クラース・F・レスター





 年齢:29歳
 身長:176cm
 体重:62kg
 声: 井上和彦

「我が名はクラ-ス。指輪の契約に基づき、この儀式を司りし者。
 我、伏して御身に乞い願う。我、盟約を受け入れん。我、盟約を受け入れん」

「──我に秘術を授けよ。
 我が手の内に…御身と、力と、栄えあり!」

ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)のRPG『テイルズオブファンタジア』の登場人物。
学者。王立学院時代に「人が精霊を使って魔法を使う事ができる」という論文を発表したが認められなかった。
そのため、自分の論文の証明をすべくユークリッド村で学院の同期生であったミラルドを助手に精霊の研究に勤しんでいた所、
未来からやってきたクレスミントの要望で旅に同行する事になる。

全身に精霊を操るためのペイントを施し、首と両手両足に精霊との同調を助ける鳴子を装着しているのが特徴。
性格は気難しく偏屈で(とはいえパーティ加入後は誰とも気さくに会話をしている)、生活能力は殆ど無いらしい。
収入や家事に関してはかなりミラルドに頼っている事が窺える。
才女である彼女が出版した本はベストセラーになっているが、その印税はほとんどクラースの研究費に充てられているのを当人は知らない。
それを抜きにしても大切に思っており、未来の世界では残してきた彼女の事を心配する場面もあった。
パーティでの中では最年長者であり、リーダーとして扱われる。
また、ダオスの所業に対するプレイヤーの言いたい事を代弁するかのような役割も持っており、
実際にEDでそのバックグラウンドを知った仲間達(2名を除きダオスのせいで洒落にならない被害を受けている)が同情的な見解を示す中、
ただ一人批判の意志を貫徹していた(同情的な見解自体を否定する物では無く「お前達も間違った事はしていない」という年長者としての気遣いとも取れる)。
本編終了後の彼とミラルドを描いた小説作品の他、後年の時代を舞台に彼の子孫が主人公として活躍する外伝作品も存在する。

+ 原作ゲームでの性能
戦闘では精霊を召喚して戦う。通常攻撃は本で殴るというもの。
仲間になって間もない時は直接戦闘能力が低い上に召喚術が一つも無いため、後方で待機するか申し訳程度に本で殴るしかない。ハッキリ言って足手纏い。
その後、強制イベントや任意のサブイベントをこなす事で精霊と契約し、契約した精霊を呼び出す事ができるようになる。
召喚術は他のテイルズ作品では条件を満たすと使用できる大技である場合が多いのだが、
クラースの場合その性能は魔術と同じような性質で、詠唱(発動までの時間)が短いものや威力が高いものなど多彩。
ただ、1属性につき1~2しか術がないので、相性と使い勝手を両立できない事がままある。
パーティーが全員揃う頃には、使い勝手の良い魔術を多数揃えるアーチェの陰に隠れてしまい、やや空気気味になってしまう。
人数の割に後衛が充実している『ファンタジア』において最後まで主戦力として使うには、精霊関連のサブイベントはほぼ全て通過するぐらいでないと厳しい。
そのため、メインストーリーで契約する精霊のみで進める場合、
詠唱時間の短い精霊シルフで相手の詠唱をピンポイントに潰していく補助として使う事がある程度。
しかしサブイベントを攻略する見返りはあり、終盤の任意イベントで契約できる精霊は強力なものが多い。
中でも超古代都市トールに封印されている光属性の精霊アスカは、光属性に弱い敵が多いため非常に重宝する。
しかも他の精霊と違って事前戦闘無し、契約場所のトールは以前に攻略している場所と至れり尽くせりである。
ルナなんていらなかったんや!あと精霊王オリジン(笑)
この事から、後のシリーズではルナとアスカがセットになった事もある。
ただし、アスカを除くサブイベントで契約できる精霊は、アスカに比べれば威力不足だったり、
威力はあるが終盤では吸収・無効化されやすい闇属性だったりと、何だかんだで微妙。

