Vガンダム



「このぉーっ! 猫目だか狐目なんかぁー!!」

  • 型式番号:LM312V04
  • 頭頂高:15.2m
  • 本体重量:7.6t
  • 全備重量:17.7t
  • ジェネレーター出力:4,780kw
  • スラスター総推力:79,770kg
  • 装甲材質:ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材
  • 武装:頭部バルカン砲、ビーム・サーベル、ビーム・シールド、ビーム・ライフル
(HGUC 1/144 ヴィクトリーガンダム 説明書より引用)

1993年放送のテレビアニメ『機動戦士Vガンダム』に登場するMS(モビルスーツ)と呼ばれる主役ロボット(画像左)。
正しくは「ヴィクトリーガンダム」と読むが、略称「Vガン」のように「ブイ-」と呼ぶ方が一般的か。ν(ニュー)とかではない。
更に言うと正式名は「ヴィクトリータイプ」であって「ガンダム」は名前に含まない
そのため、本機をガンダムと認めたくないベスパ(ザンスカール帝国の軍事組織)からは「白いやつ」「ガンダムもどき」と呼ばれていた
(「ガンダムは抵抗のシンボル」であり、ベスパの行動こそが地球連邦の圧政に対する抵抗運動だと主張しているため
 どう見ても帝国主義国家による侵略戦争だけど。てかガンダムの過半数は地球連邦軍所属なんですが…)。
ライバル(笑)枠のクロノクル・アシャーも、本機をガンダムと呼んだ部下に対し「ヴィクトリータイプだ」と修正を促している。
なお、後述の後継機「V2ガンダム」が出てからは区別のため「V1」と呼ばれる場面もある。そしてV2もベスパからは「ガンダムもどき」と呼ばれていた。

主な搭乗者は本作の主人公であるウッソ・エヴィン(画像右)の他、マーベット・フィンガーハットやオリファー・イノエ。
ちなみにウッソの声を担当した 阪口大助 氏は本役が声優デビューであり、経験の無さ故に
富野由悠季監督から拳で演技を仕込まれたらしい?という、苛烈な噂がごく一部の界隈で有名*1(後に阪口氏本人が否定している)。
なお、ウッソの年齢が13歳と従来のシリーズより大分引き下げられているのは*2
SDガンダム世代の小学生に受け入れ易くするためである。*3
しかし、登場人物が次々に死んでいく陰鬱なストーリーはお世辞にも子供に受け入れやすいとは言えなかった。

宇宙世紀0153年、サイド2を根城に地球侵攻作戦を進めるザンスカール帝国に対抗するため、リガ・ミリティアが開発したモビルスーツ。
型式番号はLM312V04。リガ・ミリティア所属で3機に分離可能、1機のジェネレーター、2機のスラスターを搭載した
ヴィクトリー0系の4型という意味らしい。(映像化された順では)初の量産型ガンダム。
そのためか追加装備無しでの単純な出力・推力は高いものではなく、ザンスカール帝国が初期段階から量産しているゾロアットと同等で、
作中でもVガンダムと同じジェネレータを使用している量産機・ガンイージはゾロアットと互角の性能だと描写されている。
特筆すべきはコア・ファイター(コックピットと頭部)、トップ・リム(上半身。通称「ハンガー」)、ボトム・リム(下半身。通称「ブーツ」)、
の3機からなる分離・合体機構を持つ点で、それを活かして破壊されたパーツを即座に予備に交換するという戦術も使用可能。
そのため、手足のパーツが大量生産されており、分離したパーツを敵にぶつけて攻撃する事も多々あった。
正に手足は(敵に向かって)投げ捨てるものである。
この戦術を主人公が考案し、その後質量兵器として割と有用であると発覚してから、
他のメンバーが真似る事態が発生したというのがまたアレである。
一時期は複数のコアファイターがそれぞれのブーツを曳航して敵にぶつけるという光景が展開されたため、
幾つものガンダムの脚部が空を舞って敵を爆殺するという、ロボットアニメ史上でも稀であろう光景が展開された。
最後の手段ならともかく、通常攻撃でMSの下半身を使い捨てなんてもったいないが。大型ミサイル使った方が安いだろうに*4
一方で小説版のウッソはこの分離機構が気に入らなかったらしく、むしろガンイージの方を評価している。

