ベール=ゼファー

「だってこれは、ゲームなんですもの」

ファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R.)制作のTRPGシリーズ『ナイトウィザード(以下「NW」)』の公式NPC(ノンプレイヤーキャラクター)。
同じF.E.A.R.作品で姉妹作でもある『セブン=フォートレス(以下「S=F」)』にも登場する。
CVは当初不定だった(ラジオドラマ『星を継がないもの』では力丸乃りこ女史ら数名が演じていた)が、
ファンブック『リーチ・フォー・ザ・スターズ』付録のドラマCD「最果ての数式」で、朝比奈みくるなどを担当した後藤邑子女史に固定された。
むろん、アニメ版も後藤さん(強)である。

原作でのスペック

 属性:虚/天
 コネクションの値段:v.100,000,000(一億ヴァルコ。1ヴァルコ≒1円)
 ウィザードクラス:大いなる者(要は神様)
 キャラクターレベル:不明
 性別:女
 年齢:16(外見)
 髪の色:銀
 瞳の色:金
 肌の色:白
 必殺技:ヴァニティワールド・ジ・アンリミテッド、ディヴァイン・コロナ・ザ・ランス
 (以上、『ナイトウィザード The 2nd Edition』ソースブック『スクールメイズ』、アニメ版などからの引用)

プロフィール

第八世界「ファー・ジ・アース」の一つを成す裏界(「りかい」と読む。「ファーサイド」とも。NW世界における魔界のようなもの)に住むエミュレイターであり、魔王の一柱である。
魔王についてはこちらも参照。
元は古代神であり、原作者・菊池たけし氏(通称「きくたけ」)の作品における多元宇宙観「主八界」を造った神の一柱だったが、創造神たる「超至高神」に反逆して裏界へ封印された。
裏界においては“皇帝”に次ぐ“大公”の位に在り、「蠅の女王」などの異名を持つ。

原作・アニメ版における戦闘力

非常に強い力を持ち、「ディヴァインコロナ」や「ヴァニティワールド」などの各属性最強クラスの魔法、虚空から黒い錐を生む技などで攻撃する。
また、空に飛ぶすべてのものに対して命令権を持っている。
だが、何よりも優れているのは生命力である。
これまでにも何度となく現し身を破壊されてきたが、そのたびに一時的に現世に干渉できなくなるものの、すぐに力を取り戻して帰ってくる。
この世界の魔王があっさり復活することは珍しくないが、彼女の場合は人気キャラなので結構な頻度で行っている。
 (TRPGの設定は個々のプレイ環境に合わせて改変する事が推奨されているが、
 公式NPCは公式の設定更新を直接取り入れにくくなる、二次創作におけるキャラ殺害への気後れなどの理由から、
 殺しづらい存在と言われる。
 しかし魔王はこの「現し身」と事実上不死と言える生命力という2つの設定により、柔軟な運用が可能になっている)
 ちなみにこの世界には死者蘇生呪文は存在しないので、ある意味でチートとも言えなくも無い。
 (一応存在はするのだが、高価でレアな上に必ず酷いリバウンド(使用者が死ぬなど)が付属するため実質ないようなもの。
 転生「私は三人目だから」ならよくある)

前述の復活能力に裏打ちされた行動力は凄まじく、世界結界が磐石だった頃に怪盗として世間を騒がせたり、
後の策略の布石として、同じ主八界を成す第三世界「エル=ネイシア」から赤子(『S=F』ルール第三版『V3』時代のリプレイ「黒き星の皇子」の神条皇子)を攫ってきたり、
やはり主八界の一つ第一世界「ラース=フェリア」を崩壊寸前まで追いやったりしている。
が、肝心の陰謀ではここ一番で詰めを誤ったり、面白いからと余計な事をすることが多々あり、未だ成功には至っていない。

