベル・フライ」を良く使うが、「涼風鈴」とか「飛田鈴」とかと名乗った事もある。
人間の姿をとる時は銀色の髪と金色の瞳、ポンチョのような肩掛けに制服という姿が特徴的だが、本当の姿は不明。
初登場時は本体として巨大な蝿が出たのだが、その時に倒されても平気で復活したり、
比べ物にならないほど強い『ほぼ本気』時のデータ*1でも少女型である事から、黒歴s……単なるハッタリやその時限りの体だった可能性が高い。
名前が名前(後述)なので本当に蝿の姿が本体なのかもしれないが。
そもそもこの世界の魔王が美少女ばかりなのは「読者の受けが良いから人間を利用する(騙す)のに都合がよいから」と言う理由でしかない。

「言っときますけどね、あたしは蝿じゃないの、蝿を初めとする空飛ぶものたちを支配する魔王ってだけ。間違えないでくれる」


現行ルールである『NW 2nd』のリプレイ「モノクロームの境界」では何故か看護師姿で出てきて、プレイヤーとして参加していたきくたけに「コスプレ大魔王」と言われた事もある。
また同じく『NW 2nd』のリプレイ「蒼穹のエンゲージ」ではロンギヌスの一部隊の秘書官として潜入。
当然ながらロンギヌスのコスチュームで登場しており、本人曰く「完璧な変装」とのことだが、プレイヤーには姿が描写されてわずか3行で正体がばれた。
挙句の果てに、ファンブック『エンド・オブ・エタニティ』収録のCDドラマ「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」では、
緋室灯の作ったお菓子を食べて(現し身にも関わらず)病院に直行してしまうハメになってしまった。
まあ、高レベルエネミーデータまで用意されているくらいの破壊的な料理なので仕方ない
さらにリプレイ「マリオネットの方程式」では、のっけからズタ袋と見紛わんばかりにボロボロにされた状態で、
PCの一人・藤原竜作(『NW 1st』のメディアミックス企画の一つである漫画『ヴァリアブルウィッチ』の主人公・藤原龍之介の祖父)の家の前に倒れていた。
…もはやここまで来ると誰かゴットゥーザ様呼んでシメてもらえ言わざるを得ない


裏界での立場

『NW 2nd』開始時点では皇帝であるシャイマールが倒され、彼女と同じ大公にして裏界の支配者であった“金色の魔王”ルー=サイファーも失脚・隠棲中の身にあり、
同じく大公位の超公(自称)東方世界の魔王パール=クールも今ひとつ人望がないとあって、裏界における実質トップと言えた。
が、ベル自身も人望は有ってもカリスマが無く、移り気が激しく思考を読みにくい性格に加えて、
「モノクロームの境界」や「ラ・アルメイアの幻砦」、やはり『S=F V3』のリプレイである「フレイスの炎砦」で自身が関与した事件の影響もあって、疑り深い裏界の魔王達を纏める事は出来なかった。
(事実、ラビリンスシティなどの重要な拠点は他の魔王の勢力下にあった)

+ ベルに対する他魔王の疑念(ネタバレ注意)

その上、ファンブック『オペレーション・ケイオス』付属のドラマCD「蘇りし友、来たり」ではシャイマールとルー=サイファーが不完全とは言え復活してしまった。
が、本人の行動パターンは特に変わっていない。
現在では、裏界に形成された4つの派閥のうちの1つの長と言う立場らしい。
ぶっちゃけ、ラスボス格やってるよりあまり責任の無い立場で遊んでる方がイキイキしていると言う噂。

+ 裏界の4大派閥(ネタバレ注意)

交友(?)関係

出番の多さに比例してか、縁深い魔王も数多い。
+ 主な交友関係について

部下も多いが大抵シナリオ一本で使い捨てられる。使えない人物には結構厳しいのである。

戦闘力(3サイズ的な意味で)

見たままの貧乳であり、リプレイのおまけ4コマではその1点だけで宿敵たちと友情が芽生えた(巨乳への嫉妬つながり)なんて話もあったりする。
消耗の激しい本気モードではそこそこ膨れたが、単なる現し身のはずなのにそこまでしないと巨乳になれない辺り、やはり貧乳である。
だがそれがいい!

原作版のぽんこつ全開ベル様

アニメ版の若干カリスマ度がupしたベル様

もっとののしって下さい!

その他

+ 元ネタ


MUGENでのベール=ゼファー

まっしろ氏が制作した、射命丸文比那名居天子を改変したものが存在している。
下記の動画にて公開中。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10709813

性能としては、飛び道具を活用した遠距離キャラ。そのため接近戦は比較的不得意のようだ。
ワープ技「空間転移」で攪乱し、スタンダードな飛び道具「ヴォーティカルカノン」に、発生型飛び道具の「スターライト」、
三方向に散る飛び道具「ディストーションブラスト」、攻撃判定が発生するまで無敵の対空技「リブレイド」、
2ゲージ使用の緊急回避技「斥力障壁」も実装されている。
特にスターライトは発生が早いうえに空中ガード不可、持続時間も長いと使い勝手が良いために主力となる技である。
むしろこれがないとロクに戦えないとも。

超必殺技大型の飛び道具「ディバインコロナ」(1ゲージ)の効果範囲が大きく、頼りになる。
更に全画面超必殺技「ヴァニティワールド」(2ゲージ)、
発生まで時間がかかるがアーマーつきで火力も絶大な飛び道具「ディバインコロナ・ザ・ランス」(3ゲージ)、
3ゲージリザレクションと瀕死時3ゲージ一撃技「ヴァニティワールド・ジ・アンリミテッド」も搭載されている。
ちなみに後者はドラゴンの「鏖殺の吐息」の記述を参考にしたらしく、タッグ時は味方にも当たる。