また、バリエーションに頭部アンテナを定番のガンダムタイプから六角形(ヘキサゴン)の複合センサーへ換装し、
耳部に大型ブレードアンテナを搭載し通信能力を向上させたR-1「Vガンダムヘキサ」、
追加バックパックを装備し火力と推力を強化した「Vダッシュガンダム」、両方積んだ「Vダッシュヘキサ」などが存在する。
本来であれば性能的に「ヘキサ」タイプが隊長機に収まるべき所だが、劇中では「ヘキサ」タイプが全員に行き渡る程量産出来たせいか、
むしろ逆にリーダー機を旧来のV字アンテナに交換する事例が見られた。

+ よォ!オレウッソ・エヴィンってゆ――んだ!! よろしくな!!
コミックボンボンで連載された岩村俊哉による漫画版では、上記の低年層向けの方向性を更に進めたのか、
本来大人しい少年であるウッソが陽気な熱血漢になっていたり、「ヴィクトリー斬り」や「V字斬」という必殺技を用いたり、
Vガンダムに西洋の鎧を取り付けて騎士Vガンダムになったり(これには作者も困惑したとか)、その状態で武者的な敵MSと戦ったり、
ギンザエフ大尉という「名前がザンギエフで、外見はマイク・ハガー」な人物とMSで格闘技を繰り広げたりと、
リアル頭身のままSDガンダムのギャグをやっているような作品になっている。
コミックボンボンにはまあある事なのだが、ギンザエフ大尉が登場する回は特にはっちゃけており、
V昇鷹拳(ヴィクトリーホークバスター)」でギンザエフ機の左頭部に傷をつけたり
ヴィクトリーソルトキック」やカポエイラのような「スピニングヴィクトリーキック」を放ったり、
ギンザエフも「千裂張手(サウザンドプレッシャー)」や「超重量頭突き(ギガトンヘッドバット)」などやりたい放題である。
本筋にはそこまで絡まない回だった事もあり残念ながら単行本未収録となっており、
2003年発売の講談社プラチナコミックス版(平たく言えばコンビニ流通用の廉価版)にも収録されていない。
なお、作者の公式Twitterによると未収録になったのは単行本化の際のページ上の都合であり、怒られたから自粛した訳ではないとの事。
それだったらプラチナコミックス版には収録してもよかったんじゃ…
あと「ゴッドワルド・ハイン」さんではなく「ゴッド・ワルド」さんになってしまった先述の武者的な敵MSを駆る人もかなりのもの。
ロボコップ3』のオートモ『Gの影忍』の再来みたいな人物である。
一応言い訳補足しておくと、同じくコミックボンボンで連載されたSDガンダムの漫画でも、
ギャグとしてこのような『ストリートファイターII』のあからさまなパロディはあった。
それはそれで結局、リアル頭身のままSDガンダムのギャグをやっている事になるのだが。
他、漫画的な分かり易さを伝えるためか、MSや戦艦のダメージがパイロットや艦長に直接伝わっている様に描写されている。
そのため冗談半分で「次回作のプロトタイプ」と言われる事も。

それと、重要な事なので言っておくが漫画版ではカテジナさんは一コマたりとも出てこない。ファンは泣いていい。
尤も、カテ公があんなキャラになるとは誰も予想出来なかったであろうが。
おかげでクロノクルの株が上がってるから結果オーライだけどね!

「そ…そんなー!オレの人生メチャメチャでんがなー!」


なお、この漫画版『Vガンダム』がはっちゃけ過ぎた反動から、次作『機動武闘伝Gガンダム』以降のガンダム漫画は、
一貫してときた洸一氏が担当し、真面目にアニメのストーリーを追う様になっている。
一応、こちらもこちらで高機動型(スーパー)ノーベルガンダムとか出したりもしているが、そもそもノーベルガンダムの時点でアレだし、
アニメスタッフも「あともう少し登場が早ければ、アニメに逆輸入していた」と惜しんだぐらいなので問題ないのだろう、たぶん。

ウッソの乗っていた機体は物語中盤(第28話)にて、
コアファイターさえもボロボロ(次の回で空気漏れが起きていたほど)になる状況で敵軍にウッソごと鹵獲されるが、
次の回でウッソは全裸にされて恐ろしい拷問を受けながらも、隙を見て拷問をしていた士官の急所を攻撃し怯んだ所を脱出。
基地の外で自分を助けに来たハロとフランダース(犬)の協力も得てコアファイターを奪還し、自軍の下に逃げ帰るのに成功する。
ここで、後継機の「V2ガンダム」へと主役の座を譲り渡す事となり、ここまで乗っていたコアファイターは直後の戦闘で文字通り捨て駒にされ玉砕。

