ゴッドエンペラー




「ワガ マエニ タチフサガルトハ オロカナ・・・」

『メダロット2』およびそのリメイク作品『メダロット弐CORE』のラスボス。外見のモチーフはシャコ。
『メダロット』のラスボス「ビーストマスター」の後継機で、WEA(Weapon)の型式番号を受け継いでおり、
純粋な火力ではビーストマスターに若干劣るものの、総合的な性能ではビーストマスターを上回っている。
ただしアニメ版やマンガ版ではビーストマスターが脚部パーツ「スパゲティ」で相手を触手プレイ拘束したり、
その頑強な口で噛み付き攻撃(メダロットのパーツを噛み千切る力を持つ)したりするのに対し
ゴッドエンペラーはそのような攻撃が出来ないので、そういった面ではビーストマスターに完敗しているといえる。というかビーストマスターが凶暴過ぎる。
登場時はその威圧感から、かつてビーストマスターと対峙したアガタヒカル(『メダロット』の主人公)をもってして「こいつは本当にメダロットなのか!?」と言わしめた。
俗称は「ゴッドエンペラー」を直訳した「神帝」や「神皇帝」など。
海外版では宗教上の理由により名称が「Mega-Emperor」となっている。ちなみにビーストマスターは「Robo-Emperor」。
『メダロット』と『メダロット5』、『真型メダロット』以外の全作品に登場。無論、鬼畜性能で
『メダロットnavi』ではミスで右腕パーツと左腕パーツのグラフィックが逆になっている。

+シャコについて ※甲殻類注意
エビに似ているがエビとは別系統の甲殻類で、カマキリの鎌を上下反転したような捕脚が特徴的。
日本だとよく寿司ネタにされたり塩ゆでにして手で剥いて食べたり、から揚げにするなど美味な甲殻類として利用されている。
他にもその美しい甲殻からダイバーに人気のモンハナシャコあたりが有名だが、
モンハナシャコは貝や他の甲殻類をパンチで叩き割って捕食するため、迂闊に触れると爪は勿論指の骨までやられる危険がある。
その威力は22口径の護身用拳銃弾に匹敵するレベルと言われ、かなりの危険生物(他のシャコも種類によっては同様の狩をする)。
当然普通の水槽に入れるとガラスも一撃だし、そんな物騒な力を持ちつつも
隠れる場所がないと食事もできないデリケートな生き物なので、飼育管理は結構大変。
さらに外殻もあちこち鋭いトゲだらけで、ぶっちゃけ全身凶器である。
なお、シャコは現行生物の中で最も高度に発達した眼を持つといわれている。
現在判明している生物の中では最も多くの色覚を持ち、人間が3つ、昆虫が4つの色覚の組み合わせで色を判別しているのに対し、色覚細胞の数は何と16個以上とダントツに多く、脳の構造からどの程度色覚を認識しているのかはまだまだ研究中だが紫外線や赤外線と言った物もおそらく「見える」のではないかと思われる
円偏光の回転方向が識別できる唯一の生物って…… えっと、あの、よくわかんないし。

ちなみに『えびボクサー』という映画のどうみてもエビに見えない主役も、実はシャコだったりする。
シャコの英語名が「Mantis Shrimp(カマキリエビ)」だから、シャコボクサーよりパッと聴いて分かりやすいえびボクサーにしたということなんだろう。
でもポスターなんかでグローブはめてるエビはロブスター。……あれー?
なお、『えびボクサー』にインスパイアされて製作されたというB級邦画『いかレスラー』には敵として
「しゃこボクサー」も登場しており、作品自体の出来はさておき案外カッコいいデザインになっている。

