ウルトラマンジャック


+プロフィール
身長 40メートル(但し一時的に人間サイズで活動、もしくは同程度にミクロ化することも可能)
体重 3万5千トン
年齢 1万7千歳(初期の設定では1万9千歳)
飛行速度 マッハ5
走行速度 時速600キロ
水中速度 180ノット
ジャンプ力 400メートル
腕力 10万トンタンカーも持ち上げる
聴力 200キロ先の針の落ちる音も聴こえる
鉄の2千倍の硬さ
職業 ウルトラ道場の先生、ウルトラの星へ帰還後は宇宙警備隊地球課長。
後に支部長と設定されるが具体的な支部名は不明。
趣味 登山
家族構成 父:ウルトラ科学技術局長官
母:宇宙情報センターに勤めている
妻:ウルトラの母の妹(小学館学習雑誌の特集での記事より)

…待て、妻がウルトラの母の妹ってことは、ジャックはセブンタロウエースの義理の叔父ということになるのか?

「俺はウルトラマン。俺の使命は人類の自由と幸福を脅かす、あらゆる敵と戦うこと!」

特撮作品『帰ってきたウルトラマン』に登場するウルトラ戦士で、ウルトラ兄弟の四男。
怪獣の襲撃から逃げ遅れた子供を救う為に我が身を犠牲にした若者・郷秀樹の勇気に感動し、
蘇生の意味も含めて彼と融合している。
その後、郷は怪獣から人々を守るために戦うことを決意し、怪獣攻撃隊MATに入隊。
様々な強敵に苦戦したり、地球人・郷秀樹としての自分と宇宙人・ウルトラマンジャックとしてのギャップに
悩んだりしながらも戦い続けるのだった。

企画段階では初代ウルトラマンと同一人物という設定だったためか、姿がやや似通っている。
また、使用技も「スペシウム光線」や「ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)」など、一部共通しているが、
スペシウム光線さえも弾く敵のバリヤーの死角を突くために特訓で新技「流星キック」を編み出したり、
光線技を吸収してしまう宇宙大怪獣ベムスターへの対抗策としてウルトラセブンから
万能武器ウルトラブレスレットを貰い受けたりしており、次第に外見以外の差別化もきっちり図られるようになっている。
+ウルトラブレスレットの万能っぷりについて
どのくらい万能なのかというと、ぶっちゃけ「これさえあれば大抵の敵に勝てる」と言っても良いくらい。
渡したセブン自身「これさえあればどんな宇宙怪獣にも負けない」と言いきっているが、その言葉に偽りはなかった。
これは必要に応じて腕輪型から別の形に変形する(特にそういうプロセスを経ずに能力を発揮したこともある)武器で、
ゲームなどでよく使われるものには、スペシウム光線を「食べた」ベムスターをバラバラにした光の刃・ウルトラスパークや
ウルトラスパークを引き伸ばしたような形の槍・ウルトラランスと派生のウルトラクロス、
相手の攻撃を反射する盾・ウルトラディフェンダーなどがある。
だが、原作ではそれだけに留まらず、もっと色々な事をやっている。

+ウルトラブレスレット使用例
  • ブレスレット自体も怪獣を撃破できる威力の光線を放てる
  • 全身磁石の怪獣の磁力を遮断する
  • 「反重力光線」で怪獣を宙に浮かばせる
  • 壊れたダムをせき止める
  • バリヤーを出して人間を守る
  • 水中戦を得意とする怪獣に対抗するため、怪獣の潜んでいた湖を干上がらせる(一応、後で元に戻している)
  • ブレスレットを敵に飲み込ませて、体内で爆発させる
  • 炎の輪を作り出して敵に絡みつき、焼き尽くす
  • ブレスレットの状態で敵の光線を反射する
  • 「変光ミラー」という丸い鏡に変形させて、蜃気楼で自分を本来よりも巨大に見せていた怪獣の正体を暴く
  • ムチに変形させて、敵の投げた二つのブーメランを絡め取って奪う
これだけでも大したものだが、以下に挙げる四つの使用例は回数こそ少ないものの、
ブレスレットの強力さを如実に物語っていると言える。
  • 惑星や星座を食べる宇宙規模の強敵を、体内から切り裂き消滅させる
  • 侵略者バルダック星人を母星ごと粉砕する
  • ジャックにエネルギーを補充し、活動時間を延ばす
  • 凍らされたうえにバラバラに引き裂かれたジャックを復活させる
地球の防衛を任されたヒーローとはいえ、一個人が持つ武器としては強力すぎないかコレ?
特に、下の二つは弱点の克服と倒された場合の復活ができてしまうので、
毎回発動できたらジャックのワンサイドゲームになってしまう可能性も…。

