ウルトラセブン


「アンヌ。僕は、僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ」
「西の空に、明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んでいく。それが僕なんだよ」
*1
「…さよならアンヌ!」

1967年放映の特撮番組『ウルトラセブン』に登場するヒーロー。ウルトラマンに続いて地球に訪れたM78星雲人である。
よく間違えられるが、ウルトラマンセブンではない。
…今となっては「なぜセブンだけ「ウルトラマン~」じゃないんだ?」と言われたりもするが
(大人の事情な)理由があり、詳しくはこちらを参照。

+プロフィール
本名 レッドマン*2
人間体 モロボシ・ダン、カザモリ・マサキ(平成セブンシリーズ)、ジン(SEVEN X)
活動時間 不定(太陽エネルギーがあれば復活できる)
変身アイテム ウルトラアイ
身長 ミクロ - 40メートル(劇中のガッツ星人の分析によると、50メートルまで巨大化可能)
体重 3万5千トン(身長・体重は標準時。ミクロから伸縮自在で限界は不明)
年齢 1万7千歳(旧設定では1万9千歳)
飛行速度 マッハ7(大気圏内速度。宇宙では惑星間速度で飛行し、テレポーテーションで星雲間移動も可能)
走行速度 時速800キロメートル
水中速度 240ノット
ジャンプ力 400メートル
腕力 片手で10万トンの物を持ち上げる
キック力 ダイナマイト2000発分の威力がある
弱点 寒さ
職業 宇宙警備隊恒点観測員340号。地球より帰還後は宇宙警備隊太陽系支部長を務める。
2度目の帰還後は1986年のUキラーザウルス戦まで宇宙警備隊筆頭教官を努めていた。
セブンの前作は1993年以降の設定?聞こえんなぁ?*3
趣味 水泳
家族構成 父:宇宙警備隊勇士司令部部長
母:セブンの幼少時に死去
姉:母親代わりにセブンを育てた
息子:ウルトラマンゼロ

なお、セブンの家族設定は放送当時の1960年代においては、
父親は勇士司令部の前部長、セブンの兄が勇士司令部の現部長であるとされていたが、
1970年代にウルトラ兄弟の設定が詳細に決まる中で修正され、兄の存在が無くなり、
父が現在も勇士司令部部長を務めていると上記の様に改められた。
また、亡母とウルトラの母が姉妹であり、ウルトラマンタロウとは従兄弟の間柄という設定も追加されている。
息子のゼロは映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』にて初登場した。

元々彼は戦士でなく、恒星系の宇宙軌道図を作る任務で飛来したM78星雲の恒点観測員340号であった。
しかし自分の命を省みず友人を救った地球人の青年・薩摩次郎の勇気に感動し、彼の姿をモデルとして
風来坊「モロボシ・ダン」となり、宇宙の幾千の星から侵略を受けていた地球を守るために留まる事を決意した。
ウルトラ警備隊に入隊したダンは、地球人の力では対処できない状況では元の姿に戻り、超能力を発揮して立ち向かった。
警備隊の面々は自分達の手助けをしてくれる謎の宇宙人を、ダンに続く7人目の隊員という意を込めて「ウルトラセブン」と名付けた。*4
地球を手に入れようとあらゆる手段を画策し襲い来る侵略宇宙人を相手に、
時には地球人と宇宙人の利害の不一致に苦しみ悩みながらも、そしてあまりに過酷過ぎる闘いに傷つきながらも、
ゴース星人との最終決戦まで彼は戦い抜いた。
つまる所、彼はただの(日本の省庁で言えば)国土地理院の公務員に過ぎないにも関わらず、
辺境の離島とも言える土地を守るため、命がけで戦い続けてくれたのである。

なお、モロボシ・ダンは上記にもあるようにウルトラセブン自身が変身した姿であり、
ウルトラマンジャックらとは違い、地球人と宇宙人が一体化している訳ではない。
つまりダンの姿からセブンに戻るのであって、「セブンに変身する」というのは厳密には違う。
それ故に様々な事情を持って侵略してくる宇宙人に対して地球人ではなく宇宙人としての立場でものを考えており
上記の様に悩むこともあった。
但し、平成セブンシリーズや『ULTRA SEVEN X』では地球人の命を救うために何度か一体化している。
以降の作品だと『ウルトラマンレオ』『ウルトラマン80』『ウルトラマンゼアス』『ウルトラマンメビウス』の主役が
“地球人に擬態した”純粋な宇宙人である。

