インパルスガンダム

「また戦争がしたいのか、アンタ達は!」

『機動戦士ガンダムSEED』の続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主人公機。
新主人公のシン・アスカ スーパーGUTSの隊員ではない) の作品前半でのメイン搭乗機体である。
劇中での正式名称は「ZGMF-X56S インパルス」。インパルス=impulse(英)=衝撃、刺激。
1979年より長らく続くガンダムシリーズの中でも、特に衝撃的なモノを色々と背負う羽目になったガンダムである。
フリーダムガンダムをはじめ『SEED』シリーズのガンダムタイプは、解説本や玩具では名前に「ガンダム」と付くが、
 劇中では基本的に名前に「ガンダム」と付けて呼ばれることはない)

コアスプレンダーが毎回切り離すミサイルはザフト驚異の技術で自動で艦に戻ってるらしいが、
どう考えても二次被害が多発しそうである。

なお、コミックボンボン誌上の質問コーナーにおける回答によると
「インパルスの機密を漏らさないようにミネルバのクルーが可能な限り回収している」とのこと。
ミサイルにも秘密があるなんてザフトすげぇ。 ソレスタルビーイングだってミサイルポッドは流石に捨てて行ったっていうのにな。
大体その前にいちいち切り離さないで済む構造にできなかったのか

インパルス概要

本体の機体構造はコズミック・イラ(以下「C.E.」)における従来のモビルスーツ(以下「MS」)群と大いに異なる分離構造をしており、
それぞれ上半身・下半身・コックピットとなる「チェストフライヤー」「レッグフライヤー」「コアスプレンダー」の計3つのパーツから成り立つ。
MSとなった本体に更に換装式のバックパックを装着し、計4つのパーツが合体して戦闘形態となる。
合体後の形態はC.E.73ではポピュラーなスタイルの万能機であり、
デザイン的にも武装的にもストライクガンダムを参考にしていると思われる。*1
この分離構造によって、コアスプレンダーさえ撃墜されなければ基本的には何度でも戦線復帰可能。
(副次的に、機体の生存性も分離による攻撃回避能力で向上した)
このため、技術・思想的には「ASTRAY R」に登場したMSが外付け武装でバックパックが本体のリジェネレイトガンダムの後継機と言える。
逆に、コアスプレンダーのままではまともな戦闘が出来ないため、漫画版ではそこを付かれて危機に陥ることがあった。
なお、この作品世界では各陣営の保有MS所持数に関する取り決めがあったため、
インパルスの合体機構は『合体能力を持つ3機(もしくは4)の戦闘機』として合法的にMS保持数から除外出来たために
有用だったという説もある。コアはともかく、胴体と足は戦闘機と呼ぶには苦しすぎるデザインだが、
この辺りのいかにも「スーパーロボットの合体」な外見は監督の狙いだったそうだ。

換装式のバックパック部位にあたるシルエットは高機動戦仕様である『フォース』、
接近戦仕様である『ソード』、砲撃戦仕様である『ブラスト』の3種類が用意されているが、
これらのシルエットは必要とされるエネルギーがそれぞれ異なるため、装着したシルエットにより機体が消費するエネルギーも異なる。
インパルスはフェイズシフト装甲(簡単に言えば「電気を流すと実弾兵器に強くなる装甲」)の発展型である
ヴァリアブルフェイズシフト装甲を持つ。
この技術は状況に応じて装甲に流す電流の量を変化させ、電力消費(SEEDシリーズのMSは大半がバッテリーで動く)の
効率化を図るもので、これにより装着したシルエット毎に装甲に掛ける電圧を調整し、
エネルギー消費量の異なるシルエットを交換しても問題なく戦えるのである。
シルエット毎に色が異なる(フォースは青、ソードは赤、 色々と不遇な ブラストは黒)のも、電圧に応じて
発色が変化するというVPS装甲の性質が原因。
カオス・アビス・ガイアを模したシルエットの製作も予定されていたが、企画倒れに終わったという設定。

そんな感じで色々な局面に対応したシルエットを試作してはいたのだが、CE世界のザクシリーズに搭載され
実用化されている類似の換装兵装「ウィザードシステム」と比べて、特筆すべきメリットがあるとは言えなかった。
そのため、インパルスのデータは換装システムではなくフォース・ソード・ブラストの良い所をとった一つの機体、
デスティニーガンダムの製作へと昇華されることとなる。
なお、当初は一つのシルエット、ディスティニーシルエットで対応する予定だったが、
電力消耗と機体強度に激しく難があるという理由で、4機のデスティニーインパルスを製造した時点で打ち切られた。
その後、民間企業が開発を継続し強度を高めるためコアスプレンダー機能を廃したデスティニーインパルスRが開発された。
このデスティニーRシルエットは独立して戦闘機として使える機能と、プラグ規格をストライカーシステムと同じ物にしており、
リジェネレイト同様に装着した敵のコントロールを奪うことも可能。
「天空の皇女」では装甲色を白に設定した機体がインパルスガンダムブランシェとして登場している。
しかし、デスティニーシルエット自体がインパルスの「換装により多様な局面に対応する」というコンセプトを希薄にしており、
作中の人物からは「これは"インパルス"ではない」と辛辣な評価を受けている。

また、インパルスは「デュートリオンビーム」という特殊な送電システムに対応しており、後述の「ザムザザー」との戦いでは
戦闘中にバッテリ-切れを起こすも、母艦のミネルバから発射されたデュートリオンビームでパワーを回復して逆転勝利を収めた。
そこに至るまでの展開や演出も含めて、結構熱いシーンでもある。「リアル系ロボットなのにいいんだろうか」と
疑問に思う人もいるかもしれないが、ガンダムシリーズは初代からスーパーロボットの要素を受け継いでいる点が
多々見られるので何、気にすることはない
そもそも設定だけを見て「ナデシコかよ」と思った人の方が多い気もする。

+劇中での活躍
主なパイロットは主人公であるシン・アスカC.V.鈴村健一。
名前の由来は、前作主人公キラ・ヤマトと対になるように、大和時代の次だから飛鳥時代
killer(人殺し)の対としてsin(英語で「罪」)という意味があるらしい。
元はオーブという国に居たごく普通の少年であったが、SEED終盤におけるオーブ攻防戦において
フリーダムガンダムと三馬鹿の戦闘に巻き込まれ、彼を残して両親・妹共に死亡してしまう。
無事に宇宙に逃れたシンは『力が無ければ何も守れない』と思うようになり、ザフト軍に入隊する。
もう二度と同じ悲劇を繰り返さぬ為に・・・。

ちなみに、ガンダムシリーズでは珍しい番組開始時点から「ガンダムの正規パイロット」に任命されている主人公である。
実は同僚のレイ・ザ・バレルの方が実力が上で、周りからも何故レイでなくシンが選ばれたのか疑問に思われていたが
実はレイはナチュラルだから(ただし議長の友人のクローンであり、議長も承知)
遺伝子工学の権威であるデュランダル議長はシンにSEED能力(覚醒すると一時的に戦闘力が上昇する)がある事に気付いていたからの様である。

+フリーダムは、俺が撃つ・・・!
第一話の避難中に彼の家族が死ぬシーンでは、カラミティとフリーダムの砲撃の争いの中に
家族が巻き込まれ爆死したかのような演出であり、「フリーダムは空中から砲撃、カラミティは地上から砲撃」と
いう形だったために、視聴者の多くは『フリーダムがシンの家族を殺した』という考えが出た。
(なお、シンだけが助かったのは、妹のマユが偶然落とした携帯を拾いに行ったためで、 マユが携帯を落とさなかったら家族諸共死んでいた