また、ゲームに登場したシャコモチーフのメカとしてはこの他に
タイトーのSTG『ダライアス外伝』の強ボスの一角として有名な「クラスティハンマー」がいる。

動いているシャコが見たい、という方はYouTubeで探してみるといいだろう。
「甲殻類壮絶バトル」なんて動画がオススメ。

ヘベレケ博士が造り上げた兵器型メダロットで、メダルに掛けられた制御システム「リミッター」を解除した暴走状態で主人公と戦う。
リミッターの解除は「メダロット三原則(ロボット三原則のようなもの)」を破ることを意味し、人間に危害を加えるようになる(一応マスターの命令は聞くらしい)。
当然リミッターの解除は禁忌とされているが、ヘベレケ博士はその禁忌を破ってしまい、
その結果現場に居合わせた快盗レトルト(ヒカルが変装した姿)はゴッドエンペラーに攻撃されてしまう。
しかしゴッドエンペラーが快盗レトルト、つまり人間に攻撃を仕向けたのはヘベレケ博士にとっても予想外の出来事だったらしく、
「(リミッター解除を行っているが)ワシの制御は完璧だったはずじゃ!」と動揺し、「正気に戻れ、ゴッドエンペラー!」と説得までしていたが、
当然ゴッドエンペラーは聞く耳など持たずヘベレケ博士にも攻撃する。

+暴走の本当の原因
このゴッドエンペラーの暴走は「はくい(キャラ名は無く、固有グラフィックも存在しない)」が仕掛けた「ちょっとした細工」によるもの。
その細工が具体的にどのようなものなのかは特に言及されていないが、恐らくはヘベレケ博士の制御を受け付けなくしたのだろう。
「ちょっとした細工」は「最後の戦いに相応しくなるよう行った」とのこと。迷惑極まりない。

ちなみにこの「はくい」は別段ロボロボ団に協力していたわけではなく、
「(普段勤務しているメダロット社よりも)自由に研究をやらせて貰える」という理由でロボロボ団のアジトで研究を行っていた。
天領イッキ(『メダロット2』の主人公)に様々なお助けアイテムをくれたのも彼であり、イッキに協力した理由も「君が勝つかヘベレケ博士が勝つか見てみたいから」というもの。
要するに自身の研究以外はどうでもいいマッドサイエンティストで、ゴッドエンペラー撃破後に出現する隠しボス「プリミティベビー」を開発したのも彼である。
ゴッドエンペラーの暴走事件後、メダロット社のスパイ容疑で逮捕される。

+プリミティベビーについて
ゴッドエンペラー撃破後、ラスボスのいる部屋の培養槽を調べてみると、隠しボス「プリミティベビー」が出現する。
このプリミティベビーは補助機能特化なのだが、ゴッドエンペラー2機をサポート役として引き連れている
しかもゴッドエンペラー戦同様に、敵側はメダフォースゲージが最初からマックスの状態でスタートする。
そのためゴッドエンペラー戦同様の戦法で挑むことになるのは必須だが、
こちらが戦闘開始早々メダフォースを制御しても、プリミティベビーにその制御をあっという間に解除される
さらに戦闘が長引くに連れて自軍のメダロットはプリミティベビーにより次々と混乱させられ同士討ちをし始め、
そしてトドメとばかりに、高威力+与ダメージ分吸収のメダフォースをぶち込まれる
……もはや何も言うまい。

セーブもせずに迂闊にも培養槽を調べてしまい地獄を見た後に、再びゴッドエンペラー戦前からやり直すハメになってしまったプレイヤーは数多い。
実はクリア前とクリア後で難易度が違い、クリア後の方が高くなっている。
『メダロットR』ではラスボスであり、ゴッドエンペラーは中ボスである。

各パーツの紹介。パラメータは初出の『メダロット2』のもの。
+頭部パーツ「フラクチャー」
型式番号:BAY-01
装甲:90
回数:3
成功:56
威力:58
属性:解除
行動:その他
「フォース制御。メダフォースの使用を制御する」

説明文にある通りメダフォースの使用を制御し、敵・味方問わずメダフォースを使用不能にする。
使用不能時に使うと使用可能な状態に戻る。
「フラクチャー(Fracture)」とは「二重母音化」の意味。
「骨折」の意味の方が一般的かもしれないが……。

+右腕パーツ「パストタッチ」
型式番号:BAY-02
装甲:60
成功:44
威力:51
充填:16
熱量:14
属性:解除
行動:その他
「混乱。行動の指示が出来なくなる」

