騎士ガンダム

――星降る時、大いなる地の裂け目から
         神の板を持ちて勇者現る。その名は、ガンダム――

「弱いものいじめは、許さん!!」


機動戦士ガンダム』のモビルスーツを二頭身で擬人化し、独自の世界観を描いた
『SDガンダム』バリエーション(SDV)シリーズの1つである『SDガンダム外伝』の第一部「ジークジオン編」の主人公。
名前は「ナイトガンダム」と読む。
(騎士ガンダムに限らず、この世界では騎士と書いて「ナイト」と読むことが多く、
 更に言えば漢字で書いて外来語で読ませることが多い)。
正式なキャラクター名としては「騎士ガンダム」だが、商品名としては「ナイトガンダム」表記が多い。
また、『SDガンダム外伝』の主人公の中で 自分が全く登場しない章がある のは騎士ガンダムだけである。
SDガンダム入門編 外伝基礎解説

自分の名前以外の全ての記憶を失ったガンダム族の青年。実際には名前も半端にしか覚えていないのだが。
訪れたラクロア王国に古くから伝わる伝説の勇者と同じ名であったことからレビル王より騎士の称号を与えられ、
同じ名を持ちながらMSを操りスダ・ドアカワールドの平和を脅かすジオン族の魔王サタンガンダムの討伐に旅立つ。
声は『カラス天狗カブト』のカブト、『太陽の勇者ファイバード』の火鳥勇太郎/ファイバード、『疾風!アイアンリーガー』のマグナムエースなど90年代の王道ヒーローを演じた松本保典氏。

サタンガンダムを倒した後も闇の皇帝ジークジオンの魔の手からラクロアを救うために戦い続け、
後に、その功績を讃え「全ての騎士の上に立ち、世界に平和をもたらす者」を意味する、
スダ・ドアカワールドにおける最高の騎士の称号「バーサル」を得て「 バーサル騎士ガンダム 」となる。
(名前の由来は『機動戦士ガンダム』の宇宙世紀(UC=ユニ バーサル ・センチュリー)から)
そして、伝説発祥の地アルガス王国から訪れたガンダム族の末裔たちと共にジオン族との決戦に赴き、ラクロアに帰ることはなかった。

正義感が強く勇敢で、礼儀正しく誠実で心優しい…と騎士らしく、そして勇者に相応しい非の打ち所のないある意味『出来過ぎた』人格である。
まぁ、これには理由があるのだが…(後述)
自らを正義と称してはばからないのに嫌みや傲慢さが感じられないのは彼ぐらいのものであろう。
ニコニコでもその紳士ぶりからイケメン」「紳士ガンダム」「 俺達の勇者 などの愛称で親しまれている。

しかし、ほしの竜一の漫画版とFCのゲーム『ナイトガンダム物語』では
一人称が「おれ」だったりややワイルドな言動が目立つが、ボンボンではよくあることである。
「腐った奴らは人間であろうとMSであろうと許さない」と言う通り悪に対しては苛烈だが、
復讐に現れたドラゴンベビーの命を救い、ジオングにも無益な戦いをやめるよう説得するなど慈悲深く勇敢な王道ヒーローという本質は変わらない。
序盤はヤンチャな少年のようだが、後期になるにつれてOVAとほぼ同じ落ち着きのある態度になっていっている。

「サタンガンダムの野望は騎士ガンダムがきりくずす! 生きとし生きるもののために!」

+ 「おれはガンダムだったのギャーーっ!」

「やっぱ騎士ガンダムはつええや… おれは心にちかったんだ。
  敵のおれを必死でがけからすくってくれたときから… 騎士ガンダムの弟分になりてえ……ってよ」

「あ…あのときのザクか…」
「でもそれじゃあずうずうしすぎるぜ。それでついアムロの弟になりすましちまった… すまない、だましちまった…」
「いえばいい… モンスターといえど正義の心をもちつづけるなら… 騎士ガンダムの弟となのるがいい…」
「うれしいや、騎士ガンダム。地獄の番人に名をきかれたら、騎士ガンダムの弟となのらせてもらうぜ…」

(ありがとう、カムロ… 騎士ガンダムの弟――カムロよ!――)

一方、今石進氏の『コミックワールド』(『SDガンダム BB戦士』の組み立て説明書に付いている漫画)では礼儀正しいが天然かつ卑怯なキャラクターになっていた(通称「今石騎士」)。
壮大な戦国物語を描いた『SD戦国伝』とは違いあくまで単発エピソードなので、意図的にこうした性格にしているのだろう……多分。
また、広報まんが『森本がーにゃのSDガンダムいんふぉ』でも今石騎士を意識したと思われる性格で描かれている。

+ 商品としてのSDガンダム

+ ゲーム作品での騎士ガンダム

+ ホビーでの騎士ガンダム

+ 騎士ガンダムの装備


『機動戦士ガンダムF91』と同時上映された短編映画『武者・騎士・コマンド SDガンダム緊急出撃』では3大ガンダムが共演している。
のちの『SDガンダムフォース』の先駆けといったところか。
ここでも騎士ガンダムは脚本兼監督の神田武幸氏のひいきじゃないかと思うほど全編に亘ってかっこよく活躍している。
ところで、武者頑駄無が騎士ガンダムを見て「ある事」に気付かなかったのは、
本作の騎士ガンダムはナイトシールドを持っておらず、三種の神器を装備していたため(後述)。

