アルトアイゼン





  • 全高:22.2m
  • 重量:85.4t
(HG アルトアイゼン 説明書より引用)

バンプレストの『 スーパーロボット大戦 』シリーズに登場する、ゲームオリジナルのロボット(PT:パーソナル・トルーパー)。
初出は『スーパーロボット大戦COMPACT2』三部作。
その後、リメイク作『~IMPACT』やバンプレストオリジナルロボット・キャラクター達がオリジナルの世界観やシナリオ、
設定の下に集合した『OG』シリーズでの活躍を経て、今やすっかり人気者。
設定的にはパイロット含めぶっちゃけ主人公機としてシリーズ最弱クラスなのだが、後付設定や人気補正で暴れ回っている。
尚、本項に出てくる「特機」というスパロボ用語は、パラメータ上で「攻撃力・防御力に長けるが運動性は低く、近接・格闘を得意とするユニット(駒)」、
要するにマジンガーZ等の所謂“スーパーロボット”の事を指している。

元々「アルトアイゼン」は「ゲシュペンスト」という同じくバンプレストオリジナル機体をベースとして、量産化を前提に開発された機体である。
設計・改修を担当したマリオン・ラドム博士の意向によって、不安定要素の多い異星人の超技術EOTは使用されておらず、機体の信頼性は高い
(この為、素の状態では飛行能力も持たない。
 ただし、ブースターに加えてアフターバーナーや過給器まで搭載されているため、短時間だがとんでもない加速で「跳ぶ」事は出来る。
 コミカライズ版では、この方法で真上にいたリオンに無理矢理追いついて掴んだ上でクレイモアをぶっ放した)。
が、ビーム主体になりつつある機体が多い中でガトリングガン(機関砲)パイルバンカー、クレイモア*1等の実体弾てんこもりの重武装*2に加え、
重装甲とビームコート(バリア)をひっ被せ、強力なブースターによる爆発的な加速力を利用した、
「絶対的な火力をもって正面突破を可能にする機体」、つまり「正面突破」「先手必勝」「一撃必殺という、たとえ両腕がもげようとも肩のクレイモアで、
肩が無くなろうとも頭にある予備兵装ヒートホーン(搭乗者は普通に奇襲で使ってるが)で突撃可能という、まさしく浪漫溢れる極端すぎる機体コンセプト。
敵陣に強引に突入して実弾をバラ撒きまくるためだけの有人特攻兵器と表現しても何ら差支えは無い。
こんなナリ故に「時代に逆行している」と(当然ながら)酷評され
(ただし、実弾銃や実体剣はジャミングやバリア等で無効化されにくいという設定の為、量産武器としては実はこれらの方が主流)、
パイロットを選びすぎる(乗り換えシステムの関係上、多くの自軍パイロットが搭乗可能ではあるが機体との相性が悪い場合が殆ど)ピーキーな性能もあって、
結局量産化には至らなかった。当たり前だ。*3
その為、量産化の際に付けられる筈だった「ゲシュペンストMk-III」の名称も貰えず、テスト時のコードネーム「アルトアイゼン」という蔑称が定着してしまった
(ドイツ語で「古い」。意訳するならクズ鉄)。
一方で、パイロットの腕込みとはいえ、達人クラスのパイロットの搭乗する倍近いサイズの特機に対して互角に戦えるというのは特筆出来る点だろう。

メインパイロットであるキョウスケ・ナンブ(CV: 森川智之 )との相性は非常に良く、
パートナーであるエクセレン・ブロウニングが駆る兄弟機「ヴァイスリッター」とのコンビネーションによって激戦を戦い抜いている。

当然の事ながらパーツは専用のものが使われているらしく、
『OG2』ではアルトが何度もイベントで壊された結果、「パーツがそろそろ足りなくなる」と言われたりする。
逆にこんなもんを動かすパーツだけに頑丈にできているらしく、『OG1』では試作型変形合体ロボ「SRX」の合体における、
関節部等の強度問題をアルトアイゼンのサーボ・モーターを流用して解決するという凄い事をやらかした。
何が凄いかというと、改善前の最初の合体では合体状態が3分以上維持できなかった上、
強度の問題から以後の合体が不可能になったものが、アルトのパーツを流用した途端全てチャラになった。どんだけー。
一応、本来の設定は「合体回数が数回増える」というものなのだが、
その直前の会話で開発陣が合体可能時間の時点で頭を悩ませていた事を考えると、とんでもない進化である。

しかし意外な事に「殴り合いに弱い」というあれ?なんかおかしくね?的な弱点を抱えている。
ゲーム的には短射程のインファイターなのだが、アニメや漫画版ではブースターでの爆発的加速力による突撃戦法こそがアルトの本領と解釈されており、
懐に入られるとその加速に必要な距離が得られないため、一方的に攻撃されてしまうのだ。
事実、『OG2』では殴り合い専門機のソウルゲインに懐に入られ、相手パイロットがアルトの弱点を熟知していたこともあり、
(パイロットの一方的な執着もあるが)念入りにフルボッコにされ、結局ダルマにされてしまった。


アルトアイゼン・リーゼ


「これが俺の、切り札(ジョーカー)だ!」

  • 全高:23.8m
  • 重量:99.7t
(S.R.G-S アルトアイゼン・リーゼ 説明書より引用)

