ガメラ



「いじめちゃダメだ、ガメラは悪い奴じゃないんだ」

+ 作品ごとの基本データ(身長・体重など)
  • 昭和シリーズ
身長:60m
体重:80t
大気圏内飛行速度:マッハ3

  • 平成シリーズ
身長:80m
体重:120m
大気圏内飛行速度:マッハ3.5

  • トト(『小さき勇者たち』)
身長:30m
体重:900t*1

  • 『GAMERA-Rebirth-』版
身長:60m
体重:800t

1965年11月27日に大映系にて公開された特撮映画『大怪獣ガメラ』に始まるガメラシリーズに登場する亀の姿をした怪獣
子供には優しく、大半の作品では子供の味方*2として描かれている事が他の怪獣と比べた時の大きな特徴である。

そしてガメラのもう一つの特徴は、亀の怪獣なのに自由に空を飛行する事が可能な事である。
飛行時には、頭や手足、尾を甲羅の中に引っ込めた後、手足を引っ込めた穴から火炎を噴射し、その推進力を利用して飛行する。
なお大気圏内だけでなく宇宙空間を飛行した事さえある。
飛び方には四方から火炎を噴射しつつ回転して飛ぶ「回転ジェット」と、後脚の部分のみ火炎を噴射し、
前を向いたまま飛ぶ飛び方がある。平成作品では、膝からジェットを噴出している。最高飛行速度はマッハ3以上。

さらに、熱エネルギーを吸収するという特性(昭和版だと「火を食う」というようなイメージだった)が有り、
熱量を伴う攻撃は効果が薄く、口からは火炎や火球を放つ事ができる。
後述の平成シリーズでは損傷した手足を炎を吸収する事で即座に再生させている。

普通の亀とは違い、甲羅の表面は鱗が重なり合ったような形状になっており、モチーフはワニガメとされている。
下顎の左右両端から大きな牙が1本ずつ上に向って生えていて、しばしばこれもワニガメモチーフだからと思われやすいが、
ワニガメに限らず現生種のカメに歯があるものはいないので怪獣ならではのアレンジである。

+ 平成三部作のガメラ


 ──最後の希望・ガメラ、時の揺りかごに託す。──


 ──災いの影・ギャオスと共に目覚めん。──
平成期に入って製作された所謂「平成三部作」と呼ばれる作品群では、
超古代のアトランティス文明において、自らが創造したギャオスを用いて人類の幕引きをしようとした者の野望を阻止すべく、
甲羅状の「器」にマナを収束させて創り出された、一種の「生体兵器」とされている。
基本的に地球の意志に基づいて行動しており、守るべき対象は人間だけではなく地球そのもの、
その生態系全てとされる(その中には当然人間も含まれているが)。
現代に目覚めた際に、草薙浅黄(くさなぎあさぎ)という少女と精神的にシンクロしての覚醒を行ったため、
ガメラ自身は人が決して悪ではないという事を知っており、
嘗ての力を取り戻し浅黄の助力を必要としなくなった後でも「人間」という存在を切り離す事ができずにいる。
それ故に地球環境に害をなす生物を倒すためなら、しばしば人々を巻き添えにしてしまうが
(特に3作目は作品の方向性故その面が顕著。ギャオスは一匹でも生き残らせるとそこから爆発的に繁殖してしまうので、
 多少の犠牲を払ってでも逃がすわけにはいかなかったという理由もある)、
その一方で逃げ遅れた子供をギャオスから助けたり、
自身を殺そうとした末にイリスに取り込まれた綾奈を救い出したりと、人間を積極的に守ろうとする姿勢もまた見せている。
ガメラ自身も人間が自分をどのように見ているかはある程度理解・納得しているらしく、
自衛隊から援護を受けた時には明らかに驚愕の姿勢を見せた一方、攻撃されてダメージを受けた際でも反撃はしていない。
一応「兵器」なので、戦闘力向上&環境への適応のために短期間での進化が可能。
外見の場合は特に顕著になりやすいのか、シリーズが進むに連れて、
敵の極悪ぶりに対抗していますと言わんばかりにフォルムがシャープになり、
終いには悪役に見えても差支えが無いほどフォルムが凶悪化してしまった

+ 平成三部作での「亀」の設定
平成三部作では劇中でガメラが「亀の怪獣」だとか「亀に似ている」などと呼ばれるシーンは存在せず、
そもそも「亀」と言う単語自体が一切出てこない。
それには明確な理由があり、この三部作の世界では「亀」という動物は恐竜と同時期に絶滅しているため、
現代には存在していないという裏設定があるためである(あくまで「裏」設定であって、話の中では特に触れられないが)。

