ウルトラマンジャック


+ プロフィール

「俺はウルトラマン。俺の使命は人類の自由と幸福を脅かす、あらゆる敵と戦うこと!」

特撮テレビドラマ『帰ってきたウルトラマン』に登場するウルトラ戦士で、ウルトラ兄弟の四男。
怪獣の襲撃から逃げ遅れた子供を救う為に我が身を犠牲にした若者・郷秀樹の勇気に感動し、
蘇生の意味も含めて彼と融合している。
その後、郷は怪獣から人々を守るために戦うことを決意し、怪獣攻撃隊MATに入隊。
様々な強敵に苦戦したり、地球人・郷秀樹としての自分と宇宙人・ウルトラマンジャックとしてのギャップに
悩んだりしながらも戦い続けるのだった。

企画段階では初代ウルトラマンと同一人物という設定だったためか、姿がやや似通っている。
また、使用技も「スペシウム光線」や「ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)」など、一部共通しているが、
スペシウム光線さえも弾く敵のバリヤーの死角を突くために特訓で新技「流星キック」を編み出したり、
光線技を吸収してしまう宇宙大怪獣ベムスターへの対抗策としてウルトラセブンから
万能武器ウルトラブレスレットを貰い受けたりしており、次第に外見以外の差別化もきっちり図られるようになっている。
+ ウルトラブレスレットの万能っぷりについて

他のシリーズと異なる大きな特徴として、変身の際に「ベーターカプセル」や「エスプレンダー」のような
所謂「変身アイテム」を用いない事が挙げられる。しかしそれは決して自由に変身出来るということではなく、
郷が人間として全力を尽くした時、または生命の危機に陥った時に初めて変身が可能となる。
その為、物語序盤などには「いざとなったらウルトラマンになればいい」と慢心した結果変身出来ず、ピンチになることもあった。
またどうしても変身したいときにはビルの上から飛び降りて、変身しないと死ぬ状況にわざと陥って
無理やり変身なんてことも。
後半からは郷が自分の意思で変身する場面も増えるが、やはりアイテムを使わない独特のものになっている。
なお、ウルトラブレスレットは変身アイテムにはならないのであしからず。
次作『A』からは再び変身アイテムに戻ったが、「本当に必要な時以外には変身できない」という要素は
後にシリーズにも受け継がれ、人間との融合系のウルトラマンでは序盤でよく出てくる定番エピソードとなっている。
ちなみに、郷役の団時朗氏は劇場版『ウルトラマンメビウス』で他のウルトラ兄弟達が変身アイテムを持っている事を
物凄く羨ましがったらしい。

+ 彼の名前について

あと本作で特筆すべき点があるとしたら、それは主人公のプライベートの人間関係を描いたことかもしれない。
ウルトラマン』『ウルトラセブン』において、ハヤタやダンは内面を描いた心理描写はあるが、
彼らのプライベートがどんな様子だったのか、防衛チームの関係者以外にはどういう人物と付き合いがあるのか、
それらの要素が取り上げられた事はあまりない。
(ただし、セブンに関しては薩摩次郎と言う人物の姿を真似て擬態したものであって、モロボシ・ダンと言う人物は実在しない。
 戸籍の無い人間を地球防衛軍にスカウトするのは如何かとは思うが…。)
少年時代に父を失くし、母とは上京で離れることになった郷にとって、
MAT入隊前に働いていた自動車修理工場やそこに住む坂田三兄妹はMATの仲間たちと同じく、彼の心のよりどころであった。
そしてこの要素が、侵略者ナックル星人が郷に心理的ダメージを与えるために三兄妹の長男・健と
郷の恋人であった長女・アキを殺害する、
最終回で郷が三兄妹の末っ子・次郎に、後に『ウルトラマンメビウス』の時代にも語り継がれることになる
「ウルトラ5つの誓い」を伝え、次郎がそれを大声で唱えながら地球を去るジャックを追いかける、などの
後々の重要なシーンに繋がるのだった。

また、「ウルトラ兄弟」の概念が登場したのは本作が初であり、
ジャックや他の兄弟たちが『ウルトラマンA』や『ウルトラマンタロウ』などに客演したことにより、
一層そのイメージが強まることになった。
『ウルトラマン80』の後、暫く光の国やウルトラ兄弟とは関連がない、あるいは関係を匂わせているが曖昧な作品が続き、
ジャックを含むウルトラ兄弟たちは中々映像作品で出番が回ってこないという状況に置かれていたものの、
2006年の『ウルトラマンメビウス』の劇場版と本編終盤でついに登場。
メビウスやGUYSの面々を手助けしたり、悩みを抱える彼らに先人としての立場から言葉を送ったりするなど、
ウルトラ兄弟たちは客演回における大事な役割を任されていた。*3