「悪が栄えたためしはなし! 正義は勝つ! そして、正義は我にあり!!」

それよりも以前に特典ビデオの人形劇『SDガンダム G-ARMS緊急出動』で共演しているが、
キャラが若干崩壊しており、こちらでは武者頑駄無と会うなり喧嘩になりかけたりしている。
松本氏の声のある作品でギャグキャラ寄りな騎士ガンダムは貴重である。

「あぁぁ…いや…ダメかもしんない、コレ…」

『SDガンダム猛レース』ではカオスなドタバタギャグアニメなのに、騎士ガンダムは1人だけ最後までシリアスな雰囲気だった。

+ その正体

+ ニコニコにおける騎士ガンダム

+ 現代に蘇ったSD騎士


MUGENにおける騎士ガンダム

スペリオルドラゴン安堂なつみを制作した、Mt-C(味塩平八郎)氏の手描きキャラが存在。
通常技のリーチと機動力はSD頭身相応だが「スピア足払い」、「伸縮電磁スピア」、「トマホーク」といった射程の長い特殊技必殺技を多数持っている。
勿論、対空技「ナイトサマー」、派生型突進技「ゲイルスティンガー」、コマンド投げ「ナイトスゥイング」「ガンダムスパーク」など接近戦もこなせる。
「風車」、「真実の鏡」といった当身技も複数持っている。
また、体力やゲージを増減させる支援アイテムをランダムで7個まで出現させられる。
空中戦は出来ることが少なく着地硬直も大きいためやや苦手だが、豊富な技であらゆる状況に対応できるオールラウンダーとなっている。
しかし、突進技と炎の剣を絡めたコンボの爆発力は近~中距離戦で本領が発揮される。
通常技はどれもそこそこ性能がよく、特に優秀な牽制技の立Yヒットからの突進技3連だけで大ダメージになるので、無理に攻め込むより
辛抱強く耐えながら一転攻勢を狙うヒーローらしい戦いをするのが勝利のカギになるだろう。

超必殺技として剣・盾・鎧の神器に光の弓矢、真実の鏡を実装。
さらに秘奥義としてOVAの名シーンをモチーフにした「三種の神器」も持っている。
神器装着カットインの全画面アニメーションの再現度の高さはファン感涙必至。
mugenでの「俺達の勇者」の活躍に期待しよう。

特殊カラーが2種類存在しており、7Pカラーはライフの自動回復、8Pカラーはゲージの自動増加となっている。
最新版は 2015/09/09 更新。

+ 技表

デフォルトでAIが搭載されている他、コルクボード氏、ペパーミント氏によるAIパッチが公開されている。
かつては扇風機氏(11段階のレベル調整可能)、Azmix氏(2011年9月5日公開)によるAIパッチも存在したが、
共に最新版には対応しておらず、前者はサイト閉鎖により入手困難。

デフォルトAIは2014年4月の更新により搭載。
Azmix氏AIパッチを参考にしたため立ち回りはある程度踏襲されているが、まだ簡易AIといった強さ。
扱いが難しく、外部AIがあまり使わない力の盾とアイテムの使用率が高い。
…が、無制限にアイテムを出し続けるバグがある。このせいで毒薬を出し過ぎて自滅してしまいやすい。

コルクボード氏のAIパッチは2014年6月16日に公開。
氏曰く『デフォルトAIの参考になれば』との事で、
当て辛かったり記述が難しかったりする一部の技を使わないものの、現状でも十分動くため使用には問題無い。
シールドスマイト×n→立ち強キック→ゲイルスティンガー→派生×2→炎の剣で、4割前後のコンボを決めたりする。
たまに暗転・ゲージ消費なしで光の弓矢を撃つバグがある。

ペパーミント氏のAIパッチは2015年5月22日に公開。
性能改変パッチも兼ねており、バグの修正や性能の改変がなされている。
通常技の持続・硬直フレームや判定が細かく調整されているが、
目立った変更点としては、「霞の鎧」が2ゲージ技に昇格してダメージ増加、
「力の盾」が飛び道具に対して全画面判定の飛び道具で反射する、
「三種の神器」が体力1/5以下から出せるが400ダメージになり一試合に一回だけ、など。
AIの反応速度、アイテムの使用可否、当身使用率の調整が可能。
しかしアイテムを使用するようにすると何故か一気に全部使い切ってしまう。
コルクボード氏AIのように大ダメージは出さないが、小技始動の地上コンボを中心とした堅実な攻めが特徴。

E-FRY氏が作成した差し替え用の大小ポートレイトも公開されている。

ストーリー動画ではまだ出番を増やしていないが、原作崩壊がザラのニコMUGEN界では
アニメの清廉な勇者とコミックワールドの卑怯な勇者、どちらの性格付けが広まるのか。
『どう楽しんでもいい!SDガンダムは、自由なのだ!』

「何者であれ、正しい心を否定するというのなら、私は戦う……!」


出場大会

出演ストーリー