ロニ・デュナミス






「安心しろ、おまえは俺が守ってやる。何があっても、必ずな」



ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)のRPG『テイルズオブデスティニー2』のメインキャラクターの1人。
カイルの兄貴分兼親友で、アタモニ騎士団に所属している青年。
しかし、レンズ重視の神団のやり方を良く思わず、カイルと共に旅立つ為に騎士団を辞めることになる。

美女を見つければナンパすることを常としているが振られまくっており、
「ふられマン」と呼ばれることすらある(チャットタイトルにも使われている)。
しかし実際は年相応の思慮深さを持ち、無鉄砲な行動を取るカイルにブレーキをかける保護者的存在でもある。
過去に孤児院で起きたある事件について負い目を感じているため、カイルに対しては過剰とも言える優しさを見せる。
ジューダスにからかわれたりナナリーに絞められたり、
ハロルドの実験の材料にされるなどパーティメンバーの中では極度のいじられキャラであり、
ギャグ系アンソロジー小説や漫画では、やられ役兼つっこみ役が定着している。
なお、大の男でありながらお化けが苦手という一面もあるが、それらの敵が弱点というわけではない
(年下のリアラに「幽霊を見つけたらすぐに教えろ、俺が真っ先に逃げる(要約)」と堂々と言い放つ程)。
初期設定では、信仰心が非常にあつい人間で主人公と対立もするらしかったが、
スタッフ曰く「出来上がったときは今のキャラになった」とのこと。

ちなみに作中で発した数々のアレな発言により、多くのプレイヤーからはホモと認識されている。
+ ヤバい発言の数々
  • 擦り傷を作ったカイルの傷口を舐めて治そうとし、「やめろよ! くすぐったいよ!」と言われると、
    「最初はくすぐったくっても、じきに良くなるさ…俺の大事なカイルに痛い思いはさせねえさ」
  • はぐれていたカイルとの再会時には「カイルゥ~!俺の可愛いカイルゥ~!」
  • 何故かウッドロウのことをよく知っているジューダスに対し、「まさかお前…惚れてるのか?」
  • バルバトス(の引き際の良さ)が気になる」と言うジューダスに、
    「ジューダスの熱愛発覚!『バルバトスが気になる』発言!この性別を越え、敵味方を越えた禁じられた恋の結末はいかに!?」
  • 「俺には心に決めた人が」と言うカイルに、「その相手ってまさか……俺じゃねぇだろうな!?
  • 極め付きには「俺とカイルの間にもそのうち愛情が芽生えるかもしれないってことだよな…」
    「冗談はやめろよ!」と言われると、「冗談なもんか、現にお前を見つめる俺の目、いつもと違って潤んでないか?カイル~★」
  • っていうか見た目(服装)がなんかゲイっぽい
等、女好きの癖にアッー!なネタが多いことから、プレイヤーの間ではすっかりホモキャラとして定着してしまった。

もちろん一連のホモネタはただのロニ的ジョークなので、なに、気にすることはない…え?ジョークじゃない?アッー!
それにしても酷い愛称だが、『D2』キャラは他のキャラも馬鹿だの仮面だの空気だのといった呼ばれ方をされているため、なに、気n(ry


ネタキャラとして人気を獲得したという点では誰かさんと似たような立場のキャラと言えるかもしれない。
義母・ルーティへの言動や仲間の1人・ナナリーとのクリア後イベントから、マザコンロリコンと言われることもある。
しかし本人は「14才未満には手を出さない」「年上の美人が好き」だと公言しており、
幼女に求愛された際には嫌がって拒否している。

+ 過保護な理由(ネタバレ)
カイルは事件そのものを忘れてしまっているが、バルバトスがスタンを殺害しに来た際に、
自らの無謀な抵抗で人質になってしまい、それが決定打となってスタンが殺害されたためである。
そのため「スタンさんを殺したのは自分」という罪悪感と事件をひた隠しにするあまり、
弟分という存在以上にカイルを過保護に扱い、神殿騎士団に入ったのも彼を守る力を付けるため、という重い過去がある。

ただ、バルバトスと対峙するシーンでは、この事件、それに関することさえ微塵も描写されない
それどころか初遭遇の時は初対面のような反応すらしている。
展開的にもったいなさすぎる

原作での性能はハルバートなどの斧槍を使って戦う典型的なパワータイプのキャラクター。
武器の中にはサンドラの槍ミョルニルもある。
しかし、このゲームの最重要パラメーターともいえる命中が低く、物語が進むにつれコンボブレイカーと化してくるのが困りもの。
更に通常攻撃の速度や足が遅く、奥義も使いにくいものが多い。晶術にも若干弱め。
それ故、仲間が5人以上になると一軍から外されがちになってしまう。