2008年の映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』では横浜市で自動車整備工場「坂田モータース」を経営しており、
主人公のダイゴ(ウルトラマンティガ)やハヤタ・ダン・北斗とも顔なじみの一般人である。
また、テレビ本編ではナックル星人に殺害された坂田アキと結婚し、一人娘がいる。
ストーリーの終盤で『帰ってきたウルトラマン』の世界の自分の記憶を受け継ぎ、
究極合体怪獣ギガキマイラと戦うティガ・ダイナ・ガイアとブロンズ像にされたメビウスを救うべく、
ハヤタ・ダン・北斗らと共に変身し、戦いに赴いている。

「ウルトラ5つの誓い!
  一つ、腹ペコのまま学校に行かぬこと!
  一つ、天気のいい日にふとんを干すこと!
  一つ、道を歩くときには車に気をつけること!
  一つ、他人の力を頼りにしないこと!
  一つ、土の上を裸足で走りまわって遊ぶこと!」


+ ある意味本編以上に有名なあのシーン

+ ほっといてくれ! 一人にしてくれ!

+ 「あの人」とウルトラマン

+ MUGEN的な余談


MUGENにおけるウルトラマンジャック

muu氏により『対決!ウルトラヒーロー』のドットを用いたキャラが公開されている。
ゾフィーアグルガイアに続き、muu氏の製作した4人目のウルトラ戦士である。

仕様は他のウルトラ戦士と同じで、muu氏おなじみのネビュラコンボ・スピリッツシステム・防衛チームの援護攻撃(ジャックだとマットアロー1号が来る)を搭載している。
また残り体力が少なくなるとカラータイマーが点滅し始め、相手の残り体力を半分以下にするとファンの間でも人気のあるBGM「夕陽に立つウルトラマン」が流れる。
もちろん援護攻撃やBGMは設定でオフにすることもできる。

原作でも使用していた流星キックやウルトラブレスレットを使った諸々の技などが使えるほか、
セブンのワイドショット以上の威力と言われながらも殆ど使用されなかった「シネラマショット」を即死技として搭載している。
画面下を経由してから飛ぶウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)やスペシウム光線とウルトラランスを用いた上下撃ち分けなど、遠距離での攻撃範囲に恵まれ、
三つある超必殺技のうち、「スライスハンド(背後から決めるとウルトラ投げ)」「ウルトラハリケーン(空中専用)」の二つはコマンド投げになっているため、
先に公開された3人と比べて遠距離戦でのゲージ消費が少ないという特徴がある。

「スライスハンド」は間合いが狭いものの隙が少なく地上から空中の相手もつかむことができ、
演出ではナックル星人&ブラックキング戦でブラックキング(ナックル星人)を撃破したシーンを再現している。
また、ゲージが2本以上ある状態だとスライスハンドを決めた後確実にウルトラハリケーンに繋げてくる。

なお、マットアローの援護攻撃は他のキャラ同様にダメージ・硬直ともに0だが、判定の都合でヒット数が比較的多いのでジャックのゲージ溜めがそこそこ楽になる。相手にするときは注意が必要かもしれない。

またbakisimu氏による性能改変パッチが存在する。遠距離と近距離のどちらでも戦える性能を意識しているとのこと。
通常攻撃の性能が強化される代わりに、スピリッツを含む他の部分の性能が抑えられているため弱体化気味の調整となっている。
SEの変更やカットインの追加など演出面でも強化される。

また、2015/1/17の更新で改変パッチから単独のキャラとして動作するようになった。

+ 12Pカラー

現在大会への参加は少ないが
ワラキア_ex布教動画にて動いてるところが確認できる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8972612

出場大会

12Pカラー

+ 12Pカラーの出場大会一覧

出演ストーリー

わたしたちのすわこさま(本人ではなくテラノイドとして登場)


*1
破壊された筈だが、『ウルトラマンメビウス』によるとバルダック星は健在らしい。移住でもしたのだろうか。
ちなみに、この時バルダック星の事を話した宇宙人であるサイコキノ星人達は、同じくジャックと戦ったミステラー星人とも
関わりがある等、何かと帰マン宇宙人に縁がある。

*2
郷秀樹役の団時朗氏は、『帰ってきたウルトラマン』が近年になって「ウルトラマンジャック」と呼ばれていることを知らなかったが
2006年の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の特集番組に出演した時、脚本を貰った際に初めて知ったと語っている。
13:02あたりから http://www.nicovideo.jp/watch/sm2243993

*3
『ウルトラマンA』から『レオ』にはゾフィーからエースまでの兄弟は全作に登場しているが、
変身前の役者まで全てに登場しているのは彼のみ(『A』に出たのはニセモノだったが)。
また郷秀樹としての客演ではないが、団時朗氏は『ウルトラマンゼアス2』にニュースキャスターとしてカメオ出演し、
ウルトラマンゼアスの復活を報道するシーンで「ウルトラマンが帰ってきました!」と発言するネタを見せた。



「人間を愛するには、人間を知らないといけない
  人間の強さも、弱さも、美しさも、醜さも…
  その両方を知らなければ、お前はこの星を愛することはできない」