+メタ的なことを言うと…
メタなことを言うと、このクラスのエミュレイターが起こす事件はほぼ全てが「成功したら世界が終わる」レベルのものなので、
その目論見が成功することはあってはならないのである。
また「どんなに高位の魔王であろうと、運命次第ではLv0(最小レベル)のウィザードにさえ倒される」というのが常套化しているのも、
「強敵」という印象を持たれにくい大きな要因になっている。
(一応、現行ルール『The 2nd Edition』のソースブック『ラビリンスシティ』で、高レベル推奨の本気データ「絶対の王」も掲載されている、のだが……*1
これらは『NW』に限らず、きくたけ印TRPGの特徴でもある。何せ、好きなのは世界崩壊の危機と豪語するような人だし。
+NWおよびS=Fネタバレ注意
…そのため『S=F V3』リプレイ「ラ・アルメイアの幻砦」で、うっかり第一世界が滅びかけの状態になってしまった
二人の敵をほぼ同時に倒さなければ第一世界が滅亡すると言う状況を作ったら、
 プレイヤーが「クリティカル(会心の一撃)」を出してしまい、片方だけ早く倒してしまった)
この結果、『S=F』は「ラ・アルメイアの幻砦」連載終了後約2年に渡る展開停止と、現行ルール(第四版)『メビウス』への版上げを余儀なくされている。

第一世界の崩壊は主八界全体の崩壊にも繋がるため、
現在の『S=F メビウス』公式リプレイ「シェローティアの空砦」では、この状況を打破すべく、第八世界から柊蓮司が第一世界へ派遣されている。
当初の予定では今までの『NW』のリプレイに登場したウィザードを片っ端から第一世界へ送り込むはずだったのだが、予想以上の敵の抵抗に遭い、柊以外のウィザードたちは第八世界へ撤退せざるを得なかった。
また、第八世界の守護者アンゼロットも、柊を第一世界に送った後、同じ主八界を成す第三世界「エル=ネイシア」に旅立っている。
第三世界は第一世界に侵攻しているが、この侵攻自体が第三世界をも滅ぼそうとする古代神の策略である。
アンゼロットはかつての第三世界の守護者であり、彼女の帰還はこの陰謀の阻止のためである。
…おかげで守護者とその信頼するウィザードを欠く第八世界は非常にヤバい状況にあるわけだが。
最近ではイノセント(ウィザードの力を持たない人間)をウィザード化して世界結界の無効化を目論む幻夢神の眷属やら、
柊たちに倒された幻夢神の眷属「偉大なる観察者・ザ=ゲイザー」が遺した幻夢神覚醒システムやらが登場してる。
(実は表界は幻夢神の見る夢に過ぎない為、幻夢神の覚醒(目覚め)は表界の終焉を意味する。
 ただしウィザードならば表界消滅の影響を受けないらしく、覚醒派によるイノセントのウィザード化に正当性を与えたりも)
なお第八世界の真の姿は裏界の方なので、幻夢神が目覚めても主八界崩壊に直接は繋がらない。
(ただし裏界は古代神達の牢獄であり、表界はその蓋なので、幻夢神の目覚めは主八界を滅ぼそうとする古代神達を開放する事と同義)

人物像

魔王である以上もっともなことだが、その性質はきわめて邪悪。そして気まぐれで享楽的。
世界を崩壊させる陰謀を巡らし、後一歩(下手すれば後数分)まで至ったことも一度や二度ではない。
直接的に干渉する事も有れば、強い欲望を持つ者に力を貸して事態を裏から操ったり、他の眠れる魔王を蘇らせる事も多い。なにげにサポート系なのか。
その実力もあわせると、トップクラスに危険な人物の一人である、

「己の地位が脅かされる」「事件を起こしている魔王が気に喰わない」等、利害関係が一致した場合は、人間に協力してくれることもある。
実際、『NW 1st』の1年後に舞台を移した『NW 2nd』では,、第八世界を表界(人間たちの住む世界)・裏界問わず全てを無差別に破壊する「冥魔」という共通の敵が登場した為、
(敵対関係が解消されたわけではないが)表界のウィザードと裏界勢力は実質共同戦線を張っており、魔王の力を借りて戦う「侵魔召喚師」というクラスも追加された。
(リプレイでは「月は無慈悲な夜の女王」に登場する神宮寺百合子など)
また、自分の計画を他人に利用された際は、「ケチがついた」と自ら計画をぶっ潰す事も辞さない。

妙に面倒見のいいところもあり、彼女に力を与えてもらった場合も、口では利用するだけと言いつつそれなり親身に接してくれるし、
眷属にならない場合でも気に入ったウィザード(主に柊蓮司)には何かと悪戯や嫌がらせレベルのちょっかいを出したり手助けすることも多い。
赤羽くれはに至っては敵対する間柄でありながら「そんなに邪悪じゃないと思う」と発言している。
原作者・きくたけにすら「魔王のくせに仲間思いにしか見えない」と言われてるし。
……実はツンデレじゃないかと、彼女とウィザードが初めて共闘したリプレイ「合わせ鏡の神子」の時から言われている。

