かわうそ君


 かわうその手と足と耳 鼻と口
 ヤットコスットン チョイナチョイナ

 かわうその毛とひげと眉 へそとしっぽ
 ヤットコスットン チョイナチョイナ

 かわうその血と骨と筋 夢と希望
 ヤットコスットン チョイナチョイナ

 (ビデオ版主題歌「かわうそ音頭」 作詞:吉田戦車)


 「かわうそだから、雨に濡れても平気です。」

はまり道』などでも知られる吉田戦車氏の不条理ギャグ漫画『伝染るんです。』の主人公。
不条理ギャグ」というジャンルを確立させた人気作品であり、アニメ化、実写化もされた。
演者はアニメ版では磯野波平(2代目)でお馴染みの 茶風林 氏。実写版では俳優の古田新太氏が務めた。
1992年に作られたオリジナルビデオ版にも登場しているが、声は無し。
2009年9月にはニコニコチャンネルにて「 伝染るんです。チャンネル 」がオープンした。

直立歩行して人語を話す謎の生き物。
どう見ても小太りのおっさんが着ぐるみ着たようにしか見えないが、古いかわうその剥製にそっくりなのがあるとか。
主人公だけあって、かっぱ君やかえる、くまなど友達も多いが、意味不明かつ自分勝手な言動で周囲を振り回してばかりいる。
一つのことに異常に執着する傾向があり、かっぱ君がハワイに行ったことを知って以来ハワイに関する嫌がらせを始めたり、
かっぱ君のお父さんに謎の設定を作る、かっぱ君のお姉さんの名前を知って以来異常に執着するなど、主にかっぱ君関連でそうした異常行動を見ることができる。
また、時折「約束」「憶測」などを売るよく分からない商売を行ったり、どこかの会社にかわうそそっくりの「動物」が潜り込んでいたりする。
連載終盤には、ネガティブな面も含むあらゆる要素がかわうそより20%上の「機械のかわうそ」というライバルも出てきた。
老人に好かれ、男子中学生を異様に嫌う、1967年生まれのかわうそ…なんなんだアンタ
シュールな登場人物が多いこの作品でも、全く影が薄くならないシュールなキャラである。

圧倒的なブームを巻き起こした故に、連載終了後も吉田氏の象徴のように扱われており、
氏のエッセイの挿絵や表紙に出てきたり、自画像(顔の部分だけ氏を模したヒゲ面&眼鏡の中年になっている)にされたりしている。
また、『山田シリーズ』では再び主役を務め、20万円(千円札200枚分の札束)を手に各地を渡り歩いた。
『殴るぞ』には同種のハウスキーパー・和香子が登場し、くだらないボケやドジで雇い主に迷惑をかけまくっている。
2020年には東京新聞のイメージキャラクターに就任し、現在同紙の土曜版にて連載中の4コマ漫画『かわうそセブン』の主役として活躍中。

1992年には、タカラからファミコン用アクションゲーム『伝染るんです。かわうそハワイへ行く』がリリースされた。
ゲームの内容も、原作に負けず劣らずカオス。
所持金欄に「よしだのこころ」とか書いてあったり(でも単位は円)、
ショップの商品が「おもいもの」「かるいもの」「うらぎりもの」だったりと完全に意味不明である。

余談だが、現在ネット界でよく使われている言葉「中の人などいない!」の元になった言葉があると言われている作品でもある。
詳細はググってみましょう。


MUGENにおけるかわうそ君

      
はるを氏と北海の乱れ熊氏によるものが存在していた。
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了によりサイトが消滅し、残念ながら現在は正規入手不可。
完成度は「60%ほど」とのことだが、技も搭載されていてちゃんと動いてくれる。
アクションゲームが元であるため、機敏な動きは望めないがサイズが小さく攻撃に当たりにくい。
カブトムシの「斎藤さん」や「かっぱ君」など、召喚して戦う技がメインとなっている。

また、北海の乱れ熊氏によるボイスも搭載されており、項目冒頭の台詞等を原作さながらのゆる~いボイスで喋ってくれる。
特にかっぱ君の「かわうそ君、ひどいやー」の声は嫌でも耳に残ること請け合い。

出場大会



最終更新:2023年12月24日 20:37