クラトス・アウリオン





「…お前は何をしているのだ。」

 年齢:28歳(外見年齢)
 身長:186cm
 体重:78kg
 血液型:AB型
 一人称:私
 声: 立木文彦

ナムコのRPG『テイルズオブシンフォニア』の登場人物。
コレットの世界再生の旅の護衛として雇われた、凄腕の傭兵。剣も魔法も使える魔法剣士で、治癒術も使いこなす。
無口・無表情で沈着冷静。冒険の過程で、経験不足のロイドに実戦に際しての心構えや戦術などを説く。
全体的に料理は得意なもののトマトが苦手で、ロイド同様トマトを使う料理の熟練度は最低クラス。だがそれ以外は人並み以上に出来る。
リフィルほどではないがコーヒー派。学力はリフィル、ジーニアスに次いでパーティー内3番目(パルマコスタ学問所のテストで400満点中380点)。
+ 本当の正体は……(ネタバレ注意)
正体は、4000年前の四大英雄の1人、かつクルシスの天使で、ロイドの実の父親でもある。
羽の色は澄んだ水色。かつては、ミトス達と共にハーフエルフへの迫害を無くすために尽力していたが、
裏切った人間達にマーテルを殺されミトスが変貌した事件を切っ掛けに、
過ちだと分かっていながらミトスのクルシスでの悪行に同調し、ずっと見過ごしてきた。
一時期クルシスを離反し、下界で出会ったアンナと結ばれロイドを授かるものの、追っ手のディザイアンが原因で妻を殺めてしまったこともあり、
あらゆることに無気力になって、再びミトスの元へと戻ってしまう。だが、後にミトスの命令でコレット護衛のためにシルヴァラントに発った際、
ダイクの家でアンナの墓を発見し、ロイドが死んだと思っていた自分の息子だと気付き、その思想に共鳴して再びミトスを止める決心をする。
ロイドに共通する点は、トマト嫌い、スキットで眼逸らしする表情である。

中盤で正体を明かしてロイド達を裏切り一度パーティから離脱するが、物語の分岐次第では、終盤で再びパーティに入る
(再加入しないルートの場合、ロイドとの一騎打ちで受けた傷が元で戦えなくなり、最終決戦をゼロス・ワイルダー含む他の8人に任せる)。
古代大戦時代から彼が愛用する炎の魔剣「フランヴェルジュ」は、後にロイドの育ての父であるダイクの「ヴォーパルソード」と共に、息子に託される。
世界統合後、世界中にあるエクスフィアを集めるべく、デリス・カーラーンにて果て無き旅に出るのであった。
『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』において、4000年前はテセアラの貴族で騎士団所属の騎士だったことが判明した。
ミトスがまだ勇者と呼ばれていない頃、ミトスとマーテルの主張を信じテセアラのために奔走したが、
逆に国王より騎士失格の烙印を押され、テセアラを追われている。その頃から、他者に対しては無関心な態度で接し、
戦場で幾度となく剣を交えたユアンのこともよく覚えていなかった。 宝物は、家族3人の絵が入ったロケットペンダント。
彼が終盤で再び仲間になるルートでは、ロイドにそれが譲られ、とあるイベントでそれが息子の身を守ることになる。

OVAである『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』の初回限定版コレクターズ・エディション第1巻の特典DVD内で、
第1巻本編でのセリフが「すまない。遅れたな」のたった9文字であったことを非常に気にしている。
シリーズでは高い人気を誇り、第2回人気投票では1位にランクインした。

ちなみに開発元は当初、立木氏のキャスティングについて「ビジュアルに対して声が低すぎるのではないか」と思っていたらしいが
(特にGC版のパッケージのクラトスはどう見てもロイドより若い)、
蓋を開けてみればそのプロフィールと立木氏の声が見事にマッチングし、人気キャラになったという。
この人気のおかげで、(碇ゲンドウや『アンジェリーク』のヴィクトールなどはあったものの)声優としては端役が多く、
むしろナレーターとしての評判が高かった感のある立木氏の力量が改めて評価され、アニメでのレギュラー・セミレギュラー役も増えたらしい。
つまり、らき☆すたでの一人全モブやマダオもなかったわけで。
『テイルズ オブ ヴェスペリア』にてある条件を満たすことで、隠しダンジョン・闘技場に「天上に反逆せし戦士」として登場する。
+ だが、その性能はあまりにも酷かった!!
原作のようにスピードはまずまずだが、原作のEXスキル「スーパーブラスト」による6回通常攻撃をさらに上回る8回通常攻撃を手に入れた。
さらに『ヴェスペリア』にあるスキル「キャンセラー」シリーズを全て装備しており、
最高コンボで「通常8回→特技→スキル変化技(秘技)→奥義→特技→スキル変化技(秘技)→奥義→秘奥義」という有り得ないコンボをしてくる。
技の性能までもが強化され、完全なる波動昇龍キャラになった。