昭和シリーズで使われた『ぼくらのガメラ』という歌には「ゆくぞ空飛ぶすごい亀~♪」という歌詞があったりするが、
話は繋がっていないので問題無し。よくある事である。
ただし四神「」の伝承は普通に存在する
蛇だけなのだろうか?(本来の玄武は亀に蛇が巻き付いた外見)

+ 『小さき勇者たち』のガメラ



「トトはまだ子供なのに! 逃げないで戦っているんだ!」

「だから俺も逃げない!」

2006年に製作された『小さき勇者たち ~ガメラ~』では1973年と2006年の個体が登場。
両者共に腹に漢字の「炎」を思わせる赤い模様があるのが特徴。

前者は「アヴァンガメラ」と呼ばれる。
外見は初代にも似たギョロッとした目つきと膨れ上がった鼻先が目を引くほか、松笠のようなトゲに覆われた腕も異彩を放つ。
三重県志摩市に多数現れたギャオスを相手に奮闘するも、致命傷を負ってしまったため、自爆してギャオスらと刺し違えた。
その後、アヴァンガメラの遺したエネルギーは「緋色真珠」という赤い結晶となって志摩中に散った。

後者は本作の主役個体であり、卵を見付けた少年、透によって「トト」と名付けられた。
後述の事情で幼いまま巨大化したためか、アヴァンガメラと比べ丸っこく優しげな顔付きが特徴的である。
最初は透の手に乗るほどの大きさであったが、数日の内に二人がかりで持ち上げるのがやっとという程の大きさに成長。
本作の敵役である怪獣ジーダスが志摩を襲った際には海に眠る緋色真珠のエネルギーを吸収した事で8mにまで成長し、ジーダスを退けた。
その後身柄は政府機関である巨大生物審議委員会によって確保され、雨宮博士が発明した緋色真珠のエネルギーエキスを注入された事で更に30mにまで巨大化。
トトを守るために駆け付けた透達が奔走する最中、再び現れたジーダスとの決戦に臨む。

本作はオカルトSF路線に傾倒した平成三部作から「子供の味方」路線に立ち返っており、映画自体もジュブナイル的作風にシフトしているのが特徴。
デザイン面では従来のガメラのデザインを踏襲しつつケヅメリクガメの要素も加えてられており、このイメージチェンジに伴い鳴き声も変更されている。
これに対して敵役であるジーダスはエリマキトカゲがベースの悪役然とした怪獣としてデザインされており、凶暴なジーダスと温厚なトトの対比も印象的。

ちなみにジーダスはギャオスの死骸を食べたトカゲが突然変異したという設定であり、名前も「G-dust(ギャオスの残したゴミ)」が由来。
ファンの間ではデザインがマグロ食ってる方のゴジラに似ていると指摘されており、それとエリマキを合わせてジラースがモチーフとも言われている。
またノベライズでは同じくギャオスの細胞によって突然変異した怪獣が更に複数登場しており、そちらの設定は平成VSシリーズのゴジラを彷彿とさせる。

+ 生誕50周年記念作品のガメラ
2015年にはガメラ生誕50週年を記念し、短編映像作品の『GAMERA』が公開。

本作は東京を襲ったギャオスの群れと、それから逃げ惑う人々…という所から始まる。
父親と共に逃げていたマナブ少年はギャオスに父親を食われてしまい、
自身もあわやギャオスの餌食になるかと思われた時、何者かがギャオスを叩き潰す。
マナブ少年が見上げると巨大な亀のような生物…ガメラが佇んでおり、
ガメラが口から火球を放つとギャオスの群れは1匹残らず焼き尽くされた。
こうして生き残ったマナブ少年だったが、その10年後に突如現れた正体不明の怪獣と、
それに立ち向かうかのように再び降り立ったガメラの姿を目にする…という場面で締めくくられる。

本作のガメラは完全新規のデザインであり、ライバルである怪獣王より先にフルCGで表現されている。
また、鳴き声は『小さき勇者たち』のものではなく過去作品のものを使用している。
関連性は明かされていないが、冒頭の展開から『G3』のラストを連想したファンが多かった模様。

