Ζガンダム

このフェイスはもっと評価されるべき

「遊びでやってんじゃないんだよーっ!!」

サンライズのロボットアニメ、『機動戦士Ζガンダム』に登場する可変モビルスーツで、番組後半の主役機。
主なパイロットはカミーユ・ビダン(声:飛田展男)。
「Ζ」はギリシャ文字の「ゼータ」であり、アルファベットの「Z(ゼット)」ではない。
このページにリンクする際に英字Zで入力するとデッドリンクとなる。気をつけて欲しい。

型式番号は「MSZ-006」。その他のデータは脚注に詳しい。
大気圏突入も可能なウェイブライダーへの変形機構を持つ。
ガンダムの中でも「Ζ顔」と呼ばれる 悪人面 細い顔が特徴。
「Ζ顔」は『ガンダム・センチネル』のSガンダム(もっともこいつは設定上Ζの親戚筋だが)や、『機動戦士ガンダムSEED』のイージスガンダムに引き継がれている。

元々アナハイム・エレクトロニクス社がエゥーゴと共同で行っていた「Ζ計画」の一環で開発が進められていた機体で、
エゥーゴがティターンズから奪取したガンダムMk-IIと、カミーユがMk-IIとリック・ディアスを基に描いた設計案によって
完成に漕ぎ着けたとされている。*1
グリプス戦争後期にはアナハイムが密かに試作型のバイオセンサー(簡易サイコミュ装置)を組み込んでおり、
それによってニュータイプパイロット搭乗時の追従性向上テストがなされる予定だったが、
予想以上に強く発現したカミーユのニュータイプ能力により、ビームの遮断やサーベル出力の異常増大など、
数々の不可解な現象を引き起こした。*2
結果、パプティマス・シロッコとの死闘による過負荷、そして彼から送られた強烈な思念により、遂にカミーユは廃人となってしまう。

「大きな星がついたり消えたりしている…大きい…彗星かな?
               いや、違う。違うな。彗星はもっと、バアーッと動くもんなぁ…」

新劇場版ではこの悲劇は回避されており大団円を迎えているが、
それ以前に執筆された富野監督による小説版(現在は角川スニーカー文庫で刊行中)では、
無事シロッコは倒せたものの、直後にロザミアが自分を庇ってゲーツと相討ちになって散るのを見て錯乱。
発見された時にはヘルメットのバイザーを開けたまま宇宙を漂っていたという余計に救われない結末となっている。*3
……なんという黒富野。
その他、近藤和久作の漫画版ではシロッコ打倒後、ヘルメットを脱いで虚ろな様子で虚空を見上げているという
助かっているのかどうかが微妙に分からない描写になっている(少なくともTV版のような精神崩壊はしていない)。
ただ、この作品ではシャアとハマーンはまず間違いなく死んでいる。
(ハマーンとの対決でシャアは発射されたコロニーレーザーに自分ごとハマーンを押し出している

後番組の『機動戦士ガンダムΖΖ』ではジュドー・アーシタ(声:矢尾一樹)が搭乗。
ジュドーがΖΖガンダムのパイロットになった後はルー・ルカ(声:松井菜桜子)が正パイロットとなる。
ただしジュドー達ガンダムチームの面々は「任務に合わせて搭乗機体を割り当てる」方針を採っていたため、
ΖΖ登場後でもジュドーが乗ることもあった。
大気圏突入時や単機で敵陣に突入する時など、機動力が重視される局面ではΖΖガンダムより重宝されている。
(実は最高速度ならΖΖの方が速い(ゲームで再現されない方が多いが)。Ζが上回るのは小回り)

…余談ながら、ΖΖ劇中でΖの頭部を破損した際に、応急処置としてザクIIの頭に挿げ替えられ「Ζザク」となってしまった事もある。
この場合ザクの頭が邪魔になり、WRへ変形できなくなる。
おまけに全天周モニターに対応していないため、モニターの上下が真っ暗になってしまう。
あとΖΖ劇中では「ロッキーのテーマ」をBGMにして高速ジャブした事も。

Ζガンダム以降にも、変形機構を排除し生産性の向上を図った量産型Ζガンダム
宇宙用に再設計されたΖII(ゼッツー)、大気圏内専用に再設計されたΖプラス
変形機構を廃した代わりに追加装備のバックパックを背負わせたリ・ガズィなど、数多くの後継機が生産され、
宇宙世紀ガンダムシリーズの各メディア作品でその姿を見ることができる。
本項では扱わないが、気になる人はWikipediaなどで登場作品を調べてみても良いだろう。