下二つの証拠映像

それどころか、この超兵器を敵に利用されるとこんなことに。

ジャックはこの武器を使うときは常に威力を抑えているそうだが、
抑えた状態で上の通りなら、威力全開で使ったときは果たしてどうなるのだろうか?
『ウルトラマンA』の異次元人ヤプールがエースキラーに装備させたくなるのもよくわかる一品である。

そのエースキラーが磔にされたウルトラ兄弟から光線技のエネルギーを奪うシーンで、
兄弟たちはエネルギーを奪われて次々首をガクリとうなだれていくのだが、
ジャックだけ本体とは関係ない武器であるブレスレットを奪われただけなのにガクリとしている。
自分の価値が付属品にしかないと思われたのがよっぽどショックだったのか…。

また、ヒッポリト星人のとき、カプセルに捕まったゾフィーとマンを救出するとき
ウルトラブレスレットを使ってカプセルを破壊しようとしたが、肝心のブレスレットを装備していなかった為に
あっさりとカプセルに捕まってしまったこともある。
実はここでブレスレットをしていないのは、本編終了後、撮影に使われたウルトラブレスレットのフロップが
スーツアクターのきくち氏に寄贈されたため撮影に用意できなかったためである。
しばらくその後の客演でブレスレット無しだったり、用済みになったタロウブレスレットをしていた時期があったが、
近年の映像作品では再びちゃんとウルトラブレスレットを装備している姿が見られる。

時系列的には本編よりもかなり未来である映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』において、
ウルトラマンベリアルが幽閉された宇宙牢獄の警備員のウルトラマンの二人がウルトラブレスレットを装備している。
どうやら警備員への支給品らしいが、これによりジャックのアイデンティティがまた一つ失われることとなった。

他には『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』に登場した、
サロメ星人が作ったロボットのニセウルトラマンジャックがウルトラランスを使用しているが、
ブレスレットの能力を解析・再現できなかったため、ブレスレットが変形したものではなく、
単にウルトラランスとして作られたものという設定である。
製作者のサロメ星人は、ウルトラマンの能力を光線までほぼ完全に再現した本物と遜色ない戦闘力を持つロボットを
全宇宙征服用に大量に量産しているが、それだけの科学力を持つ宇宙人ですら、ウルトラブレスレットは未知の領域なのである。

+使用する技の詳細
ここではジャックの技の内、MUGENキャラに搭載されている技の原作での能力について説明する。
多彩なウルトラブレスレットでの攻撃が印象的なジャックだが、
強敵相手のとどめとして格闘技や投げ技が印象的な決め手になる事も多い。

  • スペシウム光線
腕を組んで放つ光線。ウルトラマンのものと比較すると色が青白いのが特徴。
前半で多くの怪獣を倒したが、後半は効かない展開が増えてくる。
キングザウルス三世相手にはしゃがむようなポーズで打点の低い光線を放っており、
MUGENキャラのドット元のゲームとMUGENキャラの技のポーズはこれを元にしていると思われる。

  • ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)
光輪を投げつけ敵を切断する。3話で怪獣サドラの首を切断したが4話では敵のバリアにはじかれた。
TV本編での使用はこの2回だけだが、後年のゲーム作品では採用率が高い。

  • フォッグビーム
細い直線状の光線を放つ。
TV本編では4話のみの使用だが、牽制用の光線技としてゲーム作品での採用率が高い。

  • 流星キック
ジャンプして空中から斜め下目がけて飛び蹴りを放つキック技。
4話で特訓して習得し、キングザウルス三世のバリアを飛び越えて角をへし折り勝利の鍵になった。
ジャックの印象的な技として、ゲームや後年の作品で多用される技である。
SFC専用ゲーム『ヒーロー戦記』だと隠し技扱いであり、終盤ある街を訪れるとジャックがセブンに伝授してくれる。

  • スライスハンド
敵を空中に放り投げ、赤い背景の空間で相手の体を手刀で切り裂く。
空中で防御できない相手への攻撃のためか、
ジャックの必殺攻撃を防ぐ強敵ブラックキングでも防げず、
ブラックキングの首を切断してとどめを刺した強力な技である。