+ぽんこつ魔王
ルール第一版時代、F.E.A.R.のゲームサポート誌『ゲーマーズ・フィールド』に掲載されたシナリオに登場して以降、致命的なドジという変な属性が着き、コミカルな描写が増えた。
ここに詰めの甘い要素と声優補正(中の人の愛称)が加わり、きくたけ公認の「ぽんこつ魔王」なるあだ名を頂いてしまっている。

アニメではなんだかんだで終始怜悧な魔王然としていたが、アニメ版のアンソロジーノベル集
『魔法使いと、休日の過ごし方』収録のきくたけ直筆作品「ベール=ゼファーの憂鬱」ではいつも通りのぽんこつ様ぶりを発揮したほか、
あろう事か作中で「酒に強そう」「バイクがとても似合いそう」などと言われたりもしている。
さらにアンソロジーノベル集『大魔王は、世界滅亡の夢を見るか?』の後書きでは「退かない、媚びない、顧みない」とか言われたりして、ますます中の人化している。

ベル「あたしの何が駄目だっていうのよ」

リオン「すべてです」


初登場時の威厳は何処へやら。
ぽんこつ化して人気が高まったのは事実だが、立派にヒロインしていたシナリオで彼女を好きになったという層も若干ながら存在するので、そのあたりに微妙な感じを抱くファンもいるようだ。

リプレイなどでもギャグキャラ的に起用される事も多い。
いや、今だって格好いい時はカッコイイのだが、ベクトルが捕らわれのヒロインを我が身を顧みず助けようとする主人公的にシフトしている面もある。

しかしストーリー動画では様々な使い方が出来ると言えるかもしれない。もしもぽんこつじゃないベルが出てきても、空気を読んでぽんこつネタは用法用量を守って使おう。

愛称は「ベル」、「ベル様」。偽名は「ベル・フライ」を良く使うが、「涼風鈴」とか「飛田鈴」とかと名乗った事もある。
人間の姿をとる時は銀色の髪と金色の瞳、ポンチョのような肩掛けに制服という姿が特徴的だが、本当の姿は不明。
初登場時は本体として巨大な蝿が出たのだが、その時に倒されても平気で復活したり、
比べ物にならないほど強い『ほぼ本気』時のデータ*1でも少女型である事から、黒歴s……単なるハッタリやその時限りの体だった可能性が高い。
名前が名前(後述)なので本当に蝿の姿が本体なのかもしれないが。
そもそもこの世界の魔王が美少女ばかりなのは「読者の受けが良いから人間を利用する(騙す)のに都合がよいから」と言う理由でしかない。

「言っときますけどね、あたしは蝿じゃないの、蝿を初めとする空飛ぶものたちを支配する魔王ってだけ。間違えないでくれる」


現行ルールである『NW 2nd』のリプレイ「モノクロームの境界」では何故か看護師姿で出てきて、プレイヤーとして参加していたきくたけに「コスプレ大魔王」と言われた事もある。
また同じく『NW 2nd』のリプレイ「蒼穹のエンゲージ」ではロンギヌスの一部隊の秘書官として潜入。
当然ながらロンギヌスのコスチュームで登場しており、本人曰く「完璧な変装」とのことだが、プレイヤーには姿が描写されてわずか3行で正体がばれた。
挙句の果てに、ファンブック『エンド・オブ・エタニティ』収録のCDドラマ「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」では、
緋室灯の作ったお菓子を食べて(現し身にも関わらず)病院に直行してしまうハメになってしまった。
まあ、高レベルエネミーデータまで用意されているくらいの破壊的な料理なので仕方ない
さらにリプレイ「マリオネットの方程式」では、のっけからズタ袋と見紛わんばかりにボロボロにされた状態で、
PCの一人・藤原竜作(『NW 1st』のメディアミックス企画の一つである漫画『ヴァリアブルウィッチ』の主人公・藤原龍之介の祖父)の家の前に倒れていた。
…もはやここまで来ると誰かゴットゥーザ様呼んでシメてもらえ言わざるを得ない