とはいえ、弱点の命中は装備に付加する「スロット」という追加効果で割と簡単に補えるレベルであり、
奥義は使いにくいものの、特技は「雷神招」「放墜鐘」「霧氷翔」など使い勝手のいいものが揃っている。
通常攻撃も一部発生の早いルートはちゃんと持っているなど、他が強すぎて霞んで見えるというだけであって、
絶望的に酷い性能をしているというわけではない。
また、HPや防御の成長率は文句無しに全キャラ中トップであり、1回目のバルバトス戦までの序盤や、
中盤のリアラ離脱中では貴重な回復役ということもあって、何だかんだで愛着が湧き使い続けるという人もいる。

「割破爆走撃」「戦吼爆ッ破」など、技名のセンスはかなり独特。
極め付きは秘奥義「震天裂空斬光旋風滅砕神罰割殺撃」であろう。テイルズ随一の長い漢字の技である。
とはいえ、一見酷い名前のように見えてちゃんと名称と効果は一致しているのは流石と言えよう。
ちなみにこの技、2周目以降にカイルが戦闘に参加しているという嫌がらせのような条件で低確率で失敗するようになり、
その場合「神罰」の時点で武器を落としてしまい「…攻撃ー!」と叫びながら敵を素手で殴り、
カイルが「ださ~」と突っ込みが入ると言うネタがある。なおデッキブラシを装備してると失敗率が激増する。
そして「割殺撃」がロニの最強技なのに対して、「攻撃」になると全秘奥義でも屈指の低威力になってしまううえ、
かといって使い勝手トップクラスのカイルを外す方がよっぽどデメリットが大きいため、封印推奨技にされてしまう。

動きも技名同様に独特で、雷を呼んだり冷気を飛ばしたり、特に大地を砕く描写の技も多いかと思えば、
相手を地砕きで上空に飛ばして、チェイスジャンプで追撃と言う、色々とシリーズの常識を外れた挙動も見せる。
秘奥義「ファイナルプレイヤー」に至っては、秘奥義の最後ではなく途中でダウンさせてしまうのだが、
その際にダウン追い討ちをされると、秘奥義中であろうと自動でガードに移行する仕様から殆どガードされてしまう
9割の相手にガードされる秘奥義を持つのはシリーズの中でも彼くらいである(一応バルバトス等の特殊なダウン方法の相手には全て通る)。

戦闘ボイスにも「天罰決定!」「みんなに感謝!」「運命は時に厳しい!」など特徴的なものが多い。
瀕死になると「死ぬって!」詠唱中に敵が近付いて来ると「今こっち来んなって!」などネタが多く、
特に死亡時の「何だとっ!?」はジューダスの「馬鹿なっ!」と並んでよくネタにされる。
ボス戦等での「死ぬって!回復だぁ!今こっち来んなって!っでっにゅわっ何だとっ!?」はお約束
(大打撃を喰らってピンチ→回復晶術詠唱開始→詠唱中敵接近→被ダメ→被ダメ→KO)。
仲間との戦闘中の掛け合いも多く、かなり賑やかである。ついでに空耳も割と激しい。

また彼の技の一つ「割破爆走撃(かっぱばくそうげき)」は「割破」の部分を「河童」と読み替えられたりする。
商業用の四コマですらこの事をネタにした人が多数いるほど(河童が爆走する劇だから「河童爆走劇」等)、
中には「河童マンショーゲキ」なんて空耳が聞こえた漫画家も…。

外部出演は少なめで、『ハーツ』ではサポートキャラクターとして登場。
『バーサス』には彼の武器でもある斧がアイテムとして登場し、使用すると上記のファイナルプレイヤーを発動可能。
なお、ファイナルプレイヤーは『バーサス』以前にも武器として登場している(説明文もロニの使用時の台詞そのまま)。
他にも『レディアントマイソロジー2』の大剣士に「割破爆走撃」などロニの技が一部使われている他、
『シンフォニア』のプレセアや、リメイク版『TOD』のマリー等にもロニの技が受け継がれている。


「叩きのめす、まだのめす、更にのめす! それが! ファイナルプレイヤー!!」


MUGENにおけるロニ・デュナミス

BIRD氏による『なりきりダンジョン』のドットを使用したちびキャラが存在していたが、現在は入手不可。
原作の晶術や秘奥義(一部未実装)等が再現されており、追加特技はゲージを1/5、晶術は下級術が1/10、中級術が1/4消費する。
AIもガンガンコンボを繋げて来るものがデフォルトで搭載済み。

出場大会



最終更新:2023年04月15日 09:58
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