  • ウルトラハリケーン
敵を持ち上げて回転させて放り投げる技。
ゼットン2代目をこの技で放り投げ、追い打ちでスペシウム光線を空中の敵に撃ち込み爆散させた。
最終話のみの使用だが、最後に格好よく使われたため印象的な大技である。
後年ではウルトラマンゼロが多用している。

  • シネラマショット
腕をL字に組んで幅の広い直線状光線を放つ。スペシウム光線のワイド版のような見た目をしている。
TV本編では4話のみの使用だが、スペシウム光線の数倍の威力があるとされ、ゲーム作品での採用率が高い。

  • ウルトラブレスレットの技
上記のようにTV本編中盤でウルトラブレスレットを獲得、
以降は様々に変形させたブレスレットで強敵を倒していく。
ここではMUGENキャラに搭載されている、ウルトラスパークとウルトラランス、ウルトラディフェンダーについて説明する。

  • ウルトラスパーク
ウルトラブレスレットを光の刃に変形させ、ブーメランのように飛ばして敵を切り裂く。
ブレスレット入手後の初戦闘でベムスターを切断して倒した以降も多用された。

  • ウルトラランス
ウルトラブレスレットを槍状に変形させ、投擲して敵を貫く。
TV本編ではヤドカリンとバット星人を倒したが、
使用頻度は高くなく手に持って棒状武器としては使わなかった。
しかし2009年以降の客演では手に持った棒状武器としてランスを使用し、
華麗な棒術で敵と戦うジャックの活躍が増加しており、印象が変化している。

  • ウルトラディフェンダー
ウルトラブレスレットを盾に変形させて敵の攻撃を防ぐ技。
40話で強敵スノーゴンの冷凍ガスを反射し、逆に相手を凍結させた活躍が印象的である。


+TV作品本編の特徴
他のシリーズと異なる大きな特徴として、変身の際に「ベーターカプセル」や「エスプレンダー」のような
所謂「変身アイテム」を用いない事が挙げられる。しかしそれは決して自由に変身出来るということではなく、
郷が人間として全力を尽くした時、または生命の危機に陥った時に初めて変身が可能となる。
その為、物語序盤などには「いざとなったらウルトラマンになればいい」と慢心した結果変身出来ず、ピンチになることもあった。
またどうしても変身したいときにはビルの上から飛び降りて、変身しないと死ぬ状況にわざと陥って
無理やり変身なんてことも。
後半からは郷が自分の意思で変身する場面も増えるが、やはりアイテムを使わない独特のものになっている。
なお、ウルトラブレスレットは変身アイテムにはならないのであしからず。
次作『A』からは再び変身アイテムに戻ったが、「本当に必要な時以外には変身できない」という要素は
後にシリーズにも受け継がれ、人間との融合系のウルトラマンでは序盤でよく出てくる定番エピソードとなっている。
ちなみに、郷役の団時朗氏は劇場版『ウルトラマンメビウス』で他のウルトラ兄弟達が変身アイテムを持っている事を
物凄く羨ましがったらしい。

あと本作で特筆すべき点があるとしたら、それは主人公のプライベートの人間関係を描いたことかもしれない。
ウルトラマン』『ウルトラセブン』において、ハヤタやダンは内面を描いた心理描写はあるが、
彼らのプライベートがどんな様子だったのか、防衛チームの関係者以外にはどういう人物と付き合いがあるのか、
それらの要素が取り上げられた事はあまりない。
(ただし、セブンに関しては薩摩次郎と言う人物の姿を真似て擬態したものであって、モロボシ・ダンと言う人物は実在しない。
 戸籍の無い人間を地球防衛軍にスカウトするのは如何かとは思うが…。)
少年時代に父を失くし、母とは上京で離れることになった郷にとって、
MAT入隊前に働いていた自動車修理工場やそこに住む坂田三兄妹はMATの仲間たちと同じく、彼の心のよりどころであった。
そしてこの要素が、侵略者ナックル星人が郷に心理的ダメージを与えるために三兄妹の長男・健と
郷の恋人であった長女・アキを殺害する、
最終回で郷が三兄妹の末っ子・次郎に、後に『ウルトラマンメビウス』の時代にも語り継がれることになる
「ウルトラ5つの誓い」を伝え、次郎がそれを大声で唱えながら地球を去るジャックを追いかける、などの
後々の重要なシーンに繋がるのだった。