時々誤解されるが、他のウルトラ戦士と違って本来セブンには地球上での活動に制限時間が存在しない
これは当初『ウルトラセブン』は『ウルトラマン』の続編ではなく、対怪獣の組織と共に怪獣と戦うというフォーマットや
「M78星雲」という名前を流用しただけの独立した作品として制作され、
セブンをウルトラマンとは全く別の「M78星雲の星人」とした名残で、
カラータイマーが無く、変身時に拳を突き出して巨大化しないのもこの為。
しかし視聴率不振の改善策として、戦闘シーンに緊迫感を持たせる為に活動制限時間が導入されることとなり、
第25話「零下140度の対決」にてポール星人が操る怪獣ガンダーの冷凍ガスでセブンの体力が大幅に奪われ、
これ以降はウルトラマンと同様に一定時間しか戦えなくなってしまった(時間切れの際は額のビームランプが点滅する)。
「光の国には冬が無いのでウルトラ戦士は寒さが弱点」という有名な設定は、この様な経緯で急遽追加されたものである。

番組はシリーズ中でも屈指の人気を誇り、1960年代当時の社会問題を地球人vs宇宙人に見立てて描く
ハードなSFストーリーが多くの支持を集めた。
(まあハード路線でいこうぜ!敵は全部宇宙人な!って縛りなのに制作第一話から美少女宇宙人が登場したり、
 中にはスタッフが「テレビの仕事なんか辞めて戻ってきて家業を継げ」と言われたのをそのまま話にしちゃった回もあるが)
また「地球人vs宇宙人」の構図のため、「怪獣」という存在も前作「ウルトラマン」と異なり、
天然自然から湧き出した超生物ではなく、「敵性宇宙人の操る巨大生物兵器」という立ち位置でほぼ一貫している。
お蔭でOPテーマの歌詞に出てくる「火を吐く大怪獣」が最終2話に出てきた宇宙怪獣だけというオチが付いたが。
その徹底ぶりは凄まじく、宇宙人あるいは宇宙怪獣が登場しなかった回は全49話中たったの2回であり、
その2回の中でも、なんらかの形で宇宙人の存在が言及されている。
また、主人公ダンとヒロインのアンヌとの淡い恋物語、そして悲しき別れを描いた最終話も評価が高く、
ウルトラシリーズ史上最高傑作とみるファンも少なくない。

その人気ゆえにウルトラシリーズ○○周年記念、に並行してウルトラセブンのみ単独で○○周年記念作品、
さらには記念とは無関係に作品が製作されるほどである。
そのため30周年、35周年記念を含むオリジナルビデオの平成ウルトラセブンシリーズや、
40周年記念作品の『ULTRA SEVEN X 』などといったスピンオフ作品も豊富。

本編映像では、上司に「変身したら死ぬ」と言われたり、ウルトラ警備隊が「ダンは死んで帰ったんだろうか、
もしそうならダンを殺したのは俺達だ」と嘆いたりで最終的に過労死したと言わんばかりの演出だったが、
なんとか無事に帰還出来たようで第2期ウルトラシリーズにおいても多くの作品に客演している。
有名なのはベムスターに敗れてエネルギーを求め、太陽に近づきすぎて引力に引き込まれたウルトラマンジャックを助け、
新アイテム・ウルトラブレスレットを与えるシーンだろう。
他の兄弟がカラータイマーを取られて萎んだり返り討ちで頭を燃やされたり
扱いが良くない中で、見せ場があったり勇気付ける役割を担うなど扱いはいい方である。
最終的に囚われてしまったが、ヒッポリト星人に対して反撃が出来たのも彼だったり…ってあれ?