敵1体にマイナス症状「混乱」を付与するパーツ。
混乱状態のメダロットはオート操作になり、行動の対象がランダムになる。
混乱状態だと大抵は敵ではなく味方もしくは自分自身を攻撃するようになる。
敵に使うより自分に使われた方が脅威なタイプ。

+左腕パーツ「パストフィール」
型式番号:BAY-03
装甲:70
成功:37
威力:32
充填:18
熱量:10
属性:解除
行動:応援
「補助チャージ。味方の速度を上げる」

自分を含む味方1人に移動スピードを上昇させるプラス症状を付与する。
プリミティベビーのパーツは充填と熱量が多く、これで軽減するのが常套手段。
「パスト(Past)」とは「過去」、「タッチ(Touch)」「フィール(Feel)」はどちらも「触る」の意味。

+脚部パーツ「アンビリカル」
型式番号:BAY-04
装甲:110
推進:37
機動:50
格闘:32
射撃:28
索敵:40
隠蔽:32
属性:解除
行動:浮遊

「浮遊メダロット。どのフィールドもそこそこ得意」
ゴッドエンペラーと比べると、遅くなった代わりに成功関係が異様に高い。
戦車並に高い装甲と多脚並に高い機動を誇る。
熟練度が低いと全くといっていいほど攻撃が当たらない。
「アンビリカル(Umbilical)」とは「へその緒」の意味。


このプリミティベビーも『メダロット弐CORE』では性能等が大幅に修正されたが、それでも外道染みた強さである。
混乱の性能が上がっているためむしろ前以上に厄介かもしれない。


メダロットシリーズは基本的にゲーム中に登場するパーツで入手不可能というものはなく、当然ゴッドエンペラーも自分のものにすることが出来る。
ゴッドエンペラーを引き連れてゴッドエンペラー無双をした方も多いのではなかろうか。
『メダロット2』ではゲームクリア後のイベントでゴッドエンペラーを入手することが可能。ただ、脚部パーツ「デスクローラー」は先代同様デパートに売っている。一定期間のみだが。
メダロットシリーズではボスキャラが使用するような規定外の性能を持つパーツが入手可能な件について
「再設計し出力を落としたものが一般販売された」というフォロー的な設定が存在するが、ゲーム中の数値に違いはない。

RPG史上に残るトラウマボスとして有名
具体的には各パーツが一撃で相手を戦闘不能にせしめる威力を持っており、僅か1ターンで敗北することも多々ある。
さらに必殺技である「メダフォース」を撃つのに必要なメダフォースゲージが最初からマックスの状態であるため、
戦闘開始早々に全射撃威力合計+αの威力&回避不可能のメダフォース「いっせいしゃげき」を発動され即死など日常茶飯事。
おまけにこのゴッドエンペラーを3体同時に相手にしなければならない。1体倒すのも一苦労である。
苦労して倒しても「ユ・ル・サ・ン!!」というセリフと共にそのまま2戦目に突入するという極悪っぷり。当然セーブが出来ないので2戦目で負けた場合は1戦目からやり直しとなる。
なお、2戦目では何故か1機だけ両腕パーツが味方を援護防御する盾パーツに変わっている。

