ミント・アドネード



「うらまないで下さいね?」

年齢:18歳
身長:162cm
体重:42kg
声: こおろぎさとみ (SFC、GBA)*1
   岩男潤子 (PS、GBA、OVA、PSP、本編以外)

ナムコのRPG『テイルズオブファンタジア』のヒロインにして法術師。
無論、某エンジェル隊ストライカー龍の少女王女様といった同名の方々とは無関係である。

かつてダオスをその時代から追放した法術師の家系の出身で、近代に出現したダオスも封印したメリル・アドネードの娘。
ダオス復活を企むマルスに親子共々捕らわれていた所をクレス・アルベインに救われる。
彼女の一族は代々ダオスの封印を守るための神官の家系であったが、当初、彼女自身はその事を全く知らなかった。
物静かでおっとりとした性格で*2、聖獣ユニコーンに出会える清らかな乙女とされている。
術はすべて補助・回復技であり、攻撃手段は杖で殴るのみであるが、回復役として重宝する。
何気に同作の中衛弓使いであるチェスターの打撃より地味に強かったりするのだが…まぁ杖も鈍器のようなものだし。

同作の主人公クレスと同様、テイルズオブシリーズ初代ヒロインというだけあって、実に正統派ヒロインである
(後年は守銭奴(事情有り)だの熊を蹴り飛ばす格闘家だの転んで壁をぶち破るドジッ娘など、何かしらの強烈なキャラ付けをされている事が多い) 。
料理の腕も作中で一、ニを争うほど上手く、世話好き、奥ゆかしい振る舞いと、正に古風で理想的なお嫁さんになれる子である。
もし作中の隠しエリア「ジャポン」に生まれていたら「大和撫子」の称号も得ていただろう。
他にもサブイベントでは歌(オープニングテーマ)を口ずさんで仲間から上手いと評されたり、
女の子にピアノの指導をするなど(それぞれ称号「うたひめ」「ピアノのせんせい」)文芸方面はほぼ完璧超人である。

公式で戦闘力を明言されてこそいないが、ゲーム中の温泉イベントで、
アーチェ・クライン「ボインちゃん」の称号を与えられる辺り、かなりのものの様子。
この「ボインちゃん」とアーチェ自身が自虐を込めて発した「ぺったんこ」は、
後のテイルズオブシリーズそれぞれで「一番の巨乳」と「一番の貧乳」に送られる伝統の称号となった。
後者に関しては本人が言ってないし、貧乳をコンプレックスにしてなくても強制で付く事もあるがな!

森の奥で母の手一人で育ち、ダオス封印の祈りの儀と、その修練のための法術に打ち込んできたため、
趣味は家の書斎に会った本を読書する事位。
特に恋愛小説に関してはかなりのマニアであり、アーチェにマイナーなシリーズを熱弁で語ったために引かれ、
加えてクラースにも「要するに、マニアだな」とツッコまれ、恥ずかしがった。
その影響かどうか知らないが、人の恋愛沙汰には敏感である。
作中でとあるカップルが家の事情で引き離されそうになるイベントの際、
それを全力で応援しあまつさえ成功させれば正式結婚に取り付けさせてしまう
(この際「キューピッド」の称号とその花嫁のウエディングドレスの手袋(最高の手防具)を貰う)。
しかし、肝心の自分の恋には想い人たるクレス同様超が付く奥手であり、
パーティーメンバーに「まどろっこしいなあ、早くくっついちゃいなよ」と急かされている。
一応、作品の後日譚を描いた外伝作品などではめでたく結ばれているのだが。

+ 本編以外の活躍
『テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー2』では、一名を除きファンタジアパーティー全員で参戦。原作通り回復・補助特化の性能。
オールスターだけあって回復・攻撃を両立しているキャラもおり、彼らと比較すると融通が利かず使いづらい面がある。
その分AI操作でも余計な攻撃をあまりせずに回復に専念出来るので、被ダメージの大きい高難易度では利点となり得る。
また特化しているだけあって単体回復3種・全体中回復・範囲大回復・状態異常解除・状態変化解除・蘇生…と回復術の豊富さは追随を許さない。
だが「タイムストップ」は実装されず。残念。

