特定の
必殺技で相手に止めを刺した時に起こる演出。
例えば『
月華の剣士』のキャラの場合、こちらが1勝している時に斬り攻撃で相手に止めを刺すと、相手が血を出しながら倒れ消える。
また
超必殺技でKOした場合に
背景演出が流れるゲームや、
特定のキャラ同士による演出など種類が多い。
MUGENではプレイヤーがKOした場合に値を返す「WinKO」トリガーを設定する事で再現が出来る。
これは
勝った側が検知するトリガーであるが、逆に
負けた側が検知して演出する場合は「LoseKO」というトリガーがあり、
『
サイバーボッツ』のキャラが最終ラウンドで負けた際に機体が爆破する演出等が該当する。
次に挙げる特殊KOは個別ページがあるのでそちらを参照されたし。
特殊KOは
特殊イントロと同様にもう一つの「キャラクター個性」とも取れる演出として利用され、
ある意味キャラ人気や必殺技の魅力を引き出す物として使われる事が多い。
特殊KOの概念そのものから考えると、初代『
餓狼伝説』での2ラウンド勝ち取りの際での
ギース・ハワードをビルから蹴り落とし、
『餓狼伝説2』『SP』での
ヴォルフガング・クラウザーのKOダウンといった「普通のKOとは違うKOシーン」という始まりがあると見られる。
また、特殊KOの派生としては「弱パンチや必殺技の削りでの威力による崩れ落ちKO」というのも考えられる。
この他にすっかりお馴染みとなっているが、『
KOF』シリーズにおけるチームの最後の一人がKOされた時、
そのまま画面がホワイトアウトしていく演出も、特殊KOの派生とも見る事が出来る。
特殊KOは、通常のKOとは違う刺激のある効果として、またその格好良さから
新たな魅力が光るキャラ造形を作り出す事も出来る演出と言えるだろう。
特殊KOの例
前述の「絶命奥義」は専用の技を使う事で発動するものだが、こちらは斬撃でさえあれば1/2の確率で相手を真っ二つに出来た。
勝利デモも変更され、切断KOされなかった場合は決めポーズを取る勝者の後ろで敗者が倒れると言う演出だが、
切断KOされた敗者は「ムシロに巻かれて戸板に載せられた状態」で運ばれていく(設定上はその後、
黒子によって蘇生されるらしい)。
実はAボタンを押しっぱなし状態で斬撃KOする事で発動率を100%にも出来る。
なお絶命奥義も含め切断面は「真っ黒」で誤魔化されている。
『ヴァンパイア』は専用の
特殊やられが多いのが特徴だが、これもその内の一つ。
技性能自体はダウン追撃専用の技で、これでKOすると技名通りに
相手を落ち武者のごとく晒し台の上に晒す
。
キャラによっては普通に生首が晒され、コミカルな雰囲気が逆にグロさを引き立てたりもするが、そこは一癖も二癖もある化物達(ダークストーカーズ)。
タダでは晒されない奴等ばっかりだったりする。
レオや
ムクロによる斬撃、
タバサの「レヴェリーソード」によって敵キャラクターを仕留めると、
身体を真っ二つに両断してKOする。
更には
縦斬りか横斬りかによって両断演出が変化する
という、より凝った見せ方が為されている。
上述の『ヴァンパイア』シリーズにも、特殊やられがそのまま持続する似たような特殊KOが存在するが、
カートゥーン的描写で誤魔化されている『ヴァンパイア』とは違い、こちらは切断面も緻密なドット絵によって事細かに描かれているためグロめ。
『餓狼伝説3』の「ライン飛ばしKO」
キャラ毎に、手前のラインに飛ばすか、奥のラインに飛ばすかで、またステージによっても演出が変わる。
こちらに向かってどアップで吹っ飛んでくるキャラは中々の迫力。
実は古くはベルトスクロールアクション等にも似た演出は存在した。
要するに『モータルコンバット』の「Fatality」だが、ボタン一つで可能で技も共通(
衝撃波を飛ばす)。
殺られた連中は上半身を吹き飛ばされるか縦真っ二つにされ臓物ぶちまけるという超一級のグロさを誇るが(モザイクあり)、
仮にも実写なのに大江戸の連中だとギャグにしか見えないので良心が痛まないという親切設計……という事で良いのだろうか?
(縦真っ二つの場合は、斬られた後に態々こちら側に向き直った後に真っ二つになる)
地蔵にも臓物があるという衝撃の事実もここで判明する(と言っても対戦中でも普通に流血していたが)。
「特定の必殺技で倒した場合」に限らないのだが、『SVC CHAOS』ではこの二名にやられると、キャラ毎に動物だのモンスターだのに変化させられる。
変化先はキャラ毎に脈絡が合ったり無かったりで、まさにカオス。アリーマーに至ってはむしろ強くしてるんじゃないかという場合も……。
『ドラゴンボールファイターズ』の「ドラマチックフィニッシュ」
対戦キャラとステージが特定の組み合わせで吹き飛ばし属性の攻撃で決着を付けると発生する演出。
大抵は原作アニメのワンシーンの再現となっているが、オリジナルのものも存在。
MUGENにおける特殊KO
特殊イントロと同様に演出挿入されているキャラクターが複数存在する。
最終更新:2023年03月31日 15:50