裏界での立場

『NW 2nd』開始時点では皇帝であるシャイマールが倒され、彼女と同じ大公にして裏界の支配者であった“金色の魔王”ルー=サイファーも失脚・隠棲中の身にあり、
同じく大公位の超公(自称)東方世界の魔王パール=クールも今ひとつ人望がないとあって、裏界における実質トップと言えた。
が、ベル自身も人望は有ってもカリスマが無く、移り気が激しく思考を読みにくい性格に加えて、
「モノクロームの境界」や「ラ・アルメイアの幻砦」、やはり『S=F V3』のリプレイである「フレイスの炎砦」で自身が関与した事件の影響もあって、疑り深い裏界の魔王達を纏める事は出来なかった。
(事実、ラビリンスシティなどの重要な拠点は他の魔王の勢力下にあった)

+ベルに対する他魔王の疑念(ネタバレ注意)
ベルが裏界帝国の権力を掌握できなかった理由として挙げた「自身が関与した事件」のうち、「モノクロームの境界」と「ラ・アルメイアの幻砦」には冥魔(後述)が絡んでいる。
「ラ・アルメイアの幻砦」では、ベルは第一世界を崩壊させるため、エルオースという魔王を復活させる計画に加わった。計画は不完全ながら成功するのだが、その結果エルオースの力によって、冥界や闇界に封じられていた冥魔が解放されてしまった。
「モノクロームの境界」では、ベルはメイオルティス(後述)がかつての古代神戦争で失った魔剣「アルティシモ」が破片となって第八世界に存在することを突き止めたが、
いずれ復活するであろうルー=サイファーへの牽制の道具として、この情報を秘匿していた。だが、第八世界で起きたある事件によってこの行為が露見してしまう。
いずれも「冥魔を利する」ともとられかねないものであり、他の魔王に「ベルは冥魔に加担しているのではないか?」との疑念が生ずるのも当然と言える。
ソースブック『ファー・ジ・アース』には、「ベルがリオンを配下にした理由は、『リオンが自分と冥界・闇界との関係をどこまで掴んでいるか』を探る意味もあるようだ」という旨の記述がある。

その上、ファンブック『オペレーション・ケイオス』付属のドラマCD「蘇りし友、来たり」ではシャイマールとルー=サイファーが不完全とは言え復活してしまった。
が、本人の行動パターンは特に変わっていない。
現在では、裏界に形成された4つの派閥のうちの1つの長と言う立場らしい。
ぶっちゃけ、ラスボス格やってるよりあまり責任の無い立場で遊んでる方がイキイキしていると言う噂。

+裏界の4大派閥(ネタバレ注意)
『ファー・ジ・アース』によれば、現在の裏界には4つの大派閥が形成されている。
第一は最大勢力であるルー=サイファーの勢力。冥魔と敵対しているのは主にこのグループである。
第二はリプレイ「幼年期の終わり」のボス・アー=マイ=モニカと「紅き月の巫女」「聖なる夜に小さな願いを」のボス・アスモデートの連合。
アスモデートが冥魔である冥刻王メイオルティス(後述)によって復活した経緯もあり、ルー打倒のためなら冥魔と手を組むことも辞さない。
第三は”海の魔女王”フォルネー=ルシウスの一派。フォルネーはリプレイにもCDドラマにも未登場だが、なかなかの戦闘力(3サイズ的な意味で)を持つ競泳水着少女である。
ここは「動かない」「傍観する」事で他勢力の自滅を待ち、自勢力を浸透させる戦略を採る。
最後がベルの派閥である。