作品によって経緯は違うものの、物語終盤で改修されたアルトアイゼン。初出は『第3部 銀河決戦篇』。
リーゼとはドイツ語で巨人の意味で、人名ではない。これにより「クズ鉄」は「古の鉄巨人」へと昇華した。
このリーゼ、アルトアイゼンを更に兵器として間違ったロマン溢れる機体に改造したもの。
パイロットのキョウスケが「これから戦う強敵(注:相手はバケモノ化したヴァイスや倍近いサイズの特機。前述の特機とはまた別)に対して、
「当たり負けしない機体を」と改造プランをマリオン博士に見せた所、「どうせやるなら徹底的に」と本気と書いてマジに徹底的に改造した結果出来た機体で、
  • 頭部の角でをする武器「ヒートホーン」を更に長い「プラズマホーン」に(作品によってはミサイルや近接攻撃などをこれで切り払う
  • 左腕の3連マシンキャノンを5連チェーンガンに換装
  • 近接戦闘の切り札、両肩の「スクエア・クレイモア」をベアリング弾の搭載数を増やすため更に大型化した「アヴァランチ・クレイモア」に換装。
    上の画像を見れば分かる通り凄まじくバランスが悪く、立体化した場合まず間違いなく腕の稼動範囲に悪影響を及ぼすモデラー泣かせの代物
  • それに加えて背面のブースターも倍近く増やした上に大型化。特機にもパワー負けしない
    (でも、ピーキー過ぎて並のパイロットではまともにコントロールできない)*4
  • さらに大型フレキシブル・スラスターとヴァイスリッターより流用したスタビライザーを取り付け運動性能UP。
  • でもそのままじゃまともに歩く事も出来ないので、バランス調整用にテスラ・ドライブ(要は反重力装置。本来は飛行用)を搭載。
    (重すぎて長時間は飛べないが動けるので問題なし。短時間なら飛べない事も無いだろうが、多分ジャンプの延長
    OVAでは軽快に飛び回ってたけど気にするな!
  • テスラ・ドライブのお陰でバランス面での問題が解決したため、アルトアイゼンには大口径過ぎて著しくバランスを崩す所為でお蔵入りになってた、
    試作型のリボルビング・ステーク「リボルビング・バンカー」を搭載。カートリッジのサイズが当社比1.5倍
  • 上記の結果、殺人的な加速Gにより出撃前に食事をとるなら消化に良いものが推奨される

見ての通り、「大きくすれば強くなる」という考えが垣間見える。劇中のキャラ曰く、開発者の名前をもじって マ改造
…ちなみに「大きくすれば強くなる」はキョウスケ案の中に盛り込まれており、マリオン博士からは「大きくすれば強くなると思っているのか」と言われているが、
結果はこの通り。っつーか、アルトの元パーツからしてデカかったというどうしようもないオチがついた。
こんな物、どこか壊れたパイロットしか乗れない、というか普通の人は乗らない(無理に乗せると戦闘中に文句を言い出す人物が若干いる)。
もっとも、当のパイロットもパイロットで「素晴らしい」と絶賛しているので、問題は無いのだろう、多分。褒めちゃうのかよ!
なお、マリオン博士はそれ以前にもアルトより若干マイルドだがほぼ同コンセプトの機体「ビルトビルガー」を開発していたりするのだが、
それはまた別の話なのでカット
(どんな機体なのかと言うと、搭乗者及び一部のパイロットを除いた他の人間が呆れるくらいには特攻仕様。
 キョウスケとカチーナの意見を参考にしたとはいえ、バンカーの変わりに右腕にデカイ鋏を装備)。
ちなみにこのマリオン博士、女性である・・・・すごい博士だ。
こんなぶっ飛び発想の持ち主ではあるが、『OG2』においてリーゼへの改造の際にキョウスケへ
「(貴方が負けたくないのと同じ様に)私も自分が作った機体のパイロットを負けさせる訳にはいかない」
と語るエピソードがあり、この手の技術者としては珍しくきちんとした信念の下に開発・改造を行っている。
余談だが、『OG1』では既にアルトアイゼン(とヴァイスリッター)の強化プランを作ってる旨の台詞があったりする。
その場合、どんな機体になってたのだろうか。
まさか『無限のフロンティア』のナハト仕様じゃあるまいな

なお、最強武器である「エリアル・クレイモア」(旧ver.における「切り札」)は、全兵装を連続でありったけブチ込むという、
武器と言うより必殺技と呼ぶに相応しいもの。他のパイロットでも普通に使えるのは、モーションデータを使い回しているからだと思われる。

余談だが初出の時はキョウスケ案を元にヴァイスリッターとモビルスーツ等の予備パーツで改修されたという設定だった
(『IMPACT』ではモビルファイターエステバリスも含む)。
そのため、前述のビームバリアもディストーションフィールドだったりする。
いつの間にかキョウスケ案は参考程度の設定になってしまったが。なんてこったい。


各作品における性能

+ COMPACT2
初出作品の『COMPACT2』では、スーパー系よりやや低い装甲とリアル系よりやや低い運動性を合わせ持つバランスの良い……と言うか、
はっきり言って中途半端な性能だった。
さらに最強武器も射程1~2と非常に短い癖に移動後に使用不可である為、援護攻撃が主目的。
「ボスの斜め上がアルトの定位置」とはよく言われたものである。

さて、機体が中途半端な中パイロットはどうかと言うと、キョウスケの能力値がWS本体のパーソナルデータに依存する為、
一般兵以下からアムロ以上というとんでもない振れ幅。
弱いデータに当たった人には「最弱機体&主人公」というイメージが染み付いてしまった。

