バラゴン

バラゴンとは1965年公開の東宝の怪獣映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』などに登場した怪獣である。
地底怪獣」という二つ名を最初に賜った怪獣である。
前後肢の巨大な爪と、背中の重なり合った大きなヒダを使い、自在に地中へ潜る。
普段は前肢を地に付けた四足歩行形態であるが、戦闘時には後ろ肢で立ち上がることもある。
パグ犬にも似たやや寸詰まりの顔を持ち、額の中心からは大きな1本角が生えている。
側頭部の後方左右には耳のようなヒレがあり、普段は頭部に沿って伏せられているが、興奮状態になると起きあがる。
また初代のみ口から赤色熱線を吐き、角が発光する。

以前は「バラナスドラゴン」という正式名称があるという記述がwikipediaに見られたが、
現在のところこの名称は正式名称ではなく、1990年代の書籍による後付け設定だと判明している
東宝怪獣にはバラノポーダーなど公開当時からの公式の学名や正式名称を持つ怪獣が多いため、
バラナスドラゴンもそうしたものだという誤解が広がったと推測され、誤認しているサイトもあるので注意が必要。
ただし90年代からの怪獣ファンにはこの呼称に馴染みのあるファンもいるので、
東方などの二次創作設定のように捉えて使ってみるのもいいだろう。
+バラナスドラゴンという呼称の詳細
バラナスドラゴンの記述のある文献としては『ゴジラ大百科 新モスラ編』(1992年、学研)が現時点の調査では最古となる。
この書籍における記述では中生代の大爬虫類バラナスドラゴンの進化した末裔がバラゴンという説明であり、
そもそもの初出ではバラゴンの正式名称ではなく、進化前の先祖の種族名を指していた。
(なお「バラナス(Varanus)」という生物自体は実在しており、コモドオオトカゲなどオオトカゲ属を指す。)
こうした後付の書籍設定が公式に取り入れられた怪獣の例はゴモラの超振動波など多く存在するが、
この呼称の場合は東宝公式系の資料ではバラナスドラゴンの名前に言及した資料が確認されておらず、
2015年時点では公式設定でなく、一部書籍に見られる後付設定という認識が正しいだろう。
ただし怪獣ファンの増えた90年代の資料の出典であり長くwikipediaで誤情報が掲載されていたため、
一部世代への知名度の高い設定ではある。この点でも有名になってしまった二次創作設定に近い状態かもしれない。

可愛い外見に似合わず肉食性であり、地底に身を隠しながら白根山付近の山村を襲撃、人畜を全滅させていった。
その結果、同時期に研究施設から脱走した改造巨人フランケンシュタインに濡れ衣を着せてしまう。
やがて両者は日本アルプス山中で遭遇、バラゴンは熱線や体当たりなどで攻撃を試みるが通用せず、頚骨を折られて絶命した。
映画版では、偶然にも地底移動用に掘っていたトンネルが地盤沈下を誘発し、フランケンシュタインを相打ちに持ち込むが、
TV放映版では、バラゴンが死んだ直後に 何の前フリも無く湖から海魔 大ダコが出現 。前座扱いになってしまった。

ゴジラシリーズにも登場しており、1968年の『怪獣総進撃』と2001年の『ゴジラ・モスラキングギドラ 大怪獣総攻撃』に登場している。
『怪獣総進撃』では似たような名前のバランが登場していてちょっとややこしいが、あっちはむしろ飛行怪獣である。

+その後の昭和版バラゴン(怪獣総進撃でのバラゴン)
なお余談であるがこのバラゴンの着ぐるみは映画公開後に円谷プロに貸し出された後頭を挿げ替えられて、
胴体を傷つけないよう布で覆った上にラテックスが塗られ、『ウルトラQ』のパゴスに改造された。
その後『ウルトラマン』では新造形された頭部が付けられネロンガとなり、
更にスポンジ製の棘を付けてマグラーに改造された後、この棘を外し、襟巻きを着けてガボラに改造された。
(マグラの外皮があまりにも他の連中と違うので一時『キャラクター大全 ウルトラマン全調査報告』などで「マグラが最終形態」という説があったが、
上記のように外皮は外せる構造なのでいくらでも戻せる。というかそうでないと後述のバラゴンとして復帰ができない。)
それ以降は再びネロンガに再改造され、全国のアトラクション巡業に使われてた後、
『怪獣総進撃』製作時に東宝へ返却され、再びバラゴンとして復元された。