しかし、後の回想やDVDでは何故かフリーダムの砲撃がカットされた。
分かりやすく言うと「カラミティの砲撃でシンの家族が死んでしまった」という事になった。
その為に、空に向けての射撃でシンの家族が吹き飛んでいて、やや不自然。
「フリーダムに対して撃った砲撃が、シンの家族がいた山に直撃した」とかいう事もアリだが、その直後シンはフリーダムをにらみつけている為、絵的にもストーリー的にもやっぱり不自然に思える。

その後フリーダムに初遭遇した際にもシンはこれといった反応を見せず、
更に後でフリーダムを恨む理由としてステラを殺された件が追加され、
フリーダムと対決した際シンが言ったのはステラを殺された恨みだけだった。
要するに「キラがシンの家族を殺した一因となった(ついでにシンも死にかけた)」のは放送中の段階でなかったことにされた

そもそもDESTINY自体、作画というか根本の部分でおかしな場面が沢山あったりする。例を挙げると、
  • DESTINYにおけるフリーダムの出撃シーンの8割が、前作SEEDの初出撃シーンの使いまわし。
  • インパルスが敵MSをビームサーベルで斬った次の瞬間ストライクになっている。
  • 地上戦闘なのに、宇宙戦闘の如く髪が浮いている場面が多々ある。
  • ストライクフリーダムがビームを避けている時、何故か初期フリーダムに戻っている。
※あくまで一例です。

ムウがヘルメットの外れた状態で宇宙に放りだされても、後になかったことにされたりと、急な設定変更はSEEDでは珍しくないようだ。
むしろ、特に設定が変更されたりはしていないが「記憶を失っていた間の事だから仕方ない」という理由で、
ネオ・ロアノーク時代の(特にステラ絡みの)行動を丸々免罪され、ムウも特に反省はしていないことの方が
より酷いかもしれない。

最初は模擬戦と実戦の違いに戸惑いもあったが、同期であるレイ・ザ・バレルのザクファントムや、
同じくルナマリア・ホークのザクウォーリア、母艦ミネルバの援護等もあり苦難を乗り越えていく。
のちに地球連合軍側の新型モビルアーマー「ザムザザー」という大型MAや、艦隊を多数撃破する等真価を発揮していく。
ただ、シンが孤独だった頃に助けてくれたトダカ一佐が艦長を務める敵空母を、シンが撃沈するという悲劇も起こっている。
お互いに気づいていないというのが、また悲しい…

「こんな事で……こんな事で俺はぁー!!」


そして何よりも最大の見せ場となったのが前作主人公キラ・ヤマトの乗る無敗の機体、
フリーダムガンダムとの真っ向からの勝負となった「エンジェルダウン作戦」である。
破損した上半身をフリーダムに突撃させる、腹部を分離して攻撃を回避するなど機体特性の利用方法で追い詰め、
また戦闘の随所で「機体の一部を動かすだけでビームを回避する」「投擲した盾をライフルで撃って反射したビームを当てる」などの離れ業を見せた。
ちなみに、この行動は「フリーダムは不殺を貫きつつ戦っている(=武器や四肢のみを狙う)」という分析を基にした先読みに、
SEED覚醒による反応速度向上を上乗せしたことによるもの。
よーく見ているとフリーダムから思いっきり胴体を狙った攻撃をされて、それをしっかり回避しているのだが、結果オーライだ !!! *2
最後にはフォースシルエット状態でソードインパルスのエクスカリバーレーザー対艦刀を使い、フリーダムの腹部を貫き撃破。
このラストカットでは対艦刀の先端にはビームが通ってないが、突き刺す直前のシーンでは先端にもビームが描かれている。
設定的には齟齬をきたしている(そのため他媒体での作品では描写変更された)が、
この戦闘の締めくくりにふさわしいダイナミズムに溢れており、シン、キラ個人および作品そのもののアンチ派の人々すら、
高い評価を下す名シーンとされている。 キラの負傷?湿布2枚です。ありえん(笑)
余談だが、 対艦刀の先にビームを描いた重田氏は、種割れしたシンの内なる能力がビームをコントロールさせたと発言している。






その後はシンにデスティニーガンダム(以下「デスティニー」)が与えられたため、本機にはルナマリアが搭乗する事となる。
彼女もシンと共にオペレーション・フューリーやレクイエム攻略作戦に参加し、多大な戦果を上げている。
シンはフォースを主に選び出撃していたが、彼女は自身の前機体ザクウォーリアも赤く染めていた事もあってか、
装甲が赤くなるソードを主に愛用し接近戦で奮戦していた。 射撃が苦手と思われる描写の多い彼女だが、
実際に相性もよかったのだろう。
「…じゃあ、何で射撃機体のガナーザクウォーリア乗ってたの?」とか言わないであげて。

+ルナマリア搭乗後のインパルス(ネタバレ含む)
PHASE49~FINAL PHASEでのメサイア攻防戦においてエターナルを狙うが、
ルナマリアの実妹であるメイリン(どっかの門番ではない)の説得と、
ドムトルーパーのジェットストリームアタックに圧倒され、一時撤退を余儀なくする。

その後アスラン・ザラの駆るインフィニットジャスティスガンダム(以下「∞ジャスティス」)と交戦、
しかし抜き放ったビームサーベルを腕ごと破壊され、さらに片足をも失うが、
シンが乗るデスティニーがすぐに助けに来て、∞ジャスティスとデスティニーの戦いを見ながら一時的に戦線を離脱した。
だが、∞ジャスティスとデスティニーの激しい戦いを見て、どちらかが撃墜されてアスランかシンが死ぬ可能性を恐れて、
損傷したままの機体で二機の間に割り込み戦いを止める様に二人を呼びかける。
しかし、精神的に限界で「ルナマリアを傷つけた敵を落とす」事しか考えていないシンはアスランを守るように
割り込んだインパルスを敵機と誤認、守る筈のインパルスに対してデスティニーは、
掌部ビーム砲「パルマフィオキーナ」を止められずにそのまま向けてしまう。
間一髪で∞ジャスティスがその攻撃を阻止、デスティニーは∞ジャスティスの反撃を受けて大破し月面へ落下した。

ルナマリアはデスティニーを追って戦線を離脱、インパルスも月面にて機能を停止する。
幸いルナマリアには大きな怪我はなく、精神的に疲弊したシンを暖かく抱き、そのまま戦闘は終結した。
寄り添うように横たわる本機とデスティニーの姿が、最終回エンドカードとして使われ物語を締め括った。

ちなみにシンの設定上の実力については、作中二番目という発言があったかと思えば、
三番目という発言があったりとスタッフの中でも統一されていない。どっちやねん。
また、ファンの間では劇中描写から「シンはアスランに弱く、アスランはキラに弱く、キラはシンに弱い」という、
一種のジャンケンのような三すくみの関係に言われることがある。実際、『SDガンダムガシャポンウォーズ』という作品では
三人の乗機の相性タイプが、デスティニー(パー)、インフィニットジャスティス(チョキ)、ストライクフリーダム(グー)、と
完全に上記の形での相性関係になっていたりもする。