総合すると、単騎で特攻して無双するには向かないが、「援護」というシステムを初めて搭載した本作の主人公に相応しい性能と言った所。

+ IMPACT
リメイク作の『IMPACT』ではアルトのリボルビング・ステークの射程が延びる、必殺武装「切り札」の追加など武装面の強化はされるが、
やはり耐久面は低い。
だが後半はW-UPユニットという「強化パーツスロット数が多いほど強化される」本来はサブ機体用の強化パーツと相性がよい他、
ヴァイスとの合体攻撃が追加された事で一転強機体となった。
ただし、イベントでヴァイスを強化させると合体攻撃(と真ゲッター)が使えなくなる為、敢えて強化させないプレイヤーが多く生まれる事になった。
その他、装甲も強化されリーゼになるとマジンガーZを超えるようになった。
その癖、運動性も見た目よりはよっぽど高いので改造しておけば結構避けたりもする。

「装甲の厚さが取り得でな」

+ OGシリーズ
『OG』シリーズでは、アルトは1作目の『OG1』から登場するが、リーゼは『OG2』より登場する。
これまでの健気に生きてきた活躍ぶりから一転、『OG1』では文句無しの最新鋭機として性能も高く、最後まで活躍を見込める。
『OG2』では流石にリーゼが待っているため、『OG1』ほどアルトは強くはない。
『OG外伝』まではアルト系共通で陸S、リーゼは更に宇宙Sを持つため『IMPACT』同様に運動性フル改造すると結構避ける。
『第2次OG』ではバランスが見直され、初期で地形適応Sを持つユニットがほぼいなくなり、アルトも同様に陸・宇宙共に地形適応Aとなっている。
何故か水中移動適応を持つが、本体や武器、パイロットの水中適応が高いわけではないのであくまで移動用である。
スクリューモジュールを使わずにAアダプターとパイロットの養成で、水中でも戦闘力が落ちないというメリットはあるが。

『OG』ではアルト系列も搭載容量が少ないながらも選択武器を扱えるため、旧キョウスケやマリオン博士の思いを踏みにじって、
あろう事かビーム兵器を持たせたり、一点突破する気のない、継続戦闘能力に特化した兵装も足せてしまう
(反撃不能を減らしたり、弾数に縛られず大暴れ出来た方が、一点突破よりも戦いやすいと言うゲーム的な事情もあるが…)。
『IMPACT』では取捨選択だったヴァイスリッターの強化と合体攻撃も自動的に両方ゲット出来る上、
合体攻撃はダメージ半減等のバリアを貫通出来るなど、『IMPACT』以上に役立てる性能となっている。
更に機体をフル改造すると、選択できる固有ボーナスの「武器の地形適性をすべてSにする」によって更に高い攻撃性能を発揮する。
ステーク系が空Bだったり、合体攻撃がAどまりなアルトにとってはかなり恩恵が大きいと言える。
しかし仕様が変更された(Zシリーズに近くなった)『第2次OG』では「格闘武器攻撃力+200」になり旧作に比べて弱体化した。

ある意味一番の問題点は乗換えが可能になった事で、熟練パイロットでなくとも、この扱いづらい機体に平然と乗れる事かもしれない。
ただし、短射程なのに移動後攻撃不可な最強武装持ちのため、
キョウスケも含めた精神コマンドの突撃(通常兵器が移動後攻撃可能になる)を持ったパイロット推奨だったり、
合体攻撃はキョウスケでしか撃てないため、「キョウスケ向けの機体」というイメージはちゃんと保たれている。
なお、『OGS』以降はクレイモアが援護武器として使用不可になったため、「ボスの斜め上がアルトの定位置」は完全に過去の遺物となってしまった。
ちなみに大抵の合体攻撃はパターンをOSに組み込んで使っているが、アルト&ヴァイスの合体攻撃はマニュアル操作で行われている。

+ 30
スーパーロボット大戦30周年記念作品の『30』で、有料DLCの第2弾の内の1機としてリーゼが参戦。
パイロットのキョウスケ共々、『IMPACT』の世界から何者かの手により『30』の世界に転移させられたようだ。
出自は『IMPACT』だが性能は『OG』寄り…どころかもっと尖っており、ここに来てチェーンガンのP属性が没収
移動後攻撃はホーンかバンカーのみでひたすら突き進み、反撃で実弾を撒き散らしまくることになる。
だがその代わりカスタムボーナスで『OG2』までの固有ボーナスであった「武器の地形適性をすべてSにする」が復活。
合体攻撃の相方のライン・ヴァイスリッターは遅れての加入となるが、本当は『IMPACT』だとリーゼとラインの合体攻撃は出来ないというのは禁句
今作からは相方が未出撃or距離が離れていても合体攻撃が使用可能という仕様変更により、単機でランページが使えるようになった。
やはりパーツで射程を伸ばしたい所だが、今作には射程3以下の武器の攻撃力を上げるパーツも存在するため、どっちを取るか悩む所。
一部戦闘アニメには後述のアニメ『ジ・インスペクター』のワンシーンがそのままカットインとして使われており、ファンの度肝を抜いた。

+ 他社ゲームにおけるアルトアイゼン
フロムソフトウェアと共同開発しているアクションゲーム『Another Century's Episode:R』にも、サイバスターやART-1と共にまさかのサプライズ参戦。
DS版『魔装』や『無限のフロンティアEXCEED』の特典CDの伏線から察するに、
『OG外伝』と(『魔装』の)地上人召喚事件の間の時系列からやってきたようだ。
実際にその後発売された『第2次OG』でラ・ギアスに召喚された際にも、言葉を濁しながらもそれらしい事を仄めかしている。
はっきり何があったか言えないのは他社の作品だから仕方ないね