7~10Pカラーがボスモード。11~12Pカラーが絶対の主モードとなっており、後者は並大抵のことでは削りきれない耐久力を誇る。
もっとも切り返し手段が乏しいためコンボ等で一方的に殴られ続けるという、ある意味原作に忠実な再現になってしまっているが。
絶対の主モード時には一撃技の瀕死制限が解除される。これらの要素のため強さ的には狂中位ほどになる。

なお投げのモーションが某尖兵そっくりであるが、確信犯である。
踏んでいる場所がアレなのも、確信犯である。

本体ベータ版が公開された翌日にはエマノン氏によるAIも公開された。早い、早いよスレッガーさ(ry 流石卓ゲ者。
「スターライト」や「ヴォーティカルカノン」、「ディストーションブラスト」を織り交ぜた戦い方をし、遠距離で良い立ち回りをする。
近距離も「リブレイド」の追加により、ある程度は切り返しが出来るようになった。ただし更新で隙がでかくなったため多用はしなくなった。
……流石に世紀末病人クラス相手だとかなり無理があるようだが(結構いい勝負になる時もある)。
後は遠距離系キャラの宿命としてガン攻めや無敵移動技などを持つ相手にも非常に分が悪い。投げはあるが隙が若干あるため起き上がりに狙われそのまま乙、何て事も。
さすがぽんこつ。でも殴りが完全に死んでいるわけではないのでいざとなったらある程度殴り合いは挑める。でも大抵死亡フラグが立つ。
大会では遠距離に徹していれば勝てたのに接近戦を挑んで逆転負けなんてこともしばしば。ぽんこつだから仕方ないね。
まあこの辺りはまっしろ氏の「いい勝負して最後は油断して負けるAIが欲しい」という要望通りに作られた結果のようだが。
最新の更新で絶対の主モード時の一撃技制限が解除されたこともあり、こちらも使用頻度が上がっている。

人の皮を被った悪魔たち。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8498872
ベル「三大魔王だからって、北斗神拳を舐めてかかった結果がこれだよ!!」
某巫女「ぽんこつ見て、ドリブル余裕でした。」
トキ「蝿の女王はビームで消毒せねばならんな。」

最新版はこちら。一撃技の大盤振る舞いである。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12537988

タッグサバイバル
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23622083

また、るみるくす氏によりステージも作られた。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8424637
D4ステージのため、導入する際WinMUGENの方はステージの項目を参照に。
汎用性が高いのか、ベルなどNW出身のキャラを使わないMUGENユーザーにもよく使われているようだ。

まっしろ氏により赤い月ステージも作成されている。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9488909
こちらも汎用性が高いため色々な場面で使われるようだ。

+ 大会&ストーリーネタバレ


出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中

出演ストーリー

MUGEN STORIES INFINITY
Tea Party of Witches
温泉女王と温泉に
仮面ライダー778
香霖堂夜想曲
混沌世界(魔王ベルゼブブの分身)
志貴と無限市物語(非戦闘、魔王の策略としてクロス。21-6、21-11、21-12、21-13、21-15)
シンクロナイズド・ストーリーズ(魔王の策略枠)
ストーリー対抗祭・クロストーナメント【2008】(非戦闘、魔王の策略枠)
それは意味のない交差
たとえばこんなサプライズ(主人公の1人)
刻創
楓流メイフィールド(れっきとした 学生
宝石少女とツギハギのカミサマ
ベル様の野望(主役……だよね)
ペルフェクティと賢者の石
魔王の策略(非戦闘。完全原作準拠)
女神異聞録アルカナ(魔王ベルゼブブ)
わたしたちのすわこさま

MUGENTRPGリプレイ(エキストラ扱い)



*1 ちなみにどれくらい本気かというと、 初期シナリオのボス:HP100~200前後 高位魔王の本気:HP1500前後 本気ベル:HP3000超
……この時点でどれだけ本気かおわかりいただけるだろう。
だが、あまりに本気すぎて、推奨レベルのパーティで挑んでも彼女の攻撃一発で味方パーティが壊滅状態に陥ってしまい、正攻法ではまず倒す事が出来ない。
そのため、推奨レベルで本気ベルを倒そうとすると「行動力を魔法によって徹底的に低下させ、一度も行動させずに倒す」と言う戦術(通称「カウントハメ」)が必須になる。
(格ゲー的に言えば、仕様の穴をついたガー不起き攻め10割のようなもの。ハメられた敵は本当に何もできない。)
そうすると、先述のHPの高さのせいもあり何も出来ないまま大量のHPをちまちまと削られ続けると言う非常に悲しい事になり、
むしろ本気を出したせいで余計にぽんこつぶりを見せ付ける事になる。
加えて、行動封じの魔法への抵抗力は取り巻きの方が上のため、本来ベルより弱い筈の取り巻きの方が強敵になる。
ああ、悲しきかなぽんこつ魔王人生。


*2 元々は、ファンブック『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』収録のドラマCD「無常の月」で、「レーヴァテイン」を使用するキャラにうっかり清水香里女史をキャスティングしてしまったのが発端。
これは偶然だったのだが、「狙ってやった」と疑われたきくたけが、開き直って「蘇りし友、来たり」に登場させたのがメイオである。
他にもこの作品には、なのはA'sをモチーフとしたシーンが多く存在する。
八神はやてと同じ声のアゼルがラスボスに乗っ取られ、呼びかけて救い出すとか、ラスボスをみんなの必殺技でフルボッコとか)
それ以後のCDドラマでも、恒例のようになのはシリーズ登場声優を起用している。
あとそもそも、はやて役の植田女史はF.E.A.R.黎明期から同社のTRPGに関わりのある声優だったり。



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