+彼の名前について
現在でこそ番組名が『帰ってきたウルトラマン』で、公式に個人名は「ウルトラマンジャック」と決まっているが、
企画段階では番組名のとおりに初代ウルトラマンが帰ってきたという内容だったせいか、
彼は作品の中では終始「ウルトラマン」とだけ呼ばれ、「帰ってきたウルトラマン」や「ジャック」と呼ばれるシーンは存在しない。
(本人も郷秀樹に「俺はウルトラマン」と名乗っている。ちなみにハヤタが変身する方を劇中では「初代ウルトラマン」と呼称)

当時は公式でも彼の名前を設定していなかったようで、
ファンの間では、初代やセブンに続いて新しくきたことから「新ウルトラマン(新マン)」、
番組名からとって「帰ってきたウルトラマン(帰りマン・帰マン)」、
『ウルトラマンA』でのセリフから取った「ウルトラマン二世」など様々な呼び方をされており、
その後、1984年の映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』の公開に先立って、
「ウルトラマンジャック」という名前が設定された後でもこの呼び名を使う人は多い。*1
しかしこの映画では名前が決定するのが主題歌の製作に間に合わなかったのか、1番で「(ゾフィーは)セブンやマンのお兄さん」、
2番「タロウやエースのお兄さん」と歌われていて、六兄弟中ジャックのみスルーされている。
また、「ジャック」というのは「ハイジャックを連想させて印象が悪い」と言う理由で没になった
ウルトラマンタロウ』のネーム案の一つであったため、
(『ウルトラマンA』の後番組という事と、ウルトラの父とウルトラの母の子という設定なので、
 トランプの「ジャック」(王子)から採られたと言われる)
この名前を好まないファンも少なからず居るというのも理由の一つのようだ。

その為、表記する際は「ジャック(新マン)」辺りの書き方が一番無難な所だろうか。
……まぁ、そこまで神経質になる必要もないかもしれないが。
この際まとめて「帰ってきた新ウルトラマンジャック二世」で(スライスハンド

呼び名が無駄に多いことは公式でもネタにされており、後述の『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』では、
ヒビノ・ミライ(ウルトラマンメビウス)が異世界の郷秀樹に対し「ジャック兄さん」と呼びかけても反応しないので、
「新マン兄さん」「帰りマン兄さん」と色々な別名で呼びかけるなんてシーンがあったりする。

とはいえネタだけではなく、『メビウス』本編で登場した際には
「ウルトラマンが…帰ってきた…!!」
というファン感涙の台詞を一般市民(しかも、演じたのは帰マンのスーツアクターであったきくち英一氏)が口にしている。
また、過去の怪獣やウルトラ戦士が登場する話では、いつもなら怪獣やウルトラ戦士に詳しいクゼ・テッペイ隊員がその名を呼ぶのだが、
ジャックの客演回では展開上そうならなかった為、地球人が「ウルトラマンジャック」の名を使う場面は一切存在しない。
劇中でジャックと呼んだのはミライ(メビウス)と敵の宇宙人・デスレムだけである。

+ついでに役者の名前について
年代が近いせいか、変身する郷秀樹の名前はよく
「流行ってたひろみと西城秀樹をくっつけた安直な名前」だと誤解されるが、
彼らのデビューは共に1972年、対して本作の放映開始は1971年であり、
実際はむしろこっちの方が早かったりする。

ちなみに演じる団時朗氏は1967年のデビュー。CMモデルとして、それこそ郷氏や西城氏級の人気を誇っていた。
2009年現在40代後半~60代の男性であれば、団氏は資生堂のロングセラー男性化粧品「MG5」と
イコールで記憶されている事だろう。

また、「ウルトラ兄弟」の概念が登場したのは本作が初であり、
ジャックや他の兄弟たちが『ウルトラマンA』や『ウルトラマンタロウ』などに客演したことにより、
一層そのイメージが強まることになった。
『ウルトラマン80』の後、暫く光の国やウルトラ兄弟とは関連がない、あるいは関係を匂わせているが曖昧な作品が続き、
ジャックを含むウルトラ兄弟たちは中々映像作品で出番が回ってこないという状況に置かれていたものの、
2006年の『ウルトラマンメビウス』の劇場版と本編終盤でついに登場。
メビウスやGUYSの面々を手助けしたり、悩みを抱える彼らに先人としての立場から言葉を送ったりするなど、
ウルトラ兄弟たちは客演回における大事な役割を任されていた。*2

