天沢郁未


「あら、あなた結構美味しそうね…。
 …いや、冗談だからそんなに引かなくても…」

プロフィール

誕生日:昭和54年1月13日生まれ(山羊座)
年齢:17歳
血液型:O型

Tactics製作のPCゲーム『MOON.』の主人公(&メインヒロイン)。名は「あまさわ いくみ」と読む。
幼い頃に父親を亡くし兄弟もいなかったので、母・未夜子と二人きりの母子家庭で育ち、
その母も郁未が小学生だった頃、謎の教団「FARGO」に入信して家に帰ってこなくなったため、郁未は孤独な日々を過ごすこととなる。
6年後突然帰ってきた母と一時的に穏やかな日々を過ごすことが出来たものの、直後に母は変死を遂げてしまう。
母の死の真実を知るため、そして復讐のため、母が死の直前まで身を置いていたFARGOに信者を装って潜入した郁未は、
家族を連れ戻すという目的で教団に潜入した巳間晴香や名倉由依と出会い、彼女達と共に教団の真実を探ることになる。
…というのが『MOON.』のストーリーの導入部である。*1

「FARGO」の隔離施設におけるIDは「A-12」。郁未が自らを「背教者」と称していることから、
恐らくこの番号はキリストの12番目の弟子・イスカリオテのユダとかけているものと思われる。
好きな食べ物は母が昔作ってくれたクリームシチュー。かつては陸上部に所属しており全国大会に出場するほどの実力者。
性格は一見冷めているように見えるが内面は激しく、情に厚く芯が強い主人公らしい性格。
一方で母親からの愛に飢えているためか、少々屈折した所もあり自己愛が強い。分かりやすく言うならナルシスト。
自分が美人だと自負しており、陸上の全国大会に出た時に美人と持て囃されたインタビューの映像を見返して悦に入ったりしてるそうな。
そしてエロい。主人公とは思えないほどエロいので「エロイン」と呼ばれることも。
…どれぐらいエロいのかって?ここには絶対に書けないぐらい。取り敢えず言えることとしては男も女もいける

原作のストーリー終盤、FARGO内での修行によって「不可視の力」(所謂超能力。これを得ることがFARGOの目的)に目覚めており、
一人でミサイルを迎撃できるほどの能力があるらしい。
Eternal Fighter Zero』の中では数少ない、実際に戦っていてもさほど違和感が無い人。
一部のファンから秋子さんとの同一人物説が囁かれることもある(無論、根も葉もない噂だが)。

余談だが、 某同人サークル 製作の『ロマンシング・カノン』にて、
前作『AirRPG』の柏木千鶴に代わって「風の四天王」として登場し、このイメージが後の『EFZ』にも受け継がれる事となった。
「背教者の帰還」とか「悲劇の傍観者」とかの技名のセンスも含めて。いや、どっちも原作に登場してるセリフだし、
「レインボー・エネルギー・ダイナマイト・キック」とか「セクシャル・キリシマ・ダイナマイト」、
「ロマンチックキリシマコンビネーション」なんて付ける人達よりはマシかもしれんが。

ちなみによく名前を「郁美」と間違えられるがそっちは「こみっくパーティー」の病人さんなので注意。*2
こちらも『Party's Breaker』で格ゲー入りしているのは果たして偶然か。

参考動画(※R-18注意。特に音声)
参った!俺は参ったぁ!


『Eternal Fighter Zero』での性能

手刀による斬撃と血を操る能力(「不可視の力」だろうか)で戦う。
一部の必殺技は『KOF96』のゲーニッツレオナをモチーフにしている。

最速クラスのダッシュと二回可能な空中ダッシュを併せ持ち、多彩な突進技を備える。
またコマンド投げをはじめとした崩し手が豊富な上に、設置ES持ちなので起き攻めが強い。
おまけに空中投げの間合いが全キャラトップ(1キャラ分先の相手も吸い込むほど)なので受身狩りも強力、
と全体的に攻めに比重を置いたキャラクター。またしゃがみとダッシュの姿勢が低く、様々な攻撃をすかすこともできる。
反面、ガードさせて有利な通常技が立弱攻撃しかないため固めは苦手。
奇襲やカウンターから得意の受身狩りや起き攻めに持っていく戦法がメインとなる。

最大の特徴は固有のゲージである「BLOODゲージ」(MAXになると表示が「GENOCIDE」に変わる)。
特定の攻撃を当てることで相手の体から血液が噴き出し、一定時間内に触れるか血だまりの上を通過することで溜まっていく。
そして溜まった量に応じて一部を除いた必殺技が3段階に強化される(BLOODゲージの色もそれに伴い変化)。
このBLOODゲージがMAXになると一定時間「暴走」状態になり、「虚言の鏡」と「絆という名の剣」が使用不可能になる代わりに、
アーマー化や技の性能向上などキャラ性能が強化される。暴走状態が終わるとBLOODゲージは空になる。
ただし、Lv1状態の郁未はジャム無し時の名雪(寝)と並んで最弱クラスの性能なので、暴走は最後のトドメに使用する程度。
普段はLv2~3を維持して戦う。その上で鍵となるのは「宴の予兆」と「摩天楼」の2種類の必殺技。
前者はコマンド投げで、必殺技としては最も多くの血が得られる。
後者は竜巻型の飛び道具で、こちらはLv2以上になると逆にBLOODゲージを消費する。