1戦目と2戦目のゴッドエンペラー(のメダル)には1.5倍から2倍の性能差があり、驚くべきは『メダロット弐CORE』版のゴッドエンペラー、
なんと2戦目ではカブトメダル(1機目)とクマメダル(3機目)の「ねらいうち」の熟練度がカンスト値である100まで跳ね上がる
また、別の意味で驚く点として『メダロット2』版のゴッドエンペラーの中にメダルのレベルが0のものがいる。
+続編での活躍
『メダロット3』では怪盗レトルトレディが愛機として使用している模様。以降の作品でも見かけることとなる。
本編クリア後に発生するイベントで彼女と戦うことになるのだが、2以前ではセーラーマルチの旧型であるセーラーメイツ(元々序盤の敵なので、非常に装甲薄くて弱い)を使っていた上に、前情報なしでゴッドエンペラーを持ち出してくるので度肝を抜かれた事だろう。
(一応、レトルトレディがセレクト隊を蹴散らしている際にイッキが驚くシーンはあるが。入手経路は本人が語ろうとしたがその場は流れてしまい、結局語られずじまい)
だが、出番はそれだけにとどまらず、なんと前作のラスボスでありながら、今作のラスボスとの再戦時に味方として加勢してくる。勿論、頼りになる大火力で
その際、初代主人公のヒカルも加勢してくれるのでドリームマッチといった感じだろう。
敵の思考と編成上、アークビートルは集中攻撃を受けて大抵速攻で倒されてしまうが。
2の頃と違い、右腕「デスミサイル」と頭「デスブレイク」が「うつ」行動になっている。
また、流石に前作が傍若無人過ぎたので装甲と火力は高いが行動にかかる時間がやたら長く設定されている。
しかし、それでも前作の片鱗は残しており、安定して強い。
また、メダロット3ではゴッドエンペラーとこれまでの作品の主人公機であるメタビーロクショウ及び特に人気が高いスミロドナッド、ウォーバニット、カンタロス、アークビートルを除いた1・2・Rで登場した全てのメダロットがリストラされ、新規メダロットのみとなっている
新作が出た時、新規メダロットだけしか登場しない作品を除けば主人公と共に常にクリア後に登場する隠しキャラとして登場している事も人気の理由の一つであろう。

『メダロット4』ではレトルトレディが引き続き使用しており、3体に「アトス」「ポルトス」「アラミス」という三銃士の名前が与えられている。
また、とある目的で情報を聞き出すためにゴッドエンペラー3機を脅しに使っていた
本編ストーリー中に戦うことはないが、クリア後にメダロッターランキング1位を目指す際に戦うほか、シミュレーターという形で何度でも挑むことが出来る。
基礎性能は3とさほど変わらないが、全てのパーツが2の頃と同じ「ねらいうち」行動に修正された。これにより、デスブレイクの性能は上昇。
(「ねらいうち」行動はクリティカル率が高めであり、ブレイク攻撃自体もクリティカル率が高いので敵の防御を無視しやすい。)

『メダロットR』は世界観がメダロット2のパラレルワールド。ナンバリングのシリーズとは繋がっていないと見ていい。naviに繋がってる可能性はあるが。
2に登場したパーツは全て引き継がれており(2からパスワードを駆使して持ってくることも出来る)R独自のメダロットがさらに増えたが、何の調整もされていないままなので新規メダロット達のパーツが一部インフレを起こしており、完全下位互換のパーツも珍しくないなか、
2から変わらずラスボス(プリミティベビー)の取り巻き及びラスボス前座をしており、もはやおかしい性能を誇る連中すら霞む超性能は健在であった。

『メダロット・navi』では、やはりクリア後に登場。レトルトレディの正体であるキララが使用する。
……両手のグラフィックが左右逆になってしまっており、ミサイルポッドからレーザーが、レーザー砲を構えてミサイルを撃つと言うアレな光景となる。
能力値は他作品に比べて控えめになっており、圧倒的な強さはないが相変わらずの高火力を誇る。
また、派生機種として装甲や威力を弱体化し、射程拡張・消費AP緩和などのマイルドな調整がなされた兄弟機「イマジンカイザー」が登場する。
本機とは直接関係はないが、同じメダロットシリーズのトラウマ製造機としてゼロスーサイドが有名。

『メダロット・ブレイブ』では、イベントで本編中のキャラクター(攻撃時にランダムにパーツを変化させる能力)が
こいつのパーツに変化して敵をなぎ払うと言う光景が見られる。
入手はクリア後となっており、GBAとのリンクが必要。

