シルフィー


「あなたってとってもHなのね」

CAPCOMが1988年7月に制作した、CPシステム第1弾であるアーケード用シューティングゲーム『ロストワールド』の登場人物。
本作は「ローリングスイッチ」という独自の入力デバイスを用いる事により、自機は360度自由に方向転換でき、
そのため画面スクロールも縦横が混在しているのが大きな特徴。
なお、この『ロストワールド』という名前は割とありふれたタイトル(例えばあの有名恐竜映画)のため、
混同を避けるべく海外版やコンシューマー移植版では『フォゴットンワールド(Forgotten Worlds)』となっている。

長い金髪に、体に纏うゆったりとした空色の服が特徴的な謎めいたお姉さん。
ステージ中、突然壁や地面からムリムリ生えてくるショップ「シルフィーの店」を経営しているNPC。
買えば買うほど値段をどんどん吊り上げてくるあたり結構な外道かもしれない。
その正体は不明だが、一説によると破壊神・天帝バイオスを倒すために主人公に協力する女神様だとか、
天帝に滅ぼされた世界の人々の思念の(名無しの超戦士とはまた別の)集合体だとか……。
しかしそれ以上に謎なのは、サングラスのおっさん二人が物騒かつキザな会話を交わしつつ化け物相手に重火器を乱射するゲームにこの格好で出てくる事だろうか。

+ シルフィーと言えばこれ
『ロストワールド』では最終ステージの、よりにもよってラスボス戦の直前に現れるショップでのみ、「服」を買う事が出来る。
この服とは当然シルフィーの服であり、購入時の台詞「あなたってとってもHなのね」からして、
目の前に居るシルフィー本人が今まさに着ている服剥ぎ取って買い取っているものと思われる。
99900ゼニーというゲーム中最高額の商品で「買うといい事がある」と説明されるにもかかわらず目に見える効果は無く、
ただのロマンアイテム……かと思いきや、
真の効果は「ALLクリア時に200万点のボーナス」というものであり、ハイスコアを目指す上では必須のアイテムなのであった。
決してただスケベ心から購入するわけではない。本当に。
メガドライブ版では「フク」表記で購入時の専用台詞もないので「福」だと思った人もいたという。

NAMCOxCAPCOM』では最強の防具として登場し、最終話前のインターミッションにて購入する事が出来る。
値段はやはりゲーム最高額の9999Gであり、性能も攻撃・防御・技術+25と最高クラス。
もちろん例の台詞も言ってくれるぞ!

2周目に持ち越す事も可能なので、買えるだけ買っておけば周回プレイが楽になるだろう。
そう、スケベ心だけで購入するわけではない
というかもっと問題なのは、ナムコとカプコンを代表するヒーロー達が揃いも揃って同じ服を着用しているという絵面である事は言うまでもない。
女性陣はともかく、男性陣がアレを重ね着している最終話を想像すると地獄絵図と言わざるを得ない

『PROJECT X ZONE 2』でも購入可能だが、値段は999000GOLDとべらぼうに高くなっている。
その分性能はお墨付きで、具体的には攻撃+30%、防御+50%、技術・素早さ+15、HP・SP+20%、
そして獲得経験値・クリティカルポイント+10%といい事づくめである。
購入するなら、資金引き継ぎ可能な2周目以降に回した方がいいだろう。
もちろん例の台詞も言ってくれるぞ!大事な事なので(ry

変わった所では『ストリートファイターZERO2』のガイステージの背景に「シルフィーの服屋」がある。

NAMCOxCAPCOM』には、何故かプレイヤーキャラクターとして参戦した。その際のCVは 田中理恵 女史。
初登場に至っては主人公の名無しの超戦士コンビを差し置いて先に出てくる始末だが、
正式参入が遅い(全体の2/3ぐらいで正式参入)のと1コンボにおける攻撃力が高くないため、三強…邪神武神、緑神には及ばないとされるが、
キャラ性能的にはトップクラス。当然、「名無しの超戦士」コンビより上。なんなんだアンタ

この作品では「どんな戦場にもやってくる伝説の武器商人」という良いのか悪いのかよく分からないキャラクターになっており、
他作品の登場人物相手にも商いを行なっている。
また、言動は慇懃無礼で「何でも」(それこそ人間でも!)商品にしようとするなど同作中においては実に
その他にもKOS-MOSやMOMOにコスプレさせたり作品で非常に重要なアイテムをギャグにしか見えない方法であっさり手に入れたりと、
空気を読まずにフリーダム極まりない行動を繰り返す作中一のギャグキャラである。

リュウ豪鬼のシリアスな空気を漫才に叩き落とした初登場シーン
なお、唐突に、かつ何の脈絡も無い場所に突然店が生えてくるのは原作再現である。

 能力値はHPを除いて平均より高く、汎用性のあるスキルを揃えているために様々な状況で活躍出来る。
 更にオートスキル「マジックソード」のお陰で殴ればMPが回復するので、ターンが回る毎に自軍の強化や金集めが出来る。
 攻撃手段としては、銃やら剣やらハンマーやら手持ちの商品を使って攻撃するが、
 それらの武器のほとんどはCAPCOMの別作品のキャラが使用していた武器であり、パロディ要素の強いキャラになっている。
 反面、非戦闘系(?)なのか物理耐性が低いために防御時は通常防御等でしっかりダメージを減らさないといけない。
 だが、そんな事を気にするほど攻撃性能+スキルが優秀なので気にならないどころか気付かない人もいる。
 必殺技の「フラッシュコンボ」(元は『ポケットファイター』)は他作品のキャラに仮装しながらの連続コンボ。
 衣装は順にリン・クロサワ(『エイリアンVSプレデター』)、ミシェル・ハート(『アレスの翼』)、
 タオ(『ウォーザード』)、まこと(『ストリートファイターIII』)。
 もちろんタオ衣装はパンツ丸見せ……と見せかけてエフェクトが邪魔でほとんど見えない。ちくしょう!!
 他にもタバサが使う「レヴェリーソード」、ジン・サオトメの「ブロディアパンチ」などの技が存在する。
 また、「名無しの超戦士」1P&2Pとの合体技もある。

そして2015年発売の『PROJECT X ZONE 2』に主人公達を差し置いて再登場。もちろんCVは田中理恵女史。
相変わらず銭ゲバ商人魂逞しく、本作では「お客様は神様だから特定の方に肩入れする事は出来ない」との理由で中立の立場となっている。


MUGENにおけるシルフィー

めむぅ氏によるものが存在していたが、現在はサイトが削除されており入手不可。
原作で登場した技の多くが格闘ゲーム仕様で登場しており、やはり武器を活用して攻撃する他、
コスチュームを次々に替えながら攻撃したり、ブロディアを呼んだり、シューティングモードになったりとやりたい放題
実にカオスであるが、元々『ナムカプ』ではそういうキャラなので致し方なし

運動会シリーズのうp主であるホイホイ氏による改変+簡易AIパッチや、
蓬莱氏によるAIパッチも存在していたが、現在はいずれも入手不可。

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2021年12月04日 10:37
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