起き攻めにはダッシュ強攻撃(中段)と血の回収も兼ねた「宴の予兆」が強力。
「摩天楼」(Lv2以上、画面端限定)や「虚言の鏡」を置いておくとやりやすい。
特に「虚言の鏡」は補正が緩く、ここから高威力のコンボにも繋がる。
切り返しにはLv3「別離」とRF版「衝動の赤い線」(BLOODゲージLv2以上時)が使える。

逆にLv1の状態で固められてしまうと、大変マズいことになる。「別離」もゲージ技である以上使える状況が大幅に限られてくるので、
BLOODゲージがLv1の状態で固められたらRGや暴れで必死に抜け出すしかない。
そうならないためにもできるだけ早い段階で「宴の予兆」を当て、BLOODゲージをLv2以上に保つようにする立ち回りが大事。
いかに先手を取るかが勝負の分かれ目と言えよう。一般的にはやや上位に位置するキャラクターとされている。

余談だが、彼女は甘くないジャムの付いたパンを食べる時、何故かジャムの付いた面を下にして食べる
そんな風にしてジャムが垂れないのだろうか。……それとも、わざと垂らそうとしているのか?
さらに余談中の余談だが、地上通常技のモーションが七夜志貴(『Re・Act』以降)のそれと似ているものが多い
(一応、『EFZ』で郁未が登場した時期には、まだ『Re・Act』は発表されていない).

ちなみにファイナルメモリー「絆という名の剣」では、仲間の巳間晴香、名倉由依、
ライバルキャラの鹿沼葉子、物語の鍵を握る謎の少年(名前は最後まで明らかにならない)と共に攻撃を仕掛ける。
そして未だにライバルである葉子はプレイヤーキャラクターとして登場していない.
……どこかで見たような攻撃(そしてポーズ)の気がする?『EFZ』だから仕方ない。

参考動画


MUGENにおける天沢郁未

数体確認されているが、様々な理由により動画での登場は極めて稀であった。
しかし現在はAIの存在する586氏作のものが大会に登場し始めている。
郁未の性能は起き攻めキャラであるため、AI戦メインのニコニコMUGENでは不利と思われる。
だが一方で「宴の予兆」や「別離」などのAIに強いコマンド投げを主力技として持つため、実際どうなるかはまだ未知数である。
……前者の方はネタ方面で発展しそうで不安であるが(詳しくは後述)。
ちなみに、.DAT氏のナズーリン岡崎夢美、お家氏の絢辻詞ドット絵の改変元でもある。

+ Toshi氏製作
  • Toshi氏製作
後述の586氏のものが公開されるまでは、恐らく最も有名であった郁未。
原作の技は一通り再現されているが、随所に独自のアレンジが施されている他、
アーマーが未完成だったりガード切り替えが出来なかったりするため、原作とはかなり操作感が異なる。
特に原作に比べるとゲージ回転率が落ちているため、オリジナル技である「サイクバースト」をきちんと当てていかないとゲージ不足に悩まされやすい。
その代わりなのか超必はちょくちょく強化されており、FMの「絆という名の剣」に至っては即死クラスのダメージを叩き出す
またオリジナル超必には『ロマンシング・カノン』の絵がカットインとして使用されている。
AIは搭載されておらず、製作者とも連絡が取れないため、動画での出番は人工AIか自作AIでも無い限り難しいと思われる。

+ 大会ネタバレ
とある大会 においてジェダと組んで「流血チーム」として出場した。
当初はあまり動かないので単なる役立たずと思われていたが、上手く囮となった分、ジェダが自由に動け好成績を残した。
ちなみに大ポートレイトのポーズがジェダとお揃いである。

また,ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】では追加枠で、有志製作のAIを搭載したToshi氏の郁未が登場。
惜しくも一回戦負けに終わったが、初戦ザンギエフ相手に宴の予兆(コマ投げ)を連発し、その度にあらぬ所に手を突き刺して血をぶちまける光景に、
視聴者からその痛々しい姿を心配する声やザンギエフの男としての尊厳を心配する声が多数上がったとか。
…実の所、ザンギエフに限らず普通の格ゲー等身のキャラに対して宴の予兆を当てると大抵あの位置に命中してしまう