+ パイロット「キョウスケ・ナンブ」について

「賭けるか?これで落ちるかどうか…!」

連邦軍の北米ラングレー基地ATX小隊に所属しており、隊長であったゼンガー離反後は隊長となっている。
階級は曹長→少尉→中尉。
声優付きの場合は前述通り、マイクラッシャーこと森川智之氏が担当。
無口・無愛想なため冷静沈着に見えるが、実際は静かに燃える熱血漢。
欠点としてエクセレンやラミアなど、親しい者の生死がかかると精神不安定気味になったり、判断力が鈍る傾向がある。
特に漫画『Record of ATX』では顕著であり、それまで激昂していたブリットとリュウセイがビビるほど(眼からハイライトが消えている)の表情で、
「俺は冷静だ」と自分に言い聞かせるように語っていた。なお、この状態はエクセレンを救出するまで続いた。

ちなみに『OG1』でも単純に「一番怒らせたらマズイ相手」と仲間であるイルムに言われている。
実際、彼を怒らせたハンス、イングラム、アルフィミィ、ユルゲン博士はきっちりお礼参りされている
(しかも直接手に掛けたか掛けてないかに関わらず、全員死亡している。ただし、アルフィミィに限っては『OGS』では運よく一命を取り留めている)。
また、賭け事が好きで分の悪い方に賭ける主義。戦場では「1%でも勝ち目があれば、そこに全額を賭ける男」と評され一目置かれるほどだが、
普段の身内でやるギャンブルでは大穴狙いのため、よく負けている。
ちなみにアルトアイゼンを担保にしたり、エクセレンに借金した事もある。
前者は勝負に勝ってチャラにしたが、後者は中断メッセージでヒーローみたいな叫びを披露する羽目になり、ライバルであるアクセルから同情されていた。
まぁ、どこぞの100万Gの男よりはよっぽどマシ
また、自身の生死がかかった際の悪運は異常に強い。
賭け事以外にも、テストパイロットという立場のためか漫画では試作機の図面を見るのが趣味となっており、
リーゼ開発のエピソードから分かるように自分で図面を引いたりも出来る。
『COMPACT』及び『IMPACT』時代に竜型かつ起動コードが飛竜乗雲のガンドールが旗艦だったためか、
『OG』シリーズでの分岐は基本的にヒリュウ改側にいる。

北米基地に赴任する前は極東基地にてテストパイロットをやっており、
『OG1』におけるキョウスケ編の第一話では、ビルトラプターのテストパイロットを務めている。
その際、彼を疎んじている上官のハンス・ヴィーパーの策略により変形機構に欠陥のあったビルトラプターの空中変形を行い、空中分解を起こし墜落している。
ハンスとしては厄介者の始末をつけるつもりだったが、前述の強運により生還。事故の責任を取る形でラングレー基地への赴任を命じられる事になった。
赴任時に後に恋人になるエクセレンと再会する(当初はキョウスケは気付いていなかったため再会という自覚はないが)。
エクセレンに対しては、恋人になってからも普段はそっけないが内心では大切にしており、要所要所でそれが窺える。
そのため、エクセレンに手を出した奴は漏れなくアルトのステークもしくはバンカーでブチ抜かれる。
一度などは変形中の敵機にブチ抜く(しかも、漫画作品を見る限りコックピット狙い)という特撮の悪役でもやらない掟破りの行動を取った事すらある。
ある意味ツンデレ。

ラングレー基地配置後はゲシュペンストMk-IIに乗っていたが、ATX計画の開発責任者であるマリオン博士から格闘戦比率と損耗率の高さを指摘される。
しかしこれは彼の腕が未熟なためではなく、むしろ彼の腕に機体がついていけないために起こっており、
それを把握していたマリオン博士がキョウスケに目をつけアルトアイゼンのテストパイロットに指名、受領する事になる。

士官学校時代に乗っていたシャトルの衝突・墜落事故に巻き込まれ、その時に重傷のエクセレンと居合わせ、助けようとした事があった。
しかし、この時エクセレンは既に死亡しており、アインストにより復活する事になるが、彼は持ち前の強運で普通に生き残った。
さすがに重傷は負ったので入院はしたが、アインストによって蘇生されたエクセレン含め、
彼以外は全員死亡という大事故という事から彼の強運ぶりが窺える。
この事故によってキョウスケとエクセレンはアインストの声を聞く能力を得た。
なお、キョウスケはエクセレンを助けようとした際に「エクセレンは致命傷を負っていた」とかなり後になって思い出しており、
エクセレンと再会した時に覚えていなかったのも、致命傷を負っていた→生きているはずがない」という思い込みもあったものと思われる。

ちなみに身体の頑丈さも人並み外れているようで、常に身体を鍛えているブリットが乗って体調が悪くなったシミュレーターを、
「Gが軽すぎて参考にならない」と評している。
前述のビルトラプターの墜落の際にも肋骨を何本か折ったがピンピンしており、無事に帰ってきた。
更に『Record of ATX』では、自力でコクピットから這い出た後にパイロットスーツを着たまま泳いで帰ってきた。
同作では度重なる戦闘で肋骨にヒビが入っており、DC戦争が一通り終わった後の休暇中に検査を受けて判明するまで黙っていた。
『OG2」ではアクセル・アルマーの駆るソウルゲインに完膚なきまで叩きのめされた時は手術室に運ばれたが、その後大した間も置かず復帰している。
『OGS』では手術室送りにすらならず、打撲や擦過傷で済むという強運と頑丈さを見せた。
ファンからは冗談めかして「異能生存体」や「ラッキーLv9」などと称されている。
ただし、タスクやラミアから訝しまれているように、アインストからの影響という可能性も示唆されているが、現在はどちらとも言えないと言った所である。
どちらにせよ、本編のキョウスケがエクセレンや向こう側のキョウスケと違い「アインストに選ばれなかった」という点は変わらない。
なお、頑丈さはともかく生身での戦闘力は特筆するほど高くはない。

+ ではもし、選ばれたのがエクセレンではなくキョウスケだったとしたら?

