からくり士


出身地:ヴァナディール
生年月日:天昌歴 864年
種族:エルヴァーン
性別:女性
身長:197cm
体重:80kg
血液型:O型
職業:冒険者
大事な物:乾坤圏(武器)、オートマトン
趣味:バリスタ(ヴァナディールのスポーツ)
嫌いなもの:範囲攻撃、ラミア族
特技:機械類全般の操作、金策

からくり士「あんたなんかに興味無いわ」
汎用マトン「汎用さんディスってんのか?」

ブロントさんヴぁーん内藤などの発祥の地であるネ実MUGENスレより生まれたキャラクター。
モチーフはオンラインゲーム『FINAL FANTASY XI』(以下FF11)の職業の一つである「からくり士」である。
製作者はグルージャジャも手掛けたSpider氏。
AIもデフォルトで搭載されていたが、現在は公開先であったFF11ロダ閉鎖により入手不可。


原作におけるからくり士

追加ディスクである「アトルガンの秘宝」で実装されたエキストラジョブ、所謂アトルガンジョブの一つである。

自らカスタマイズした自動人形「オートマトン」を操り、時に客を笑わせ、時に敵を葬る、さすらいの大道芸人。
軽やかな身ごなしを活かした格闘技も身につけている。
(公式説明文より)

「オートマトン」と呼ばれる自動人形を操作して本体と共に戦う、ペットジョブタイプ
(『FF11』におけるペットジョブは他にも竜騎士、獣使い、召喚士等が存在する)。
MMORPGではペットジョブ系のバランス調整はとても難しく、強くなりすぎるか弱くなりすぎるか両極端である場合が多い。
『FF11』においてもこの例に漏れず、ペットジョブは不遇の時代が長く続いていた。
からくり士も相当に不遇なジョブであり、
  • 前衛なのに主要ステータスがほぼ後衛と同レベル
  • メインの武器のスキルランクが全ジョブで一番低い
  • 装備できる防具がほとんど後衛用のみ
と、色々と厳しい状況であった。
何故こうも露骨に本体の性能が下げられたかというと、からくり士がオートマトンを操るので二人で一人分のスペックにするためと思われる。
オートマトンは「アタッチメント」と呼ばれる部品を付け替えることで白魔法主体・黒魔法主体・遠隔攻撃主体・等を使い分けることが出来るのだ。
これにより状況に合わせて最適な行動が取れ、他ジョブでは出来ないようなオールラウンダーな戦いが出来る。
…はずだったのだが、盾役を任せようとしても実装当初のオートマトンのHPは800~1800しかなく、
ケアルやワルツ等の回復魔法がオートマトンには使用できない
『FF11』の敵の攻撃は場合にもよるが一撃で100~200近いダメージを受けてしまうため、ほぼ10発以下でオートマトンは破壊されてしまう。
というかオートマトンはバグで防御力が0になっており、実質VITというステータス分の防御力60程度しかない。
そのため敵によっては3発も持たなかったりする。また破壊された場合のペナルティも大きく、呼び出すまでに数分待たなければならない
(呼び出してからの時間に比例し、呼び出し直後に破壊されると何と待ち時間20分
 ミッションなどの戦闘は制限時間が30分であることが多く、場合によっては戦力外通告である)。

こういった要素から、本体が前衛の中で最も弱いにも拘らず肝心のオートマトンが死ぬ事が多く、
本体メインで戦うしかないという状況に陥りがちな悲しきジョブ。
パーティ戦で売りとなる要素が無く、オートマトンのアタッチメントは高額または入手困難、
アタッチメントのセッティングが独自システムで取っ付きにくいなどの理由から、
からくり士をメインジョブとするプレイヤー人口は公式発表で1%前後というぶっちぎりの不人気ジョブとなった。
オートマトンの動作はAIであり、プレイヤーがした指示を即座に実行してくれるわけではないなど、非常に癖も強い。
一部ではオートマトンの必殺技である「ボーンクラッシャー」を縮めて、「ボンクラ」等と不名誉なあだ名で呼ばれている。
しかもこの「ボーンクラッシャー」自体も、待望の新必殺技だったにも拘らず既存の必殺技より使えないという謎の技であった。
それどころか既存の必殺技より優先して使うので、総合的には弱体化という始末である。