+ 『GAMERA-Rebirth-』のガメラ
2023年Netflix配信の3Dアニメ『GAMERA-Rebirth-』に登場した個体。通称「リバースガメラ」。
デザインは尖った鼻先や甲羅の形状など、細部は50周年記念のガメラに酷似しているが、
『小さき勇者たち』のガメラと同じく腹部が発光する特徴も備える(こちらでは緑色になっている)。
歴代ガメラは総じて強力な生命力や再生能力を有しているが、このガメラは特にそれが強調されており、
片目を潰されたりしても短時間で再生させている。
とはいえダメージ次第では再生には時間がかかり、片腕を切断されたまま再生させる間もなく連戦せざるを得ない描写もあった。
本作の個体は主に火炎弾を主要武器にする他、ジェット飛行に使用するプラズマエネルギーを応用して電磁シールドを張る能力を披露している。

+ ガメラの武器
武器は、昭和作品時においては口からの火炎放射と怪力、噛み付きのみであったが、
頑丈な甲羅と高い生命力で敵の攻撃に耐え、頭のよさを活かして敵の弱点を攻撃する事で多くの怪獣に勝利している。
平成三部作では火炎の代わりにプラズマ火球を発射、またエルボークロー(肘の骨が変化し爪のようになったもの)が追加された。
この他に、『ガメラ2 レギオン襲来』では腹部を解放して特大のエネルギーを放つ究極超烈火弾「ウルティメイト・プラズマ」、
ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』では爆熱拳「バニシング・フィスト」という必殺技を見せている。
ただし「ウルティメイト・プラズマ」は地球環境を維持するのに必要なエネルギー「マナ」を大量に消費するためにおいそれとは使えず、
「バニシング・フィスト」もイリスに拘束された右腕を爆破させ、
その上でイリスのプラズマ火球を受け止め、炎の腕を形成する事で使用できた技である。
どちらにしろ、ガメラが相当に追い込まれた上での苦肉の策であるため、気軽に使えたりするわけではない。

ちなみに、昭和期のガメラが火炎放射で敵を倒したのはジグラ戦の一度しかなかったりする。
一応ギロンも敵のミサイルを急所に突き刺し、火炎放射で誘爆させて倒しているが、
火炎放射が明らかな決め手となったのは対ジグラ戦のみである
(ゴジラも昭和作品で白熱光が決め技のケースは少なく、肉弾戦や岩投げが主体であったりするので当時はそういうものだったらしい)。

興味深いのはゴジラは人類の核兵器によって生み出された産物であるという一方、
平成版におけるガメラは、古代人が人類を守るべく作り出した生物兵器である点である。
そう言った意味において、あくまでも人類の守護者たらんとするガメラは、
徹底して人類への怒りを体現し続けるゴジラとは真逆の存在であると言えるかもしれない。

敵怪獣との戦闘シーンにおいても、ゴジラが殆どの攻撃に耐えているのに対し、
ガメラは敵怪獣の攻撃で傷付くシーンが多く、それでも最後には勝利する事で、
ゴジラシリーズとはまた違った緊張感を味わわせるものとなっている。

特徴的な甲高い鳴き声は、昭和版は「セメントをこねた鉄板の上でセメントがこびりついたところへ高下駄を履いて滑り込み、その音にガラスをひっぱたく音などを合成」する形で作られ、
平成以降の作品ではその昭和版を参考にしつつ車のブレーキ音を加工して作られているだからブレーキヨの咆哮にも似ている

(以上、Wikipediaより一部改変を加え転載)

+ 漫画版、その他余談など
また、破李拳竜による漫画『大怪獣ガメラ』にも登場。
この漫画は平成シリーズ第1作の『ガメラ 大怪獣空中決戦』を漫画化したものなのだが、
映画版とは設定や登場人物が全くの別物になっている。
+ 『大怪獣ガメラ』ストーリーや設定の詳細など
この漫画版は、昭和ガメラシリーズの最後の作品である『宇宙怪獣ガメラ』の続編という設定になっている。
そのため、この漫画に登場するガメラは『宇宙怪獣ガメラ』のラストで戦死したガメラを、
『宇宙怪獣ガメラ』に登場した正義の宇宙人が再生させたという設定になっている。
またガメラと心を通わせる主人公も少女ではなく少年になっており、ギャオスも胸から黄色い霧を出すなど、
昭和版寄りの設定になっている。