+ウルトラマンレオ』における「モロボシ・ダン隊長」の話
『ウルトラマンレオ』ではウルトラマンタロウが地球人「東光太郎」として生きる事を望み、旅に出た後、
代わりに地球の守りに就いたが、マグマ星人&双子怪獣ギラス兄弟との戦いで足を折られ、変身能力を失ってしまう。
そして自らの代わりに任務に就いたレオに地球防衛の意志を継がせ、MAC隊長モロボシ・ダンとして、
またウルトラセブンとして、彼に厳しい特訓を課して一人前の戦士へと成長させた。

ちなみにこの特訓は本当に過酷なものが多く、特に今でも語り草となっているのが、ゲン(レオの人間体)を
ジープで追い掛け回すという特訓である。
この行動が危険なんてレベルじゃないのは言うまでも無く、ゲンの形相も必死そのものであったのだが、
これに関してゲン役の真夏竜さんは「撮影時は本当に殺されるかと思った」と後にインタビューで
答えているところからして、あれは演技ではなく素で死を覚悟していたらしい

この様な暴挙とも言える行動に及んだレオのダンについては、セブンの頃からは考えられないという意見も多いが
これは「地球を守るウルトラマンとしては未熟すぎるレオを一人前に鍛え上げる為に、あえて鬼と化した」
という解釈も出来る為、一概に批判は出来ない。
(それに加え、この時の彼は非常に責任重大な立場に立たされていた為、仕方が無かったようにも見える)
事実、後年に『ウルトラマンメビウス』でレオ=ゲンがゲストとして登場した際、彼はかつてのダン同様に
ウルトラの戦士のルーキーであるメビウス=ミライ隊員(とGUYS)に対して厳しく当たり、
それによって彼(ら)の成長を促しているので、この解釈はかなり的を射ているものと思われる。

「その顔はなんだ!? その目はなんだ!? その涙はなんだッ!?」

シルバーブルーメにMACステーションが襲撃された後の消息は不明だったが、
放送当時の雑誌記事においては心臓だけが生きている状態から再生された事が記載されており、
内山まもるの漫画『ザ・ウルトラマン』ではジャッカル大魔王に殺された他のウルトラ兄弟達が
ウルトラマンキングの力で復活した際に合わせる形で復活した(現に漫画の初期にセブンは登場してない)。
後の『メビウス&ウルトラ兄弟』の頃に設定された年表ではウルトラの母の手で助けられたと説明され、
現在はこれが本編世界での公式設定となっている。セブン本編もそうだがもっと早く助けに来てやってもいいと思う……

武器は額のビームランプから撃つエメリウム光線(ウルトラビーム)、頭部の宇宙ブーメラン 「アイスラッガー」、
最強必殺光線ワイドショット、ウルトラ念力など実に多彩である。
特にアイスラッガーはセブンを象徴する武器で、幾多の宇宙人や怪獣を斬り倒しており切断シーンには定評がある。
しかし、昨今の映像作品だと規制によって切断描写は抑えられている。
ただ投げているのではなく念力によるコントロールであり、ちゃんと戻ってくるのもそのため。
最終回では改造パンドンに受け止められ投げ返されるも念力でコントロールして改造パンドンの首を斬り落として勝利した。
また、手持ち武器としても使用可能。

また、自身が直接戦えない時などにおいて身代わりとしてバッファロー星の怪獣ミクラス、
メタル星のロボット型怪獣ウインダム、アニマル星の恐竜型怪獣アギラの3体(作中では他にもあったが)のカプセル怪獣を召喚する。
詳しくはカプセル怪獣の項目を参照。



その他の客演・派生作品は以下のようになっている。

+『平成ウルトラセブン』について
私は愛する地球人のために戦った、後悔はしていない

テレビスペシャル2本とオリジナルビデオ作品3シリーズで構成されている。
『帰ってきたウルトラマン』以降元々独立した作品である『ウルトラセブン』がウルトラシリーズに組み込まれたのに対し、
こちらは当初の通りウルトラシリーズと関係ない独立した世界観のままでの続編である。
(つまりTV版『ウルトラセブン』の続編であるが他のウルトラシリーズとはパラレルの関係であり、
 前作『ウルトラマン』などとも繋がっていない)
そのため、平成セブンシリーズではセブンは光の国出身のウルトラ戦士ではなく、
あくまでM78星雲人の恒点観測員で、他のウルトラ兄弟も登場しない(世界観を考えると、おそらく存在すらしていない)。