交友(?)関係

出番の多さに比例してか、縁深い魔王も数多い。
+主な交友関係について
アステート
ベルのご主人様で恋人(公式設定)の、シャイマール、ルー=サイファーに次ぐ本来のNo3。
1stでは表界に封印中、2ndではソースブック『ラビリンスシティ』以降は裏界に戻って療養中ということになっている。
人間( PC NPC の場合がある)に転生・封印されていた経緯と、これらの登場するシナリオを遊んだ人への配慮か、小説やリプレイでは一切登場しない
ベルも存在を口にしない。というか「歴史改竄の影響で最近まで存在自体を忘れていた」と書かれ、アステート帰還後の時系列でも特に気にかけた素振りもない。
おまえは今泣いていい! 泣いていいんだ!
かと言ってあっさりベルの恋人に戻られたりすると今度はルール第一版サプリメント『スターダスト・メモリーズ』に収録された
アステートの存在をクローズアップしたシナリオのプレイヤーがもにょることになってしまうのでしょうがない
しょうがないのだがアステートがなにをした。ある意味ベルが人気キャラ化した事に対する最大の犠牲者である。
あとそもそも、2ndで再登場した時点でその1stのシナリオと微妙に辻褄が合わなかったりする為、
きくたけの「昔の伏線掘り返したがり癖」の犠牲者とも言えるかもしれない。とかく不遇の魔王。
3rdのサプリメント『デーモンロード』では「長きに渡る封印で弱体化し、現在はベール=ゼファーの食客として活動している」と言う設定でこっそり再登場。「様々な姿を取り、男性の姿も取る事ができる」と言う設定が追加された。
アゼル=イヴリス(CV植田佳奈
周囲のプラーナ(水や土にすら存在する)を無差別に吸収、枯渇させる「荒廃の魔王」。
魔王にしては穏和な性格なのだが、危険すぎる能力のために忌み嫌われ、荒野に隔離されている。
(ベル自身はアゼルを利用するためだったが)荒野から連れ出し、以後も分け隔てなく接してくれるベルを強く慕っている。
それ以後も利害無関係に彼女と友人関係を築いている…というか、「できる子だがいまいち頼りない妹を引っ張りまくる姉」にしか見えないのは気のせいか。
裸リボンなのは仕様です(プラーナ吸収魔殺の帯」というマジックアイテムである)。
ちなみに、仮にも魔王なのにさらわれ属性持ち助けに行くのはもちろんベルの役である。なんなんだこの魔王
一時期(作中時系列では「大魔王は、世界滅亡の夢を見ちゃった」の後から「蒼穹のエンゲージ」の前まで)ベルは表舞台から姿を消しているが、
その理由はファンブック『オペレーション・ケイオス』に収録のドラマCD「蘇りし友、来たり」でアゼルと約束し、
きくたけ謹製の短編小説「大魔王は、世界滅亡の夢を見ちゃった」のラストで出かけた温泉旅行の結果、アゼルに大量のプラーナを吸収されてしまったかららしい。友達思いにも程がある。
なお、名前の由来は荒野の悪魔とも呼ばれる堕天使「アザゼル」と、イスラム教の悪魔の王「イヴリース」。
+彼女の能力についてもう少し。原作ネタバレ注意
クラスが「人造人間」であることが示すように、アゼルはプラーナを収穫するために、ルー=サイファーによって造られた存在である。
彼女が吸収したプラーナは自動的にルーに送られる仕組みになっており、これはベルはもちろん、アゼル自身でさえコントロールする事が出来ない。
ある事件でアゼルの偽者が登場した際は、ベルはその事実(と他の色々な矛盾点)を以て正体を暴いた。
メイオルティス
「冥魔」の上位個体。CV田村ゆかりの冥魔王である*3
元はベルより高位(ルーよりは下位)の古代神であり、時間を操る遡行まで可能)能力から「冥刻王」と呼ばれている。
超古代に共闘した縁からベルを一方的に友達呼ばわりし、それ以外の存在は一切眼中にない超★ヤンデレ
時間操作の他にも、触れた相手を自分の体内に取り込む能力も持ち、その力でベルに深手を負わせアゼルを吸収するなど猛威を振るったが、