これ以後も同型機は登場するが、ウッソではなくシュラク隊のおねーさん達が乗る事になる。みんな死ぬけど
『Vガンダム』と同時代を描いた漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダムゴースト』でも、ウッソ以外のパイロットが乗る機体が登場し、
同じくザンスカール帝国の量産機と同程度の性能のクロスボーン・ガンダム1機に、3機1組で挑むも3機とも撃破された。
コア・ファイターは無事だったので、クロスボーンと手を組んでからはハンガーとブーツを新調して共に戦っている。

ガンプラとしては、デザインしたカトキハジメ氏監修による『マスターグレード 1/100スケール Vガンダム Ver.Ka』が特に有名。
元々小型の機体故に1/100スケールでも手の平に収まるサイズの中に、劇中の変形プロセスと可動の殆どを再現出来る細かい機構がぎっしり詰まっている。
カトキ氏自身「若気の至り」と振り返る複雑な変形ギミックをほぼ完全再現するバンダイの変態の所業技術力を実感できる逸品である。

また、余談ながら本機のビームライフルがなりきりグッズとして実際に発売されたことがある。
そしてそれがジョージ真壁の武器として流用されたことも一部で有名、というか昨今の配信で知名度を得てきたと思われる

+ 『ビルドファイターズ』でのVガンダム
ガンプラで戦うアニメ『ガンダムビルドファイターズ』では、ダブル主人公の片割れであるアリーア・フォン・レイジ・アスナが、
ウォーミングアップとして一時的に素組み(大きな改造はされていない)のものを使用、ウイングガンダムフェニーチェと交戦した。
同作における本機は元々はフェニーチェの持ち主であるリカルドがナンパのために組んだ機体で、
それが失敗に終わった事でレイジ用の訓練機に転用された経緯がある。
続編の『ガンダムビルドファイターズトライ』では、Vガンダムにソードシルエットを装備した、
「アメジストVガンダム」が主人公達の対戦相手として登場する。

+ 各種ゲーム作品での扱い
『Gジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズなどのクロスオーバー系ゲームにも何度か登場。
マジンガーZや初代ガンダムを始めとする歴代スーパーロボット達とも共闘している。
しかし他の平成ガンダムと比較すると、こうしたゲームでの登場頻度は少なく、しかも量産型というイメージからか弱い。
宇宙世紀作品が集結した『クライマックスU.C.』にも登場できなかった事を考えると、その不遇ぶりは推して知るべしであろう。

+ 『スーパーロボット大戦』シリーズ
上記の通り不遇な扱いが多いVガンダムだが、特にその傾向が強いのが『スパロボ』シリーズ(多数の他作品とクロスする故致し方無しか)。
『Vガン』と『Gガン』を強く推した新シリーズ『新』は打ち切られたり『α』シリーズで途中からハブられたりしたが、
出たら出たで中心的に扱ってもらえる事が多い。中でも『D』は非常に扱いが良く、
他作品のキャラである神(じん)隼人がリガ・ミリティアの指導者「ジン・ジャハナム」の一人になっていたりなどのクロスオーバーも。
Vガンダム自体もVダッシュになれば燃費こそ悪いが十分火力があり、『D』では合体攻撃も用意されたりと恵まれている。
また、ウッソも『α』以後ハロが専属サブパイロットになるなど他のUC勢にないアドバンテージも有している。
とはいえ相当の間再参戦が無くなってしまっていたのだが、アプリゲーム『X-Ω』での再参戦を経て、
30周年記念作品である『30』にてようやくのコンシューマタイトルへの再参戦を果たした。『D』から実に18年越しの事である。
再参戦にあたって、メインキャラの内の二人オデロマーベットの音声が懸念材料となっていた*5が、
下記の『Gジェネ』でも代役を努めている声優を起用する事で無事参戦と相成っている。ちなみにマジンガー氏もに変えられた
なお、クロノクル・アシャーに関しては担当声優が現役のまま亡くなっている事もあり、ライブラリで無事オリキャス出演している