この事から、TV版最終回以降もセブンの後任に当たる存在が地球に訪れずに、
防衛チームもウルトラ警備隊が単独で担っている設定であり、時系列はTV版の数十年後となっている。
かつて登場した宇宙人・怪獣が再登場したり、ウルトラ警備隊のメンバーが若い世代に入れ替わり、
フルハシ隊員が隊員からウルトラ警備隊隊長(TVSP)→地球防衛軍参謀(ビデオ)に出世していたりと、
TV版と地続きの世界であることを示す一方で時代の移り変わりを表す演出がなされている。
本作のセブンはダンとしての姿に加え、負傷したウルトラ警備隊のカザモリ・マサキ隊員を癒している間、
代わりにその姿を借りてウルトラ警備隊として再び活動し、さらに最終的にはカザモリ自身と一体化した。
セブンとしての戦いの際はTV版の技に加え、ネオワイドショットなどの新技も見せている。

ノンマルト(地球の先住民族で、本当の『地球人』)を滅ぼして地球に居座った地球人の罪が糾弾され、
 それでも地球人に味方するセブンにあまりにも厳しい罰が与えられる
地球人は遠くない未来に新たな生命体に滅ぼされる運命にあり、
 セブンはそれでも地球人を守るべきなのかという選択を強いられる
等、TV版以上に重苦しいドラマが展開されるのも大きな特徴である。


+『ULTRASEVEN X 』について
世界を統べる『何者か』によってあらゆる情報が管理された、我々の住む世界とは似て非なる世界を舞台に、
記憶喪失の主人公・ジンが国際秘密結社DEUSのエージェントとして地球に侵入したエイリアンを撃退する物語。
この作品でウルトラアイを使うのは彼なのだが、
刃物として扱われないアイスラッガー*4など、かつてのセブンとの相違点も多い。
これらの相違点もこの作品の「最大の秘密」と大きく関係する要素である。
「生活のために侵略兵器製造に協力する地球人」や「サプリメントを利用して人間に寄生するエイリアン」など
現代社会に題材を得た話も多く、またホラー描写や残虐描写など、深夜番組だからこそ実現した独特の雰囲気が特徴となっている。

また、セブン自身の容姿もマッシヴな体型や小顔に鋭い目つきなどオリジナルより鋭角的なスタイルになっている。
+その正体は
平行世界からやってきたウルトラセブン及びモロボシ・ダンその人。
『SEVEN X』の世界を支配し、さらにダンたちのいる平行世界をも侵略しようとしていた
昆虫型宇宙人グラキエスの企みを阻止することが彼の目的であった。

グラキエスの策略に気付き探りを入れていたジンとエレア(ジンの恋人で科学者)が返り討ちにあった際、
エレアの叫びに応え、撃たれて瀕死であったジンと一体化してその命を救った。
ただ急遽一体化したためか不具合が起こり、ジンは一切の記憶を失いセブンも大幅に力を削がれ、
変身した後も意識はジンのものになってしまった。
それでも『SEVEN X』の世界では十分すぎるほど強大な力であり、最終決戦以外ではほぼ全ての相手を秒殺している。
最終決戦においては一度敗れるが、ジンが記憶を取り戻したことに伴ってセブンも覚醒、更に圧倒的な強さで一方的にグラキエスの侵略兵器3体を破壊してみせた。
尤も、『SEVEN X』の世界のエイリアンが弱すぎた可能性もあるが…。
その後ジンと分離して彼を蘇生させ(ウルトラマンと一体化した人間が何事もなく分離できた珍しい例でもある)、元の世界へと帰還した。

尚、この『元の世界』であるが、ダンがアンヌと共に暮らしているような描写がある為、
M78世界とはまた別のパラレルワールドだと思われる。

ちなみにセブンの息子であるウルトラマンゼロはやけに顔がセブンXよりになっている。

+『ウルトラマンメビウス』『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』について
ウルトラシリーズ本編の作品であり、物語開始の20年前に異次元人ヤプールが作り上げた究極超獣Uキラーザウルスを
初代・ジャック・A と共に迎撃、自分たちのエネルギーの殆どと引き換えに神戸沖に封印する。
その後は封印の監視を兼ねてダンの姿で牧場を経営していたが、メビウスの危機に再びウルトラアイを手に取る。