その後、アップデートで修正されるかと思いきや、開発陣から飛び出した現状のからくり士の状況を理解していないとしか思えない、
それどころかからくり士の仕様すら理解していないのではないかというアップデート予告が物議を醸すなど一悶着あったものの、
愛用者によるからくり士の情報修正要望などは細々と出続け、からくり士の性能も上がったり下がったりしていた。
そうした状況は、2013年にリリースされた追加ディスク「アドゥリンの魔境」で急激に職業のパワーバランスが変動したこと、
今までフルメンバーで挑むのが前提だったコンテンツでもあっさりとソロ攻略可能になったこと、
からくり士と相性の良いジョブ「踊り子」が登場したことなど、環境が激変した事で変わっていく事となる。
元々その汎用性によりソロ適正が高かった事や、オートマトンとマスターのツーマンセルを使いこなして機能させた時の爆発力が評価された事で、
「からくり士=弱ジョブ」であるという認識から、「扱うのが難しいが極めると強力なジョブ」という認識となった。
なお道を極めようというからくり士は相変わらず少なく、使用率などの統計を取る「ヴァナ・ディール国勢調査」では相変わらず使用率がぶっちぎりで低い


MUGENにおけるからくり士



原作と同じく戦闘方法はマトンを利用した「本体+ペット」で攻撃する波状攻撃型であるが、使用する技は原作に登場するウェポンスキルやオリジナル技である。
スタンド型でなく設置型のキャラクターであり、発動が遅いが連続設置できる「ディスリスペクト」を主力にして相手を固めていく。
コンボ能力も非常に高く、高性能な通常技が刺されば必殺技に繋いで大ダメージが与えられる。
しかし必殺技→超必殺技にはキャンセルがかからず、通常技→通常技も一部を除いて目押しが必要である。
また二段ジャンプやハイパージャンプ、前転等の回避行動もないので遠距離で固められると苦しい試合展開になりやすい。
ライフが半分を切ると通常攻撃や必殺技、超必殺技時のボイスが変化したり、技性能が変化するギミックが付いている。

からくり士の外見はエルヴァーンの女性が採用されており、スレンダーな長身で胸やお尻がとても魅力的。
この魅力に魅了される男性プレイヤーがとても多く、『FF11』ではエルヴァーンの女性だらけである。…と思ったら別にそんなことは無かったぜ。
実際には全種族女性キャラで一番人口が少なく、からくり士の不遇ジョブっぷりと相まってこの組み合わせはとてつもなくレア。
Lサイズでは197cmにもなる身長が不人気の理由だろうか…。
性格はかなりのドSになっており、本来のエルヴァーン女性のお淑やかなイメージとはかなり異なっている。
これはエルヴァーン女性よりもボイス元のティラ(『ソウルキャリバー』シリーズのキャラ)の性格を踏襲しているためである。
開幕で叩き潰されたり、勝利ポーズで人間椅子にされるオートマトンがとても不憫である…。
……と思いきや、Spider氏がによるキャラ紹介PVで実はツンデレであることが発覚した。
また、一部の攻撃に殴られた相手から浮遊霊が飛び出す謎のエフェクト効果が付いている。
これは自分のライフを大幅に削って攻撃力を増やす『FF11』のアビリティ「暗黒」のエフェクトだが、まさか常時暗黒を使用しながら殴っているのだろうか…。
ちなみに戦闘中に彼女が両手に持ち振り回している武器は「ホープスタッフ」というレア両手棍武器。原作の中でもかなり強いボスを倒さなければ手に入らない。
その武器性能は凄まじく、遠隔武器の装備欄に特定のアイテムを装備している間は、常時複数回攻撃が出来るというぶっ飛んだ性能になっている。
しかし、からくり士は装備可能であるにも拘らず、両手棍を扱う技能が無い
加えて遠隔武器の装備欄には、オートマトンを操作するために専用アイテムが常時装備されており、この武器の運用はまず出来ない
というかヒットしてもスキルが無いのでほぼダメージ0だろう…。
『FF11』の開発者は何を考えてこの装備をからくり士に与えたのかは、本作最大の謎である。
また、彼女が通常装備しているのはからくり士専用装束だが、一部の超必殺技では薄金装備に「ミシックウェポン」というトンでもないレア装備に変化する。