+原作外での活躍
不遇だった原作での鬱憤を晴らすかのように、原作外でのシンは非常に優遇されているため、
その乗機であるインパルスとデスティニーも自然と活躍する。
+ちなみに原作シンの不遇っぷりとは
  • 物語が進むにつれてどんどん出番が減っていく。と言うか第一クールの時点で、既に出番が殆ど無い話がある
  • まるまる1話がシンの過去語りという回で、ザフト入隊の動機が「考えた末に」の一言で片付けられ、主人公であるにも関わらず思考過程の説明無し
  • 戦闘シーンにて、シンの時だけ敵パイロットがコックピット内での爆死等の死亡する描写がある。(これにより当時の視聴者から「シンは戦闘狂」という言いがかりが出ていた)
  • 後半からOPのタイトルバックがキラ・ヤマトのストライクフリーダムに変更。
    デスティニーがタイトルバックだった事は一度もない
  • 後半の乗機デスティニーの初出撃任務が、よりにもよって脱走兵となったアスランとメイリンの撃墜
  • 第4クールのOPでは、最後の主人公勢ぞろいシーンでの真ん中の位置がキラになる(シンは右側でどこか表情も暗い)
  • 終盤になると戦闘中の表情が完全に強化人間に近い表情(投薬や強化はしていません。幸い、これらはHDリマスターでは修正された)
  • 設定、シナリオ担当者からも「キラこそが最も主役に相応しかったのではないか」とか言われてしまう。
    挙句の果てに、「シンは思考能力が停止したガキ(意訳)」と言われる始末。いくらなんでもこれは酷い。 というか、お前らがそうしたんだろーが!
  • シンが努力と工夫の元、キラに勝利する回のタイトルが「悪夢」
    しかも、後になって「キラはこの時本気じゃなかった」などと後付けされる。 ……ああ、「悪夢」ってそういう意味か?
  • 一部アニメ雑誌において、理不尽かつ出鱈目なバッシングを受け続ける。 そこまでキラを持ち上げたいか
    記事を書いたライターが個人的にシンを嫌っていた可能性もあるが、
    「複数主人公」とされている作品の記事の内容が公平性も何も無いと言うのは問題であろう。
    まあ、上述のとおりの有様なので、ある意味このアニメ雑誌のライターも脚本家の被害者とも言える。
  • 最終話近くの次回予告で「明日を信じて飛べ、フリーダム!」等と敵側の機体を応援される。
  • 主人公なのに、最終話近くではEDクレジットが三番目に来る。主人公でありながら二番目になっていたカミーユという前例はあるのだが、カミーユは主人公として申し分の無い活躍をしている。対してシンは…
(これに対し、鈴村健一氏が所属する事務所「INTENTION」は福田夫妻を訴えようとしたが鈴村氏本人が止めたという。)
  • 最終決戦ではアスランに一蹴され、キラ達は損傷0で終戦を迎える。
    しかも某フレッツの専用サイトでは次回予告で撃墜が示されている
  • おまけに、最終話当日に発売されたテレビマガジンには互いにボロボロになりながらも戦い抜く本編とは全く違った展開が描かれている
    これについては絵師いわく、描いた時点ではシナリオが上がってなかったので、どーしよーも無かったとのこと。
    (途中からドンドン遅れだしてラストは誰が誰と戦って、誰が死んで誰が生き残るのか、スタッフさえ知らないという事態になっていた)
  • 「最後まで自分の信念に従い戦った」という最後に残された誇りすら、
    最終回後に製作された特別編で追加された「感涙にむせびながらキラと握手する」シーンで踏み躙られる。付けられた蔑称は「洗脳ED」
    (これは鈴村健一氏が「最もやって欲しくなかった展開」でもある。理由は「シンはシン自身の道を歩いてほしかった」ため)
  • HDリマスターでは最終決戦となるメサイア攻防戦が二話に分けられデスティニー撃墜までを「最後の力」、以降を「選ばれた未来」として放送されたため、
結果として 最終回を待たずシンは撃墜されることになった。 もう許してやれよ……。

ありえん(泣) 彼が何をした…… そこ、人気が出なかったとか言うな

―――ただし、当のシン自身にも無視できない問題は多々ある。
よく指摘されるのは以下の部分である。
  • 作中において全体的に過激で自己中心的な物言いが多く、自分の思い通りにいかないとすぐヒステリーを起こす。
  • 相手の立場・気持ちになって物事を考えられない。(キラを撃墜した後、よりにもよってキラ(敵だが)の友人のアスランの前で皮肉めいた笑顔で「敵はとりましたよ、貴方の分もね」と発言。当然ながらこれに激昂したアスランと口論になった末に殴られた。 アスランも人間失格だとか言ってはいけない。
  • 周囲の人間(特に上官であるアスラン)に対し反抗的かつ、基本的に人の話を聞かない上何か言われるとすぐに反発する。 アスランなら仕方ないとか言ってはいけない。
  • 頭に血が上りやすく、敵の挑発や誘導に乗せられやすい。その結果無断での攻撃や命令無視も少なくない。
  • 捕虜となったステラを連合に返還してしまう。その結果、ステラはデストロイガンダムに乗せられて……。
    (ただし、そうしなければステラは衰弱死していた可能性が高い)
……など、人としても軍人としても問題のある言動が多く見られる。
アスランはいろんな意味で人間でありすぎて軍人失格だけどな!
特に「上官に反抗的」「身勝手な発言・行動が非常に多い」という点で
DQN(この場合は、自分勝手・非常識・主張が支離滅裂、などの意)といわれる事も。
良くも悪くも純粋なゆえに視野思考が狭い部分があるのは事実だし、シンに対する同情の声がない訳ではないが、
上記の理由から普通に好きになれなかった人も多い。
前述したバッシングの多さの一因はここにあるのだろう。尤も上の問題点に関しては、色々と異論も多いのだが。*3

海外での人気もかなり低く、2006年版『外国人が嫌いなアニメキャラ』においては
男性部門で第二位にランクインしてしまった(ちなみに一位この人)。

ただ性格に問題があることに関しては、1stアムロにおけるブライトやカミーユにおけるクワトロなど
「序盤だと性格の悪い主人公を更生させる(または修正する)人間」に恵まれなかったから、という理由が
擁護としてよく上げられる。
本来クワトロの様な立場になるべきアスランはアレだったし、 出オチ ハイネはすぐにキラ無双の餌食になったし*4
レイに至っては洗脳してきたようなもんだったし、議長も駒としてしか見てなかったから…
周囲にもっとまともな大人が居れば、彼ももう少し良い方向に変わっていけただろう。
現に、後述の外部作品では他作品のキャラクターとの交流を通じて良い方向に変わっていく彼を視ることが出来る。

また、前作主要キャラクターを叩くためだけに持ち上げる人も少なくないので色んな意味で争いの種にもなったりする。
逆に、シン大嫌いな人から「それでも最終回でのあの扱いはおかしいよ」という意見が出る事もあるが。
また、一部のキャラばかりを贔屓し、それ以外のキャラは徹底的に扱き下ろすという
脚本家及び監督の姿勢に対しての批判も多い。
いずれにせよ、DESTINYのシリーズ構成(シナリオ担当の嫁の事)は鈴村氏に土下座して謝るべきだろう……*5*6

「あんたが正しいっていうのなら!俺に勝ってみせろっ!!」

高山瑞穂氏著、通称「ボンボン版」と呼ばれる漫画最終回でのシンは、ラクス側の言い分を理解しつつも、
「戦争をなくす」という自分の信念を貫き、アスランと死闘を繰り広げるという、かなり本編とは違う風に描かれている。*7
おかげで「アニメは大嫌いだが漫画版は大好き」という人は結構いる。
男と男の信念のぶつかり合い

上の動画以外での話でも、シンがキラと協力してジブリールを追いかけたり、ハイネが無駄死にじゃなかったりと、
見どころはたくさんあるのでファン・アンチ共に是非読んでほしい作品である。

ルナの大事な妹を アスランを 殺したのは 俺だ

アスランを主人公に置いてストーリーを展開させた、久織ちまき氏著の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE』では
原作とはあまり展開に変更がないが心理描写を深く表現しており、シンがアスランを撃墜した時の苦悩などをしっかり描いている。

小説版の作者である後藤リウ氏も、アニメにおけるシンの扱いはおかしいと思ったようで、
彼の心理描写が多くなっており(後藤氏はSEEDシリーズの小説版において、心理描写を増やして本編の補完を行う傾向にある)、
内容はシンを主人公に置いた前述の『THE EDGE』に近い描写で、これもまた小説が苦手でも必見の内容である。
またアスランに敗れた後、レイに自分達が間違っている事を伝えようとし、結果彼との今生の別れとなる最後の会話を交わした。

「でもっ……  生きろ!レイ!言ったじゃないか、まえに!