その後のTV版『メビウス』の終盤にも登場、
メビウスが暗黒四天王グローザムの手により氷付けの磔にされ、絶望するGUYSのコノミ隊員の前に
ダンの姿として表れ激励、そしてメビウス復活作戦を妨害するグローザムの前に変身し復活したメビウスと共闘する。
(ちなみに復活作戦はガッツ星人戦のオマージュとなっている)
グローザムとは互角に戦い、アイスラッガーでグローザムの体を真っ二つにしたり(グローザムの再生能力で無効化されたが)、
メビュームシュート&エメリウム光線の合体攻撃を放ちグローザムの体をバラバラにし、
その後GYUS新型メテオール「マクスウェル・トルネード」でグローザムを完全に倒すのに繋げ、GUYSの勝利に大きく活躍した。

なお『レオ』でのMAC壊滅は20年以上経っでもショックは大きいようで、ミライにも下のような言葉を残すほど。

「メビウス、仲間たちを大切にな。オレが受けた悲しい思いだけは君に味わせたくない」

+『大決戦!超ウルトラ8兄弟』について
「かつてウルトラマンがテレビ放送されていた世界」が舞台の本作では、
ダンもやはり一般人であり、横浜で妻のアンヌと共にレストランを切り盛りしている。
(これはダン役の森次氏が「JOLI CHAPEAU (ジョリー・シャポー)」というレストランを、
 アンヌ役のひし美ゆり子氏が「台北飯店」と「Asian TAIPEI」を実際に経営している事を元ネタとしている)
本作の主人公であるダイゴアスカ我夢などの面々とも親交があり、
彼らが店を訪れるシーンも存在する。
この世界に迫る危機を訴えるダイゴやミライの話に最初はついていけなかったが、
終盤で『ウルトラセブン』の世界の自分の記憶と力を得て、ハヤタ・郷・北斗らと共に変身した。

+『大怪獣バトル』シリーズについて
ゲーム版『大怪獣バトルNEO』のストーリーモードに登場。
復活したアーマードダークネス(エンペラ星人用の鎧で、単独でも動く)と戦うも倒せず、
自ら纏うことで内側から封印する様子が描かれた。

その後の話である『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』の序盤では、
惑星ハマーの地表に突き立つ巨大なアイスラッガーのみが登場、アイスラッガーだけでも数々の神秘的な力を発し、
度々レイの危機を救った。
その後アーマードメフィラスによって封印が解かれた為に完全に鎧に乗っ取られてしまうが、
レイの投げたアイスラッガーによってアーマードダークネスの顔部分が欠けたことで意識を取り戻し、
ゴモラの超振動波の力も借りて内側からアーマードダークネスを粉砕、復活を果たした。
その際レイに、自らのカプセル怪獣であるミクラスを預けている。
最終話で再登場し、ウルトラマンと共にレイブラッド星人にワイドショットを浴びせ、撃退する。
その後、レイからミクラスを返却された。

+『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』について
ウルトラシリーズ本編の作品である映画『大怪獣バトル THE MOVIE ウルトラ銀河伝説』では、
後半の主人公である『ウルトラマンゼロ』の父親という美味しいポジションで登場。
何故か息子には自分が父であることを伝えていなかったが、常に見守っており、
力を求める余りプラズマスパークに手を出したゼロを止め、追放という形でレオとアストラに預けて鍛えさせていた。

ベリアルの光の国襲撃ではマンと共に戦うも力及ばなかったが、バリアによって光の国凍結からは逃れている。
その後はエネルギー節約のためダンの姿となり、宇宙人に襲われたレイを危機一髪で救い、再会を果たした。
決戦ではベリアルによって邪悪な血を呼び覚まされて暴走したレイを止めようとして
ゴモラの超振動波ゼロシュートを受けて重傷を負い、それでも傷をおして大量の怪獣相手に戦い続けた後
更に正気に戻ったレイを庇ってベリアルの攻撃を受けてしまう。
メッセージとして届けられたアイスラッガーを受け取り駆け付けたゼロの腕の中で、息子の成長を見届け息絶えた…
…と思われていたが、平和を取り戻したウルトラの星でゼロの前に現れ、その健闘を称えて親子の交流を果たしている。