そして、この漫画の最大の特徴は色々な種類の怪獣が多数出現する事である。
ギャオスに呼び寄せられたという設定で登場するバルゴンバイラスギロン、ジャイガー、ジグラといった昭和ガメラの怪獣達や、
映画には登場しなかったが映画に出すという企画はあった没怪獣のマルコブガラッパやガラシャープが元ネタの怪獣、
恐らくオリジナルと思われる怪獣などが登場し、正に大映版『怪獣総進撃』と化している。
最後には倒された怪獣のエネルギーをギャオスが吸収して誕生した
各部に昭和ガメラの怪獣達の頭部が浮き出しているパワードギャオスという合体怪獣まで登場する。
また、本作におけるガメラはギロンを持ち上げて剣の様に振り回す「ガメラ剣法まとめ斬り」や、
上空まで持ち上げた敵を殴り倒す「アポロ落とし」などの技も見せている。

このように、元となった『ガメラ 大怪獣空中決戦』とは全くの別物にはなっているが、
元となった映画とはまた別の面白さのある娯楽作品に仕上がっている。

+ ゲーム『巨影都市』のガメラ
一般人の主人公が街を襲う脅威から逃げるゲーム『巨影都市』に「巨影」として登場している……のだが、肝心のガメラの出番は非常に少ない。
ガメラのステージは人間をピンポイントで襲うギャオスソルジャーレギオンがメインとなっているため、
各参戦作品の主役達のように自分の敵とガッツリ戦う事はなく影が薄い。
『パトレイバー』のイングラムも似たような扱いではあるものの主人公と絡む出番はそこそこあるのだが、
ガメラと主人公の絡みはQTEが一回あるだけで、しかもその内容が「ガメラがギャオスに放った火球を回避する(失敗すると即死)」というものである。

+ ガメラの回転飛行が与えた影響
ガメラの手足を甲羅に引っ込めて回転して飛行するという特徴はかなりのインパクトがあったようで、
ガメラの影響を受けたと思われるこうした特徴のある亀型のキャラクターは数えきれないほど存在しており、
MUGENにいるキャラだけでもクッパヒート・ゲンブレムなどはそういうオマージュのあったキャラ達である。
もっとも、ゲンブレムはともかく巨大な角のあるクッパはどうやって首を引っ込められるのか、という疑問が残るのだが…。
また、格ゲー界隈においてはブライアン・バトラー必殺技・スクリューボディプレスが、
その見た目からプレイヤー間では「ガメラ」と呼ばれている

+ 『妖怪大戦争ガーディアンズ外伝 平安百鬼譚』
大魔神も登場した映画『妖怪大戦争ガーディアンズ』の外伝小説『平安百鬼譚』では聖獣の玄武が登場するのだが、
口から火を吐くわ四肢と頭部と尾を甲羅の中に収めて円盤状になって飛ぶわと、
明言されていないが同世界のガメラであることが示唆されている。

+ 名前に関する余談
白亜紀後期に絶滅したとされる亀の一種に「シネミス・ガメラ」と名付けられたものが存在する。
甲羅にステルス戦闘機のような突起が有り、まるで『ガメラ2』『3』での飛行形態を思わせる姿になっている。
「ガメラ」と名付けられたのは発見者が怪獣映画のファンだったからだという
(似た様な理由で命名された「ゴジラサウルス」なんてやつもいる。実際のゴジラとは程遠い小型肉食恐竜である)。

+ ゴジラとガメラに関しての余談
ゴジラとガメラに関しての逸話として『イリス覚醒』の際のドキュメント番組にて、監督へのインタビューの際に、
あろう事かリポーターがガメラをゴジラと言い間違えるというやってはいけないミスで監督の気分を害してしまい、
リポーターの「人々が焼かれるシーンはどう撮影したのですか?」との問いに対し、
「そこらじゅうから気に食わないやつを集めて焼いた」と監督が答える等、その後のリポートがぎこちなくなってしまった。
もちろんそんな事実はなく、監督の口から出まかせである。
数年後、この監督がゴジラ映画を頼まれ、焼津やら東京やらを火の海にする事はまだ監督自身も知らない
その後、『ウルトラマンマックス』で金子監督が携わった回では、
子供達がゴジラとガメラのソフビで遊んでいるシーンが存在していたものの、
やはりウルトラの奇跡を以てしも権利の問題はどうにもできなかったらしく、ソフト化の際にカットされている。

一方で一部ながら相手を踏み台にするようなシーンも両シリーズに存在しなくもない。
1980年の『宇宙怪獣ガメラ』でゴジラパロの看板がガメラの足元で倒れたり、
2004年の『ゴジラ FINAL WARS』で亀の怪獣人形に文句を言うシーンが出てきていたりする。
他には2017年刊行のアニメ映画版ゴジラの前史小説『GODZILLA 怪獣黙示録』において、
カメーバとされる怪獣が噛ませにされるシーンをガメラパロなんじゃないかと受けとる人もいたりする。詳細はカメーバを参照。
もっとも踏み台にされる側の作品が好きな人に嫌われる可能性もあるので、片方を踏み台にするネタの取り扱いは慎重に。