+ nana氏製作
  • nana氏製作
一部の技が搭載されていないなど、Toshi氏のもの以上に未完成な部分が多いが、
対人向けのAIがデフォルトで搭載されている他、原作のフルボイスVer.の声が搭載されており、試合中はよく喋る。
……が、原作ゲームが原作ゲームなので、やや根暗な雰囲気に見えるのはご愛嬌。
残念ながら、現在は代理公開先のリンク切れにより入手することができない。

+ 586氏製作
  • 586氏製作
現在はHAL氏のサイトで代理公開中。
原作準拠の郁未。完成度の高い『EFZ』キャラに定評のある氏だけに、今後の活躍に期待できる。
氏の他の『EFZ』キャラ同様に根性値や逆根性値の有無設定に加え、上記のBLOODゲージの初期値も設定可能。

eruk氏、発破氏のAIパッチがそれぞれ公開されている。
eruk氏のAIは11段階のAIレベル設定とガードレベル、リコイルガードレベル、リコイルカウンターレベルの設定が可能。
ただし、本体最新版に更新対応していない。
発破氏のAIは性能微改変パッチも兼ねており(概ね原作に近付ける方向)、オリジナルのカラー(7~9P)も追加される。
こちらは5段階のAIレベルとリコイルガード率の設定が可能。レベル4~5は凶を想定しているとのことで相応の強さを誇る。
また、本体最新版にも対応している。
発破氏AI

また、2013年11月16日には海外のnetyzh氏によるAI(MAXレベル10)が、
2014年1月6日にはshao氏のAI&改変パッチが公開された。 いずれも最新版に対応済み。
shao氏のものは対人戦用で5段階、対AI戦用で5段階に各々AIレベルを調整可能となっている。

この他にも見る専氏による原作ボイスパッチと、それを元にハルシオンβ氏が改変したボイスパッチが小物ロダ(語るスレ用に非ず)にて公開された。
なお、前者は発破氏のAIが導入されていることが前提となっているので注意。


上記の他にも、586氏のものを改変した影縫氏の「†ダーク♀いくみん†」、ヴェールヌイ氏の「ブラックいくみん」が確認されている。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー



おすすめコンボ(Toshi氏の郁未の場合)

レシピ 備考
2弱×2>2中>5強>弱衝動の赤い線>宴の予兆or別離or深淵の罪寡or血赫の摂蝕or絆という名の剣 基本コンボ。BLOODゲージの回収を重視するなら宴の予兆、ダメージ重視なら別離か絆という名の剣、と状況に応じて使い分けると良い。

おすすめコンボ(586氏+はっぱ氏の郁未の場合)

レシピ 備考
2弱×2>2中>5強>弱衝動の赤い線>赤IC>D中>宴の予兆or別離 基本コンボ。Lv3別離はBLOODゲージがモリモリ溜まるのでLv3をキープしたい時は注意。
2弱×2>2中>5強>中衝動の赤い線>Lv3別離 BLOODゲージLv3限定。
2弱×2>2中>5強>中摩天楼 BLOODゲージの調節を兼ねたコンボ。受身を取られてしまうが、そこをダッシュジャンプからの空中投げで狩ることが可能。
2弱×2>2中>5強>絆という名の剣 ファイナルメモリー使用。条件こそ厳しいが、手軽でダメージも5割前後と美味しい。
2弱×2>2中>2強 IC無しだとこの程度。ESゲージがあればキャンセルから血の浸食や虚言の鏡を設置できる。
2弱×2>2中>5強>赤IC>D2強>jc>空中D>J強>近中>5強>jc>2段J>J強>着地>J弱>J中>J強>jc>J中>J強 画面端限定。D2強>jc>空中Dは最速で。その後のJ強のタイミングも含めて要練習。2段JからのJ強はギリギリまで遅らせて出す。〆のエリアルは状況によってJ弱を省略したりJ中を1hitにしたりする。中段のD強>赤ICからも同様に繋がる。
宴の予兆>近中>5強>jc>2段J>J強>着地>J弱>J中>J強>jc>J中>J強 画面端限定。始動を変えただけで上記のコンボと同様。


*1
なお『MOON.』は非常に古い作品で今となっては入手が困難なので、原作の詳しいシナリオが知りたい方は こちら をどうぞ
(ネタバレ&ショッキングな表現を多く含むので閲覧注意)。
なお、2010年4月2日にNEXTONブランドにて再販されたので興味のある方は手に取って欲しい。
古い作品のキャラクターではあるが、トレーディングカードゲーム『Lycee~リセ』において2009年にキャラクターカード化されている。
ちなみに他の女子二人も同じくカード化された。

*2
しかし実は郁未の元々の名前は「郁」だったりする。
母「未夜子」が自らの「未」を取って「郁未」に変名した。
そして「未」の字は本編EDに登場する郁未の娘「未悠」にも受け継がれている。


最終更新:2023年07月04日 14:07