また、この作品中では多くのウルトラ戦士がかませであったのに対し、
セブンはエメリウム光線やワイドショットを使用し、アイスラッガーを飛ばし手に持っての斬撃も披露する、
といった具合に自身のメインの技をすべて見せるなど、ストーリー面のみならず戦闘シーンにおいても
これ以上ないってほど見せ場が多く、総じて扱いがよい。

……しかしゼロの父親というポジションのため、「アンヌの立場は?」なんて意見が出てしまったが、
その辺は余り気にしてはいけない。この映画の時間軸自体がかなり未来の話だし、ゼロ、 設定年齢5900歳 だし。

続編である『ウルトラマンゼロ THE MOVIE』では、映画冒頭で光の国を襲撃したダークロプスをゼロとのコンビネーションで撃退。
敵の根源を追ってアナザースペースへ旅立つゼロに「ウルトラゼロブレスレット」を授ける。
武器になり帰還の道標となりエネルギー補給にも使える万能アイテムをポンと渡す父親にゼロからも「親父は心配性だな」と軽口を言われているが、
いざ行ってみるとアナザースペースの恒星ではウルトラ戦士はエネルギーを補給できなかったため、ぶっちゃけこれがなければゼロは初手で詰んでいた。
前述の通りゼロに親子であることを隠していたことをはじめ謎が多く、
後に『ウルトラマンジード』に登場したゼロからは、父に悩むベリアルの息子を励ますための言葉の綾とはいえ、
「ベリアルと並ぶほど変な親父」と言われてしまった。



+『ウルトラファイト』について
-とかくこの世はみな殺し-

怪獣が延々とドツキ合う帯番組『ウルトラファイト』にも怪獣に混ざって登場。
光線技やアイスラッガーは一切用いないが、その強さはバルタンガッツデットンテレスドンら怪獣とは一線を画し、
全68戦中敗れたのは昼寝を邪魔されて怒り狂ったエレキング戦のみで、
それも自分が悪いと自覚してあえて無抵抗でボコられていたからで、まともな戦いでは全勝している。
声がウルトラマンなのと、真っ赤な手袋、黒い後頭部が特徴。
必殺技は「宇宙陰陽の構え」「地獄の三角切り」「目つぶし」など。
現在ニコニコ動画の円谷プロの公式チャンネル「 ニコニコ特撮 」にて配信(最新配信作は無料、過去作は有料)
されているので、興味のある方は一度話のタネに見てみるのも一興。

よくわかる『ウルトラファイト』のセブン

+ウルトラマンマックス』について
マックスとセブンは『銀河伝説』で両者とも出演したが、『マックス』本編ではセブン自体は登場せず。
しかしマックス第24話『狙われない町』で40年前に事件を起こしセブン(と思われるもの)に倒されたはずの
メトロン星人が、治療を受け一命を取り留めているというセブンの続編と解釈できるシーンがある。
おまけに劇中ではセブンでメトロンが登場した『狙われた街』の映像が挿入され、タイトルにも再登場と明記されるなど
細かい部分にも拘っている。

ちなみにどちらともM78星雲の出身とはいえ、マックスの世界ではつい最近怪獣が初めて登場した世界であり、
『ウルトラセブン』と同一世界ではないはずである。
これはマックスが「1話ごとに違う設定になる」という模写形式を取っている為であり、
特にこの回はその事を最も表した回となっている(この回を担当した脚本家も、この回のみ例外と答えている)。

+各種ゲームでは
SFCソフト『ヒーロー戦記』ではメインキャラクターの1人として登場。
美女に化けたザラブ星人にウルトラアイを盗まれるイベントが発生し、
盗まれている間はウインダムが代わりに戦う。
(異星人からは、ウルトラアイで変身する事が知られており、本編でも度々盗まれて変身不能の事態に
 陥ったことがあったのだが、大抵の場合は美女に化けた異星人に盗まれている)。

