1

ステージ両端の行き止まり」を指す。

グラフィックとして実際にステージ両端に壁が描かれている事は殆ど無いのだが、
これによってステージの広さが決まると共に、背にする事で背後からの攻撃を防いだり
追い詰めてノックバックを止める事でより多くのコンボを叩き込んだりできる。
またワイヤーアクションや三角跳びなど壁を活用した戦法は枚挙に暇が無く、戦術的ウェイトは非常に大きい。
他にも、壁から反対側の壁に瞬間移動する壁を走る等、特殊な使い方をするキャラクターもいる。
中にはバルログのように画面奥側の壁を使う輩もいるが、さすがにこれは少数派である。

ステージ背景のグラフィックによっては「そんな所に壁があるはず無いだろ」というようなステージも存在するが、そこはゲームだからしょうがない

また、ゲームによっては画面端が存在せず、壁の概念がないゲームや、特定ステージやキャラ限定という形で壁の存在しないステージがあるゲームも存在する。
二段構えで壁が設定されているゲームもあり、一定ダメージを与える事で壁が崩壊し、更にステージの幅が広がるギミックが用意されているゲームもある。
中には壁にダメージを与えて崩壊した場合、そのままリングアウトで負けとなったり気絶させられたりするゲームもあったりする。

壁の外側はプレイヤーには見えないので、ある意味何があってもおかしくない不思議な空間となることもある。
明らかに室内のステージなのにヘリコプターで登場したり、大量のキャラクターが出番待ちをしていたり、
巨大ロボット帆船が通過したり、冷静に考えるとかなりシュールな光景である。

MUGENではステージごとに壁までの距離を設定でき、この距離を途方もなく長くすることで「壁の無いステージ」を擬似的に設定する事もできる。
このような壁の無い(壁までの距離がとてつもなく遠い)ステージでは、運送技や画面スクロールをする吹っ飛ばし攻撃をした場合、
一定時間で移動を止める設定をしていないと、延々とステージを疾走または吹っ飛ばし続けてゲーム進行が止まってしまう事もある。
故に運送技の実装の際には、自動的に一定時間で移動を停止する設定をしておくのがベター。

ほとんどのステージは画面端に近づいた時にキャラクターが画面内に収まる位置に壁を設定するが、
設定によってはキャラクターが画面端よりさらに外へ出てしまうステージも存在する。
一例。2分25秒から出てくるステージがそれ

他にも壁を作る技を持ったキャラ(大きい方のウルトラマンなど)も存在する。


2

2on2のタッグ戦において、前に出て相手を引き止める役割。および、その役割をこなすキャラクターを指す。
2on2戦ができる格闘ゲーム自体が極端に少ないので、使われる機会も1と比べると少なめ。
(MUGEN以外で2on2が存在するのは『GUILTY GEAR ISUKA』と『QOH』とPC版『MBAC』と『アカツキ電光戦記』、狭義の格ゲー以外でも『スマブラ』くらい)

こちらの意味での「壁」は、後方から飛び道具を連射して壁を援護する「砲台」とセットで使われる。
前衛と後衛が明確に分かれているとこのような構図になりやすい。
「壁」を抜かれて後方に回られると「砲台」がフルボッコにされるため、「壁」役には二人の相手を前にしてなお足止めできる高い攻撃能力、
(主にラッシュおよび相殺性能が必要)および盾になる耐久力(+ある程度の大きさ)などが要求される。

『QOH'99』では殺意志保やアイドル2人、『MBAC』では都古シエルが一般的に「壁」向きとされる。

なお、MMOやRPGなどでは、タフなキャラクターが、脆いが高火力なキャラクターを庇うように戦う事が多く、前衛メイン盾盾役とも呼ばれたりする。


3

NPC戦やサバイバル戦などで、急にアルゴリズムが良くなったり相性の悪い相手だったりして難易度が急激に上がること。
及びその対象となる相手キャラの事。

例:○○って格ゲーはCPU3人目が壁


4

デモンズウォールモノリスなど、外見が壁みたいなキャラクターの事を指す通称・愛称。


5



最終更新:2021年10月04日 18:27