しかし、度重なる改造で酷使された着ぐるみはアクションに耐えられなかったらしく、『怪獣総進撃』劇中では全く活躍しない。
「パリにはバラゴン」とナレーションされる場面では、地下から出てきて凱旋門を破壊するゴロザウルスが映されており、
キングギドラとの決戦の際も、富士山麓に10大怪獣が集結する際に小さく登場するだけで、戦闘に参加した描写はない。

『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』では、護国聖獣の一匹「婆羅護吽」として登場。
熱線は吐かず、俊敏な動きによる飛びかかりや噛み付きで戦う。また、マグマ付近に棲む為、ゴジラの放射熱線に耐性があるとされる。
日本に上陸したゴジラに対し先鋒として挑むが、体格に二倍近い差がある(バラゴン30m、ゴジラ60m)上に、
今作品のゴジラは太平洋戦争の死者の怨念の集合体という設定なので、物理攻撃は一切通用しなかった。
結果、地中に潜って奇襲するなどして健闘したものの、一方的に蹴り飛ばされ踏み付けられた挙句、
至近距離から放射熱線を放射され、一発で爆死した。 耐性とはなんだったのか

+その他余談など
なお、『フランケンシュタイン対地底怪獣』の元々の案が『フランケンシュタイン対ゴジラ』であったことを意識してか
『大怪獣総攻撃』や漫画『怪獣王ゴジラ』ではゴジラと誤認されたり、
米国のアニメ『ゴジラ・ザ・シリーズ』ではゴジラの戦法のモチーフになったりしている。
流用怪獣のパゴスの話も、初期稿ではゴジラの流用であるゴメスの出演が構想されていた。

また、2015年に放送された『ウルトラマンX』第1話冒頭にはマグラーが凱旋門を破壊するシーンがあったのだが、
これは前述の通り『怪獣総進撃』の劇中でバラゴンがやり損ねたパリ襲撃シーンのオマージュであり、
約半世紀の年月を越えて(間接的な形で)ようやくリベンジを果たしたと言える。
(なお、この際使用されたマグラーの着ぐるみもバラゴンをモチーフにした怪獣ゲロンガの改造品である)

(以上、Wikipediaより引用・改変)


MUGENにおけるバラゴン

ガボラケムラーなどウルトラシリーズの四足怪獣に定評のあるmuu氏が製作。
公開開始は2009年10月25日で、FC版『ゴジラ』のドットを使用して作られている。
FCのゲームだがドット絵はよく動き質も高く、
SFC版ウルトラマンの怪獣と比べても、色数以外で見劣りはしないだろう。

ただ、攻撃技の種類は少な目で、ダメージを受けること以外ではゲージが溜まらない。
しかし、ゲージMAXになると怒り状態になり攻撃力が1.5倍になる。
さらにこの時ゲージを消費して、ゴジラモスラキングギドラストライカーとして呼び出し、
攻撃する必殺技「大怪獣総攻撃」が使える。この技がかなり強力で、発動すると画面がまさに怪獣総進撃のような状態になる。
7:15あたりから

とはいえ決め手となる技がこの必殺技のみで、使用にはダメージを受けないと貯まらないゲージが必要なので
高火力だったり、ゲージを減少させる技を使う相手を苦手としている。
そういった相手と戦わせる時はライフ増加などの調整をしてもいいのかもしれない。
また投げ技でダメージを受けた時にはゲージが一切溜まらないので、投げをメインに戦う相手との相性を最悪である。
このように強力な技の使用条件が相手によっては厳しくなり、通常技が弱いので実はそこまで強くはない。

また四足歩行で背が低いので敵の攻撃に当たりにくそうだが、ジャンプ攻撃をよく使うので割と上段攻撃にもよく当たる。
また、この背の低さゆえ、手前に大きな物があるステージだとバラゴンが見えにくくなってしまうので気をつけよう。

AIの必殺技を使うかの判断に敵との距離などが使われているようで、敵に接近しているとなかなか必殺技を使わないこともある。敵に攻撃されている時はゲージが溜まっていても通常攻撃の反撃をしやすく、敵がバラゴンと距離をとったり、ガードをした隙をついて必殺技を使ってくるようなAIになっている。
そのためあまり防御せずに攻めてくる怪獣キャラ相手にはなかなか必殺技を使わないが、バリアーや距離をとっての飛び道具で戦う宇宙人やウルトラ戦士には割と高い頻度で必殺技を使ってくる。
また、敵との距離が取りやすい「幕張ベイエリア」のような広いステージの方が必殺技をよく使ってくるようだ。