MUGENにおけるガメラ

ドット絵の格闘ゲームが無かったためMUGEN入りは難しいと言われていたが、
現在はgoogoo64氏製作版のトトと、zektard氏が手描きで製作したトラウマガメラの2体の狂キャラ、
AI搭載済みで一般的な強さのJozetPoet氏製作のもの、zektard氏版をsnowwolf氏が改変した凶キャラ、
幽霊荘氏が手描きで製作した平成3部作版(人操作なら凶以上)、それをカーベィ氏が改変したAI搭載済みで一般的な強さのもの、
そしてふりかけ氏によって手描きで氏のゴジラやウルトラマンと同規格で作られた平成3部作版ガメラの計7体が確認されている。

+ googoo64氏製作 トト
  • googoo64氏製作 トト
大魔神の製作者である氏製作の、2006年版のガメラ(トト)のフィギュアの写真を加工した物。
氏本人が「色んな怪獣キャラと戦わせている内にどんどん強くなってしまった」と言っているようにかなり滅茶苦茶な強さを誇る。
AIは搭載されていない。
だが人操作ならここまで強い
6:09頃から。3ゲージ技使用中のヘドラさえ倒し切る火力もある
誰かこの亀止めろ

+ zektard氏製作 トラウマガメラ
  • zektard氏製作 トラウマガメラ
手描き怪獣キャラでお馴染みの氏によって作られたガメラ。
ディスプレイネームは「Nightmare-GAMERA」(海外でのトラウマガメラの呼称)。
下記の動画で公開していたが、ロダの閉鎖でDLできなくなっていた。
しかし、2014年10月17日に怪獣スレ3の638にて再公開された。
プレイヤー操作(8:13~)

各能力が非常に高く設定されている他、ハイパーアーマーを持っている。
さらに尋常ではない速度の自然回復を持つためそこらの狂キャラでは体力を減らす事すらままならない。
AIは搭載されていないが、1Pカラーの怪獣の中でも特に強い部類に入り
普通の相手と戦わせたり動画に使うのは難しいだろう。
バニシング・フィストやエルボークロー、更には ウルティメイト・プラズマ といった、原作にちなんだ高威力の技を持つ。
後の更新では、超必殺技でプラズマ火球も追加された。
また、他の怪獣キャラと比較するとかなり大きい。
後これまでのzektard氏のキャラと異なり、試合開始イントロで始めは旧ガメラの姿で、
その場で瞬時にトラウマガメラへと変身するという演出が成されている。
要するに普段の氏の他怪獣の様に、超必殺技を放つ際に瞬間的にパワーアップするのではなく、常時パワーアップ状態なのである。
そして敗北した時は元の旧ガメラの姿に戻り、果てるという演出になっている。

その後2023年4月17日に更新され、スプライトの描き換えや新技の追加が行われた。

+ トラウマガメラって?
『ガメラ3 邪神覚醒』の劇中にて比良坂綾奈の悪夢に現れたガメラの事を指す。
第1作目におけるガメラとギャオスの戦いに巻き込まれた事で両親を亡くしたため、
ガメラを憎む綾奈の夢の中に登場し、より一層ガメラへの憎悪を増させる要因となった。

個体としては映画に登場するガメラそのものと同一であるのだが、
その姿は綾奈のガメラに対する憎しみのため、爛れた皮膚に白い目と邪悪な雰囲気を漂わせている。
着ぐるみとしては前作『ガメラ2』におけるガメラのを改修したもの。

+ snowwolf氏製作 トラウマガメラEX
  • snowwolf氏製作 トラウマガメラEX
2011年12月29日公開。zektard氏版の改変キャラ。
デフォルトではMUGEN1.0以降専用だが、公開場所にあるパッチを当てればWinMUGENでも使用可能。

投げ無効の常時アーマーで、1Pではライフが自動回復しない。
技構成は改変前とほぼ同じで、エフェクト変更や性能アレンジが行われている。
使う技は、無数の火球を前方に乱射するプラズマ火球乱れ撃ちや火炎放射、足からの火炎、
爆発が発生して多段ヒットするバニシングフィスト、ウルティメイトプラズマなどである。
どの技も火力、攻撃範囲、無敵時間、隙の短さどれを取っても高性能で、攻撃技の性能だけなら充分に凶ランクと言える強さを誇る。
オリジナル技としては、ゲージ溜め、無敵回避技、
口からの火炎で大爆発を巻き起こす低ライフ時のみ使用可能な即死攻撃が搭載されている。
とは言え、どの技もエフェクトが派手で違和感も少なくて見栄えが良く、実にガメラらしく戦ってくれる。