+2008年以降のジャックの客演
2008年の映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』では横浜市で自動車整備工場「坂田モータース」を経営しており、
主人公のダイゴ(ウルトラマンティガ)やハヤタ・ダン・北斗とも顔なじみの一般人である。
また、テレビ本編ではナックル星人に殺害された坂田アキと結婚し、一人娘がいる。
ストーリーの終盤で『帰ってきたウルトラマン』の世界の自分の記憶を受け継ぎ、
究極合体怪獣ギガキマイラと戦うティガ・ダイナ・ガイアとブロンズ像にされたメビウスを救うべく、
ハヤタ・ダン・北斗らと共に変身し、戦いに赴いている。

2009年の『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではウルトラマンベリアルと戦闘。
ウルトラランスを振るってベリアルのギガバトルナイザーと打ち合うが、
最後には他のウルトラ戦士との合体光線を跳ね返されて敗北した。
本作以降、ウルトラランスを使った戦いがジャックの特徴としてクローズアップされていく。

2012年の『ウルトラマンサーガ』のディレクターズカット版ではバット星人の作った怪獣兵器のブラックキングと対決。
ウルトラランスでブラックキングに勝利するという活躍を見せた。

2016年5月放送の『新ウルトラマン列伝』ではウルトラマンゼロと恐らく訓練として手合せする新規映像が放送。
ウルトラゼロランスを使うゼロとウルトラランスでランス対決を展開し、
ゼロのゼロランスを持っての突進相手にカウンター気味にウルトラランスを突き付けて勝利している。
スピーディーな戦いで武器の扱いにかけてはゼロより上手な強さを見せる嬉しい新規映像になっている。

2017年の『ウルトラファイトオーブ』ではピンチのゼロを助けるためにゾフィー、セブンとともに駆けつけた。
ゼロに襲いかかるグドンに勢いよく流星キックを決めて登場し、敵が復活させたグドンとツインテールのタッグと対決。
かつては苦戦した相手にも「簡単に勝てると思うな!」の台詞とともにひかない戦いを見せ、
スペシウム光線でグドンを爆散、振り返りながらのウルトラランスでツインテールを一気に仕留めた。

「ウルトラ5つの誓い!
  一つ、腹ペコのまま学校に行かぬこと!
  一つ、天気のいい日にふとんを干すこと!
  一つ、道を歩くときには車に気をつけること!
  一つ、他人の力を頼りにしないこと!
  一つ、土の上を裸足で走りまわって遊ぶこと!」


+その他、本編以上に有名な以降の作品でのシーンや余談
ウルトラマンタロウ』に単独で客演した際、怪獣ドロボンに人質と引き換えにカラータイマーを渡したことがある。
このとき彼は人質を降ろした後に力尽き、空気が抜けた風船のように文字通りペッタンコになっている。
逆にこれを装着したドロボンは一時的にパワーアップしているところを見るに、
カラータイマーに活動用のエネルギーが詰まっていてそれを奪われた故であろう。
バラエティー番組でも取り上げられた有名なシーンだが、ペッタンコで野ざらしという
変わり果てた姿は見る者の涙を誘う。
……のだが、実はこの展開自体、ジャックとタロウが打ち合わせたドロボンへの罠であった。
ドロポンはそのご無体な名前やユーモラスなルックスとは裏腹に狡猾な策士であり、
自らが関与する戦争にタロウを介入させるため、タロウに服属を要求してきたのだ。
前述の人質とはZATの二谷一美副隊長であり、タロウにとって弱いところを突いてきたわけである。
これに対し、ドロポンを追ってきたジャックがタロウと連携して仕掛けたのが「ドロポンにわざとカラータイマーを渡す」という策である。
カラータイマーは体力の限界を示すバロメーターであると同時にエネルギー管理を司る部分であり、
タイマーの着用は、地球上では活動時間の制限が入る事を意味する。
ドロポンは「策士、策に溺れる」のことわざ通りまんまとハメられ、タイマーの点滅と同時にパワーダウンしたところをZATに仕留められた。
「ペッタンコで野ざらし」はコミカル表現ということで。

ちなみにこの回だけ手袋とブーツが赤いのは共に初代にそっくりという共通項のある某等身大ヒーローを意識した
別コスチュームを着てきたためらしく、単なる間違いではない証拠に飛び人形も手足が赤くなっている。