格闘ゲームでは『ガンダム・ザ・バトルマスター2』(海外名:『Gundam Battle Assault』)に登場。
続編の『Battle Assault2』並びにそれをローカライズした『THEバトル』には登場しない。

+ BURNING BLOOD

+ 『Gジェネレーション』シリーズでは…

+ 『ガンダムvs.シリーズ』では…

+ 『スーパーロボット大戦』では…

+ 『ガンダムトライエイジ』では…

+ その他のゲーム

「分かるまい!戦争を遊びにしているシロッコには、この俺の身体を通して出る力が!」

余談だが、Ζ本編中に可変MSが数多く登場するのは一般的には『超時空要塞マクロス』のバルキリーの影響と言われているが、
スタッフによると『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の影響なのだとか。
特に投げ飛ばされたロボットが車に変形してタイヤで受け身を取り、車形態のまま体当たりをかますと言う
一連のアクションに富野監督が感銘を受けたと言う話。

カミーユのナーバスなイメージが強いためか、後の『SDガンダム』各シリーズでも剣士ゼータなどクールなキャラを割り当てられる事が多いが、
『三国伝』では張飛役。何故。 …カミーユの直情径行キャラのイメージじゃ…

こいでたく氏の漫画作品「ダブルゼータくんここにあり」だと萌え擬人化された女の子だったりする。
(キュベレイやクィン・マンサおばさん 女性だが、瞳がある以外は(スーパーディフォルメな)MSのままな外見なのに対し、
 ゼータちゃんだけは黒髪ロングの所謂「MS少女」(勿論SDなので3頭身ぐらいしかないが)である。
 ただしアンダーウェアは水着ではなくエプロンドレスの為、
 一般的なMS少女と言うよりは 東映ロボットガールズ 「すーぱーふみな」に近いデザイン(ただしロングスカート)。
 ちなみに、彼女自身もウェーブライダーに変形出来るそうだが、服が破れるからしないとかなんとか)
主人公がΖΖガンダムだから当時のパイロットのルー・ルカがモチーフなのかもしれない。
(でもルーはキツイ性格なのに対し、ゼータちゃんは女の子女の子した性格)

あずま勇輝氏の漫画「SDガンダムフルカラー劇場」では普段はクールだがマジギレすると怖いキャラとして描かれている。
また、2月14日をひよこの日や作者の実父の誕生日と答える天然っぷりも見せている。
実弟のゼータプラス、従兄弟のダブルゼータとリィナ、 はとこのリ・ガズィ、と判明しているだけでも兄弟親戚が多い。
幼馴染のメタスから好意を寄せられており結構いい仲になっているが、本人の性格も相まってなかなか進展はしていない。
登場当初はガンダムを毛嫌いしMk-II・ガン三郎とよく衝突していたが、いつの間にか打ち解けていた。
でもジ・オは大嫌い(具体的には占いでいい結果が出たのでブッ殺そうとする程)だし、
ゼロカスタムを「キャラかぶりする」という理由で邪険に扱っている。

一方、カミーユ本人は原作の精神崩壊を反映してか、佐藤元氏の『爆笑戦士! SDガンダム』では幼児退行を起こしたかのような不思議ちゃんになってしまっている。
通称「ぷっつんかみーゆ」。
+ 作画ぷっつん注意
「ギャグ漫画の不思議ちゃん=無敵キャラ」と言うことで、本人に自覚の無いまま周りを巻き込みつつ暴走しまくっている。
あまりにキャラが濃かったため、途中から主人公である「ぜっくん(Ζガンダム)」から主役の座を奪ってしまった。
担当声優はやっぱり飛田展男氏。その怪演は一見の価値ありなので機会があればぜひ視聴する事をお勧めする。


MUGENにおけるΖガンダム

+ とけい氏製作 クラシック・ゼータガンダム
+ taurusac195氏製作
+ Tommy-gun氏製作
+ BURST氏製作
+ 猫飯氏製作


「俺は、人殺しじゃない!!」
という台詞が有名だが、1話前では「(ニュータイプも強化人間も)できることと言ったら、人殺しだけみたいだな」と言っている。担当声優も「カミーユが精神崩壊したのは自分が人殺ししかできないと悟ってしまった為」と発言している。


出場大会

削除済み
更新停止中
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凍結

出演ストーリー

ザ・ジャンボォ!(カミーユ代理)