『メダロットG』では通信対戦を繰りかえすとレトルトレディが登場し、彼女に勝って入手となる。

『メダロット・カードロボトル』では、オリジナルカードとして登場。
一応、メダロット1の物に限り、トレーディングカードとして実際に販売されていた。
メダロット2の後にカードが流行ったと言う世界観のようではあるが、逮捕されたはずのヘベレケ博士やロボロボ団が普通にいる辺り疑問が残る。
デスブレイク以外は装甲が薄いが全てのパーツが専用効果を有しており、インチキくさい超性能を誇っていた。
(デスブレイクは与えたダメージ分回復、デスミサイルは一定条件で本家のデストロイ効果、デスレーザーは反動を受けるものの防御が無意味なほどの馬鹿げた超火力になる攻撃力2倍効果)
本編ではヘベレケ博士が使用するものの、CPUでは能力を使いこなせないのでさしたる脅威ではない。
……上記の通りの性能であるので、プレイヤーが使うと大抵の相手はなすすべなく沈むのだが。

『メダロットDS』でも登場。
CMにてガンノウズがデスレーザーを装備していた辺り、トラウマを刺激すると共に登場確定に胸を躍らせたのではないだろうか。
また、カブト・クワガタバージョンの初回限定版にはそのバージョンに登場するメダロットのカードが付属していたが、
両方を購入した人間かつ限定カードとしてこのゴッドエンペラーを含めたカードを抽選で当たるキャンペーンを行っていたわざわざ目玉として表紙に乗せる辺り憎い。
入手自体は通信を行わない限りはクリア後。相変わらず隠しキャラのポジションである。
ガチャを回して入手する事になっているのだが判定がクリア後でなければ立たず、ガチャを回すコインも通信に繋がないとまともに溜まらない。
また、本作には製作者であるヘベレケ博士も登場するのだが、絡みはまったく無く使用もしない。メダロットの解説で触れられているのみである。

『メダロット7』でも機体リスト交換も無く続投。
しばらくの間、入手方法が不明であったがいつの間に通信を受け取っているうち、いつの間にかガチャから出るようになった。
シナリオ終盤での9体勝ち抜き戦のラスト3機に出現、扱いとしてはモブだが出現がここだけなのは優遇か不遇か。
なおこの場面、敵前座に『3』ラスボス、付いて来た味方が『5』ラスボス、次の戦闘がビーストマスター6連戦という凄まじい光景となる。
「レーザー」「ミサイル」の仕様上腕の火力はビーストマスターに劣るものとなったが、全体的に装甲が高く安定性は勝る。
また1発限りではあるものの威力命中貫通と3拍子揃ったデスブレイクは重力パーツの中でも優秀な性能。

ビーストマスターとゴッドエンペラーの他にWEAの型式番号を持つ兵器型メダロットとして
  • イマジンカイザー(『メダロットnavi』)
  • デュオカイザー(『真型メダロット』)
  • シサク1ゴウ(『メダロット8』)
  • シサク2ゴウ(同上)
  • シサク3ゴウ(同上)
  • デスプロビデンス(同上)
が存在する。

イマジンカイザーは各パーツの名称と攻撃の種類がゴッドエンペラーと酷似しているが関連性は不明(「デスブレイク」と「カイザーブレイク」、「デスミサイル」と「カイザーミサイル」、「デスレーザー」と「カイザーレーザー」)。
ゲームシステム上でゴッドエンペラーと比較すると「性能を落とし、使い易くした」といった感じ。

デュオカイザーは……『真型メダロット』が『メダロット』のリメイク作品(※ストーリー・プロットのみ)であることを考えると、デュオカイザーはさしずめ真型ビーストマスターといったところだろうか。
ただしビーストマスターが男性型メダロットであるのに対しデュオカイザーは女性型メダロットである。

シサク1ゴウ、シサク2ゴウ、シサク3ゴウは兵器型メダロットの試作実験機で、徐々に改良・強化が施されていく。というかゴツくなっていく。
それら試作実験機シリーズの上に成り立つのがデスプロビデンスなのだが、全体的なカラーリングや一部のデザイン等はシサク○ゴウから変わっていない。
逆に言えばシサク○ゴウが初めからある程度完成されていたとも考えられる。
なお『メダロット8』は過去作から世界観を一新しているためにこのような機体群が登場したと思われる。
つまり『メダロット8』の世界観・時系列ではデスプロビデンスこそが世界初の兵器型メダロットなのだ。
……まあ『メダロット8』にはビーストマスターやゴッドエンペラーがバッチリ参戦してしまっているのだが。ストーリーと参戦機体は切り離して考えるか、あまり深く考えないようにしよう。
ちなみにシサク○ゴウとデスプロビデンスの外見はゴッドエンペラーのオマージュ色が強く、特に脚部パーツは非常によく似ている。