+ 『Gジェネレーション』シリーズ
『Gジェネレーション』シリーズでは毎回登場しているものの、
「とりあえず空に浮かぶ事ができるファースト程度の性能」という悲しいポジションに収まっている。
火力が貧弱で、射程が短く、装甲も薄い。火力と射程は換装機能を使えばなんとかなるが、
そうすると今度は燃費がキツイ。空に浮かべると言っても移動力と適正の低さで本当に浮かぶだけである。
ただし、入手が容易でコストが安く、開発先のV2の性能が非常に優秀であるため、頑張って使う価値は十分にある。
……あくまで「V2を作るために」であって、この機体のまま頑張る事はほとんど無いのだが。
しかも『WORLD』以降の作品では、『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』の機体レコードブレイカーから、
Vガンダムをすっ飛ばしていきなりV2に開発できるようになった
そのためVガンダムの必要性が結果として薄くなってきている。
また、最終形態V2アサルトバスターが本気で使えなかった時代は、Vガンダム系列が全部まとめて不要品だった。
さすがに無惨すぎたのでシリーズが進むごとに扱いは改善されている。
なお、『OVER WORLD』では何故か今まで換装扱いだったVダッシュが突如別機体化した
他の機体が変形形態などをカットされる中、専用の換装先としてVダッシュヘキサまで追加されている謎の優遇ぶりである。
しかし、Vガンダムから直接V2やセカンドVが開発出来るので、
プロフィール埋めならともかく戦力増強のためにわざわざVダッシュを開発する意味があるのかと言うと……。

+ 『ガンダムVS.ガンダム』シリーズ
『ガンダムVS.ガンダム』シリーズでは低コスト機体として登場。パイロットはウッソ・エヴィン。
原作同様パーツ射出攻撃を持っており、当然切り離すと切り離した部分がない状態になる
(トップリム射出→胴体と下半身のみ、ボトムリム射出→上半身のみ、両方射出→コアファイターのみ)。
再合体は可能なため、やろうと思えば何度でも射出できる。
切り離した状態だと性能がかなり変わる上に、コアファイター以外のそれぞれの形態で飛行形態も持つ。
このため、合計7種類もの形態を持つテクニカルな機体に仕上がっている。
極端に優れた武装はないのだが、コアファイター状態で高空に逃げて時間稼ぎを狙う戦法、
通称「終わりの無いDefence」が使えるため、8強機体の一つに挙げられていた。
ちなみに、Vガンダム時にステップ格闘で「V字斬」が出せる。こんな所にもボンボン版のネタが。
アシストはシュラク隊。

『EXTREME VS.』ではリストラされてしまったが(代わり(?)にガンイージが登場)、『EXTREME VS. FULL BOOST』で復活。
前と同様コスト1000で、パイロットはウッソ。パーツ射出で形態が変化する(ただし飛行形態への変形はなくなった)。
覚醒時はVダッシュガンダムに換装する。アシスト代わりにゾロアット呼出も追加。
バーストアタックは「パーツアタック」で、コアファイター形態に移行し、一定時間パーツ飛ばしを連射できるようになる技。
パーツが補給され続けるのでひたすら連射も可能。リガ・ミリティアの財政は大丈夫だろうか
ただ稼動初期は誘導しないパーツアタックや、初段10ダメという歴代最安値の横格闘など、当てられないし当てても安い産廃筆頭のごとき扱いだった。
現在は修正されキャンセル補正のかからないパーツアタックによる爆発力が売りの機体に変わり、十分戦える性能となっている。

また家庭版の『FULL BOOST』のDLCとしてVガンダムヘキサも参戦、パイロットはマーベット・フィンガーハット。
設定とは裏腹に赤ロック距離はVガンダムとは一切変わらない。
それどころか特殊射撃のアシスト武装がガンイージに変わっている以外、武装の性能に差異はほとんどないのだが、
ガンイージはリロードは長く、弾数が3発あり、撃ちやすいが、ゾロアットのようなスタン効果はない。
しかしながらリロード自体は長いが1発あたりで換算すると5秒になっておりオリジナルよりずっと早く、
基本的に3回連続で使えば次の交戦までそれなりに時間が空くのでリロードの長さのマイナスは完全に打ち消せており利点の方が多い。
BFのBD格闘の吹き飛ばすベクトルが変わっており場所問わずコンボにつなげられるなど痒い所に確り行き届く調整が行われている。
更に一番重要な覚醒の補正値がA/B共にヘキサの方が高い為、確殺範囲も広がり、
総合的に見るとオリジナルのVガンダムの選択理由を完全に消してしまっている。
そのため、有料DLCの悪評の体現とも言える既存の完全上位互換機体となってしまっていた。