PS2の『ウルトラマンFighting Evolution Rebirth 』では、ウルトラマン、ウルトラマンタロウと共に地球に飛来。
水力発電所の電気を吸っていたエレキングを倒すが、改造エレキングとして復活してしまい苦戦を強いられた。
その後、改造怪獣を作っていたバルタン星人と夜の街で激突。これを倒すことに成功する。
M78星雲での戦いでは自身のコピーであるカオスロイドS*5と対決し、撃破している。

ついでに、円谷プロのエイプリルフールの際のセブンのキャラ付けの特徴は
簡単に言うと「親バカ」「東映の蜘蛛男」「ゾフィーのことなんかいいよ」の三つで表せる。


MUGENにおけるウルトラセブン

+這い寄る混沌氏制作・SFC仕様
  • 這い寄る混沌氏制作・SFC仕様
多くのウルトラ怪獣を製作している氏によって製作された、SFCのゲームのドットを用いたウルトラセブン。
氏製作のウルトラマンと同様、必殺技は割合ダメージとなっているので防御力の高いキャラに強い。
三種類のエメリウム光線、ダメージは低いが敵の飛び道具を掻き消しパワーゲージも減らせるウルトラバブル、
ほぼ全画面判定のウルトラ念力などといった多数の強力な技を持っている。
また、ウルトラマンと違って接近戦では対空技のサマーソルトが繰り出せる。
超必殺技ではおなじみのワイドショットやアイスラッガーを使用し、
アイスラッガーはキャッチする瞬間に追加入力をする事で念力で追撃する事ができる。
(ガード不能であるため場合によってはオーバーキルも可能である)

長い間AIが搭載されていない状態が続いていたが、2011年2月11日にAIが搭載され、
さらにウルトラホークによる支援攻撃も追加された。
セブンがピンチになる(ライフが少なくなる)と、ウルトラホークが援護をしてくれる割合が高くなり
しかもα号、β号、γ号に分離するため攻撃範囲も広くなる。
なお、この時の援護には改造パンドンとの最後の戦いにおける仲間達の声援が聞こえてくる。

+muu氏制作・『対決!ウルトラヒーロー』+アレンジ仕様
  • muu氏制作・『対決!ウルトラヒーロー』+アレンジ仕様
氏のウルトラ戦士ではお馴染みの『Fighting Evolution』シリーズ風アレンジ。
例によってネビュラコンボやスピリッツシステム、ウルトラホークによる援護攻撃を持つ。
アイスラッガー関連の技が割と充実しており、最初の一撃が命中しなかった場合のみ可能な追加攻撃や
直接手に持って斬りつける攻撃、ガッツ星人キングジョーIIを葬ったウルトラノック戦法が使える。
他にも、ゴーロン星人のスタミナを奪った手裏剣光線の連射という、結構マイナーなチョイスも。
12Pカラーは『FER』のカオスロイドSを意識したモードであり、
攻撃力が倍増する代わりに防御力は半減する。

2010年6月12日の更新でスピリッツ見直し、ガードキャンセル攻撃追加など、システムが『Fighting Evolution 0』仕様になった。

またbakisimu氏による性能改変パッチが存在する。単発火力の低さをコンボと隙の少なさで補う性能になっている。
通常攻撃やコンボ性能が強化される代わりに、スピリッツを含む他の部分の性能が抑えられているため弱体化気味の調整となっている。
SEの変更やカットインの追加など演出面でも強化される。

また、最新版2015/1/17に改変パッチから単独のキャラとして動作するようになった。

+すごいだー氏制作・アポカリプス風味
  • すごいだー氏制作・アポカリプス風味
くまさお氏のアポカリプス風味のウルトラマンを改変した、巨大なウルトラセブン。
声はウルトラマンのままだが、アイスラッガーが追加されている。
現在はロダが流れていて入手できないが、遊撃祭ワラキア_ex布教動画にて確認できる。

その他、変身前の姿であるダン隊員もMUGENキャラとして製作されている。…え、別人?

