ファイヤーマン








  長所:情熱的
  短所:怒りっぽい
  好き:キャンプ
  嫌い:雨降り

「オレに近付くと、ヤケドするぜ!」

+ 日本語版声優
大森章督
『スーパーアドベンチャー』
いずみ尚
『ロックマンロックマン』
加藤木賢志
『EXE(アニメ)』

CAPCOMの人気アクションゲームシリーズ『ロックマン』に登場する敵キャラクター。*1
地球を大ピンチから守る超人ではない。

記念すべき第1作『ロックマン』における6体のボスの一人であり、倒すと特殊武器「ファイヤーストーム」を獲得出来る。
頭の上に煙突のようにそそり立つ松明らしきものがトレードマーク。
なお、「ファイア」ではなく、「ファイヤー」である。お間違えのないように。
ロックマンエグゼ』では「ファイア」なのだが、そちらについては後述。

ナンバーは「DRN.007」。ライトナンバーズの7体目である。
元々はゴミ処理用のロボットで、8000度の炎でゴミを焼き尽くす。

特殊武器「ファイヤーストーム」は、前方に弾を発射すると同時に周囲を回転する弾を一つ出す。
後にシリーズになった「バリア系」の武器の元祖とも言える。
炎のイメージと裏腹にアイスマンには効果が薄い上、そのアイスマンの武器「アイススラッシャー」が弱点。

『スーパーアドベンチャー』などでは「静かに燃える炎」といった感じのクールな性格だったが、
『ロックマンロックマン』では90年代のヒーローのような熱血漢で、他人の話を全く聞かない天然キャラになっている。
おまけに、プレイヤーがロールアイスマンだった場合、登場時に、

「燃える燃える、体が燃える!お前に萌えるー!」

などと眼を血走らせながら口走る危ない奴と化している。
…勿論アイスマンはである。しかし、同作品ではエレキマンがもっと酷かったりする。
ちなみに、暴力キャラが板に付いていたロールを怯えさせた唯一の人物でもある。

また、有賀ヒトシ氏が書いた漫画作品『ロックマンメガミックス』及び『ロックマンギガミックス』においても登場しており、
ライトナンバーズの中でも冷静で穏やかなキャラを担当している。というか、他に目立ってるカットマンがやたらやかましいというか…。
ただ、一方でコピーロックマンが誤ってロールを撃ってしまった時は激昂していたし、遊園地に来たら目を輝かせてたりもしているが。
本作のみの特徴として、非戦闘時には口元のマスクを収納し、両腕のファイヤーストーム発射口を手に変形させる機能を持つ。

「人間にそこまで義理立てして苦しむことはない。今 楽にしてやる」

欧米版アニメ『MEGAMAN』では第一話から登場。
空港の壁を溶かして襲撃するが、ロールさんに「聖火野郎」と挑発された怒りで放ったファイヤーストームを跳ね返されて撃沈。
元々はライト博士が作ったロボットだったのは原作通りだが、ワイリーに操られて以降は元に戻る事もなく敵のままである。
余談だが、他のロボット達と比べて外見の変更点が少ない。


MUGENにおけるファイヤーマン

Eternaga氏が製作したものが公開されている。まだベータ版とのことだが、十分に動いてくれる。
原作通りの飛び道具はないが、広範囲を覆う火炎放射全身に炎をまとっての突撃など、派手な技を数多く持っている。

ファミコン版のファイヤーマンも海外で作られていたが、現在は公開サイトが閉鎖しており入手不可能。

出場大会



ファイアマン.EXE





「どいつを燃やす?」

『ロックマンエグゼ』ではファイアマン.EXEとして、オペレーター(所有者)の火野ケンイチ(通称「ヒノケン」)共々最初のボスキャラとして登場。
こちらでは字数の都合により「ファイヤー」ではなく「ファイア」。微妙に言いにくい。
両手に装備したファイアアームによる直線攻撃が主力。
以後、携帯アプリやらアクションやらカードゲームやらアニメやら漫画やらエグゼが活躍の場を移す度に、
最初の敵キャラとして火事を起こしてくれるため、登場回数はかなり多い。
『4』では『レッドサン』バージョンに登場し、ある一件から完全に改心した彼と戦うことになる。
勝利するとファイアマンと魂が共鳴し、ファイアソウルに変身可能になる。いけにえにするチップはもちろん炎属性。
変身すると特定の箇所にクサムラパネル(その上では炎属性の攻撃力が2倍になる)を作り出すので安定感のある強さを発揮する。

アニメでも第一話から登場。
本編の後半、ネットマフィア「ゴスペル」のウィルス工場でフリーズマンの奇襲を受けて瀕死の重傷になるも、仲間達の協力を得てヒートマンとして生まれ変わる。
第二期ではプラントマンとの戦闘でまたしてもデリートの危機に陥るが、ヒートマンの中に残っていたファイアマンのデータを復元した事で復活。
熱斗にファイアソウルを託し、勝利へと導いた。

ところでこのヒノケン、赤毛、髪型、ひげの形、悪役顔と、びっくりするぐらいこの人とそっくりである。
ちなみにオペレーターの火野ケンイチはそれ以降のシリーズもヒートマン、フレイムマンと炎属性のネットナビを専売特許として、
ほとんどの作品に登場しており、初登場時はファイアマン共々ベタな悪役で1面ボス扱いであったが、主人公と何度も対峙した末、
『4』でのある事件をきっかけに、『6』では完全に更生しカタギの人となっている。
更生した後は大学に通っていた頃に取得した教員免許で臨時教員となり、ナビの研究に打ち込んでいるという、外見に合わないインテリぶりを発揮している。
なんなんだこの悪役

アニメ版では1期の序盤でWWWが壊滅して以降は早々に改心し、熱斗達とも協力している。
余談だが、アニメ版でヒノケンを演じた小西克幸氏は後に本家シリーズの『ロックマン11』で炎系ボスのトーチマンを演じていた。


MUGENにおけるファイアマン.EXE

Neon Tiger氏がGBAドットのファイアマン.EXEを製作している。
メテオ、ボムといった火属性攻撃の他、数種類のソードも持っている。
画面端まで届くファイアアームは、相手の食らいボイスをスクラッチで聞ける。

出場大会

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*1
ちなみに英語圏における「Fireman」は本来「消防士」を意味する単語である。

他にも、DCコミックには、ファイヤーマンと頭部の形状が似ている「ファイヤーストーム」という、
これまた彼の特殊武器と同名のヒーローがいるのだが元ネタかどうかは不明。
でもCAPCOMだからね!超どマイナーキャラハルクスパイダーマンと共演させたり、バーディーもあるし。

更に余談だが『ロックマン6 史上最大の戦い』にはファイヤーボーイという雑魚キャラが登場する。


最終更新:2023年06月13日 09:15