『マキシブースト』にも継続参戦。
コストが1500になった分強化された他、覚醒時にシュラク隊の防壁が3体出現するようになった。
また、モバイル会員限定でVガンダムヘキサも参戦。Vガンダムと同様の強化がされており、
相変わらず特殊射撃以外の差異はほとんど無いが前作基準なので,やはりこちらが全てにおいて優秀である
だが、唯一の変更点としてガンイージ―の連射数が増やされたため、もはやスタンなど必要としない自己完結したアシストとなり、
前作以上の完全上位互換的存在になってしまっている。

『マキシブーストON』ではVガンダムヘキサとの差別化のためかウッソのヴィクトリーのコストが2000に上昇。
それに伴い武装も若干手が加えられている。
最大の変更点としてはVダッシュが特殊射撃による時限換装形態となった点が挙げられる。
そのためトップ/ボトムパーツ射出はサブ射撃のレバー入れの有無で変化するようになった。
Vダッシュ形態ではメインにビームスマートガン、サブ射撃にダウン属性のオーバーハングキャノン単射、
特殊射撃ではヴィクトリーに戻ると同時にオーバーハングパックを敵めがけて射出する。
また、N格闘とBD格闘のモーションもヴィクトリーから変更されている。
また、新しい覚醒技としてビーム照射系攻撃の「ビーム・スマートガン&オーバーハング・キャノン【最大出力】」が追加された。
この技を使うと換装ゲージがフルになる。
一方でヘキサはモーション等の変更点はないが、メインと特殊射撃の弾数が1発減っているため今まで以上に残弾管理が重要になり、
なにより前作よりも体力が減っているため前作以上に慎重な運用が求められるようになった。

+ 『ガンダムトライエイジ』
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』には「ビルドMS 8弾」から参戦。
パーフェクトレアと「U.C.コレクション」キャンペーンで登場。
Pレア版はHPとアタックが高く、スピードが低めのステータスを持つ。
アビリティはHPが0になった時に撃墜を回避し、更に反撃を行う新登場アビリティ「分離」。
キャンペーンカード版はHPが低くアタックとスピードが高いステータス配分。こちらもアビリティは「分離」。
「U.C.コレクション」でチームを組めばアタックの底上げも可能。
必殺技は「ヴィクトリー・ブーツアタック」。
扇状ビームサーベルで一閃した後、ボトム・リムを分離して敵にぶつける。

同弾ではVガンダムヘキサも参戦。
こちらはレアで登場。スピードが高めのステータスを持つ。アビリティはVガンダムと同じ「分離」。
レアにしては必殺技威力が高く、ステータス合計値もレアの標準値よりやや高い。
必殺技は「ヘキサ・ブーツアタック」。
基本的な演出はVガンダムと同じ。

専用機パイロットは、Vガンダムがウッソ・エヴィンとマーベット・フィンガーハット。
ヘキサがマーベット・フィンガーハットとオリファー・イノエ。

ウッソはパーフェクトレアで登場。
アタックが低くスピードが高いステータスと高レベルスピードバーストを持つ。
HPがある程度減らされると能力アップができる「覚醒(ニュータイプ)」も発動可能。
「ウッソ(とクロノクル)ってニュータイプだっけ?」というツッコミはこの際聞かなかった事にして下さい。一応、第六感的な描写はあるので…。
スキルはラウンドが進むたびにアタックとスピードが+1000されるもので、元々高いスピードに磨きがかかり、低いアタックもフォロー可能。
マーベットはコモンで登場。HP、アタック、スピードが同じ数字のバランス型で、コモンながら中レベルのアタックバーストを持つ。
スキルは一度だけ必殺技を受けた時のダメージを半減する。分離と併用すれば堕ちにくくなる。
オリファーもコモンで登場。HPとアタックがやや高めで、低レベルながらもアタックバースト持ち。
ラウンド1のみ仲間全員のスピードを+800するスキルを持つ。
この二人のパラメータは所詮ドングリの背比べなのだが、例外バーストを持つ点、専用機がVとヘキサ両方で成立する点でマーベットの方が優秀だろう。