そして、超必殺技で彼女が呼び出す大型の機械は「ウルガル」と「アレキサンダー」。
「ウルガル」はアクロリス族という敵獣人のラミア族が操るカラクリ人形である。
オートマトンはアトルガン皇国が軍事用に開発したものであり、ラミア族率いる死者の軍団との戦争勃発時に多くのオートマトンが実戦配備されたのだが、
ラミア族の特殊能力「魅了」によってオートマトンが操られてしまい、アトルガン皇国に甚大な被害をもたらした。
恐らくその時にアトルガン皇国の人形製造技術を盗まれてしまったのだろう。

「アレキサンダー」はアトルガン皇国の伝承に登場する「白き神」である。
現在の姿はアトルガン皇国の宰相ラズファードとオートマトン技師であるガッサドが作った素体にアレキサンダーを宿らせたものである。
本来のアレキサンダーは、地上を焼き払うだけの火力を持った巨大宇宙ステーションであり、島一つはあろうかという凄まじい巨体を誇る。
その大きさたるや手足だけで数層のダンジョン、中央ブロックに至っては100層の自動生成ダンジョンになるほど。
こんな代物と引き分けたオーディンって…なんなんだこいつら

+ 必殺技・超必殺技の解説

必殺技

ショルダースラム
相手に向けてタックルする。ヒットすると相手は空中に浮くので大ダメージのコンボが決まる。
エアークラフト
自分の前方に炎の柱を出現させる。無敵時間はあるがヒット、ガードを問わず挑発を行うので隙がとても大きい。
デイズ
射撃型のオートマトンを呼び出し、飛び道具を発射させる。コマンド部分を二回入力することでEXデイズを発動することが出来る。
1ゲージを消費してしまうが、EXデイズは空中の相手に当てた場合に限り浮かせ直し効果が付与される。
ディスリスペクト
汎用型オートマトンを呼び出し、飛び道具を発射させる。こちらは攻撃判定発生が非常に遅く、弾速自体も遅い。設置型に近い飛び道具である。
デイズ同様EXに対応しており、1/2ゲージを消費してEX版を発動することが出来る。弾が2発発射されるようになり、発射までの時間が大幅に短縮される。
スキールオブゼロ
両手根でぶん殴る。3段攻撃の始動技で、ガードorヒット時に追加入力を行うとアンモワーズフール、ラストホープに派生できる。
アンモワーズフール
スキールオブゼロからの派生技。近距離ヒット時に限り様々な技で追撃することが出来る。
特に密着でヒットした場合は5割を超えるコンボが可能である。
ラストホープ
アンモワーズフールからの派生技。ゲージ回収率やダメージが高い。相手を大きく吹き飛ばすので距離を取りたい時に使うことが出来る。
コンボ
投げ技。相手を掴み4連撃を打ち込む。
黒衣チェンジ
自分と同じ場所に分身を作り出し、自分はオートマトンの姿に変化して移動する。本体は66入力で前、44入力で後に移動する。
無敵ではないが、移動中はしゃがみ状態と同じほど判定が小さくなる。

超必殺技

連環六合圏
全身を薄金鎧に着替えて正拳を放つ。初段がヒットすると相手に乱舞を繰り出す。
ライフが半分以下で連環六合圏を使うと自動的に連環夢想六合圏が発動する。
連環夢想六合圏
連環六合圏の強化版。ライフが半分を切ると自動的にこちらが発動する。ダメージが非常に高い。
ウルガルラッシュ
大型の機械人形「ウルガル」を呼び出し相手を攻撃する。リーチがとても長い上に無敵時間が攻撃判定発生まで持続するので強力。
アーマーピアッサー
オートマトンの首根っこを掴んで、手動でオートマトンの弓を発射する。
3ゲージ技の割にダメージが低いが弾速が非常に早く、削り値も非常に高い。
審判の光
大型の機械人形「アレキサンダー」を呼び出し相手の頭上から巨大な光の矢を5回降らせる。
技の発動に数十フレームかかり、さらに発動しても攻撃判定発生までが非常に遅い。
だが、発動さえしてしまえば非常に強力。攻撃判定が相手の頭上に降ってくるため回避はほぼ不可能であり、
例え全段ガードしても半分近くのライフが削られる。

プレイヤー操作(5:47~)

出場大会

更新停止中

プレイヤー操作



最終更新:2023年07月13日 08:56