くれはや灯、真行寺命ら表界のウィザード、さらにリオンの根回しでルーと手を結んだベルが辛うじて第八世界から退けることに成功した。
が、メイオはベルを諦めず、様々な策謀で第八世界に介入。『2nd』シリーズ全体の(主にファンブックにおける)黒幕。
その最終ボイスドラマ『エンド・オブ・ザ・ワールド』にて完全に撃退され、表舞台から去った。
「冥刻四天王」と呼ばれる冥魔を動かして様々な画策を働いていたが、ファンブック『エンド・オブ・エタニティ』のCMではメイオルティスから「残念美形」呼ばわりされている。
+冥刻四天王の詳細。ネタバレ注意
セオキルス(CV福山潤
「大魔王は、世界滅亡の夢を見ちゃった」に初登場。対象の過去の行動や心理からその未来を予測し、それに応じた戦略・戦術を行使する「人間コンピュータ」(人間じゃないけど)。
また、目視した対象の外見はもちろん能力まで99.99%コピーすることができる。
前述の「アゼルの偽者」とはこのセオキルスが変装(むしろ変身に近い)した姿であり、コピーしたアゼルの能力でリオンやパール、さらにはモーリー=グレイ、マルコといったルーの側近たちからことごとくブラーナを吸収し、干し柿にしている。
また、ベルが自分の策略を「ケチがついた」とぶっ潰したのもこの件で、
この時は彼が100%ベルに勝てるとしていた戦略(ベルが本来やろうとしていた策略が 成功する 事が大前提)を潰す意味もあった。
ベルのこの(セオキルスからすれば)無茶苦茶な行動のため、セオキルスがベルに勝てる可能性は絶望的な数値になってしまい、直後にベルにフルボッコされてしまった。
この後ベルがリオンに「世界を滅ぼすどころか救ってどうするのか」と突っ込まれたのは言うまでもない。
再登場となったファンブック『ブルーム・メイデン』収録のドラマCD「シュヴェルトライテの槍」ではベルを戦場に引きずり出すべく、
自ら輝明学園秋葉原校やアンゼロット宮殿に(変身して)潜入するなど涙ぐましい努力を測ったものの、
思わぬ原因によって頓挫した挙句、新米ウィザード2人にまたもフルボッコ(ry。
アステートがメタレベルでのベルの最大の犠牲者なら、セオは公式ストーリーでのベルの最大の被害者と言えよう。きくたけにも「ベルに関わってしまった己の不幸を呪っていただきたい」と言われてるし。
ロナミルス(CV杉田智和
『エンド・オブ・エタニティ』収録のドラマCD「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」に初登場。先述したメイオルティスの時間遡行能力の源泉と言える冥魔。
しかしアゼルのブラーナ吸収能力同様、自身ではその力をコントロールできず、遡行期間は能力発動の時点で自身が持つ魔力の量に比例する。
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の前編と言えるリプレイ「ふたつの終わり、ひとつの始まり」での幻夢神覚醒計画に失敗したパールに力を貸し、
時間を遡行させ計画をやり直しつつ、幻夢神覚醒システムを担う御堂姉妹を手中に収め、「幻夢神を覚醒させた者は全てを支配する」という事象を我が者にしようとしたが、
ベルにその能力の欠陥を看破された挙句、ベルとリオン、裏切られたパールの3人にフ(ry。
この他、「蒼穹のエンゲージ」に初登場したレオガルス(CV岸尾だいすけ)、
ファンブック『ファイナルカウントダウン』収録のドラマCD「それは少し前にあった未来」に登場したフェルミナス(CV成田剣)という四天王もいるが、いずれもベルとの絡みがほとんどないのでパス。
ただ、それぞれ精神操作、空間・事象支配という強力な能力を持つ点だけは特記しておきたい。
リオン=グンタ
上記の画像でベルの隣にいる本を持った女性で、あらゆる秘密が書かれた書物を持つ「秘密侯爵」。
ベルとの関係は、一言で言えば相棒。MUGEN入りしているため詳しい設定は当該項目を参照されたし。