*1
アナハイム社が出版している雑誌という設定の公式設定集『アナハイムジャーナル』には、
当時の開発スタッフがΖ完成にいたるまでの開発現場の様子をライターに語る記事が載せられている。
その内容を要約するとだいたい次のようになる。
当時、『0083』の件がきっかけで発足したティターンズは宇宙移民の弾圧を行い、それに対抗するための組織エゥーゴが創設された。
アナハイム社はエゥーゴに資金のほか、MSリック・ディアスやアーガマなどの艦船を提供していたが、
ある日同組織に連邦軍の可変機アッシマーに対抗できる可変MSの開発を注文され、研究を始める。
開発チームには各分野の専門家が集められ、メタスや百式といった試作機を開発していたが、
両機ともに可変型として満足のいくレベルには程遠く、開発は難航していた。
(百式はMS形態の性能は悪くなかったため、非可変機に改修される)
しかし、それでも負けじと研究を重ねていたところにエゥーゴによるガンダムMk-II奪取の報が入ると状況は一変。
過去の試作機の失敗から得た経験やMk-IIのムーバブルフレームの解析結果にカミーユから出されたアイディア、
そして現場で出された+αの工夫を加えて、Ζガンダムはついに誕生した。
ただし、『アナハイムジャーナル』は上述のとおり、劇中のアナハイム社自身が出版した雑誌と言う設定のため、
アナハイム社に都合が良いようにしか書かれていない可能性が高く、このΖ開発の舞台裏もすべて実話なのかどうかは怪しい。
(『シルエットフォーミュラ』の頃にも出版されてたとしたら、それこそ捏造まみれだったろう)
また、パーフェクトグレード「Ζガンダム」の付属解説書では、アナハイムで研究されていた変形機構は
「背中のフライングアーマーをそのまま頭越しに移動させる」というものであったが、
機体の負担が大きいことが問題視されていたところにカミーユが
「フライングアーマーをシールドと二枚のウイングに分割して脇の下を通す」方式を提案したとされている。

なお、劇場版ではカミーユは設計に関わっていない。

*2
これはあくまで後付け設定で、放映当時にそんな装置の存在は視聴者に知らされていなかった。
謎バリアなどの怪現象も
「周囲に戦闘濃度で散布されていたミノフスキー粒子が、バイオセンサーで増幅された思念波に反応したため」
という説が後付けされている。ミノフスキー粒子じゃしょうがないな。
オカルト的な展開も所謂「SF的に」解釈したがるガンダム界隈の傾向が垣間見えるエピソードである。

*3
TV版及び劇場版でもカミーユが宇宙空間でバイザーを開けた事があり、
(前者は口論中に怒りの余りに我を忘れて、後者はエマに気合を入れるためにどちらも自分で)
初代でもシャアが宇宙服の穴をシール一枚で直し、
『逆襲のシャア』ではクェス・パラヤが宇宙空間において生身でコクピットからコクピットへ移動し、
『クロスボーン・ガンダム』に至ってはカラス先生が宇宙用の装備全くなしの生身で宇宙に投げ出されたのに
梯子上って生還したり
といったことをしてのけているが、
実際にも、太陽光線を避けるなどすればごく短時間ではあるが生身で宇宙空間に出ても生存できるらしいことが
近年の研究で分かっている為、問題なかったのかもしれない。
ちなみに『AGE』ではそれらの理屈にのっとった生身での宇宙での機体の乗り換えを行っている。
他に『ガンダムSEED ASTRAY』の主人公ロウ・ギュールも生身で宇宙空間に飛び出し機体に乗り移るという行為をしているが、
シナリオ担当の千葉氏はこのシーンを入れるべきかどうか悩んだという。
前述のごく短時間なら宇宙空間で生存できるという話は一般的に浸透していないため、クレームが来るのではないかと考えたようだ。
しかしガンダム世界ではクェスという前例があったため、大丈夫だろうと判断。
結果、案の定「宇宙空間に出たら身体が破裂して死にますよ」等のツッコミを多数受けてしまったらしい。
(カミーユ、クェスが真空中にさらされたのは短時間であるし、カラス先生も周辺は宇宙船から空気が流れ出していた上に
 帰還がもう少し遅ければ助からなかった旨のことを言っているため、結果的にはそれほど真空状態で長い時間いたわけではないと思われる。
  まぁあの人、生身でMS破壊するトンデモだし
小説のカミーユは短時間で済まないが。
一方『Vガンダム』ではシャボン玉で真空から保護してコクピット移動をやっていた。

-君は刻の涙を見る-