「お前達は純粋な生命体には成り得ん。俺が…そう!俺、こそがぁっ!!」

『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS』(OGS)の『OG2』シナリオでは、
物語の舞台となっている世界のさらに平行世界(作中では「あちら側の世界」と呼ばれる)において、
シャトル事故でエクセレンが完全に死亡し、代わりにキョウスケがアインストに選ばれるという衝撃的な設定が明かされた
(GBA版の『OG2』では「あちら側」のエクセレンが死んでいるのは同じものの、
 「あちら側」のキョウスケは「こちら側」と何ら変わりのない人物と説明されていた)。
アインスト化したキョウスケなのでファンからは「アインスケ」とも呼ばれる。

「あちら側」の世界でのキョウスケは特殊鎮圧部隊「ベーオウルブズ」の隊長となっており、キョウスケもベーオウルフと呼ばれているのだが、
敵味方関係なく殺戮する恐怖の対象として味方である連邦軍からも恐れられている。
また、『スパロボA』主人公の一人で、「あちら側」で反乱軍に所属していたアクセル・アルマーは、
幾度となくこのアインスト化したベーオウルフと戦っており、OG世界に移動した後も「こちら側」のキョウスケをベーオウルフと別人と認識しつつも、
アインスト化しないかと警戒し、一時はキョウスケを目の敵にしていた(後に和解)。

で、どんだけ凄まじかったかと言うと、
  • 乗機の片腕が切り飛ばされてもグチャグチャと生々しい音を立てながら再生+巨大化(戦艦が数隻入れる格納庫で動きに支障が出るレベル)
  • ゲシュペンスト(恐らく中身はアインスト)を複数従える
  • ブツブツと訳の分からない事を喋っていたと思いきや大きな声で笑い出す
…など明らかに人間をやめている
しかも、アニメでは何と並行世界とは言え、主要登場人物の一人にトドメを刺した
ぶっちゃけ、こんなバケモノ相手にすれば、アクセルがこちら側のキョウスケを極度に警戒してしまうのもはっきり言って仕方がない
おまけにアニメでは最終的に倒されたからいいが、ゲームでは未だに「あちら側」で健在のはずなので、
「あちら側」は今頃大変な事になっているんじゃないかと心配になってくる。*5

「勝利…?敗北…そこに意味はない……破壊されるか…創り出されるか…そして…お前は……死ね!」

なお、強運と悪運の持ち主であるが、上司運はあまり芳しくなく、前述のハンス・ヴィーパーやシロガネ艦長のリー・リンジュン中佐や、
新しくラングレー基地司令となったケネス・ギャレット中将などから疎んじられている。
それ以外でもまともな上司は戦死したり、政変の影響で更迭されたり、
挙句ゼンガーやイングラムのように(それぞれ事情はあるが)裏切り敵になるなんて事まで。
他にも彼と絡みの多い女性キャラは…
…と、恋人のエクセレンを筆頭に普通じゃない場合が多い。
ちなみに上司に関しても、彼を冷遇したものは死んだり失脚したりしている。

パイロット能力は『IMPACT』以降は格闘と技量が高く、特殊技能として「強運」とカウンター系(『IMPACT』では先手必勝)を必ず保有している。
『IMPACT』では援護攻撃・防御、『OG1』では指揮をそれぞれ取得しているが、『OG2』以降はどちらも習得しない。
『OG』ではエースボーナスで格闘武器のダメージ+とエクセレンとの愛情補正もあり、作中トップクラスのアタッカーである。
『第2次OG』ではエースボーナスが「カウンター発生率&クリティカル率アップ」に変わったため火力は落ちたが、
新スキルの「統率」により、(ツインの相方や援護ツインユニットの編成次第であるが)最大火力は相変わらず高い。
ツイン精神は敵を倒すと再行動が可能になる「連撃」。
『30』ではカウンター周りのシステム変更の煽りをモロに受けた結果、カウンターと援護のプロだった『IMPACT』での初期習得技能は綺麗さっぱり忘れ
まさかのキョウスケ専用技能と化した「強運」と、今までどのシリーズでも初期習得した事が無い「底力」と「見切り」と「ガード」を引っ提げてくるという、
耐えて耐えて耐えまくる鉄壁の構成となった。
このキョウスケで戦っていた『30』における『IMPACT』世界はどれほどの縛りプレイになっていたのだろうか。ラインがいるので真ゲッターも取ってないし