部下も多いが大抵シナリオ一本で使い捨てられる。使えない人物には結構厳しいのである。

戦闘力(3サイズ的な意味で)

見たままの貧乳であり、リプレイのおまけ4コマではその1点だけで宿敵たちと友情が芽生えた(巨乳への嫉妬つながり)なんて話もあったりする。
消耗の激しい本気モードではそこそこ膨れたが、単なる現し身のはずなのにそこまでしないと巨乳になれない辺り、やはり貧乳である。
だがそれがいい!

原作版のぽんこつ全開ベル様

アニメ版の若干カリスマ度がupしたベル様

もっとののしって下さい!

その他

+元ネタ
言うまでもないであろうが、元ネタはキリスト教で大罪を司るとされる七大悪魔の一柱ベルゼバブ
「ベルゼビュート」「ベルザブル」などとも読まれることがある。
「蠅の王」の異名を持ち、人を誘惑して精神を腐敗させることを信条としている。

ただし、これはキリスト教における考え方であり、
さらなる元ネタのカナーン神話では、「バァル・ゼブル」(館の主)といわれるれっきとした神であった。
『NW』にはベルに限らず元古代神設定の魔王が多いが、ほとんどの元ネタがこんな感じである。
というか、ある宗教の神様が別の宗教の教えではまったく違う立ち位置に置かれることは、
キリスト教に限らず、起源の古い宗教ではよくあることだったりする。

なお、比較的有名な魔王という事もあって、ストーリー動画ではベルがベルゼバブ役として登場する事もある。


MUGENでのベール=ゼファー

まっしろ氏が制作した、射命丸文比那名居天子を改変したものが存在している。
下記の動画にて公開中。

性能としては、飛び道具を活用した遠距離キャラ。そのため接近戦は比較的不得意のようだ。
ワープ技「空間転移」で攪乱し、スタンダードな飛び道具「ヴォーティカルカノン」に、発生型飛び道具の「スターライト」、
三方向に散る飛び道具「ディストーションブラスト」、攻撃判定が発生するまで無敵の対空技「リブレイド」、
2ゲージ使用の緊急回避技「斥力障壁」も実装されている。
特にスターライトは発生が早いうえに空中ガード不可、持続時間も長いと使い勝手が良いために主力となる技である。
むしろこれがないとロクに戦えないとも。

超必殺技大型の飛び道具「ディバインコロナ」(1ゲージ)の効果範囲が大きく、頼りになる。
更に全画面超必殺技「ヴァニティワールド」(2ゲージ)、
発生まで時間がかかるがアーマーつきで火力も絶大な飛び道具「ディバインコロナ・ザ・ランス」(3ゲージ)、
3ゲージリザレクションと瀕死時3ゲージ一撃技「ヴァニティワールド・ジ・アンリミテッド」も搭載されている。
ちなみに後者はドラゴンの「鏖殺の吐息」の記述を参考にしたらしく、タッグ時は味方にも当たる。

7~10Pカラーがボスモード。11~12Pカラーが絶対の主モードとなっており、後者は並大抵のことでは削りきれない耐久力を誇る。
もっとも切り返し手段が乏しいためコンボ等で一方的に殴られ続けるという、ある意味原作に忠実な再現になってしまっているが。
絶対の主モード時には一撃技の瀕死制限が解除される。これらの要素のため強さ的には狂中位ほどになる。

なお投げのモーションが某尖兵そっくりであるが、確信犯である。
踏んでいる場所がアレなのも、確信犯である。

本体ベータ版が公開された翌日にはエマノン氏によるAIも公開された。早い、早いよスレッガーさ(ry 流石卓ゲ者。
「スターライト」や「ヴォーティカルカノン」、「ディストーションブラスト」を織り交ぜた戦い方をし、遠距離で良い立ち回りをする。
近距離も「リブレイド」の追加により、ある程度は切り返しが出来るようになった。ただし更新で隙がでかくなったため多用はしなくなった。
……流石に世紀末病人クラス相手だとかなり無理があるようだが(結構いい勝負になる時もある)。
後は遠距離系キャラの宿命としてガン攻めや無敵移動技などを持つ相手にも非常に分が悪い。投げはあるが隙が若干あるため起き上がりに狙われそのまま乙、何て事も。
さすがぽんこつ。でも殴りが完全に死んでいるわけではないのでいざとなったらある程度殴り合いは挑める。でも大抵死亡フラグが立つ。
大会では遠距離に徹していれば勝てたのに接近戦を挑んで逆転負けなんてこともしばしば。ぽんこつだから仕方ないね。
まあこの辺りはまっしろ氏の「いい勝負して最後は油断して負けるAIが欲しい」という要望通りに作られた結果のようだが。
最新の更新で絶対の主モード時の一撃技制限が解除されたこともあり、こちらも使用頻度が上がっている。

人の皮を被った悪魔たち。

ベル「三大魔王だからって、北斗神拳を舐めてかかった結果がこれだよ!!」
某巫女「ぽんこつ見て、ドリブル余裕でした。」
トキ「蝿の女王はビームで消毒せねばならんな。」

最新版はこちら。一撃技の大盤振る舞いである。

タッグサバイバル

またtryshur氏による強化パッチも存在している。
ライフ管理や簡易的な即死耐性、コンフィグによるゲージ設定の簡易化等が行えるようになる。
強さとしてはカラー次第で狂下位~上位で戦えるようになる。

