キャプテンマーベル(マーベル)


アメリカのマーベルコミックスのシリーズ『マーベルスーパーヒーローズ』に登場するヒーロー。
初出は1967年の『Marvel Super Heroes #12』。
キャプテン・マーベルを名乗る人物は複数存在するが、本ページではMUGEN入りしている初代、3代目を紹介する。

初代

本名はマー・ベル(Mar-Vell)。身長188cm。体重109kg。
「クリー」という種族の宇宙人である。本来はクリー帝国の民兵であり、地球には当初はスパイ目的でやって来た。
その際、死亡したばかりのケープカナベラルの科学者ウォルター・ローソン博士の立場を拝借した。
だが、地球で生活する内に地球人に共感するようになり、クリーの尖兵である戦闘ロボット「セントリー」(とは無関係)と戦い始める。
全てのセントリーを倒した後、彼は本来の名を捨て、ヒーローとして「キャプテンマーベル」を名乗った。

ヒーローとしての能力は、非常に多彩かつ強力。
まずは種族的特性として高い身体能力を持っており、軍人としての経験からか戦闘知識も豊富。
さらにクリーのアイテムであるネガ・バンドを持っており、光速を越えて飛べる。
また、Dr.ベンジャミン・サバンナの電磁放射を浴びたせいで太陽光を吸収する能力が身に付き、
自力での飛行能力と太陽エネルギーの投射能力も入手した。その代わり、夜には力が半減するようになったが。
おまけに、「宇宙意志と連動しているらしく、過去と現在と未来に対する絶対知識すら備えている。
ただし、まともな人間には負担がかかりすぎるため、使いすぎると発狂する

自爆再生能力を持つヴィラン、ナイトロの爆発が原因で被爆してしまい、それが原因で死亡。
その後彼の息子と娘がキャプテンマーベルの名を継ぎ(現在はそれぞれフォトン、クエーサーと改名)、
また彼とスクラル人皇女との間に生まれた子もハルクそっくりの「ハルクリング」として活躍している。
余談だがこのハルクリング、同じく二世ヒーローであるウィッカンと公式で同性結婚したゲイという非常に珍しいキャラクターである。
そのせいで国によっては登場コミックが表現規制に引っかかり禁書扱いになるなどの憂き目にもあっている。現実は非情である。

現在では亡きマー・ベルの恋人キャロル・ダンバースがキャプテンマーベルの名を引き継いでいる。
キャロルは元々はミズ・マーベルとして知られており、かつてローグに能力を奪われたのは彼女である。
2019年に単独主演映画が公開されるなど、かなり優遇されている。また、『MVCI』にキャプテン・マーベル名義で参戦しているのは彼女の方。
「『MVCI』に出る女性キャラについて読みたかったのに全然違う奴の記事じゃねえか」と思った方、こういう事情があるんです……。
なのでそちらについて知りたい人はミズ・マーベルの記事を見る事を推奨。

3代目

本名はジェニス・ベル。身長188cm。体重95kg。
土星の衛星タイタン人であるエリシウスが恋人マー・ベルの死を受け、彼の細胞サンプルを使用して産まれた。
さっきマー・ベルの恋人はキャロルだと書いてあった?いやそのアメコミではいろいろありまして
やがて父がキャプテンマーベルである事を知り、ネガ・バンドを装備してレガシーと名乗って活動した後、
2代目であるモニカ・ランボーから、キャプテンマーベルの名を譲り受ける。
父親の友人リック・ジョーンズを助ける際、自分の原子構造をリックと融合させた結果、
ネガ・バンドを叩く事で一方を地球に、もう一方を異世界マイクロバースに入れ替わる状態になった。
後にジェニスは正気を失って、エピファニーと手を組み、宇宙を滅ぼしてしまうが、ビッグバンを起こして再構築させた。
やがてエリシウスとスターフォックスの協力を受けて正気に戻り、リックとも完全に分裂して地球へ居られる様になった。
巨人のヴィランであるアトラスに瀕死にされた後は、バロン・ジモにムーンストーンで治療される。
同時期にフォトンと名乗る様になった事から、元々名乗っていたモニカと揉めた結果、彼女はパルサーに改名し、サンダーボルツに加入。
ところが、ムーンストーンがジェニスに与える影響によって宇宙崩壊に繋がる事を知ったジモにやむを得ず殺害され、
異世界ダークフォース・ディメンションズにその遺体を拡散された。

マー・ベル同様の身体能力を持つ他、コズミック・アウェアネスによって宇宙の危機を感知出来る。


DCコミックスにも「キャプテンマーベル」というキャラクターが登場するので、かなりややこしい。
他にもマーベルマンというヒーローが色々とややっこしい事情と裁判の果て、マーベル社に所属するミラクルマンになったりしている。
まあ、「marvel」という言葉には、「すばらしい」という意味があるので、ヒーローの名前としては不自然ではないのだが。
そういや彼女も昔マーベルガールって名乗ってたね。

マーベルコミックスが社名を付けたヒーローだけあって、かなり力が入っている。
どうも、マーベルにおけるスーパーマンの位置付けにしたかったらしく、宇宙規模の話でよく登場する。
そのためか、ファンタスティックフォーのメンバーとは因縁が多い。
アベンジャーズの一員としてサノスと交戦した事もある。
メインの舞台が宇宙なので、地球上での事件が描かれるスパイダーマンデアデビルなどクライムファイター系や、
ミュータント絡みの話が行われるX-MENとの関わりは薄い。
スーパーマンではなくグリーンランタンに近いんじゃないだろうか

奇妙奇天烈摩訶不思議なクロスオーバー企画・アマルガム・コミックスでは、
全読者の想像通りマーベルのキャプテンマーベルとDCのキャプテンマーベル合体してキャプテンマーベルとなった。


MUGENにおけるキャプテンマーベル

    
Acey氏とIron Fist氏による合作のものが「Infinity Mugen Team」にて代理公開されている。
初代(マー・ベル)と息子の3代目の2種類が存在し、いずれもMUGEN1.0以降専用。
恐らくはユリアンドットをベースに『MVC』風のスタイルで製作されており、多彩な技と動きを見せる。
初代・3代目共に搭載されている技は全く同じだが、3代目の方はビーム攻撃の隙が大きいなど、性能面で若干の差異がある。

性能としては、サイクロップスのようにボタンの強弱で軌道が変化するビーム攻撃が主力。
さらに中~強で出せるビームはコマンドを追加入力する事で追撃のビームを撃てる。
とはいえビーム一辺倒というわけでもなく、移動技の「Teleport」や、ユリアン閣下ばりの連続タックルを繰り出す「Hyper Charge」も所持している。
AIは搭載されていない模様。

Zero_Col氏によって改変された3代目も存在し、そのガワ替えとしてフォトンも海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開されている。
参考動画。
お相手はArti氏のDOWNとNep Heart氏のネプテューヌ

この他に、実写映画や『MVCI』に登場するキャプテンマーベル(キャロル・ダンバース)も存在しているようだ。

また、彼女がキャプテンマーベルに就任する前の「ミズ・マーベル」も ZVitor氏によって製作されている。
詳細は該当ページを参照されたし。

出場大会



最終更新:2022年04月13日 23:21