ジャイアン





  「おお、心の友よ!」

言わずと知れた漫画『ドラえもん』に登場するガキ大将。本名は剛田武(ごうだ たけし)
ポケモン使いのジムリーダーとは無関係である。
アニメでの担当声優はテレ朝版だと初代はではたてかべ和也氏、2005年からの2代目は木村昴氏。
後者は当時14歳であった為、話題となった。ちなみに日テレ版では後にテレ朝版でスネ夫を演じる事となる肝付兼太氏。

自己主張が激しく短気かつ、毒舌家故に粗暴で威圧感のあるクラスのガキ大将。
さらに、友達が自分の意に沿わないとすぐ怒鳴って暴力に訴えるため、クラスから恐れられている。
また、
「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」 *1
の台詞に代表されるように極めて自己中心・自分勝手であり、「ムシャクシャしている」という理由でのび太スネ夫等に八つ当たりしたり、
「買ったばかりのバットの 殴り具合 を試させろ」とスネ夫を追い回したり、強引に人の漫画やゲーム等を取り上げたりする。
どう考えても傷害罪及び窃盗罪です。本当に(ry
またこの様な言動を思想と捉えた 『ジャイアニズム』 という俗語も存在する。

しかし母親が大の苦手であり、これらの行為をしている所を見つかって母ちゃんにお仕置きを受ける事も多い。
また明らかに自分の方に非があると自覚している場合や、大勢に責任を問われたりする時は逆に弱腰になってしまう描写も多々見られる。

その一方で、極めて義理固い一面も持ち合わせている。面倒見がよく親分肌で妹をかわいがり、
不承不承ながらも家の手伝いをしたり、友情に厚い面もあり、冒頭のセリフを叫んで抱き付いたり泣きじゃくったりする。
風邪をひいたのび太を本気で心配したり、ドラえもんの力を借りられず追い詰められたのび太を助けるために共闘したり、
のび太のボディーガードを申し出る、ほかのイジメっ子を追い払う等のエピソードもあるが、
エスカレートしすぎて押し付けがましい人情を見せる事も多々ある(家出したのび太を支援するが、やめようとしても続けるよう脅すなど)。
テレビ朝日版アニメ第1期では後期になるにつれて、暴力的な側面は薄れる代わりに、
ユーモラスで人情味のある性格が強調されるようになっていった。
ガキ大将キャラの代名詞でもあり、人物を評価する際に「ジャイアン」と形容されることもある。

運動能力も極めて高く、草野球チーム『ジャイアンズ』の特訓で行なった町内十周マラソンで一位になるなど高い持久力を持ち、
のび太と尻相撲をした際にはのび太を数メートルも突き飛ばすほどの力を持つ。
のび太を含めたメンバーで野球をしているシーンからの展開はもはやお約束。
(野球チーム「ジャイアンズ」のキャプテンであり、よくピッチャーをやっている。
 フライを打たれる→のび太のエラーで負けるor雷おじさんの家の窓が割れるという展開もお約束で、いつも負けたのをのび太のせいにしている。
 それでもチームメンバーから外さないのは面倒見がいいのかなんなのか…)

打撃はかなりの腕前のようで、度々長打となるシーンがある。
木製のバットで 電柱を切断 した事もある。
また大長編『宇宙開拓史』では低重力という条件下ながら岩を打って当てる事で大型宇宙船(公称:宇宙戦艦)を撃沈している。
近年リメイクされた『のび太の恐竜2006』でも、激流を下るイカダの上で空中から恐竜ハンターが撃つ鳥もち弾を
打ち返したりバットに当てている。
のび太の射撃に比べると語られないが、ジャイアンの打撃力も公式に武器扱いされている節がある。

また、父親からは柔道を習っており、まねごとながら多少は空手の心得もあるようである。
ひみつ道具「正確グラフ」による計測結果によると、力はスネ夫の約1.4倍、しずかの約1.7〜2倍、のび太の約3.3倍との事。
また、腕立て伏せを 100回 もするなど、年齢から考えると、その力は計り知れないものがある。
反対に勉強は大の苦手。0点や赤点を取ることもしばしばで、のび太と大して違わなかったりする。

歌が好きで、本人は得意だと思っているがお馴染み『おれはジャイアンさまだ!』や『ジャイアンのボエボエ』に代表される様に実際はかなりの音痴。*2
しかも本人はそのことに自覚がなく絶対の自信を持っており(自分の歌を「いい歌だ」などと評し、聞いている)、
しばしば町の子供たちを集めて独演会「ジャイアン・リサイタル」等を開催しては皆を困らせている。
なお、母親曰く「近所迷惑な歌」だそうで、ジャイアンが母親に(ドラえもんの秘密道具のせいで)
コンサートを開く事を暴露してしまったところ 「近所迷惑な歌はおやめといってるだろ!」 と、こっぴどく叱られた。
ただしその一方で、寝ぼけて聞いた自分の歌を「下手糞な歌」と評したりするなど、自分の声と把握した上で自画自賛している節がある。