『テイルズオブバーサス』にもクレス・アルベインと共に出場。
後衛職のステレオタイプな彼女が2vs2の対戦アクションでどう戦うのか、と心配されていたが、
蓋を開けてみれば回復は勿論の事、デバフ技「アシッドレイン」に攻撃判定が付いたため、
「放っておけば相方の回復と防御低下+ダメージでじわじわ攻め、ミントを狙えば追いかけっこを相方が妨害してくる」
という独自の立ち位置で戦っている。
シナリオでは世界樹の神子であり、物語の前大会にあたるユグドラシルバトルに、クレスのパートナーとして出場していたが……。
タイムストップ」を秘奥義として使用出来る。

『テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX』では『ファンタジア』の現代の2年後という設定。
クレス、チェスターと共にトーティス村を復興させ、そこに住んでいる。
村の唯一の法術士として心身共に住民達の支えになる彼女だが…?
クレスとは恋人同士と自覚する程度にはなっているが、元々お互い奥手な上に忙しい身な事もあって月日の割にはあまり進展していない模様。
性能面は、パーティに入れておくと回復を一手に担ってくれるため、
回復持ちが少ない(持っていても使い勝手が良くない)キャラが多い今作では非常に頼もしい。
SFC版ファンタジア以来、全てのテイルズ作品で登場する事の無かった補助技「ヘイスト」と、これまた珍しい「ディレイ」が復活している。
前者は味方の敏捷(移動速度)を上げ、後者は敵の敏捷を下げる。特に「ディレイ」は動き回るボスに非常に効果が高い。
秘奥義は「タイムストップ」が採用されていて、今回は一部を除けばほとんどのボスにも通用する。・・・・すごい乙女だ。

余談だが、ドット絵が一新された『なりきりダンジョンX』の戦闘中は度々長い法衣の裾からチラッと生脚が見える事がある。
これまでの絵や3Dモデルではまず見えなかった分、ほんのちょっとエロスを感じる紳士が居たり居なかったり。

『レディアントマイソロジー3』では初期メンバーの一人。性能は他作や前作と大差無く、支援特化型。
前作には無かった秘奥義が追加され、当然のように「タイムストップ」となった。
他人の色恋沙汰に首を突っ込んでお節介を焼くという原作エピソードのような会話があるが、よりによってその相手が……。


MUGENにおけるミント・アドネード

『なりきりダンジョン』シリーズのドットを使用したものが3体ほど確認されているが、
現状正規入手可能なのはChristopher/Link氏のもののみ。

+ NIN氏製作
  • NIN氏製作
現在はサイト閉鎖により公開停止。
『なりきりダンジョン2』ドットを使用しているため、ちびキャラとなっている。
ゲージがTP扱いとなっており、一定の詠唱時間をもって回復術や状態異常術などを発動出来る。
「タイムストップ」も実装されており、「ピコハン」で相手を気絶→「タイムストップ」を発動→動けない相手をタコ殴りが中々凶悪。
他にシステムとして『シンフォニア』の「オーバーリミッツ」と「ユニゾン・アタック」が導入されている。
AIは未搭載。

+ ゼクルス氏製作
  • ゼクルス氏製作
現在は公開されていない模様。
『なりダン』のドットを拡大しているが、それでもちびキャラの分類に入る程度には背が低い。
必殺技も基本的に支援のための技が多目のようだ。回復は封印中との事。

+ Christopher/Link氏製作
  • Christopher/Link氏製作
『なりきりダンジョンX』ドットを使用したもので、MUGEN1.1専用。
術の詠唱時間もあって単体では弱いが、タッグの後衛としては非常に優秀。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から
クレスと組めば見事な連携を見せてくれる(8:44~)


「それは…人の闇の所業としか」

出場大会

プレイヤー操作



*1
GBA版では「へんせいき」というアイテムで声優を切り替えることができる
(こおろぎさとみ女史のボイスはSFC版のものではなく新録)。

ちなみにPS版で声優が変更されたのは「アーチェと似てて紛らわしいから」という意見があったためらしい。

*2
PS版では声優だけではなく、性格や口調、服装なども変更されている。
このページで紹介しているのは大体PS版以降の設定。
SFC版では基本的には敬語なものの、時々年相応の話し方になったり、言いたいことははっきりと言う面があったりした。


最終更新:2023年02月15日 11:17
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