ただし防御力が50と通常のキャラの半分であり紙防御。
しかも常時アーマーなので少しの多段攻撃でも凄まじい勢いでライフが削られる。
しかし、この紙耐久のおかげで他の氏のキャラに比べて低ライフ時の即死攻撃が非常に出やすく、
即死攻撃で逆転勝利というパターンが多いのが特徴。
防御が弱い代わりに攻撃面に特化したキャラと言える。

AIもデフォルトで搭載されているのだが、
この紙防御、凶攻撃、投げ無効な極端すぎる性能のせいで非常に相性が出やすく、
凶キャラを圧倒し強キャラを封殺したかと思えば、
多段ヒットする飛び道具を多用する強キャラに瞬殺されたりと、相手と噛み合った勝負をしにくい。
怪獣キャラなら這い寄る混沌氏の凶ランク怪獣さえ倒し切るが、
旧メカゴジラやmuu氏改変版ゴジラに負ける事もあると言えばその極端な性能がよく分かるだろう。

2Pだとライフとゲージの自動回復が付くが、他の氏のキャラの狂カラーとは違ってnokoの類は付かず、
回復があっても多段攻撃なら普通に死ぬ。
また低ライフで止まりにくくなるので即死技も出にくくなり、必ずしも強化とも限らない。

この様に極端すぎる性能故に上手く使うのはかなり難しいかもしれないが、
エフェクトは派手でAIも搭載済み、技にもかなり原作の雰囲気が出ているため、今後の活躍に期待したい。

+ JozetPoet氏製作 +Gamera+
  • JozetPoet氏製作 +Gamera+
残念ながら氏のサイトが閉鎖(凍結?)されてしまったため、現在は入手不可。
UltramanTiga氏がコダラー改変でベルトスクロールゲーム用に製作したスプライトを元に、
JozetPoet(DEFファイルだとJosipKnezovicz)氏が甲羅を描き換えてMUGENキャラとして製作。
ファイル名は+Gamera+(更新前はJPGamera)になっている。
ちなみに鳴き声が何故かギャオスのものになっている。

DEFの初期値が160と高めで打たれ強く、少し必殺技を決めにくい事さえ除けば、
一般キャラと戦わせやすい強さに仕上がっている。
技やコマンドなどの操作感、強さなどは『ゴジラ 怪獣大決戦』に近い雰囲気と言えば分かりやすいかもしれない。
ただ削りダメージは低く、相手のガードが固いと厳しい戦いになりやすい。

通常技のパンチやキックはリーチがかなり短く相手に当てるのは難しい。
しかし頭でアッパーを放ち相手を浮かせる「headbash uppercut」は頭の部分に喰らい判定が無いため当てやすく強力で、
浮いた相手をまた同じ技やジャンプ攻撃、飛び道具などで追撃できる。
掴み動作(相手を掴んだらコマンド入力で各種投げ技に移行)には無敵があるので近距離ではこれらをメインに戦おう。
中距離用の昭和版の火炎放射攻撃や、平成版の火球攻撃も飛び道具として使用可能で、どちらも使い勝手はいい。
一方ゲージ技はどれもかなりハイリスク、ハイリターンなロマン技になっており、
どのゲージ技もかなり高威力だが、一切無敵やアーマー、発生保障が無く、妨害されやすいので注意。
発動前に大きな隙があるのも欠点で、演出は格好よく威力も抜群なのだが、飛び道具などで普通に潰されてしまう事も多い。
また、多くの技は直撃すると高威力なのだが、ガードされると極端にダメージが低下してしまうという欠点がある。
ガードされにくい状況で使うか、投げと併用しつつ使い分けたい。

当初AIは未搭載であったが、更新でデフォルトAIが搭載された。強さは並~強下位くらい。
AI戦だと怪獣キャラの中では、ガード頻度の低いメガロ+やベムラー、ガギFEとはいい勝負になるが、
飛び道具を多用し、ガード精度や迎撃が巧みなmuu氏版ゴジラやガイガンには苦戦する強さである。