兵器型メダロットの共通点として「支配者」のような意味合いの単語が名前に含まれている。
ビーストマスター……マスター / Master(支配者、王様、主人などなど)
ゴッドエンペラー……エンペラー / Emperor(皇帝、帝王)
イマジンカイザー……カイザー / Kaiser(だいたい上に同じ)
デュオカイザー……同上
デスプロビデンス……プロビデンス / Providence(摂理、天帝などなど)



各パーツの軽い紹介。パラメータは初出の『メダロット2』のもの。
+頭部パーツ「デスブレイク」
型式番号:WEA-11
装甲:75
回数:5
成功:71
威力:32
属性:重力
行動:狙い撃ち
「ブレイク攻撃。成功が2倍になる」

特徴は説明文にもある「成功が2倍になる」という点。
成功(成功値)とは攻撃系パーツの場合は命中率を、補助系パーツの場合は文字通り成功率を表しており、
つまりデスブレイクは142もの命中率を持っていることになる。
ここから相手脚部パーツの「機動」の値を引いたものが実質的な命中率になるのだが、デスブレイクの回避には相当高い機動値が要求される。
更にこのゲームでは上記の実質命中率に応じて、ダメージとクリティカル率が上昇する。
狙い撃ち自体のクリティカル率が比較的高いこともあり、そのクリティカル率は異常の一言。
クリティカル時は相手の機動を無視したダメージ補正が入るので、見た目の数値より遥かに強力な攻撃となっている。

+右腕パーツ「デスミサイル」
型式番号:WEA-12
装甲:70
充填:3
熱量:2
成功:62
威力:31
属性:火薬
行動:狙い撃ち
「ミサイル攻撃。ランダムヒットと貫通ダメージ」

「充填」と「熱量」(『メダロット3』以降の作品では「放熱」)とは行動速度のこと。低ければ低いほど、速く行動できる。
充填および熱量が1や2、果ては0だったりするパーツもあるのだが、それらは総じて性能が今一つなパーツであることが多い。
が、デスミサイルは極めて高い威力を持った上でそれらが低いのである。
ランダムヒットも地味に痛い。『3』以降ではミサイル(火薬属性)の効果が「100%ヒット」に変わっているので更に怖い。
ちなみに頭部パーツは充填・熱量が共に6で固定されているため個別の数値はない。

+左腕パーツ「デスレーザー」
型式番号:WEA-13
装甲:70
充填:6
熱量:3
成功:33
威力:49
属性:光学
行動:狙い撃ち
「レーザー攻撃。威力が2倍になる」

恐らく最も恐れられているパーツ。
通常、左腕パーツというのは「充填・熱量が高い(=発動が遅い)が威力が高い」という所謂「強攻撃」的なパーツなのだが、
デスレーザーはそんなことはお構いなしに物凄い勢いで攻撃してくる。しかも物凄く当たる。そして物凄く痛い。
何しろ「49×2=98」というデスブレイクとデスミサイルを足してもまだ足りない威力を持っているのだから、堪ったものではない。
熟練度によっては「いっせいしゃげき」よりもこちらの方が実ダメージが高い。
喰らったら最後、機能停止するかギリギリ首の皮一枚残して生存するかのどちらかである。

+脚部パーツ「デスクローラー」
型式番号:WEA-14
装甲:70
推進:56
機動:50
格闘:18
射撃:39
索敵:10
隠蔽:10
属性:重力
行動:多脚
「多脚メダロット。『岩場』『谷間』に強い」