かたおか徹治の漫画作品『ウルトラ兄弟物語』では、敵が人質に取った子供を誤ってスペシウム光線で死なせてしまい
M78星雲の辺境「α星」の酒場において自暴自棄になって酒浸りになっているという、色んな意味で衝撃的な姿を見せている。

また、デザイナーにして著作家のはぬまあん氏は、
角川書店からかつて発行されていた「特撮エース」No.003の付属フィギュアとして、
上述の「酒場で呑んだくれる新マン」の案を出したが、編集部からダメ出しされたらしい。
(最終的には「ツインテールを食べているグドン」に決まった)

「ふん、それでいいんだ。どうせ俺はだめなウルトラ族さ!」

余談だが、同作にはウルトラの父の実兄が登場しており、彼の名前も「ウルトラマンジャック」である。

「小学二年生」1971年9月増刊号に掲載された、内山まもるの中編漫画『決戦ウルトラ兄弟対11大怪獣』(単行本未収録)では
某世紀末病人一撃必殺奥義のようなポーズで光線技を披露した事もある。
当該シーンは以下動画の12:47より。


+「あの人」とウルトラマン
かの庵野秀明氏は特撮作品の大ファンであり、彼が大学時代に友人たちと撮った自主制作映画の中には
庵野氏が監督兼ウルトラマン役だった作品」も幾つか存在している。
下の動画はそのうちの一つ『MATアロー1号発進命令』。
その後製作された『新世紀エヴァンゲリオン』は庵野氏が好きだった特撮作品の影響を少なからず受けており
同作に登場した第5使徒ラミエルのモデルは『帰ってきたウルトラマン』に登場した「光怪獣プリズ魔」と言われている。

この作品の主題歌は『帰ってきたウルトラマン』の没主題歌「戦え!ウルトラマン」である。

+『対決!ウルトラヒーロー』での性能
2004年に発売したGBA用ソフト『対決!ウルトラヒーロー』に登場。
他のウルトラ戦士との差別化のためか、かなり癖の強い性能になっており、
映像作品では見なかったような技や動作が多い。
基本性能が弱めな分、必殺技の種類が多いのが特徴。
まず通常攻撃では映像作品での印象が無いスライディング攻撃が搭載されている。
さらに「ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)」は斜め下に放って地面に潜らせ、
しばらくすると地中から上方向に光輪が飛び出すという挙動の技になっている。
これまた映像作品で見なかった独自の使い方で、
飛び出す位置を遠近で2種類の撃ち分けはできるが、使いこなすのは難しい。
その分「スペシウム光線」がしゃがんで放つ発生の速い光線になっており、
背の低い相手にも当てやすく使い勝手が良い。
ウルトラブレスレットを使った攻撃はウルトラランスとウルトラスパークが搭載。
ウルトラランスはランスを投擲するため射程が長くて使いやすいが、
ウルトラスパークは斜め上方向に飛ぶため正面の相手に当てにくい。
最強技はシネラマショットになっている。


MUGENにおけるウルトラマンジャック

対決!ウルトラヒーロー』のドットを用いたキャラが2種類公開中。
まず公開されたのは2009年11月28日公開開始の強ランクの強さのmuu氏製作版の『ultraman jack』。
その後muu氏版を弱体化調整し一般キャラ位の強さにして技も追加されたbakisimu氏改変版の『ultraman jack_A』が公開された。

ウルトラスラッシュなどは映像作品よりもドット元のゲーム『対決!ウルトラヒーロー』の挙動を再現しているが、
ウルトラハリケーンやスライスハンドなど映像作品を元に新規で追加された技も多い。

muu氏製作版は本体性能がbakisimu氏改変版より高めで、
ジャンプ中に撃つと弾幕のようになり画面制圧力の高いフォッグビームが使用可能。
bakisimu氏改変版はフォッグビームを削除し、技性能も一般キャラ向け寄りの性能に調整、
SEの変更やカットインの追加など演出面でも強化される。
それぞれの特徴を把握してうまく使い分けたい。

+muu氏製作版
  • muu氏製作版『ultraman jack』
2009年11月28日公開開始。AIもデフォルトで搭載されている。
ディスプレイネームは『ultraman jack』
ゾフィーアグルガイアに続き、muu氏の製作した4人目のウルトラ戦士である。
仕様は他のウルトラ戦士と同じで、muu氏おなじみのネビュラコンボ・スピリッツシステム・防衛チームの援護攻撃(ジャックだとマットアロー1号が来る)を搭載している。
また残り体力が少なくなるとカラータイマーが点滅し始め、相手の残り体力を半分以下にするとファンの間でも人気のあるBGM「夕陽に立つウルトラマン」が流れる。
もちろん援護攻撃やBGMは設定でオフにすることもできる。