   どんな命でも、生きられるのなら生きたいだろうってっ!」


いずれの作品も最後は敗北するものの、扱いは格段に良くなっている。
上にも書いたが、全てが必見の内容である。 ファン・アンチ共に是非読んで欲しい。

その他、ゲーム『Gジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズにも登場。
+『Gジェネレーション』シリーズでは
『Gジェネレーション』シリーズではほぼ完全にストライクガンダムの上位互換と言える性能を誇り、
SEED系列に付きまとう燃費の問題をオプションパーツなどで解決できるのならば、かなりの活躍をしてくれる。
SEED系列最大級の爆発力を誇るデスティニーに開発できる事も含め、少々面倒ながらも手に入れる価値は十分だろう。

『OVERWORLD』では念願のデスティニーインパルスが登場した。
前作主人公機?パーフェクトはおろかI.W.S.Pすら付けてもらえなかったよ…
インパルスから開発でき、もちろんデスティニーへ開発ができる。まあ裏を返せばインパルスから一発でデスティニーにできなくなった
デスティニーインパルスは格闘メインのデスティニーと違いバランスがいい武装で、先制攻撃時に命中が+10されるアビリティもある。
しかしビーム武器のみなので耐ビームコーティングなどのビーム対策を持つ機体には弱く、
燃費も設定通りに悪いので無理をせずデスティニーに開発させた方がいいこともある。
とはいえビーム武器のみなので、ビーム武器を強化するオプションパーツや防御系能力を突破できるアビリティ持ちを乗せればエース級にもなれる。
もちろんシンを乗せると演出が変化するので必見。

しかし、一方のフォースインパルスはエクスカリバーが特殊格闘から必殺技属性になったため、
PS装甲でダメージ軽減される
という原作でフリーダムをぶち抜いた事を考えると酷い仕様になっている。
戦闘アニメでも、ちゃんと剣先にビームあるのに。 (ソードインパルスとデスティニーインパルスのエクスカリバーは斬撃なのでビーム格闘扱い)
ついでにデスティニーもアロンダイトが同じ目に遭っている。
こちらはパルマフィオキーナが特殊格闘なのでなんとかなるかも知れないが。
一応フォローしておくと、どちらもPS装甲の影響を受けないビーム格闘も持っているので、
BEAM軽減アビリティの影響を受けない必殺技と合わせて持っていることで、
相手に合わせた武装を選択できる。
…と言えば聞こえはいいが、特殊格闘ならBEAM軽減も実弾軽減も受けない。
あと宇宙世紀系の機体でもビームサーベルでの連携攻撃を必殺技にされたのが何体かいるので、スタッフの趣味の可能性も… そんなに必殺技属性が好きなのか

+『スーパーロボット大戦』シリーズでは
『スーパーロボット大戦』シリーズに関しては、初参戦の『Scramble commander the 2nd』では仲間になるのは
原作ストーリー終了後の終盤からになるため、その段階ではルナマリアが搭乗している。
(一応、初顔合わせになるユニウスセブン破砕作戦のスポット参戦ではシンの乗ったインパルスを味方として指揮できる)
ただし似た境遇のフォウは助ける事が出来るのにステラを救えるルートが無い、
議長のデスティニープランによるゼントラーディ(『超時空要塞マクロス』に登場する巨人の種族)への対策案が
シロッコのクローンを大量に配置(!)という驚きのものであるなど、扱いは微妙と言えなくもない。
(本作でのシロッコと議長はまさに盟友といった感じであり、シロッコの人類は優れた者によって統率されるべきという考えと
 議長のデスティニープランの行き着く先が一致した故のようだ。2人の仲のよさは見てて微笑ましいほど。)
だが議長がシロッコのクローンを作っていたことはレイへの裏切りとなり、これが彼に討たれる要因となった。
その最期の時に(シロッコの記憶を受け継ぐ前の)最初のクローンの赤子を議長から受け取ったシンやカミーユたちは、
シロッコと同じ遺伝子を持つからといってシロッコのような人間になるわけではない、と
遺伝子ですべてを決めるデスティニープランを否定する形でその赤子をマルキオ導師に託している。
そいつ目立たないけど種世界の黒幕枠だからそんな厄ネタ渡しちゃダメぇ!
エピローグではまさかの相手がシンとルナの直接の上官となり、世界が安定するまでの治安維持に務めることになった。

「…ったく!何なんだよ、アンタは!!

「貴様の上司だ」


『Z』では原作序盤に当たる時点で仲間になるのでシンが乗るインパルスも運用可能となった。
『Z』でのシンは 原作とは違って 主人公らしい活躍をするので、インパルスの出番も必然的に多くなる。
特にミネルバがマップ上にいる時は戦術換装で最大2回ENが回復するため、ブラスト及びフォースのALL武器で雑魚を殲滅、
ソードのエクスカリバーでボスキラーと八面六臂の活躍をしてくれる。
その活躍たるや非常に凄まじく、特に女主人公のセツコ・オハラとは「姉と弟の様な関係かつ共に成長する」為に、
「DESTINYの主人公じゃなくスパロボのリアル系男主人公」などと呼ばれるほど。
(Zの主人公は実際にはスーパー・リアルの区分がない男女一人ずつだが、女がリアル系っぽく、男はスーパー系風味である)
その女主人公は、ちゃんと見せ場も沢山持っているので主人公(笑)扱いされることは無い。
ヒロイン呼ばわりされることは多々あるけど。
ステラについても、『スクコマ2』ではフォウだけしか助けられなかったが、『Z』ではセツコルート限定で2人とも救済することができる。

また、本作のDESTINYには『DESTINYの原作を再現する通称「原作再現ルート」のほかに、隠し要素として
シンを中心にフラグを立てると行ける「ifルート」という分岐が存在する』という規格外の優遇措置が取られている。
このifルート、スパロボお得意の怒涛の展開によって全く異なるDESTINYの結末を見る事ができ、やはり必見の内容である。

「デュランダル議長!もう俺はあなたの思い通りには動かない!!」


このフラグを回収せず一時的に敵に回った場合(原作再現ルート)でも
「考え方の違いから、やむなくかつての仲間と敵対する」という形になっており、原作ほど否定的な描かれ方はしていない。
こちらのルートでも、共に戦った仲間からの説得などが入り、やはり原作より格段に扱いがよい。
ルナマリアやレイには殆どないのに。

声優である鈴村氏は「当時監督の求めていたシン・アスカと自分の中のシン・アスカがスパロボの収録で一致した」
と述べており、不遇な扱いへの鬱憤がスパロボZという作品の中でようやく解消されたようだ。
スタッフロールの声優欄でも名前は一番上に来る。

その一方で、原作通りの行動をした結果、大いに不評を買った元主人公も居るのだが、
まぁ半分くらいは自業自得という物であろう。
しかも前述のifルートに行くためには、その元主人公とその母艦を数回撃墜する事が必要だったりするという……。
しかし、自軍が「お前らのせいで余計な犠牲が出る!テロリストと同じだ!」と嫌ってたわりには、
原作通りにシンも暴走する場面もあり、他にも勝敗が決し敗走している敵兵を攻撃する、
オーブ軍と戦う必要が無くなった直後にオーブの代表に襲いかかる等、悪いところもある。
その後の彼に対しての注意が比較的に少ないのは気にしない。