+ +Gamera+の技性能解説
ダメージは普通のdefenceとlifeでアーマーが無い相手に当てた時のもの。
技名はreadmeより。
  • Fire breath a
斜め下方向に火炎放射で攻撃。攻撃範囲は広いが、遠くの相手には届かない。
連続でヒットし、相手が間近だと100位のダメージだが、炎が広くなる中ほどの部分なら120程度に威力が増加する。
炎が広くなる部分で当てたい技で、発動前に隙も一瞬あるので中距離戦向けと言える。
  • Fire breath x
コマンド入力後にXを押し続ける事で火炎を放射する技。火炎はXを押している間は一定時間が経過するまで出続ける。
火炎は細い直線状だが方向キーの上下で上下に動かす事が可能。分かる人ならゴジラ 怪獣大決戦のゴジラの、
角度の動かせる放射熱線みたいな技と言えば分かりやすいかもしれない。
ダメージは1割程度。
  • Fire ball a
プラズマ火球で攻撃する飛び道具技。直進するので遠くの相手にも当たる。
案外連射も効くので強力。遠距離戦でも充分使える。威力は1割程度
ジャンプ中でも使用可能。
  • Fire ball x
こちらでは一気にプラズマ火球を2連射して攻撃する。ダメージも1.5割位まで上がる。
ジャンプ中でも使用可能。

ゲージ技

ゲージ技はどの技でも発動前に結構大きな隙があり、無敵等も無いので妨害されやすい。ただし、その分威力はどの技も非常に優秀。
  • mega spin(1ゲージ消費)
回転飛行で敵に突進し、相手に当たると相手を巻き込んで浮かし、そのまま上昇して攻撃する技。
威力は敵を巻き込んでフルヒットすればなんと4.7割近く。
ただし発動前の隙は大きく、使用中も食らい判定は残っているので攻撃を当てれば止める事が可能。
このように妨害されやすく、1ゲージ技とは思えない火力だが成功しにくいロマン技である。
相手がアーマーだと巻き込んで浮かせられないのでほとんどダメージを与えられない事もある。
  • chest beam(1ゲージ消費)
ウルティメイトプラズマを思わせる胸からのビームで攻撃する。
威力はフルヒットすれば5.8割近くとやはり1ゲージ技とは思えない威力。
でも発動前の隙は長く、発動中に攻撃を食らうと中断する。
それでも遠距離なら潰されにくいので、mega spinより使いやすい。
  • Regeneration(2ゲージ消費)
ライフ回復技。ゲージ技の演出もあって周囲の炎を吸収する平成シリーズ第一作の1シーンのようにも見える。
使用するとライフがどんどん回復する。ただし回復中に攻撃食らうと回復が止まってしまい、やはりロマン技。
  • Mega Fire Ball(3ゲージ消費)
無数のプラズマ火球を弾幕のように乱射する技。直撃すれば威力は9割近くにもなる。

+ 幽霊荘氏製作 平成3部作版
  • 幽霊荘氏製作 平成3部作版
現在は公開先であった動画が削除されてしまっており、残念ながら入手不可。
最終更新日はは2014年11月19日。
短期間に突貫で作られたキャラらしく性能は荒削りだが、技も充分揃っており、
手描きのスプライト、モーション共に非常に高い完成度を誇る。
なお、改変・公開は自由との事で、旧バージョンには改変に役立つパーツ別のスプライト素材も同梱されていた。

空中で使える「シェルアタック」は使用中無敵で移動速度が速く、空中を素早く動き回れる。
各技の発生も速く、特に飛び道具を3連射する「火球3連発」は、
ゲージ消費無しとは思えないほど弾速、発生が強力な上ガード不能で、連射しているだけで敵を封殺できる事も。
ゲージ技は1ゲージ消費にもかかわらず500という高威力で弾速、発生も速くガード不能な『特大火球』などさらに強力なものが揃っている。
「ウルティメイトプラズマ」は3ゲージ消費だが、直撃すれば計2000以上もの大ダメージを叩き出すガード不能の多段攻撃になっている。
「バシニングフィスト」は当て身技で、攻撃を喰らって腕が吹っ飛んでから炎の腕になる様子が再現されている。威力は相手との距離によって変わり、
少し離れていれば300くらいに抑えられる事もあるが、至近距離だと即死級のダメージになる。
このシェルアタックに飛び道具、ゲージ技などが凶キャラ並みに高性能すぎる一方、
他の技はかなり低威力でリーチも短いなど、技のバランスはかなり極端。

性能的には通常キャラの2倍の防御力と、凶キャラ並みの性能の一部の技故に、一般的なキャラとそのまま戦わせるのには向かないだろう。
かと言ってAIは搭載されていないので凶キャラ相手も厳しい。