その破壊的な歌唱力については色々なエピソードがあり、一例を挙げると
  • 聞いた者の体調は直ちに悪化(のび太ら曰く 「命に関わる」
  • テレビやラジオなどのAV機器に音を入力すると破損する(ただし、リサイタルで使っているAV機器が壊れた事は無い)
  • 窓ガラスや壁を破壊する
  • 公害の一種」と表現される
  • フグ毒」や「核兵器」と比較される
等、挙げるとキリが無い。
しかし時として有効な武器にもなり、大長編『魔界大冒険』では歌で人を惑わす魔界の人魚と肉食怪獣ツノクジラを追っぱらったり、
FCのRPG『ギガゾンビの逆襲』等の各種ゲームでは 攻撃方法 として登場していたりする。
一応の補足ではあるが、初代声優のたてかべ和也氏自身はかなりの歌唱力の持ち主である。
(たてかべ氏は少年時代に親戚に歌唱力を酷評されてトラウマになった事があり、ジャイアンの音痴設定にはかなり共感していたそうである)
またドラえもん楽曲集CDの中で、唯一のキャラクターソング集を集めたCDでは例の歌のフルバージョンを熱唱している。
タイトルはずばり「おれはジャイアンさまだ!」中々に不思議な歌詞なので一聴の価値有り。
しかも、コナミの音楽ゲーム『pop'n music11』では、主題歌を差し置いてこの曲が収録されている。
ちなみに2代目の木村昴氏自身の歌唱力も高く、カラオケ『UGA』のCMではなんとジャイアンが美声で歌う。
しかし、現在は権利者削除でこのCMも含むCMや本編MADはあまり見られない。

+ あの伝説的殺人料理、ジャイアンシチュー

大長編シリーズおよび映画シリーズではいつものいじめっ子分が(毎回冒頭では描かれてるものの)希薄になり、
命をも賭して友達を守ろうとするなど、男気溢れるカッコいい親分肌の少年として描かれており、
のび太同様の補正がかかっていると言える。
時にはのび太同様に、相手方の大将との一騎打ちをしたりと、ここぞという見せ場も多い。
『魔界大冒険(1984年公開版)』では、原作でのジャイアンズのピッチャーとしての腕を活かし、
のび太の「頼むぞ、名投手!」の台詞と共に敵の大将の戦いに挑み、
また『宇宙小戦争』では、誰もがたじろぐ巨大戦艦に単身挑むという、かなり重要な見せ場を務めた事もある。

+ ジャイアンの家族構成

将来の夢は子供ながらにコロコロ変わり、「歌手になる」「プロ野球チームの監督になる」等があるが、
真剣なものとして世界各地に支店を置く大型百貨店「ゴウダショッピングモール」を経営することを夢見ている。
しかし実際は、独立し家業を発展させて「スーパージャイアンズ」という名のスーパーマーケットを経営する実業家に成長する。
現実の流通業界でもスーパーマーケットが百貨店から主流の座を奪っているだけに、これはこれで凄いのではないだろうか。
一方ジャイアンの母ちゃんは、元気に乾物屋の経営を続けているとの事。
ちなみに、この時代のジャイアンが社長室でカラオケしている場面があるが、
特に周囲に被害が出た様子がないのでこの頃は歌唱力はある程度改善されていたようだ。
ちなみに彼の息子ヤサシは見た目はジャイアンに似ているが気弱な性格をしており、のび太としずかの息子であるノビスケがガキ大将になっている為、立場がひっくり返っている。

+ きれいなジャイアン

(以上、Wikipediaより一部抜粋およびMUGEN用解説への改稿)


MUGENにおけるジャイアン

+ SUGIO氏製
+ カイリ氏製(改変版)

またMINI43氏製作の空き地ステージでは時間経過で巨大なジャイアンが現れ歌を歌い始めたりする。
ジャイアン単体ではなく、のび太のストライカーとしての出番の方が多いかもしれないが、
何分どちらも新規入手が不可能な事もあってか、のび太も動画での出番が少ない。

出場大会

プレイヤー操作



*1
元々はイギリスのことわざである“What's yours is mine, and what's mine is my own.”が由来。
この日本語訳が、ジャイアンが放った言葉である。
ジャイアン及びジャイアニズムを象徴するあまりにも有名な台詞な事もあってか、多くの作品でパロディにされており、
例を挙げると『るろうに剣心』の相楽左之助や『ローゼンメイデン』の真紅(「私の物は私の物、家来の物も私の物」)、
『ガンダムビルドファイターズ』のヤジマ・キャロライン(「パパのものは私のもの。つまり、あなたは私のものですわ!」)、
さらにはマサルさん等が作中で発言していたりする。しかもマサルさんの場合は背景にもジャイアンらしき人物が…
挙句の果てにノベライズ版の『機動戦士ガンダム00』でも引用され、あまりの超展開にファンを絶句させた。
(その引用が出てきた場面と引用した人物のせいでもあるが)
また近年、この台詞の誕生秘話としてのび太とジャイアンの小学校入学時のエピソードが描かれた。

*2
原作での歌声は「ホゲー」もしくは「ボエ~」などと表現され、アニメでは大音響にエコーが3重にかかったような表現になる。
ただし、「悪声」と言われる事もあり発声方法が悪いだけなのではないか、という説も存在している。
歌詞を吹きこんで楽譜を作る道具でいい曲を作ったり、
他人(有名歌手)の声に変わるだけで音痴を治す道具ではない「声紋キャンデー」で、テレビののど自慢の予選を通過したりしている。
結局、テレビの本番前にキャンデーの効果が切れて、日本中の救急車が出動する大惨事となってしまったのだが。

*3
もはや食べ物じゃない、と思うだろうが、実はセンタイ(蝉蛻)という漢方薬として存在し、
薬膳料理等にも用いられるものだったりする。



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