なお『Z』のインパルスガンダムの性能だが、ミネルバが出撃しているとマップ上で戦術換装が出来るため、
非常に使い勝手が良い(戦術換装でENが全快するため)。
尤も、最終的にはエクスカリバー(フリーダムを串刺しした攻撃)が追加されるフォースがメインになるだろうが。
改造は後継機のデスティニーに引き継がれる上インパルスも残るので、非常にお得なユニットといえる。
シンがデスティニーに乗った後は、原作同様デフォルトでルナマリアが乗るが、
隠しで仲間になるステラやイザークに乗せかえることも可能。
『第2次Z破界編』ではルナマリアが搭乗し、キラ、アスラン、シンとともに別の多元世界に飛ばされている。
ミネルバがいないためフォース一択だが、何故かソードシルエットは飛んでくるためエクスカリバーが使える。
続編である『再世篇』でも同様だがフル改造ボーナスが「エクスカリバーの攻撃力+500&バリ貫通付加」となり最大火力が上昇した。
なお、再世篇ではシンがキラに「ラクスに好きとか愛してるとか言ってるのか?」という旨の発言をするが、
シンもルナマリアに好きとか愛してるとあまり言ってない事がバレ、やりこめられるという微笑ましい一幕がある。
ただし、その『再世篇』はキューピッドの日に参加した際にタッチをせがむルナマリアに
「そんなことしなくても俺達恋人同士だろ」とシンに言わせてたりする。 中の人同士が結婚したネタ説もあるが
……尤も、『第3次Z時獄篇』ではルナマリアが自軍に居ないのを良い事に大佐殿のキスに大興奮してたが

「マジかよぉぉぉっ!!」

K』ではキラ側視点で話が進むため中盤まで敵として登場し、『スクコマ2』のように原作ストーリー終了後に仲間になる。
徐々に丸くなっていき、かつてアスランに説かれた力の意味を今度は他の人間に説いたり、
人の心を読む敵に対して、家族を失った自分の悲しみを読ませようとする。
そして何より、「妹」を蔑ろにしたある人物(声がキラと同じだったりする)に対して、怒りと悲しみをぶつける場面が印象的である。

「世の中には、妹に会いたくたって、二度と会えない奴だっているんだ!

  生きてるうちは妹に優しくしてやれ!」

微妙に不遇な点としてシンの信頼補正が主人公なのに「格闘武器のCT率上昇」ということが挙げられる。
他作品の主人公やキラは「格闘(or射撃)ダメージ上昇」なのである意味主人公扱いされてない。
その一方でサブキャラのディアッカがキラと同じ「射撃ダメージ上昇」だったりするので余計信頼補正的には不遇感が漂う。
実際は機体の相性が良いアスラン&隠者と組んだり、運命の強力なコンボ武器で無双するのでそこまで実感する機会はなかったりするが。

『K』のインパルスガンダムだが、なんとフォース一択となった。
ただし、武器にソードやブラストの物があり、使うとその場で換装して攻撃する。
エール一択で武器での換装のないストライクの立場?修理装置しかないよ、そんなもん。

『L』ではキラを敵対視するようになるイベント(ハイネの死亡など)が全てカットされ、
さらにステラがキラの助力によって救出されるという、スパロボ史上でも屈指の大改変がなされた。
その結果、シンは復讐心に駆られること無く「誰かを守ること」を第一として行動するようになる。
原作では対峙していたシンとキラ(+アスラン)が協力しあい強大な敵を撃退するオーブでの戦闘は、
本作の大改変によって遂に実現した新旧W主人公を象徴する屈指の名シーンとなった。

「あんたは俺に教えてくれたはずだ!

 誰かを守ることの素晴らしさを! そのための覚悟を!」

「あんた、オーブを…この世界を守るんだろ!?」


『UX』ではスパロボ初のSEED DESTINY終了済の状態からの参戦となった。
(正確には『第2次Z』も終了済みだったが、あっちは前日談の『Z』でストーリー消化している)
参戦してのストーリー展開としては、スパロボお馴染みのクロスオーバーは『蒼穹のファフナー』の登場人物との絡みが描かれ、
年若い若者達が戦いに巻き込まれる事に思う事があったり、アニメでの様々な経験があればこその言動など、
人間的、軍人的にも成長を経た彼の姿が拝める。 キャラクターデザイン繋がりですね、わかります
あまりにもファフナー勢と違和感なく溶け込んでいるせいか、
彼の愛機・デスティニーガンダムに ファフナー・マークデスティニー なるあだ名が付けられたりも。
また、『鉄のラインバレル』のとあるキャラの加入フラグが立っている場合、シンが真っ先に行動を起こすため、
マークデスティニーのファクター (同作のパイロットの事)という豪華なあだ名をつける人も。
今回はVPS装甲がバリア扱いではなく特殊装甲扱いのためバリア貫通を持つフェストゥムの攻撃を防ぐ事ができ、
結果として同化も防ぐためファフナー・マークデスティニーもあながち間違いではなかったりする。装甲は所詮リアル系なのでそう上手くはいかないが
というか、OPのイベントで「この日(フェストゥムの再来)のためのMSとアーカディアンプロジェクト」と、
対フェストゥム兵器だとおもいっきり言われている。
また、一部上記のボンボン版のセリフが採用されているため、「シンは高山版終了後からの参戦か」と言われたりも。
一方で、デスティニープランについて、人の運命は生まれによって決定されたりなどしないと否定しており、
単純に原作通りの展開を辿ったわけでもない模様。

「行くぞ、デスティニー! この力で…今度こそ俺は、大切なすべてを守ってみせる!」


インパルスは『K』から引き続きフォース固定で、ソード・ブラストは使用武器として登場。
序盤でのフェストゥムとの戦闘でデスティニーが破損したため、中盤までシンが再び搭乗する。
性能的にはリアル系のお手本というべきものなのだがとにかく火力が安く、その火力は 修理装置持ちユニット並
そのせいか、終盤だとデスティニーとの合体攻撃の為のおまけとして扱われてしまう。旧世代機故致し方なし。
更にSDガンダムを含めた今作のMSの中でEN回復を持っていないのは最終的に当機とザクだけである。
00第一期後に作られたであろうインパルスに何で疑似太陽炉が付かなかったのかは永遠の謎。プラントは擬似太陽炉の技術を貰えなかったのだろうか
幸いにもというか当然というべきか、武器の射程はほぼデスティニーと同様のため、PUを組む際の相性は悪くない。
とはいえデスティニーと違いEN回復を持っていないので無計画に反撃していると、いざ合体攻撃をする際にガス欠になるので注意が必要。
ちなみにキラとアスランも乗り換え可能である。(流石にデスティニーとの合体技はオミットされているが)
そのためキラが乗るとかつてフリーダムを沈められたエクスカリバー突撃をキラが使うという複雑な光景を見る事ができる。

なお、作中でも敵からインパルス自体は旧型機だと馬鹿にされる場面があるのだが、シンが乗っているというだけで異様に警戒される
これは本作のシンは第2次連合・プラント大戦のトップエースの1人という設定のため。MSの性能差が戦力の決定的差ではないという好例だろう。