出場大会

SFC仕様
muu氏製作版
アポカリプス風味

出演ストーリー

わたしたちのすわこさま(SFC版ウルトラセブンがニセウルトラセブン役で、muu氏製作版・カオスロイドSとして登場)


*1
ウルトラシリーズでも屈指の感動シーンだが、同時に致命的な間違いがあるともよく言われるシーンである。
明星とは金星のことだが、公転軌道が地球より内側なので、明星は太陽と同じ方向に現れる。
つまり明けの明星が輝くのは東の空。真逆である。
理由としては「過労+地球滅亡寸前+アマギ隊員を救出に行く+正体をばらさなければならなくなった→で、セブンが混乱していた」
「企画段階で『西の空に一番星が~』『東の空に明けの明星が~』の二案があり、脚本を書き上げた際にミスでごっちゃになった」
などの説がある。実際の金城哲夫氏による脚本上では「一番星の出るころ、西の空を見てくれ」となっているため
信憑性としては後者の方が高いか。

……しかし、このままでも「明け方に西の空に向かって一筋の光(ダン=セブン)が飛んでいく」という解釈なら
何もおかしいところはない。つまり「西の空に」は「明けの明星が」ではなく「一つの光が」に係るという訳だ。
そういう点では梅喧K'らの「お前(テメェ)じゃ役不足」問題と似ている。日本語って難しいね。
実を言うとセブンが飛んでいった方向に星が一つ瞬いていたのでこの解釈は成り立たないのだが

*2
この「レッドマン」という本名の存在は、裏設定の中でも知名度は低い方であるが、
かたおか徹治による漫画『ウルトラセブン物語』では、まだレッドマンと呼ばれていた頃のセブンを主役としており、
精神的に成長して「セブン」の称号を与えられ、「ウルトラセブン」と呼ばれるまでの物語が描かれている。
同作は双葉社より刊行の『ウルトラ兄弟物語』の第3巻に収録された(現在は絶版)。

なお本来レッドマンとはウルトラマンの企画段階の名前である。
由来は円谷プロ初のカラー放送だと言う事で鮮やかな赤い姿のヒーローを作り、それを強調した名前にしたのだとか。

*3
『ウルトラセブン』がウルトラシリーズとして組み込まれたのは『帰ってきたウルトラマン』以降で、
元々『ウルトラQ』『ウルトラマン』に続く円谷プロの「空想特撮シリーズ」の一作品として単独で作られている為に
こういった矛盾が存在する。
結果的に統合されたのは、当時の児童雑誌の特集記事の影響もあると言われている。

*3
この「ウルトラ警備隊7番目の隊員だから『ウルトラセブン』と名付けよう」という場面は、本編ではカットされている
書籍などに収録されている第1話の脚本では、キリヤマ隊長がセブンの名を名付ける場面が記載されているのを確認でき、
少なくとも本撮影時までのどこかの段階でカットが入ったと推測できるが、その辺りの詳しい事情は不明。
次の第2話では普通に「ウルトラセブン」と呼ばれており、これ以降名前の由来について特に語られることは無い。
放送当時に連載された一峰大二の漫画版では、上記の名付けるシーンがしっかり描かれており、
後年になって製作された『スーパー特撮大戦2001』や『ウルトラ警備隊 モンスターアタック』などのゲーム作品では
その辺りが補完されているが、実際に「ウルトラセブン」と命名した人物はダン自身だったりアンヌだったり、
はっきりと確定はしていないようだ。

*4
メタ的なことを言えば、現在では切断描写に規制がある為か、アイスラッガーに限らず切断技は登場させ辛い傾向にある。
また放送時期に起きた某事件も規制に影響したかと思われる。
とは言え『マックス』や『メビウス』ではある程度復活している。
ちなみに『SEVEN X』のアイスラッガーはそのあまりの切れなさ振りからナマクラッガー・鈍器ラッガーと呼ばれることも。
なお『ウルトラマン列伝』でセブン45周年記念でエレキング登場回を再放送した際、エレキングがアイスラッガーで
切断されて倒される関係上その部分が放送されるカットされる(一話ではその部分はカットされていた)のでは無いかと予想されたが
まさかのノーカットで切断シーンが放送され視聴者を驚かせた。

*5
メフィラス星人がカオスヘッダー(『ウルトラマンコスモス』の敵)を利用して作り出した、ウルトラセブンをモデルとした偽者。
MUGENにおいても後述するmuu氏制作のセブンにこのモードが搭載されている。
(S=ウルトラセブン "ULTRASEVEN"))