+大会ネタバレ
MUGEN大怪獣バトル2010で大会に初出場したが、その性能を知る視聴者は少なく活躍を予想した人はほとんどいなかった。
しかし、上述のように相性のいい宇宙人やウルトラ戦士とばかりたまたまトーナメントで当たったことにより、
必殺技の「大怪獣総攻撃」で対戦相手に圧勝しその強さを見せつけた。
この必殺技がインパクト抜群で一方的に相手を叩きのめした事と、うp主が必殺技使用時に
処刑用BGMとして『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』のBGMを流して場を盛り上げた事もあって、
この大会ではすっかり強豪怪獣の一角として恐れられる事になった。

途中で普通の怪獣に当たればあっさり倒されてもおかしくなかったのだが、
幸運にも得意な相手ばかりに当たり、勝ち残ってベスト4に残るという快挙を成し遂げた。
しかし、最後には苦手な怪獣の中でもベスト4に実力で勝ち残るほどの強豪、
おまけにゲージを減らす技を持つという相性最悪の相手に当たり、逆に一方的に倒された。
こうして結果的にはベスト4で終わったものの視聴者に与えたインパクトは相当なものだろう。
ただ、繰り返しておくが、実際の実力はガン攻めAIのガギガイガン、ゲージを減らせるアボラスなら
普通に倒せるくらいの強さであり、怪獣相手なら決して強すぎるキャラではないということは頭に入れておこう。

同作者の同じくFC版『ゴジラ』のドットを使用したモゲラとは一見性能が似ているように見えるが、強力な攻撃や無敵のある技をゲージ無しで多用できるモゲラに比べると、
技の数は少ないものの、無敵が無く強力な技にはゲージが必要などバランスのとれた性能になっている。
怪獣の中での強さはガボラやムルチと同じ位で、他にもメカゴジラガイガン、muu氏改変版のゴジラとも割といい勝負をしてくれる。

このように、性能は割とまともで、デフォルトでAIも搭載されており、結構ジャンプしたりして動いてくれるので使ってみてはいかがだろうか。

詳しい技の性能や食らい判定など
+技の補足説明
  • 噛みつき
    • ジャンプして敵を攻撃する技。噛みつきといいながら全身に攻撃判定があり、足や尻尾に当たってもダメージになる。
      ただし、バラゴンの食らい判定は消失しておらず、攻撃判定の中心に残っている。
      そのため下手にこの技で突っ込むと、敵の反撃を受けることも多いので注意。空中でも使用可能。
  • 熱線
    • 口から吐く熱線で攻撃する技。このバラゴンにはこれと上記の噛みつきしか通常攻撃技が無かったりする。
      後ろ足で立ち上って使用するので、一般的な怪獣の頭くらいの高さを直進する。
      ただ攻撃範囲も威力も低めなので注意。空中でも使用可能。
  • 地下移動
    • 地底に素早く潜り移動する技。移動は前後の2タイプがある。
      移動距離はバラゴン一頭分くらいと短めで、攻撃判定も無いが自分の食らい判定が消えるので攻撃回避に使うこともできる。
      ただ判定が消えている時間は短いので気をつけよう。
  • 大怪獣総攻撃
    • パワーゲージを3000消費する必殺技。前述のようにゴジラ、モスラ、キングギドラを呼び出して攻撃する。
      その名の通り、『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』が元ネタだと思われる。

      なお各怪獣の攻撃は次のようになっている。
      ゴジラの攻撃はなんとキック、パンチ、尻尾、放射火炎と4種類もあり、歩くだけでなくジャンプして動き回る。
      なかでも放射火炎は攻撃範囲が広く、威力も高い。
      MUGENにおける昭和ゴジラの登場はおそらくこれが初めてだろう。
      キングギドラの攻撃は引力光線で見た目は細いが、その判定は見た目よりかなり広範囲である。
      モスラは鱗粉を上から下に降らせて攻撃する。
      このように非常に強力な技だが、出せる状態になった時にはバラゴン自身が弱っていることも多い。
      そのため調子に乗って噛みつきとかを使うと、敵の反撃でバラゴンが倒されて負けてしまうこともある。

      時間が経過すると呼び出した怪獣は消えるのだが、普通は敵かバラゴン自身がそれまでに倒されているだろう。
      一応ストライカーにもライフは設定されているらしく、
      攻撃を当てれば、ストライカーはひるむし、
      当て続ければ倒すことも可能。
      倒されたストライカーはそのラウンド中にもう一回この技を使用しても出現しない。
      尤もゲージが常にマックスででもない限り1ラウンド中にこの技を2回も使用できるような事態にはまずならないが。

出場大会

出演ストーリー

ネクサスまてぃっく(第1話から登場、苦労獣)

プレイヤー操作