砲台

1

「大砲を載せた台」の事。本wikiでは砲台(ゾイド)が該当する。

以下の例はあくまでも「移動(回避や逃走)が不可能な代わりに戦車等より分厚い装甲と強力な大砲を搭載している」と言う砲台に例えたスラングである。
ただし装甲に関しては無視されることが多いし、本当に移動不可能なんてキャラは極少数である。

2.

かつて、「固定砲台」でググるとトップに来る人も居たが、彼女に限らず、格闘をせず、
ひたすら飛び道具を連発することで相手を圧倒する戦法。および、その戦法を実践しているキャラクターのこと。
……といっても飛び道具のみで敵を倒してしまうことはあまりなく、大抵はトリカゴを狙っている状態のキャラを呼ぶことが多い。

砲台キャラの筆頭として挙げられるのはサガットであり、事実上この用語の発祥元である。
サガットの場合、作品にもよるが上下のタイガーショットと立ち大パンチを主軸にトリカゴを組むので、前後移動をほとんどしない。
そのため見た目が固定砲台っぽくなり、その状態のままタイガーショットを撃ちまくる様から自然と「砲台」と呼ばれた。
さらに、サガットはタイガーアッパーカットという対空砲(?)まで持っており、これも砲台の呼び名に拍車をかけたものと思われる。

その他の有名な砲台キャラはレミー(ストⅢ)、完全者(『アカツキ電光戦記』)など。
なお、『東方Project』系のキャラが展開するのは弾幕であり、砲台とは似て非なるもの。

3.

2on2のタッグ戦において、後方に下がり飛び道具を連発する役割。また、その役割をこなすキャラクターのこと。
前衛と後衛をはっきり分業させた場合に用いられる言葉で、基本的に「」とセットで使われる。
余談だが、MMORPGではこの壁役を「タンク(戦車)」と呼ぶ。
一方で、砲台役に当たる魔法使いは高火力であっても低装甲な事から「トーチカ(砲台)」とは呼ばれずに「ダメージディーラー」と呼ばれる。

飛び道具を出せるが、2.の意味での砲台を実践できるレベルでないキャラクター(リュウなど)でも、
後方から飛び道具を連発して援護すれば砲台と呼ばれる。
ただ、壁の前には2人の敵がいるワケで、可能なら敵1体に当たったら消えてしまう普通の飛び道具より、
2人まとめて一網打尽にできるビーム系飛び道具がある方が、この意味での砲台としては優秀。
ビーム脳の行動は(後ろに下がりさえすれば)理想的な砲台そのものであり、非常に強力である。

各2on2で代表的な砲台特化キャラは、『Queen of Heart'99』では月島瑠璃子やセリオ
PC版『MBAC』ではネロ・カオスネコアルク、『アカツキ電光戦記』では完全者、ミュカレアノニムが該当する。
ちなみに、『QOH'99』のコモード芹香と『MBAC』のシエルは壁も砲台も専門キャラ並にイケるハイブリッドキャラであり、
2on2で取れる行動の幅がやたら広い。

MUGENでは、タッグ戦対応AIを搭載したキャラが意図的に砲台として動くことがある。
特に乱入者氏のAIを載せたユウキは優秀な砲台で、強化ビーストバスターで遠距離に見えない飛び道具を連射しつつ、
壁を超えようとする相手は近距離広範囲をカバーするサブマリンスクリューで撃墜するという、
砲台の鑑と言える動きを見せてくれる。


最終更新:2021年09月06日 09:34