「推進」は移動速度に影響。またこの値が高いと「がむしゃら攻撃」と「狙い撃ち攻撃」の威力が上昇する(推進値の1/2)。
「機動」は前述の通り回避率に、「格闘」と「射撃」はそれぞれの攻撃の命中率に、「隠蔽」と「索敵」はそれぞれの行動の成功率に影響する。
他の脚部パーツと一線画したその性能は、影でゴッドエンペラーを支えている。
「クローラー(Crawler)」とは無限軌道(俗に言うキャタピラ)の別称。

弱点は、まず武装がそれぞれブレイク(重力)、ミサイル(火薬)、レーザー(光学)となっている点。
これらの攻撃は強力な一方、いずれも無効化できるパーツが存在するのでそれらで固めるとメダフォース以外のダメージを受けなくなる。
(ただし、無効化パーツは攻撃できないので、完全防備だとプレイヤー側もメダフォース以外で攻撃できない)
また全ての攻撃が高威力なので、強い攻撃のみを相手へ跳ね返す「反撃」行動パーツも有効なこと、
全て「ねらいうち」攻撃(『メダロット3』のみデスブレイクとデスミサイルが「うつ」になっている)なので攻撃したら回避ができなくなる事が挙げられる。

攻略法としては「メダフォースを制御するパーツを使い、その後相手の攻撃を反射する反撃パーツでカウンター攻撃を叩き込む」方法が一般的。
それ以外の正攻法で戦うとほぼ運ゲーなため、必要なパーツを取り逃がした場合リセットしてやり直すか、
必要なパーツが出るまでゴッドエンペラー手前で延々と雑魚敵狩りをする羽目になる
(ゴッドエンペラーと対戦する場に入ると戻ることができないため)。
メダフォース制御はストーリー進行上、必ず1個は入手することになるので必要なのは反撃パーツのみとなるが、
雑魚敵からパーツを手に入れようにも、該当のパーツを敵が所持している確率および手に入る確率は極めて低い。
うっかりメダフォース制御パーツを売ってしまった人は……その場での入手は不可能なので、運ゲーに励むしかない。
ちなみに『メダロットR』ではメダルゴッドに制御されているからかメダフォースのゲージが溜まっていないため反射だけで勝てる。


『メダロット2』のリメイク作品である『メダロット弐CORE』ではある程度パーツ性能に修正が加えられたが、それでも相変わらずの極悪っぷりである。


アニメ版でも「動くもの全てを標的と見なす殺戮兵器」として登場。
連戦により疲弊していた所に送り込まれ、どのメダロットも相手にならないであろう力を見せつけることで、絶望的な状況を演出した。出番自体はホンの数分だけでしたが
しかもジャイアントエンペラーなる巨大版まで用意されており、周囲を一瞬で焼け野原にするだけの火力に加え、
メタビーロクショウ・アークビートルのメダフォースに耐え、セレクト隊の総攻撃も意に介さない強靭さを見せた。
そのあまりの強さから、どちらも正攻法では倒されず、メダルを強引に排除するというロボトルのルールを無視した手段が取られている。

