エラディケイター


アメリカのDCコミックの代表作『スーパーマン』シリーズに登場するキャラクター。
初出は1989年の『Action Comics Annual #2』。
中立として登場し、ヴィランになって、ヒーローになるという複雑な経緯をたどっている。

身長190.5cm。体重102.6kg。本来は、クリプトン星における人工知能。
スーパーマンがモングルの帝国を崩壊させて地球に帰還した際、異星人の伝道師クレリックから託される。
そんなこんなで持って帰ってきたスーパーマンだが、エラディケイターには「クリプトンを守れ」とプログラムされていたため、
最後のクリプトン人であるスーパーマンを「完璧なクリプトン人」、
すなわち、論理のみを至上とし、余計な感情に惑わされない存在にしようと画策し始める。
そんな経緯で行動し、時にはスーパーマンを洗脳することもあったが、最終的にはスーパーマンに倒されて南極に封印された。

その後、スーパーマンがドゥームズデイに倒されたためにプログラムが再起動し、エネルギー体として蘇生。
メトロポリスにあるスーパーマンの墓で遺伝情報と接触したことで肉体を得たことで完全に復活し、スーパーマンの蘇生を始める。
その一方で彼自身は接触による記憶の混濁で、自分自身をスーパーマンだと思ってしまった
私はスーパーマンだ、誰が何と言おうと惑星クリプトン最後の子カル=エルなのだ
そこで、「ラスト・サン・オブ・クリプトン」を名乗り、ヒーローとして活動し始めた。
外見は元になったスーパーマンそっくりだが、光に弱くなったため眼鏡をかけている。そのため「バイザー」のあだ名も付いた。

そんなこんなでヒーローとして活動を始めたが、元の性格のせいかスーパーマン関係以外はかなり冷徹。
悪人とはいえ一般人に向けてエネルギーブラストを放ったりと問題も多かった
結局、復活したスーパーマンと共闘する形でモングルやザ・サイボーグと戦い、深手を負ったものの勝利する。
後にS.T.A.R.研究所の化学者Dr.デビッド・コナーと合体して復活した。
色々と問題行動も多かったものの、スーパーマン復活の最大の功労者であることは間違いないであろう。

その後、次第に芽生えた「エラディケイター」としての人格と元のプログラムとの間で齟齬を起こし、
人格崩壊してジョーカー張りの凶行に及んだが、最後には「エラディケイター」がメインとなって復活し、一人のヒーローとして完全に自立した。

……と、こういった経緯を持つキャラクターなのだが、
後にクリプトン星関連の設定に大きな変更が加えられ、実は万単位の生存者がいたりすることになった。

能力的には、テレポーテーション分子構築能力が当初からあり、
スーパーマンの遺伝情報を得たためにクリプトン星人と同等の能力を持つに至った。
特にエネルギーの扱いについて精通しており、吸収や変換などは元祖のクリプトン星人をも上回っている。


MUGENにおけるエラディケイター

Erradicator氏によるものが存在していたが、現在はリンク切れにより入手不可。
ドットは日本未発売のSNES(海外版SFC)ソフト『The Death and Return of Superman』のもの。
完成度はβ版であるが、数こそ少ないものの技なども一通り搭載されている。
必殺技の一つとして「飛行」があり、空を飛び回りながらの戦いも可能。
飛び道具の「Fireball」や「Super plasma beam」があるので、遠距離戦の方が向いていると思われる。

出場大会

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最終更新:2023年11月06日 20:56