このように大会への使用は難しいが、スプライトの完成度が高く、平成ガメラの主な技も揃っていて見栄えがいいために、
人操作でストーリー動画に使用する分にはかなり適している。
ATKを下げたり飛び道具とゲージ技の使用頻度を調整すれば、上手く見応えのある戦闘シーンを演出してくれるかもしれない。

なお、[Statedef -2]に何故か相手の投げを喰らうとモーションがスローになる(具体的にはレイザースの「連続攻撃」など)。
別に問題は無いのだが、気になる場合は記述をコメントアウトしておくといいかもしれない。

+ カーベィ氏製作 平成3部作版
  • カーベィ氏製作 平成3部作版
2020年5月14日公開。幽霊荘氏版の改変キャラ。
基本的なスプライトや動きは幽霊荘氏版のガメラを基にしているが、技の構成やシステム面は氏の作成した他の怪獣キャラに合わせたものとなっている。
幽霊荘氏版のガメラに比べて全体的にバランスの取れた性能になっており、かなり一般的なキャラ寄りになっている。
必殺技も基本的には幽霊荘氏版と同じだが、威力が落ちた代わりに「ハイ・プラズマ」や「バニシング・フィスト」は演出が強化されている。
「ウルティメイトプラズマ」はこれら必殺技の中でも範囲や威力は一番強力だが、
原作でマナを消費していた事の再現か、発動中は自身のライフがどんどん減っていくため、連発は難しくなっている。

AIはデフォルトで搭載済み。
遠距離では「プラズマ火球」で牽制しつつ、「ラリアット」や「体当たり」で相手との距離を一気に詰めて攻撃する戦法を得意としている。
動きや技の見栄えもより強化されているため、今後の活躍に期待したい。

+ ふりかけ氏製作 平成3部作版
  • ふりかけ氏製作 平成3部作版
MUGENドット絵板にて製作されていた手描きスプライトによるガメラで、2022年12月14日より同所にて代理公開中。
平成三部作版とのことだが、外見は『ガメラ2』版に近い。

格闘ゲーム的なバランスよりも「ガメラらしさ」を重点に置かれており、
お馴染みのジェット噴射なども備えているので機動力もかなりあるキャラとなっている。
サイズが大きいため食らい判定の塊のようにも思えるが、
一定時間有効なアーマーなどを備えており、切り返しに困る事はない。
通常技はある程度ながらキャンセルによるコンボも可能となっており、吹き飛ばした相手を必殺技、超必殺技で追撃する事も可能。

同氏の製作した平成VS版ゴジラや初代ウルトラマンと同規格で作られているため、特撮好きなら一度は夢見た夢の並びが実現できるだろう。

出場大会

+ 一覧
【googoo64氏製(トト)】
【zektard氏製(トラウマガメラ)】
【snowwolf氏改変版(トラウマガメラEX)】
【JozetPoet氏製(+Gamera+)】
【カーベィ氏製】
未分類
凍結
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出演ストーリー

【zektard氏製(トラウマガメラ)】
怪獣王 王座復権への道 (初戦闘は第10話。能力等に改変あり)
地球防衛隊「X」 (snowwolf氏改変版)
【JozetPoet氏製(+Gamera+)】
ネクサスまてぃっく (第EX3話に登場)

プレイヤー操作

ブリジットと遊撃の旅(part480、zektard氏製(トラウマガメラ))


*1
ガメラを含むガメラシリーズの怪獣は、ゴジラシリーズウルトラシリーズ(いわば円谷英二が携わった作品)の怪獣に比べ、
体重が非常に軽く設定されている。
『空想科学読本』によると、昭和と平成三部作のガメラの比重は発泡スチロールの8分の1ほどの軽さらしい。多分、普通に宙に浮く。
その指摘を気にしてか、トトは身長が半分になりながらも体重が10倍以上増えている。比重にすると80倍以上。
リバース版もわずかに軽い程度でほぼ同程度の重さだが、初代と同じ身長のためトトより比重は下がっている。

*2
第一作となる『大怪獣ガメラ』においてはゴジラのような凶暴な怪獣として描かれていたが、子供に対しては友好的な面を見せていた。
第二作となる『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』以降は人間に対して具体的な敵意を示す事は無く、
第三作となる『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』以降は一貫して「悪の怪獣・侵略者を打ち倒す正義の怪獣」
子供達のヒーロー」として描かれる。


最終更新:2024年01月22日 18:47