なお『OE』では原作が投げ捨てられている事とシン、キラ、アスランだけが参戦した関係で
インパルスとルナマリアは初の非参戦となっている。

『CC』では初めは敵として立ちはだかるが、後に カオスにも程がある面子揃いの 自軍部隊カイルスに参入することととなった。
イベントでは敵勢力の召喚したステラの幻影や、死んだと思われていたレイ・ザ・バレルと再び逢いまみえる事に。

『V』でも原作終了後の設定として登場。
今作では『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の面々と多くの絡みを見せる他、「ザフトの青い稲妻」というオリジナルの異名が付けられた。
中盤において、『クロアン』の敵側へと寝返った面々を作品の本来の主人公を差し置いて説得するという大きい見せ場もあり、特に自身と同じような道を辿ったキャラへの台詞が強く印象に残る。

「それは…今のお前の姿が、かつての俺と同じだからだ!」

「かつての俺は…いや、俺と俺の友達は自分自身を見失って、誰かの決めた正義や運命にすがっていた…」

「だけど、今ならわかる…! 俺の生き方を決めるのは俺自身じゃなきゃならない…って!」

「だから、サリア…! ジルもエンブリヲも関係ない! 誰かのためじゃなく、お前自身のために生きろ!」


それにしても「原作アニメの扱いが酷過ぎた」という反動があるにしてもこの男、愛されすぎである。
この辺、スパロボに出て救われた主人公に通じる部分がある。
そしてあまりの違和感の無さ故か作品を重ねるごとに一体何の作品のキャラクターだったか解らなくなりそうになる

+『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T』シリーズでは
『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T』では追加キャラとして参戦、もちろんパイロットはシン。
フォース、ソード、ブラストそれぞれ別の機体として登場しており、それぞれ性能も異なる。
シルエット通り、フォースは万能機、ソードは格闘機、ブラストは砲撃機となっている。

フォースはエールルージュ同様に扱いやすい万能機。
エールルージュに比べるとフワステがわずかに重いが、前格後格に強みを持つ。
ソードは特格の威力が非常に高い、典型的なワンチャンバ火力機体。
ただ、ソードストライクのような扱いやすいブーメランや前格を持たず、いかに特格を当てるかに苦労するという面も大きかった。
ブラストはランチャー同様システムに恵まれなかったこともあり弱機体。

ちなみに、本作ではパイロット毎にステージの進み方が固定されている。
そして、シン使用時の最終ステージではフリーダムとジャスティスと戦う…のだが、BGMがなぜか「暁の車」。
そのため、微妙に盛り上がりに欠ける仕様になってしまった。
AC版はともかく家庭用ではSEED DESTINY主題歌の「Ignited」を流してほしかったと思ったプレイヤーも少なからず居たことだろう。
いや、「暁の車」も名曲なんだよ?名曲なんだけどさぁ…

次作『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T. II』では出世して主人公機となっている。
(機体選択時の初期位置がフォースインパルス、前作はストライク)
前作と同様にそれぞれ別の機体で存在しており、どのシルエットのインパルスを選んでも、
パイロット選択画面ではシンが初期位置に来る。
性能面では前作からいくらか修正点(ブラストがどこぞの聖帝のような槍投げを披露したり等)がある。

フォースは前作同様の万能機。
後格は弱体化されるも、前格横格が強化されさらに安定感の増した機体に。
ソードは横格の強化、ライバルソードストライクの転落などがあり地位向上。
特に強化された横格は凄まじく、最強クラスの判定と高い威力、覚醒との相性の良さもあり、中コスト帯での5強に数えられるまでになる。
……しかしブラストは安定の不遇っぷり。
いくらか強化された点もあったが、底辺から動くことはなかった。
ただ砲撃性能自体はさすがに良好で、PS2版の『連合vs.Z.A.F.T.II PLUS』のPLUSモードでは、
ブラストの優れた砲撃性能が真価を発揮する機会が多い。救済措置だろうか…。

+『ガンダムvsガンダム』シリーズでは
『ガンダムvsガンダム』シリーズにも最初から参戦。パイロットはシン。アシストはセイバーガンダム。コストは中コスト帯の2000。
先代の主役機ストライクとの差別化の為か、他のシルエットへの換装は出来ずフォースシルエットのみで戦う事になるが、
代わりにフリーダム戦で見せた反射射撃・機体分離・エクスカリバー突撃を使える。
まともな射撃手段はビームライフルしかなく、反射射撃・機体分離でもビームライフルを使用するため
格闘を交えて撃つ頻度を適度に抑えるか、隙が大きいが攻撃手段を兼ねるパーツ上下射出⇒再合体で残弾を強引に補給するかを選ぶことに。
研究が進むにつれて機動性、格闘性能がストライクの3形態の1つに過ぎないエールストライク以下ということが判明。
さらに耐久力が同コスト帯平均よりも微妙に低い(パーツ射出⇒再合体で盾が復活するためと思われる)、
反射射撃・機体分離などの武装は足が止まるなど癖が強い、一発ダウンを奪える武装がないなどの理由により弱機体とされている。
本作にはフリーダムも参戦しているので前述の名シーンを再現することも可能だが、本作最強のフリーダムに挑んだところで大抵返り討ちにされる。狙うなら『NEXT』以降の方がいいだろう。
『NEXT』では独自のシステム・修正により、高コスト並みの機動力と万能機相応の格闘の性能に変わった為、
バランスの取れた機体となっており初心者にも使いやすく、入門にも適している。

アシストはガナーザクウォーリアに変更された。
でも仲間が友達でも撃つなよ!編集者との約束だぞ! http://www.nicovideo.jp/watch/sm8039643
余談だが、シンはシャア専用ザクをルナマリア機と間違え、ザク改をザクウォーリアと、グフカスタムをグフイグナイテッドと間違え、地球連邦と地球連合を混同するなど、誤認系のセリフが多いため「勘違いしすぎ」、とネタにされていた。
(シンに限らず、「SEED DESTINY」枠のキャラクターはみんな多いのだが)

次作『エクストリームバーサス』(EXVS)ではプレイアブルからアシストに降格。
まさかまさかのルナマリアのガナーザクウォーリアのアシストに格下げされ、シンはデスティニーでの参戦となった。
覚醒技で「ルナは俺が守る!」と意気込んで敵に突撃。
そこまではいいが、エクスカリバーが刺さる・または射撃を撃たれると爆発する。
演出の都合云々ではなく文字通りの特攻
しかも、自分の手でインパルスを落とすと、専用のセリフまで出る始末
原作にシンが特攻するシーンってあったか!?とか色々突っ込みどころ満載であるが、
鬼誘導にブースト消費も少なく、更に覚醒技の高ダメージが相まってルナザクの有力な技の一つになる。
後にシンとルナマリアの声優がゴールインを果たしたため旦那と呼ばれる事も。

次回作『EXTREME VS. FULL BOOST』では再びプレイアブルとして復活。コストは準高コストの2500に格上げ。
NEXTの仕様からガラリと変わり、ストライクに近いシルエット換装で戦う汎用機となった。
基本形態となり、高機動でNEXTと同じBR反射撃ちや分離攻撃を備えるフォース、
格闘性能とコンボ性能に優れ、インパルスの主なダメージソースとなるソード、
『連ザII』から変わらない射撃特化のブラストの3形態が使用可能。
同じ換装万能機であるストライクと大きく異なる点として、全シルエットで使用可能な換装しながら攻撃できる特殊な攻撃技を持ち、
これらキャンセルルートを生かして三つの形態をフレキシブルに使い分ける事ができるのがストライクにない特色となっている。