『無限のフロンティア』シリーズのヒロインである楠舞神夜は「苗字の読み」「花札」「分の悪い賭けは嫌いじゃない」など彼をモチーフとしている。

+ 茶目っ気ウルフ

『OG』シリーズでキョウスケをネタにすると必ず引っ掛かるのが、ネタのバーゲンセール「究極!ゲシュペンストキック」
なにせ、中の人は『宇宙の騎士 テッカマンブレード』でシャウトでマイク2本を壊した伝説を持つ森川氏のため、
ファンはあの「ボルテッカ」張りのシャウトが聞けるのではないかとときめきを募らせていた。
……が、『OG』ではいつものキョウスケだったため、結局叫ばず仕舞いとなり、ファンから「がっかりウルフ」の汚名を着せられる事に。
しかし続編『OGS』では遂にマイククラッシャーが本領を発揮し、キャラ崩壊ギリギリではないという見事なシャウトを決めてくれた。
かくしてがっかりの汚名は返上され、ついでに「やったぜウルフ」の称号まで付いてきた。…どういう事なの。
そしてアニメ版にまでその影響は波及した。


その他アルトアイゼンの系譜

平行世界の当機や開発過程において関係のある機体達。
+ ゲシュペンストMk-III
『スーパーロボット大戦OG』の並行世界ではこの機体、細部の仕様は異なるものの、
正式に「ゲシュペンストMk-III」の名を与えられ、主力機として正式採用されている
ちなみに、このMk-IIIはアルトというよりもリーゼに近い機体らしい(事実、後述のナハトは5連チェーンガンを装備していた)。
つまり、ただでさえピーキーだったのをさらにピーキーにしたのが正式採用されてしまった。
…もう一般兵を乗せる事を完全に放棄したのだろう。

+ ジ・インスペクターでの活躍
『OG』の並行世界であるアニメ作品『ジ・インスペクター』の上記Mk-IIIは変な再生能力があるわ、
するわ、腹からぶっといビーム撃つわと、一話から散々暴れてくれた。
まあ、アインストだからしょうがない*6
巨大化した際は設定名称も既にゲシュペンストでなく、「アインスト・ヴォルフ」(独語で「かつての狼」)となっている。
しかし、バケモノ化してブースターが潰れた結果、アルトの真骨頂であるはずの加速力が失われたようである*7
マリオン博士が見たら激怒するんじゃなかろうか…。ソウルゲインの反撃を受けて置いてけぼりを食らったため一話で出番は終了。
…とか言ってたら、最終話に乱入、ラスボスとして立ちはだかった。
前は出せなかったブースターもしっかりと展開し、更にパワーアップして「ノイ・ヴォルフ」となり戦い抜いたが、
最期は過去にアクセルに打ち込まれ、コアに食い込んだままだった玄武鋼弾が決め手となり、平行世界の自分であるキョウスケの手で撃ち貫かれた。
ちなみに、『OG』設定の並行世界の同一人物が同じ作品内で出会ったのは、恐らくこれが初。なんという自分対自分。

「馬鹿な!?未来が、過去にぃぃぃぃぃっ…!!」


+ アルトアイゼン・ナハト
OG世界での迷彩塗装された同機も同じ呼称だが、ここではアインスト分を抜いてMk-IIIをダウンサイジングした、
『無限のフロンティア』に登場する機体について説明する。
リボルビング・ブレイカーやレイヤード・クレイモアと言ったアルトの代名詞的装備を持っているのは同様だが、
クレイモアを仕込んだシールドというそれ盾としてどうなのよ的な装備も持っていた
そりゃ平行世界のMk-IIIは自己再生能力あるし、ナハトは無人機だから良かったかもしれないけど、有人機でこんなもんを装備させるなんてどうかしてる。
…元々肩にクレイモア仕込ませてるから、今更なのかもしれないが。
必殺技の使用など最大稼働時には熱によって機体が元祖と同様の赤い色になる。
敵の時は硬い(ブロック値・防御力共に高い)、重い(浮きにくく落下速度が速い)、痛い(全体攻撃有り)、自己再生ありと非常に厄介。
無印では援護専用キャラとしてファントム、アーベント、ナハト3機を1キャラとし、3機からランダムで出現するが、
ナハトは始動が下段ギリギリなので落とし易く、敵を落とすと一定確率で攻撃を強制的に中断させられる仕様もあって、
非常に扱い辛くハズレ扱いだったが、EXCEEDでは個別化。
ステーク部分のブロック破壊能力や拘束力、〆が壁バウンド、クレイモア中に一部の攻撃を当てるとヒット数が上がる等、
扱いづらくなったアーベントを尻目に汚名返上と言わんばかりに高性能化し、アルクオンやドロシーと並ぶ支援攻撃三強とも言われる。
支援効果は30%の確率で「直撃」が発動する『バリア貫通』。

+ アインストアイゼン
アルフィミィがキョウスケを理解しようとガワであるアルトアイゼンに似せて生まれたアインスト。
三連マシンキャノン、ステーク、クレイモア準拠の各武器を持つが、あくまで外観を似せたに過ぎない印象であり、
事実アルトの代名詞たるステークにも撃発機構がなく、単に力任せにぶん殴るだけの打撃武器にされてしまっている。