「ニンゲン・・・メ! イ・ツ・カ・・・」


MUGENでは

漸氏によって『メダロット弐CORE』のグラフィックで作られたゴッドエンペラーがいる。
最新バージョンは0.53。
右を向いているときと左を向いているときとでしっかりとグラフィックが変わるのは氏の拘りか。
ジャンプ、ダッシュ、屈み、通常ガードができない、怯まない、独自ゲージを使用して攻撃を行う等、少々特殊なキャラとなっている。
技の種類は少なく、どれも1ボタンで繰り出すことが可能。
1つの動作に100枚近いドット絵が使用されており、若干ジャギーが目立つもののやたらと動く
これは原作がMUGENでいうところのAngleDraw系の命令を多用しぬるぬる動かしていたためである。
それが災いとなって攻撃動作開始から攻撃発動まで1秒以上掛かり、また攻撃時に少し前方に移動するため、接近されると攻撃がほぼ当てられなくなる。
が、シャコパンチなる近接技を持っているので接近されると何も出来なくなるというわけではない。
ちなみにこのシャコパンチ、固定ダメージではなく割合ダメージで、まともに喰らうと最大ライフの25%をもっていかれる。
原作同様、開幕いっせいしゃげきで相手を葬り去っていく姿は、ある意味感動ものである。
なお、いっせいしゃげきは原作同様ガード不可。しかもデフォルトでは2000ダメージ
AI同士の対戦だと大体これで決着が付いてしまう。
12Pのみ自動回復機能を持っているが、これはスラフシステム(メダロット世界特有の設定で、所謂自己修復機能)の再現なんだとか。
本来ロボトル中にスラフシステムが発動するのは復活効果および回復効果を持ったパーツの恩恵を受けたときだけなのだが、なに、気にすることはない
他にも受けたダメージを全て返す「ダメージだま」という技を持っているが、最初期バージョンでは
「一度画面に出現すると、ヒットするまで延々と相手を追いかける」という凶悪な性能を持っていた。
ただし攻撃で破壊可能だったが、その後のバージョンで追ってくる速度が激減した代わりに、破壊できなくなった。まさに外道。
最近の更新では画面を飛び回るようになり、5秒経過すると自動的に消滅するようになったため、少しだけ有情な性能になった。
ただしチビキャラ以外は避け辛く、またゴッドエンペラーの残りライフによっては一撃KOになりかねない。

カラーによって性能が異なり、
1Pから6Pは
  • 攻撃力がデフォルトの半分。
  • メダフォースゲージの初期値が0(=開幕いっせいしゃげきが無い)。
  • タイムアップすると自動的にライフが1になる。

7Pから11Pは
  • メダフォースゲージの初期値がマックス。
  • AIの場合はラウンド開始と同時にいっせいしゃげきを放ってくる。
  • 一度負けると次のラウンドから攻撃力が1.5倍になる。
  • 受けたダメージ量に応じて変化する無敵時間がある。

12Pは7Pから11Pの性能に加えて
  • 初めから攻撃力1.5倍。
  • 常時ライフとパワーを自動回復する。
  • デスブレイク、デスミサイル、デスレーザー、メダフォースのゲージが一瞬で溜まる。
という性能になっている。
氏曰く1P~6Pは出力を落とした市販パーツ、7P~11Pは原作のラスボス、12Pは本気モードをイメージしているらしく、7P~11Pが通常モードとのこと。

また、氏オリジナル技「プチエンペラーモード」を発動すると宛らSTGゲームのようになる
非常に小さな体になり、1WAY弾と3WAY弾を発射する(readmeファイルによると技名は「謎ショット」)。
1WAY弾は相手の最大ライフの10%の、3WAY弾は相手の最大ライフの3%のダメージを与える。
プチエンペラーモード時はパワーがライフの代わりになり、パワーが0になると強制的にプチエンペラーモードが解除される。
アレンジ技というレベルではないため、動画でこの姿を観た者が一様に「!?」とコメントするのも無理はない。

狂キャラとしては下位~中位に位置する。
なお、シャコパンチ以外の攻撃が全て飛び道具なので、ゼットンモタローのように
飛び道具を反射できる技を持つキャラが相手だと積みとなる可能性がある。これもある意味原作再現か?

頻繁に仕様変更がなされるので、動画使用の際は持っているものが最新版かどうか確認しよう。


こ れ は 酷 い(大将無双的な意味で)

また、同氏により『メダロット2』のドット絵で作られた「オールドスタイルゴッドエンペラー」も製作されている。
最大の特徴は「動けない(動かない)」という点だろう。当然攻撃して「動かす」こともできない
また攻撃が前方にしか飛んでいかないので、滞空能力を持ったキャラクターを相手にすると積みとなる。
ステージを強制的にモノクロにし、『メダロット2』のゴッドエンペラー戦のBGMを流してトラウマを蘇らせてくれる(オフにすることも可能)。

準備時間、メダフォースエネルギー、パーツ破壊といった独特なシステムを搭載しているのでreadmeファイル必読である。

こちらはノーモーションで攻撃を放ってくる分、『メダロット弐CORE』版よりも厄介だが
頭部パーツが破壊されるとその時点で敗北するというデメリットが存在する。
……これも原作再現か?

出場大会

凍結

出演ストーリー