基本戦術はこれら換装攻撃を生かして「機動力が高く立ち回りやすいフォースを維持しつつ、要所で換装することで『三つの性質を持った万能機』として扱う」というもの。
ソードは手を出せる距離が短く、ブラストは自衛と足回りに難がある。そこを汎用性の高いフォースで補いつつ、
要所でキャンセル攻撃を使ってそれぞれのシルエットの長所を引き出して戦って行く事が求められる。
そのため、単純な換装万能機であるシナンジュや、時限強化系のガンダムMK-IIやクロスボーンガンダムX3などに比べると使用難度は高い。

覚醒技はフリーダムを沈めたエクスカリバー突撃。
どの形態からもタイムラグなしで出せ、コンボにも組み込める為使い勝手は悪くないが相手を突き刺している間は全く動かないので敵相方にカットされやすいのが玉にキズ。

家庭用PS3版では有料DLCでルナマリア搭乗版のインパルスも参戦、こちらはコストが2000に下がり中コストに。
武装はシン搭乗版と変わらないが、コスト低下に伴い耐久値低下、各武装のダメージや弾数の低下、
一部キャンセルルートの削除など全体的に弱体化しており、シン機に比べて中コストらしい援護寄りの立ち回りが求められる。

シン搭乗版からの唯一の武装変更として、覚醒技がシンのデスティニーガンダム呼び出しに変更されている。
シンのデスティニーが自分の武装である大剣アロンダイトを構え突撃、そして敵機に刺さる・または射撃を撃たれるとやっぱり爆発する
性質はほとんど上述のルナザクのインパルス特攻と同様で、
早い突進速度と鬼誘導、高威力は健在なのでルナマリア搭乗版インパルスの大きな切り札となっている。

続編『マキシブースト』にもシン機、ルナ機共に継続参戦(ルナ機は携帯サイト会員限定のサービス機体)。

+『ガンダムトライエイジ』では
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』では、「ビルドMS 4弾」でフォースインパルスガンダムがパーフェクトレアで登場。
Pレア版はHPとアタックに数字が振られており、スピードが低いという高機動型機体とは思えないステータスになっている。
HPが減っているほどダメージアップする新アビリティ「逆襲」との兼ね合いもあるのだろう。・・・「逆襲」って大抵はライバル機が持ってるアビリティなのは気のせい。後にゴッドとかも逆襲持ちカード貰えたし。
必殺技は「フォース・エクスカリバー」。
恒例のエクスカリバーによる突撃である。

「ビルドG 1弾」では「オールガンダムキャンペーン」の一枚として登場。
今回もHPが群を抜いて高い分スピードはやや低め。
アビリティは一定値以下の攻撃を無効化し0ダメージにする「装甲」。
また、このカードを使う事で特別なフォースインパルスガンダムをビルドモビルスーツとして開発できる。

DESTINY本格参戦の「ビルドG 4弾」では新登場アビリティの「烈破」を引っさげてノーマルカードとして登場。
「烈破」は後攻時クリティカルが確定し、直前に受けたダメージに応じてダメージアップする効果になっている。
ただし、HPはやや低めなので過信は禁物。

パイロットのシン・アスカもパーフェクトレアで登場。
Pレア版はHPとアタックが高いアタックバースト持ち。ただしスピードは最低クラス。
攻撃を受けるたびに毎回アタック・スピードを+1000するパイロットスキルを持ち、「逆襲」持ちと相性がいい。
更にHPがある程度減らされると能力アップができる「覚醒(SEED)」を持つので
ピンチになるほど真価を発揮できる逆転型のパイロットになっている。
ただしPレアFインパルス共々攻撃を受ける事が前提なので、途中で撃墜されないように注意が必要。

「ビルドG 4弾」で二度目のパーフェクトレアとして登場。また、「覚醒 SEED DESTINYキャンペーン」の一枚としても登場。
Pレア版は例によってHPとアタックが高い分スピードが遅いパワー型だが、今回は高レベルディフェンスバースト持ちになっている。
HPが80%以下になるとアタックと防御力が30%増加するパイロットスキルと相まってこれまで以上に「逆襲」並びに「烈破」特化型と言える能力になっている。
ルナマリア・ホークとタッグを組めば撃墜を回避してカウンター攻撃をお見舞いする「絆カウンター」も発動可能。

キャンペーン版はスピード上昇値が高いアタックバースト持ちになっているため先攻が狙いやすい。
ラウンド2突入時にGパワーを+2し必殺を+800するパイロットスキルを持つ。
更に、このカードでのみ発動できる「覚醒 SEED DESTINY」は発動に必要なHP減少値が増加している分通常の覚醒よりも強力になっている。
積極的に必殺技で攻めていこう。

また、ルナマリア・ホークも専用パイロットに登録されている。 レインやセイラさんも同じ仕様にしてくださいよ、バンダイさん
こちらは(ガナーザクウォーリアと共に)マスターレアで登場。
高いスピード補正と高レベルスピードバーストがあるため、PレアFインパルスに乗せた場合は弱点を補える。
ラウンド1のみ仲間全員のアタックを+1000するパイロットスキルを持つ速攻・奇襲向きのパイロットになっている。
また、シンと出撃させると「絆カウンター」が発動できるため万一の際の保険をかけることもできる。
一発逆転を狙うか堅実に戦うかで使い分けてみよう。

ゲームボーイアドバンスで発売された同作の格闘ゲームでは、フォース・ソード・ブラストの3形態が個別のMSとして登場。
アニメ本編が放映されたばかりの頃に発売されたゲームなので、パイロットはシンのみ。
シルエット通り、フォースは万能機、ソードは格闘機、ブラストは砲撃機。
超必殺技はソードが「エクスカリバー一閃」、ブラストがレール砲とケルベロスビーム砲の連続射撃「ビームバレイ」、
そしてフォースがビームサーベルで敵を自機の真上へ浮かしたあと、ファーストの最終話のようにビームライフルを放つ、
名前もそのまま「ラストシューティング」。


MUGENにおけるインパルスガンダム

+天田志朗氏製 ソードインパルス
  • 天田志朗氏製 ソードインパルス
天田志朗氏が製作した、ソードシルエット装備のインパルス。
ゲームボーイアドバンスソフト『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』からの移植であり、
1.5倍ほどに拡大することで標準的なサイズとなっている。
接近戦機体という事もあり、「三連脚」等の直接攻撃、「エクスカリバー」による斬撃やカウンターがメインだが、
頭部バルカンやビームライフル、戻ってくる「フラッシュエッジビームブーメラン」等の飛び道具も豊富である。
さらに「SEED(覚醒)」による攻撃力上昇(は、まだ未実装らしいが)も可能で、その時限定で使える
超必殺技「エクスカリバー一閃」の際はシン・アスカのボイスやカットインもバッチリ搭載。
それにしても、この一連の流れはまるでサムライスピリッツのようn(アンタッテヒトハー

AIは標準搭載のものの他、リュウセイ氏による5段階に調整できるものが公開されている。
どちらも飛び道具でけん制し、「エクスカリバー」による連続攻撃でたたみ掛ける戦法を使う。
リュウセイ氏のものはLV3以下だと、「SEED」及び「エクスカリバー一閃」はあまりつかわない。

リュウセイ氏AI レベル5/5 の挙動(0:43~)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15940982

+蓬莱氏製 ソードインパルス
  • 蓬莱氏製 ソードインパルス
蓬莱氏が製作したソードインパルスも存在していた。
まだ未完成部分が多く、必殺技やAIが追加される予定だったようだが、
HPでは「素材の段階で色々と問題点があって諦めた」と書かれていた。
そしてHP改装に伴い公開停止された模様。