貴重なSFC版の召喚。
カメレオンはPS版でプルートと差し替えになったり、
GBA版でプルートと共存してたり

『なりきりダンジョンX』では、『ファンタジア』の本編終了から一年後の設定で登場。
『ファンタジア』キャラの中では最も早く仲間になる(短期間ではあるが)のだが、なんと覚えている術技が「イフリート」のみ。
……苦労して契約した精霊達はどうした。
ストーリー中盤で再度仲間になった時にもその種類が増える事は無く、
後半の第2部に入って3度目の加入以降、全て任意のイベントでもう一度契約しなければ召喚できない。
おまけに『ファンタジア』では召喚できたプルートとグレムリンレアーはどうしても召喚できない。
しかし念願の秘奥義「テトラリーダー」が追加されており、めげずに再度四大精霊と契約すれば秘奥義の演出とセリフが変化し、大幅に強化される。
研究の成果を披露するクラースさんは凄く嬉しそうである。
性能に関しては、魔術と違って召喚術のほとんどは敵の座標ではなく術者(クラース)の位置を基準にして発動するため、位置取りが難しい。
やや扱いにくくはあるものの、召喚術の種類さえ揃えれば相応の強さを発揮してくれる。

ちなみに、装備できる本の中に堂々とすけべ本が混じっていたりする。
当然薄い本なので武器としての能力は最悪。なんなんだこのイチャイチャパラダイス
…PS版・PSP版では名称が変更され、「ピンナップマグ」となっているのだが、何故かGBA版では「すけべ本」のまま。
また、PS版以降では「N.G.」と呼ばれるゲーセンにあったフリーマガジンがモデルのものも存在する。
しかも彼の防御姿勢は「本を開いて突き出し構える」というもの。戦闘中とはいえ若い女性もいる前で、すけべ本を堂々と開いて構える29歳…。

また、本編中に「生活能力は殆ど無い」と言われているが、実は料理熟練度の成長速度はパーティー内トップを争うほど。
ただ面倒臭がって料理しなかっただけで、「学者=物事を学ぶ事に長けている」からという事だろうか。

『ファンタジア』キャラの中では唯一『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』に出演してないが、
クエスト「テイルズ オブ ゴールデン ビクトリー」にて「ペイント召喚士」というペンネームで意見を送っていた。
また、「クラースの帽子」という特典アイテムが登場し、主人公に装備させるとクラースとお揃いのトンガリ帽子になる(冒頭の画像参照)。

上記の『マイソロ2』に限らず、他の『ファンタジア』キャラと比べてゲスト出演やお祭りゲーへの参加が圧倒的に少ないのだが、
作品ごとに精霊の姿や扱いが異なるため、召喚専門のクラースは扱いが難しいのではないかと言われている。もう一人の召喚士も出番が少ないし。
しかし『レディアント マイソロジー3』にはなんとその「もう一人の召喚士」が参戦。クラースさんには相変わらずお呼びがかからなかった。
公式の人気投票では第1~2回で上位だったので、人気が無いというわけではないのだろうが…
(ただし、第3回以降は増え続けるキャラ群に押されランク外)。

『テイルズオブファンダムVol.1』では「クレーメルラボ」の上級シナリオの主役になっているが、上級だけあってクリアの難度が高い。


MUGENにおけるクラース・F・レスター

Akimoto氏が製作したものが存在していたが、現在は氏のHP閉鎖により入手不可。
詠唱ボタンを押すと詠唱を開始し、その後に何らかのボタンを押すと精霊を召喚できる。
しかし『なりダン』準拠のため、精霊は『エターニア』のものばかりになっている。
また、音声ファイルも入っていない。
紹介動画


「人生は夢だ」
クレス「なら、目が覚めたら?」
「忘れてしまうのさ、夢の事は」

出場大会

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最終更新:2023年06月02日 22:52