「閃空裂破」(『ヴェスペリア』では「閃空烈破」)はリーチが長く基本避けられない上、仰け反りを回避しても最後の降下突きで追尾してくる。
そこからコンボで(ry。
原作では後半の降下突きは追尾せず、出始めと同じ向きに放っていた。
「瞬迅剣」系統の技は踏み込みが非常に大きい(キャラ5人分くらい)上に速く、これも基本避け不可能。
こちらは原作では踏み込みがせいぜい1~2キャラ分ぐらいだった。
「魔神剣」は高速且双牙では二発目もしっかり相手に向かって打つ。原作では二発目は追尾せず(ry
「守護方陣」は原作の性能+回復(6000程度)付き。プレイアブルキャラのユーリとフレンも覚えるのだが、彼らのよりダントツで発生が早い。
唯一の隙は「剛・魔神剣(『ヴェスペリア』では「剛魔神剣」)」か「ファーストエイド」(未OVL時)だけであろう。
秘奥義は「シャイニングバインド」。『ヴェスペリア』では1,2を争う強さで、 某まいたけ聖剣 と同様、広範囲かつ体力が残らない。
あちらよりかは範囲が狭いものの、威力は比べ物にならない。

さらにAIはかなり鬼畜で、OVLになると瞬間詠唱でファーストエイド、相手が離れれば回復技、中距離なら移動技で攻撃。コンボは確実に決めてくる。
しかもカウンターとして『閃空烈破』を頻繁に使ってくる。性能で言えば昇龍拳の3Fくらい遅いくらいの発生の速さ。空中だと正に激流に身を任せている。
OVL時に秘奥義も出すが、奥義後でなくいつでも出せる。間合い詰めたら秘奥義余裕でしたとかいうことも。
また、さらに体力が一定以下になると、全ステータスが上昇し、風雷神剣で200食らっていたのが1000になったり、
OVLになればさらに攻撃力上昇でよほど防御力がない限り、難易度ノーマルでもフルコンボ+秘奥義で10000オーバー。
体力MAXから一気にゼロになる。悲しみを背負いすぎである。

これらの性能からして基礎ステータスはそこそこなものの、『ヴェスペリア』での最強の攻撃力を持つ相手である。

+ お祭りゲーの出演
『テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー』では、『1』~『3』まで皆勤で参加。
『1』ではロイドとセイジ姉弟と共に、『2』ではリーガル、しいなを除く7人、『3』ではリーガル”以外”の『シンフォニア』キャラ全員と共に出演。
全ての作品で傭兵という立場は原作通り。実は重要な立場の人物…というのも最早お約束の好待遇だった。
しかし『3』では特に特別な存在ではなく、正体やロイドとの関係についても特に言及されず、初期メンバーではあるがやや空気
デフォルトでEXスキル「スーパーブラスト」が再現されており、通常攻撃が6回出せる(前衛キャラの大半は3回まで)。
回復を含む魔術と剣術をバランスよく覚えるため、どんなパーティー構成でも取り敢えず入れて困ることは無い。
しかし悪く言えば器用貧乏で、物理攻撃・術・回復のどれを取っても終盤に連れて行くには若干の不安が残る性能。
しばしば「装備ゲー」と言われる『マイソロ』シリーズにおいては、盾や重装防具が装備可能なので防御面では恵まれている。
また、実は原作からそうなのだが、パーティーにロイドが居るとロイドを優先して回復させるというとんだ親バカAIである。

『テイルズ オブ バーサス』にも登場。『テイルズ オブ ファンタジア』のクレスに雇われた傭兵という立場で共に出場する。
+ その正体は…(ネタバレ注意)
天界に暮らす天人で、ダオスと同じく世界樹に住まう「女神マーテル」を慕う存在。
クレスとは別の意味でダオスを止めようとし、地上へ降り立つ。
一応ロイドとは親子らしいが、ストーリー上では目立った展開は無い。だが、没ボイスではロイドが「父さん」と呼ぶものがある。

原作同様技と術を使いこなすオールラウンドキャラ。コンボゲーのこのゲームにとって、コンボがしづらい彼は正直言って微妙な性能である。

ついでにファンからは正体から「パパン」と呼ばれることも多い。さらに某アニメのせいで「マダオ」と呼ばれることも……。
しかも後者に至っては公式自らがネタにしたほどである。

まぁ、『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』を見ればそう言われても仕方ないが……
(あのゼロスが突っ込み役になるほどのカオスっぷり)。
ちなみに、彼のクルシス時代の衣装が『テイルズオブエクシリア』で有料コンテンツとして配信されている模様。


MUGENにおけるクラトス・アウリオン

リオン・マグナスも手掛けたアルフレッド氏による、『なりきりダンジョン3』のドットを使用したちびキャラが存在する。
自作の非常に美しいエフェクトが使われており、特に秘奥義の「シャイニングバインド」は必見。
搭載されていない術技も存在するが、「スーパーブラスト」が再現されており、通常攻撃が6回出せる。
だが、フルコンボでも2割強という謙虚な火力である。
AIもデフォルトで搭載しているが、簡易AIのためあまり強くはない。

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2021年02月20日 20:36
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