+ フリッケライ・ガイスト
『リアルロボットレジメント』に登場したバンプレストオリジナル機体。
『第2次スーパーロボット大戦OG』にも参戦。こちらでは「ラピエサージュ」の予備パーツも使われている。
さる事情から上半身以外は未完成の状態であったものをジャンクパーツを寄せ集めて急造された機体であり、
それゆえ「継ぎ接ぎ(フリッケライ)」の名を冠している。
四肢などのパーツをゲシュペンストMk-IIIのパーツで補っているという設定のため、武装の大半がアルトアイゼンと共通している。
アルトの代名詞である「リボルビングステーク」(パイルバンカー)も当然完備しているのだが、確かに威力はあるものの非常に使いにくく、
それを平気で使いこなしていたキョウスケの異常さ偉大さを間接的に教えてくれるゲームでもあったと言える。
まあ、そもそもアルトは武装の壊滅的な射程をふざけた加速性能で補っている機体であるので、
そうした配慮のされてない機体に武装だけ積んだ所で上手く使えるはずがないのである。
『OG』参戦の際にはその辺りがどう解決されているのかが注目される。またマ改造か?
なお、『リアルロボットレジメント』世界のゲシュペンストMk-IIIは欠陥機として破棄が決定されており、
そのおかげでフリッケライ用のパーツ取りに使われてしまったという裏設定がある。
どうやらRRR世界には彼を乗りこなしてくれるパイロットはいなかったらしい。
パーツを有効活用してもらえたとはいえ、一番可哀想な末路を辿った並行世界であろう。
でも、化物化するよりはマシか…?
ちなみにMXのリアル版主人公機であるサーベラスも参戦しているので、後継機になればパイルバンカー装備主人公機が揃う事になる。
そして先輩であるアルトアイゼン・リーゼとの合体攻撃E.D.N.まで作られてしまった。しかも射程以外全ての面で性能がランページゴーストより上。
お蔭でプレイヤーからはE.D.N.はエクセレン・旦那・寝取られたの略だとネタにされる事に
武器性能がほぼ同一で、アリエイルがキョウスケが習得しない加速持ちのためツインユニットの相性も抜群である。
ただし、キョウスケの統率を最大限に有効活用したいなら適宜ツインを組み替える必要がある。
ちなみにアルトにおけるクレイモア準拠の拡散武器を持っているのだが、何故か必殺技や合体技でしか使用しない。
『OGMD』ではATXチーム全員と信頼補正が付いた。

+ アーマリオン
リョウトが乗っていたリオンを試作PTのパーツを使い改良を施したもの。
アルトアイゼンやゲシュペンスト、ヒュッケバインの試作パーツを使用しているため、AMとPTの中間のような姿をしている。
というか元のリオンの原型をほとんどとどめていない。
推力の上昇、装甲の増加などアルトアイゼンに近い方向性で改造されている。
武装も頭部のハードヒートホーンや肩のスクエア・クラスターなどアルトアイゼンに近い構成をしている。
スクエア・クラスターはベアリングではなく大量のマイクロミサイルをばら撒く武装になっているので、
本家よりは大分まともな仕様に見える。こういう方向性でなら量産型ゲシュペンストMk-IIIもありかも

+ ラピエサージュ
平行世界の機体であるアシュセイヴァーの改造機。
ATX計画のアルトアイゼンとヴァイスリッターのデータを基にして改造されている。
当初はアクセルに乗ってもらう予定だったが、ソウルゲインがあるのと本人が嫌がったためスクール出身のオウカ・ナギサが搭乗する。
その際にパイロットの能力を限界まで引き出すゲイム・システムを搭載されている。

+ ダイゼンガー
直接アルトアイゼンのデータが使用されているわけではないが、
コンセプトや装備される予定だったGインパクトステークなど、アルトアイゼンの影響が散見される。
大本のコンセプトはグルンガストの発展形。

+ ビルトビルガー
まさかのアルトアイゼン直系の後継機で製作者もマリオン博士。パイロットはスクール出身のアラド・バランガ。
アルトアイゼンの直系と言っても兄弟機であるビルトファルケンとの連携が前提であるため、大分マイルドな仕様となっている。
スタッグビートルクラッシャーというデカイ鋏が右腕についてるが、
これは接近戦の得意なキョウスケとカチーナにアラド向きの武器は何かと聞いた結果である。アラドが乗る予定の無いタイプLにもついてるけど
合体攻撃のツインバードストライクもランページゴーストを参考にしている。
ちなみにアラドが乗っているタイプRとは別に赤いタイプLも存在しており、『OG2』では条件を満たすと入手可能。
こちらは合体攻撃がない代わりに特殊武器の「スタンショック」を装備しており、効果は「相手を1ターン完全行動不能にする」という極悪なもの。
精神コマンドの「直撃」持ちを乗せればラスボスだろうと反撃を気にせずフルボッコ可能。
直撃を持っているのはライ、レーツェル、レオナの三人だけでライはSRX、レーツェルはアウセンザイターと強力な機体に乗るため、
この三人の中ではレオナが乗る事が多い。
なお、タイプLの相方になるビルトファルケンのタイプLはアラドが乗ってヴィガジに破壊された
(この時のファルケンの使い方でマリオン博士に見初められたのだが)。


MUGENにおけるアルトアイゼン

+ Kn氏製作 OGS版アルトアイゼン
  • Kn氏製作 OGS版アルトアイゼン
アストラナガンヴァイスリッターを製作したKn氏によるもの。
MUGEN1.0以降専用だが、WinMUGEN用のdefファイルも同梱されている。
ビームライフルなどの換装武器は装備しておらず、本来の武装のみで戦う。
武器はヒートホーンを除いて全て弾数制となっていて、リボルビングステークのみリロード可能。
通常はラウンドが変わっても弾は補充されないが、11Pを選択する事でラウンド毎に弾薬が補充されるようになり、12P選択で弾薬が∞になる。
最強技の「切り札」は、
「全武装を一気に叩き込むため非常に威力が高いが、使用後にはヒートホーンとステーク以外使用不可になる」
という正に最後の切り札。