+死門氏(+yokurei氏)製 フォースインパルス
  • 死門氏(+yokurei氏)製 フォースインパルス
死門氏が製作したフォースインパルスも存在していた。
かつてyokurei氏が改変を加えたものを公開していたが、現在はyokurei氏の制作物は全て公開停止。
「死門氏の未完成部分の調整は、無謀・無理だった」ということで、β版の状態であるが、動かす分には問題は無い。
こちらもGBAソフトからの移植だが、拡大していないのでやや小さい。

「アンタは俺が討つんだ…今日、ここで!」


出場大会

削除済み

出演ストーリー

ザ・ジャンボォ!
(以上全て天田志朗氏ソードインパルス)


*1
シンを始めとして「SEED」の大戦でオーブの人間がプラントに一部避難しているため、
恐らくその中の技術者からデータを得たのだと思われる。
また、DESTINY ASTRAYにはストライカーパックシステムの研究用に開発されたMSが登場している。
インパルスの各シルエットと同じコンセプトのものがストライク時代から存在しており、
さらにそれらを複合した汎用バックパックが構想されるもコストとエネルギー効率面から企画倒れになったという、
全く同じ道を辿っているのも皮肉なことである。

*2
公式サイトのストーリー欄では「コクピットを避けて攻撃するしかないキラ」と言われているが、
監督自身が「(この戦法は)絶対ではなく、時と場合によっては解除する」と述べているので
(例・前作ラスボス)、キラがそこまで追い込まれたと解釈するのが妥当だろうか。
むしろ想定外のコックピット狙いをも回避し、即座に反撃を仕掛けたシンを賞賛すべきである。
この後キラは「あの時は戦っていいか迷ってた」という、要するに負けたのは本気じゃなかったから的な発言をするのだが、
種は割れてたし不殺解除だしで「明らかにお前殺る気満々だっただろ」とか、「母艦がピンチだったというのに本気で戦ってなかったってどういうこと」と色々突っ込まざるを得ない
ちなみに、TV放送中(エンジェルダウン作戦後)に制作されたゲーム『GENERATION of C.E.』でのifシナリオのキラは、最後までインパルスのコックピットを狙わなかった結果、戦死してしまう。

*3
アスランとメイリンの撃墜に関しては2人は脱走兵なので、
連れ戻す事が不可能となった時点で軍事機密の秘匿などと言った理由から撃墜命令が出るのは当然である。
しかも撃墜命令を取り付けたのも、同行していながらあえてシンに撃墜させたのもレイの方で
シンは一応戻るように説得しているのでこの件で攻めるのはお門違いといえる。
「メイリンだけでも降ろさせろ」というアスランの言葉までレイの指示で無視して攻撃したのは問題かもしれないが…

フリーダム撃墜直後の態度に関しては、当のアスランエネミーであるアークエンジェル組を擁護する発言に終始しており
(挙句、事実上シンがキラに撃墜されて死んでも構わないという態度まで取っている)、
軍人として明らかに問題のある態度を取る人間が、いくら挑発されたとはいえ、職務を全うした人間を殴れる立場なのか
という疑問が残る。
メタな話としては、意図的にシンの人気が出ないように描写したという話すらある。出来れば誇大妄想であって欲しいところだが…

ステラの返還に関しては、「ここで返還するという選択肢を選ぶのは創作物のお約束」として擁護されることもある。
さすがに苦しい言い訳ではあるが。でもほら、前作でもうやってるし。
ただ、前作主人公は軍人ではないため、軍規違反にはならないし、
捕虜も(議長の娘だが)民間人である為、対外的に考えると人質外交を避けたのは正解とも言える。
(尤も中盤以降の地球連合は第三国に対してまで恫喝外交だった為、「対外的に」なんて気にしないかもしれないが。
 ちなみに前作主人公は民間人ということでお咎め無しだったが、簡易に開かれた裁判では銃殺刑の判決を下されていた。
 一方シンの方はシンの実力を評価している(戦場で暴れさせたい)議長の介入により独房数日と言う軽いものになっている。)
逆にステラの件は、後にステラの乗るデストロイガンダムによりベルリンが焦土化、味方に多数の戦死者をだしている。
シンは「説得できた」と言うが、成功したところで事情を知らない味方からは、シン自身が連合の内通者にしか見えない状況である。
元ネタの『Ζガンダム』に似せた構図なのだが…(シン=カミーユ、ステラ=フォウ、(このシーンのみアスランではなく)キラ=クワトロ)

…余談だが、ザフトがベルリンを救った英雄だと言う事にしたいデュランダル議長の捏造により、ザフトの公式記録では
デストロイを倒した(ステラを殺した)のはシンと言う事になっている(フリーダムの姿をベルリンの映像から消している)。
本人は直前の議長の演説(ディスティニープラン)に驚く余り気付いていないが。
と言うか、他のミネルバクルーも事実を知っている筈だが、気付いたのはアスランと艦長だけ。

*4
但し、ハイネに直接手を下したのはキラではなくステラである。
作中でその事に一切触れていないのは、AAの介入行為のほうを死因と見なしている為と思われる。
実際AAが戦場を引っ掻き回さなければ、そもそもハイネは出撃すら不要だった可能性もあり、
あのキラ贔屓三昧の脚本家ですら、アスランに「お前(=キラ)のせいで、要らぬ犠牲も出た」と言わせている。

*5
なお、その鈴村氏曰く「ガンダムに出て良かったこと」は「石田彰さん(アスラン・ザラの中の人)と仲良くなれた」であり、
感想は「ビームサーベルだった」など、作品そのものにはほとんど触れていない……。
ラジオ(ラジ種)でもよく皮肉めいたことを言っており、インパルスVSフリーダム戦後、キラが復活した回のラジオでは、
「刺すから駄目なんだよ。縦に斬ればよかったんだよ。」と言っており、その回のラジオのゲストだったキラ役の保志総一朗氏も苦笑いをしていた。
というか、ガンダムというビッグネームの主人公役のコメントがこれか!?
ちなみに、鈴村氏は「アスランに反抗するから」「キラの敵だから」等の批判レターに対して苦言を呈したこともあり、
そのような行動を取るほどに鬱憤が溜まってたことが予想されている。

*6
ちなみに、種デス放映終了後から程なくして、『ガンダムSEED』の劇場版制作決定が各メディアにて報じられるものの、一向に音沙汰がなくそのままフェードアウトしてしまったという不名誉な出来事があるが、これは当時の脚本家が病気を患い、もともと遅筆だった脚本がさらに遅くなってしまい制作の目処が立たなくなってしまったかららしい。
「脚本家を変えるべきでは」という意見も多く出たものの その意見に対しても監督は脚本家を変える事を頑なに拒否したという逸話もある
その後、 種シリーズの監督と脚本家は種関連の作品以外で名前を見ることは全く無くなってしまった
業界内でこのコンビに対する目にマイナス方面の影響を与えてしまった事は言うまでもないだろう。

なお、監督は2014年(種デス放送終了から約9年後)に放送されたアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』にてクリエイティブプロデューサー(絵コンテや演出を直接担当している回もあるため、監督だと勘違いされがちではあるが)として、ようやく種以外の仕事で日の目を見るようになった。
そちらは現場から一歩離れた立ち位置にある事や脚本家が別人であるためか、作風が過激で人を選びがちあと演出が種時代と全く変わっていない上、作画が全体的に荒れ気味ではあるものの、ストーリーと設定がしっかりと練られていると好評を得ており、いくらか評価を挽回することとなった。
脚本家の方は種放送当時から体調を崩していたらしく、闘病生活も虚しく2016年に病没。

*7
嘘と冗談で構成されるウィキペディアの偽者「アンサイクロペディア」では、その辺りの皮肉を込めて
「(アニメの)原作はコミックボンボンで連載されていた同名の漫画」と書かれている。