Vガンダム



「このぉーっ! 猫目だか狐目なんかぁー!!」

1993年放送のテレビアニメ『機動戦士Vガンダム』に登場するMS(モビルスーツ)と呼ばれる主役ロボット(画像左)。
正しくは「ヴィクトリーガンダム」と読むが、略称「Vガン」のように「ブイ-」と呼ぶ方が一般的か。ν(ニュー)とかではない。

主な搭乗者は本作の主人公であるウッソ・エヴィン(画像右)の他、マーベット・フィンガーハットやオリファー・イノエ。
ちなみにウッソの声を担当した阪口大助氏は本役が声優デビューであり、経験の無さ故に
富野由悠季監督から拳で演技を仕込まれたらしい?という、苛烈な噂がごく一部の界隈で有名*1(後に阪口氏本人が否定している)。
なお、ウッソの年齢が13歳と従来のシリーズより大分引き下げられているのは*2
SDガンダム世代の小学生に受け入れ易くする為である。*3
しかし、登場人物が次々に死んでいく陰鬱なストーリーはお世辞にも子供に受け入れやすいとはいえなかった。

宇宙世紀0153年、サイド2を根城に地球侵攻作戦を進めるザンスカール帝国に対抗する為、リガ・ミリティアが開発したモビルスーツ。
型式番号はLM312V04。リガ・ミリティア所属で3機に分離可能、1機のジェネレーター、2機のスラスターを搭載した
ヴィクトリー0系の4型という意味らしい。(映像化された順では)初の量産型ガンダム。
そのためか追加装備なしでの単純な出力・推力は高いものではなく、ザンスカール帝国が初期段階から量産しているゾロアットと同等で、
作中でもVガンダムと同じジェネレータを使用している量産機・ガンイージはゾロアットと互角の性能だと描写されている。
特筆すべきはコア・ファイター(コックピットと頭部)、トップ・リム(上半身。通称ハンガー)、ボトム・リム(下半身。通称ブーツ)
の3機からなる分離・合体機構を持つ点で、それを活かして破壊されたパーツを即座に予備に交換するという戦術も使用可能。
その為、手足のパーツが大量生産されており、分離したパーツを敵にぶつけて攻撃することも多々あった。
まさに手足は(敵に向かって)投げ捨てるものである。
この戦術を主人公が考案し、その後質量兵器として割と有用であると発覚してから
他のメンバーが真似る事態が発生したというのがまたアレである。
一時期は複数のコアファイターがそれぞれのブーツを曳航して敵にぶつけるという光景が展開されたため、
幾つものガンダムの脚部が空を舞って敵を爆殺するという、ロボットアニメ史上でも稀であろう光景が展開された。
最後の手段ならともかく、通常攻撃でMSの下半身を使い捨てなんてもったいないが。大型ミサイル使った方が安いだろうに。 *4
一方で小説版のウッソはこの分離機構が気に入らなかったらしく、むしろガンイージのほうを評価している。

また、バリエーションに頭部アンテナを定番のガンダムタイプから換装し、通信能力を向上させた「Vガンダムヘキサ」、
追加バックパックを装備し火力と推力を強化した「Vダッシュガンダム」などが存在する。

+ よォ!オレウッソ・エヴィンってゆ――んだ!! よろしくな!!

物語中盤で、後継機の「V2ガンダム」へと主役の座を譲り渡す事となり、
それ以降はシュラク隊のおねーさん達が乗ることになる。 みんな死ぬけど。
『Vガンダム』と同時代を描いた漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダムゴースト』では、
同じくザンスカール帝国の量産機と同程度の性能のクロスボーン・ガンダム1機に、3機1組で挑むも3機とも撃破された。

+ 各種ゲーム作品での扱い


MUGENにおけるVガンダム

後半主役機のV2アサルトバスターガンダムと共に、天田志朗氏によって制作されたものが存在している。
グラフィックはSFC用アクションゲーム『機動戦士Vガンダム』のものを使用している。
システムも元ゲームに準拠しているらしく、ボタンを押してライフルの発射角を調整するなど、かなり独特。
ハンガーとブーツを射出して攻撃することも可能である。
ジャンプはできず、空中を移動するには分離するか、MA形態に変形せねばならない。
どちらの形態も空中を自由に移動できるが、一撃でも喰らうとやられるというシューティング状となる。

出場大会

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出演ストーリー



*1
2011年1月、 ゲーム雑誌インタビュー にて阪口氏本人の口から
富野監督からはものすごく怒鳴られたけど、殴られるようなことはなかった」という内容で否定されている。
「監督が恐かった」という点は肯定されているけど。

*2
実は『機動戦士ガンダムΖΖ』の主人公ジュドー・アーシタも物語前半は13歳だった。
ちなみに最年少は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のアルフレッド・イズルハ(アル)11歳。
勘違いされやすいが、『ポケ戦』主人公はバーナード・ワイズマン(バーニィ)ではないし、
『ポケ戦』でのガンダム(テスト)パイロット、クリスチーナ・マッケンジー(クリス)でもない。
さらにアルはシリーズ唯一の 非戦闘員主人公 である。 おかげで主人公なのにゲームでの出番が少ないのだが。

*3
このため『SDガンダム』でVガンダム(がモチーフのガンダム)を出してはならないという「お触れ」が放送開始当初に出されたせいで、
SDガンダム外伝』では シャッコーがモチーフのガンダム が主人公になるハメに。
それだけならまだしも、ラスボスがこれという異常事態となった(幸い、Vガンダムは2章から味方側で登場している)。
ゼロガンダムカッコいいから別にいいけど
北斗の拳スターウォーズを意識したストーリーで、ヴィクトリーのポジションはいわばレイ
さらに横井画伯の漫画『元祖!SDガンダム』では「放映が近づいてもVガンダムが来ない」と初代ガンダムがノイローゼになってアムロを無理やり
コスプレさせて代役にしたり、最終話の最後のコマでやっとリアルタイプのVガンダムが登場して異常事態に困惑したり楽屋ネタのように使われた。

*4
『機動戦士ガンダムΖΖ』時代のMSバウは、変形分離して上半身のバウアタッカーと下半身のバウナッターとなり、
ナッターを無線誘導ミサイルとして使うと言うコンセプトが既に存在していた。 ほとんど使われなかったが。
しかも無線誘導と(無線が切れた際の)自動制御を持つナッターは、真っ直ぐ飛んでいくだけのボトムより命中率は上だと思われる。