外部AIはホルン氏によるものが公開中。
恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、クレイモアと「切り札」の使用頻度などを設定可能。
最強設定だと容赦なくステークやクレイモアを叩き込んでくるようになる。
ただしそれに合わせて弾薬の消費も激しくなるため、強化カラー以外での調整内容はよく考えよう。
想定ランクは強~凶下位との事。

+ らはーる氏製作 OG2版アルトアイゼン・リーゼ
  • らはーる氏製作 OG2版アルトアイゼン・リーゼ
GBA版『OG2』のグラフィックを元として製作している。その為、サイズは小さめ
ストライカーとしてR-1やライン・ヴァイスリッター、虎龍王を呼ぶ。
カットインなどはあるが、音声関係はデフォルトのままのようである。
「エリアル・クレイモア」(切り札)とライン・ヴァイスリッターを併用する事で『ラブラブアタックランページ・ゴースト』もどきも可能。
OG設定なのか、シシオウブレードやブーストハンマー、メガ・ビームライフルも使用する。

現在は氏のYahoo!ブリーフケースアカウント消失、代理公開先サイトもInfoseek無料HPサービス終了により閉鎖したため入手不可。


「どんな装甲だろうと…撃ち貫くのみ!!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー

東方異幻想


*1
本来は指向性地雷の事だが、カバー下にずらりと並んだ砲口から見て、
この機体に搭載されているのはチタン製ベアリング弾を使用したメタルストームの類だと思われる。
メタルストームについて詳しく知りたい方は検索してみてください。

*2
ただし、パイルバンカーに関しては『COMPACT2』のプロデューサーである森住惣一郎氏が2017年3月10日配信の「生スパロボチャンネル」にて、
「あの構造でバンカーが爆薬で伸縮するはずがない」と語っている。
カートリッジに入っているのは爆薬ではなく衝撃波を発生させるためのビームだとの事。
つまりパイルバンカーではなくガンブレードだったと言う事である。
そもそも伸縮が話題になっていたのはバンカー(掩体(防御))ではなく、パイル(杭)やステーク(串)の方では?
ただし、後年の2021年12月に発売されたプラモデル「HG アルトアイゼン」では、
「機体フレーム側に杭をピストン運動させる機構があり、敵機に杭を突き刺すと杭が後退、それをシリンダー内の実包を撃発して撃ち出す武装」
という解説が説明書に記載されている。
この設定は寺田貴信氏が監修し、森住氏も確認しているため公式設定と言っても過言ではないだろう。

*3
搭乗者にすら初見で「ばかげた機体」と言われ、さらには他の人物から「キワモノ」とも呼ばれたほど。
格闘寄り、超能力持ちのチームメイトですらシミュレーターに乗っただけで吐くレベル。
しかも、搭乗者に言わせればそのシミュレーターですら「Gが軽くて参考にならない」
搭乗者もアルトで無茶な駆動をかけた際に骨にヒビが入ったり、吐血したりしている描写がある。開発者の性格が窺わry)。

*4

「~~うわぁ…何コレ…」
「何で陸戦機にアフターバーナーだの過給器だのついてんのかしら
 …あーー あらあら うわー…」

参考までに、コミカライズ版『スーパーロボット大戦OG ディバインウォーズ Record of ATX』において、
キョウスケが始めてアルトアイゼンに乗った際、少し距離を詰めるつもりで軽くスロットルを踏み込んだ所、
一瞬で敵の目の前まですっ飛んだため、ビビッてステークのトリガーを引き損なうという物凄い経験をしていたりする。
その後すぐに「コツは摑んだ」と薄笑い浮かべていたが。やっぱりこいつどこか壊れてる

そこから単純に二倍の推力を与えられたと逆算すると、
普通の人間が乗ったら出撃した次の瞬間友軍機か敵機かその他の物体に正面衝突して死亡してもおかしくないと思われる。
……少しは自重しようよ、マリオン博士(&旧設定のキョウスケ)。

*5
ただし、エクスバインのようなアニメオリジナル機体の存在やゲーム本編で正常だった人物がアインストに侵食されるなど、
独自設定や展開が多々存在するため、必ずしもゲーム本編に繋がるとは限らない事を留意されたい。
もっとも、エクスバインのようにゲームに逆輸入される可能性もまた存在するが

*6
+ アインストとは
生命が誕生するより遥か昔、地球をルーツとする生命を監視するために『思念体』によって生み出された人造生命体。
戦いに明け暮れる人類を見て現在の宇宙には不要と判断し、全ての生命を抹殺した後に新たな生命を生み出そうとする。
名前はドイツ語で「過去」を意味する。
階級ごとに役割が分かれており、上位の個体は意思を持ち、蜂や蟻のように下位のアインストを生み出して使役する。
人間の可聴域を越えた音波を発し、無人機や人間を乗っ取って操作し配下に収めてしまう事が可能(一定以上の『意思』を持つ場合は操作されない)。

(以上、wikipediaより引用・改変)

これがある事件を引き起こし、さらに「ある人物」に取り付いた事が『COMPACT2』及び『OG2』の事件の発端になり、
『OGS』では「あちら側」でアインスト化したキョウスケも現われ、世界に大きな混乱を招いている。

*7
ソウルゲインとの決着では半壊した状態で走って襲いかかるが、あっさり撃退されている。
参考までに、変質前のソウルゲインとの押し合いではその加速力で勝ちかけている。


最終更新:2023年10月16日 10:43