原作でも使用していた流星キックやウルトラブレスレットを使った諸々の技などが使えるほか、
セブンのワイドショット以上の威力と言われながらも殆ど使用されなかった「シネラマショット」を即死技として搭載している。
一度地中に潜ってから真上に飛び出すウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)や、
しゃがんで放つスペシウム光線と立って投げるウルトラランスを用いた上下撃ち分けなど、遠距離での攻撃範囲に恵まれる。
ウルトラスパークはドット元ゲームの性能を反映して斜め上に三日月型の光線を放つ対空技になっており、正面の相手には当てにくい。
三つある超必殺技のうち、「スライスハンド(背後から決めるとウルトラ投げ)」「ウルトラハリケーン(空中専用)」の二つはコマンド投げになっているため、
先に公開された3人と比べて遠距離戦でのゲージ消費が少ないという特徴がある。

「スライスハンド」は間合いが狭いものの隙が少なく地上から空中の相手もつかむことができ、
演出ではナックル星人&ブラックキング戦でブラックキング(ナックル星人)を撃破したシーンを再現している。
また、ゲージが2本以上ある状態だとスライスハンドを決めた後確実にウルトラハリケーンに繋げてくる。

なお、マットアローの援護攻撃は他のキャラ同様にダメージ・硬直ともに0だが、判定の都合でヒット数が比較的多いのでジャックのゲージ溜めがそこそこ楽になる。相手にするときは注意が必要かもしれない。

+12Pカラー
そして、muu氏曰く「出落ち」の12Pカラーを使うと、「ウルトラ6兄弟」の戦いを見ることができ…
え?意味が違うって?こまけぇこたぁいいんだよ!!

ちなみにこの12Pカラー、Rare Akumaスーパーメカ翡翠にも勝てる狂キャラである。

現在大会への参加は少ないが
ワラキア_ex布教動画にて動いてるところが確認できる。

+bakisimu氏改変版
  • bakisimu氏改変版『ultraman jack_A』
2013年2月28日公開開始。AIもデフォルトで搭載されている。
ディスプレイネームは『ultraman jack_A』。
元々はmuu氏のジャックの弱体化パッチとしての公開であったが、
2015年1月17日の更新から単独のキャラとして動作するように更新された。
遠距離と近距離のどちらでも戦える性能を意識しているとのことで、
通常攻撃の性能が強化される代わりに、スピリッツを含む他の部分の性能が抑えられているため弱体化気味の調整となっている。
マットアローの援護攻撃もAI戦では一切使用しない。
SEの変更やカットインの追加など演出面でも強化される。

muu氏版で使えたフォッグビームは使えなくなっているが、
代わりに2017年12月に2ゲージ技版のウルトラスパークが搭載されている。
2ゲージ技版のウルトラスパークは光の刃が正面に向かって飛んでいき、ブーメランのように往復する飛び道具技で、
原作映像作品でのベムスター戦のイメージの挙動になっている。
ウルトラブレスレットの活躍シーンとしてよくファンにイメージされる使い方が加わったのは嬉しいポイントだろう。

出場大会

12Pカラー

出演ストーリー

わたしたちのすわこさま(本人ではなくテラノイドとして登場)


*1
郷秀樹役の団時朗氏は、『帰ってきたウルトラマン』が近年になって「ウルトラマンジャック」と呼ばれていることを知らなかったが
2006年の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の特集番組に出演した時、脚本を貰った際に初めて知ったと語っている。
13:02あたりから

*2
『ウルトラマンA』から『レオ』にはゾフィーからエースまでの兄弟は全作に登場しているが、
変身前の役者まで全てに登場しているのは彼のみ(『A』に出たのはニセモノだったが)。
また郷秀樹としての客演ではないが、団時朗氏は『ウルトラマンゼアス2』にニュースキャスターとしてカメオ出演し、
ウルトラマンゼアスの復活を報道するシーンで「ウルトラマンが帰ってきました!」と発言するネタを見せた。



「人間を愛するには、人間を知らないといけない
  人間の強さも、弱さも、美しさも、醜さも…
  その両方を知らなければ、お前はこの星を愛することはできない」