MUGENにおけるVガンダム

後半主役機のV2アサルトバスターガンダムと共に、天田志朗氏によって製作されたものが存在している。
グラフィックはSFC用アクションゲーム『機動戦士Vガンダム』のものを使用している。
システムも元ゲームに準拠しているらしく、ボタンを押してライフルの発射角を調整するなど、かなり独特。
ハンガーとブーツを射出して攻撃する事も可能である。
ジャンプはできず、空中を移動するには分離するか、MA形態に変形せねばならない。
どちらの形態も空中を自由に移動できるが、一撃でも喰らうとやられるというシューティング状となる。

出場大会

  • 「[大会] [Vガンダム]」をタグに含むページは1つもありません。
削除済み

出演ストーリー



*1
2011年1月、 ゲーム雑誌インタビュー にて阪口氏本人の口から、
富野監督からはものすごく怒鳴られたけど、殴られるような事はなかった」という内容で否定されている。
「監督が恐かった」という点は肯定されているけど。かの小山茉美女史も監督に苦労させられたと語っている他、
浅川悠女史や新井里美女史もまた、後年監督の洗礼を受けた者達だし…さらに後には嶋村侑女史も
実際に殴られての演技指導されたのは初代ガンダム時のアムロ役・古谷徹氏であり、その場面は漫画など様々な媒体で再現されネタにされている。
当時の古谷氏は「星飛雄馬が演技してるのが気に入らないのかよ」と監督に反発していたと語っている
(まあこの頃はそういった熱血系キャラの演技で人気を博していたのだから、こんな反応も頷けるが)。

*2
実は『機動戦士ガンダムΖΖ』の主人公ジュドー・アーシタも物語前半は13歳だった。
ちなみに最年少は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のアルフレッド・イズルハ(アル)11歳。
勘違いされやすいが、『ポケ戦』主人公はバーナード・ワイズマン(バーニィ)ではないし、
『ポケ戦』でのガンダム(テスト)パイロット、クリスチーナ・マッケンジー(クリス)でもない。
さらにアルはシリーズ唯一の非戦闘員主人公である。おかげで主人公なのにゲームへの出演が少ないのだが…

*3
このため、『SDガンダム』でVガンダム(がモチーフのガンダム)を販促期間中は出してはならないという「お触れ」が放送開始当初に出されたせいで、
SDガンダム外伝』ではシャッコーがモチーフのガンダムが主人公になるハメに。
それだけならまだしも、ラスボスがこれという異常事態となった(幸い、Vガンダムは2章から味方側で登場している)。
ゼロガンダムカッコいいから別にいいけど
北斗の拳』と『スターウォーズ』を意識したストーリーで、ヴィクトリーのポジションはいわばレイ
また、ゼロと恋仲のヒロインである騎士マーベットの後期の鎧のデザインにも使われている。
さらに横井画伯の漫画『元祖!SDガンダム』では「放映が近づいてもVガンダムが来ない」と初代ガンダムがノイローゼになって、
アムロを無理やりコスプレさせて代役にしたり、最終話の最後のコマでやっとリアルタイプのVガンダムが登場して異常事態に困惑したりと、
楽屋ネタのように使われた。
なお、『SD戦国伝』は外伝より遅れて現行TVシリーズに追い付くようになっているのでこの影響を受けず、無事にV2を主人公に据えられている。

*4
『機動戦士ガンダムΖΖ』時代のMSバウは、変形分離して上半身のバウアタッカーと下半身のバウナッターとなり、
ナッターを無線誘導ミサイルとして使うと言うコンセプトが既に存在していた。ほとんど使われなかったが
しかも無線誘導と(無線が切れた際の)自動制御を持つナッターは、真っ直ぐ飛んでいくだけのボトムより命中率は上だと思われる。

*5
『スパロボ』は基本的に一度オリジナルキャストで収録出来たなら、以降は原作側で声優交代が行われた場合を除き
(例:『ガンダムUC』で後任が決定したブライト・ノア、『Gジェネ』でのシリーズ展開中に声優交代が行われたクラックス・ドゥガチ等)、
引退・死去等があっても代役を立てず音声を流用する方針を取っているが、
声優がそれぞれ引退し一般人となっていたため、音声の使用許諾が取れるかどうか不明であった。
過去には業界を去っていた当人を探し出してオリジナルキャストで収録した例や、『スパロボ』限定で復帰した例もあるものの、
前者は流石に現在では無理があるし、後者もその人物が同業者と結婚していた事で出来た芸当である。


最終更新:2023年12月01日 22:24