また、るみるくす氏によりステージも作られた。

D4ステージのため、導入する際WinMUGENの方はステージの項目を参照に。
汎用性が高いのか、ベルなどNW出身のキャラを使わないMUGENユーザーにもよく使われているようだ。

まっしろ氏により赤い月ステージも作成されている。

こちらも汎用性が高いため色々な場面で使われるようだ。

+大会&ストーリーネタバレ
様々な大会にも出ているのだが、活躍出来ているものもあれば、今ひとつなものまで様々ある。
『無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』』では『Kブロック:版権付きゲーム作品 その3』に登場し大将として出場、
見事予選を勝ち抜き、本編に進出。
本編ではチームメンバーを再シャッフルし、1勝1敗で迎えた第72試合にてランクが全員上の相手チームに負けて革命が発生。
ランセレにより相手チームの先鋒になってしまった。(この大会では通常大将の入れ替えは出来ない)逃げたなコイツ!

ストーリーでは相変わらずのコメディ要員としての出番が多い。勿論、シリアスな要素もあるのだが、どうしてもポンコツネタが出てきてシリアスになりきれない……。
しかしこちらでは蝿の女王ベルゼブブその人として登場。
更にこちらでは真・女神転生IIIのベルゼブブの写し身として登場するなど一概にポンコツ魔王とは言えない登場も多い。


出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中

出演ストーリー

MUGEN STORIES INFINITY
Tea Party of Witches
温泉女王と温泉に
仮面ライダー778
香霖堂夜想曲
混沌世界(魔王ベルゼブブの分身)
志貴と無限市物語(非戦闘、魔王の策略としてクロス。21-6、21-11、21-12、21-13、21-15)
シンクロナイズド・ストーリーズ(魔王の策略枠)
ストーリー対抗祭・クロストーナメント【2008】(非戦闘、魔王の策略枠)
それは意味のない交差
たとえばこんなサプライズ(主人公の1人)
刻創
楓流メイフィールド(れっきとした 学生
宝石少女とツギハギのカミサマ
ベル様の野望(主役……だよね)
ペルフェクティと賢者の石
魔王の策略(非戦闘。完全原作準拠)
女神異聞録アルカナ(魔王ベルゼブブ)
わたしたちのすわこさま

MUGENTRPGリプレイ(エキストラ扱い)



*1ちなみにどれくらい本気かというと、 初期シナリオのボス:HP100~200前後 高位魔王の本気:HP1500前後 本気ベル:HP3000超
……この時点でどれだけ本気かおわかりいただけるだろう。
だが、あまりに本気すぎて、推奨レベルのパーティで挑んでも彼女の攻撃一発で味方パーティが壊滅状態に陥ってしまい、正攻法ではまず倒す事が出来ない。
そのため、推奨レベルで本気ベルを倒そうとすると「行動力を魔法によって徹底的に低下させ、一度も行動させずに倒す」と言う戦術(通称「カウントハメ」)が必須になる。
(格ゲー的に言えば、仕様の穴をついたガー不起き攻め10割のようなもの。ハメられた敵は本当に何もできない。)
そうすると、先述のHPの高さのせいもあり何も出来ないまま大量のHPをちまちまと削られ続けると言う非常に悲しい事になり、
むしろ本気を出したせいで余計にぽんこつぶりを見せ付ける事になる。
加えて、行動封じの魔法への抵抗力は取り巻きの方が上のため、本来ベルより弱い筈の取り巻きの方が強敵になる。
ああ、悲しきかなぽんこつ魔王人生。


*2元々は、ファンブック『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』収録のドラマCD「無常の月」で、「レーヴァテイン」を使用するキャラにうっかり清水香里女史をキャスティングしてしまったのが発端。
これは偶然だったのだが、「狙ってやった」と疑われたきくたけが、開き直って「蘇りし友、来たり」に登場させたのがメイオである。
他にもこの作品には、なのはA'sをモチーフとしたシーンが多く存在する。
八神はやてと同じ声のアゼルがラスボスに乗っ取られ、呼びかけて救い出すとか、ラスボスをみんなの必殺技でフルボッコとか)
それ以後のCDドラマでも、恒例のようになのはシリーズ登場声優を起用している。
あとそもそも、はやて役の植田女史はF.E.A.R.黎明期から同社のTRPGに関わりのある声優だったり。


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