「私は誇りに思います。
このガンダムローズで戦えることを……」
- 登録番号:GF13-009NF
- 所属:ネオフランス
- 頭頂高:16.2m
- 量:7.2t
- 最大加重重量:13.1t
- 装甲材質:ガンダリウム合金スーパー、セラミック複合材、レアメタルハイブリッド多層材、他
- 武装:ローゼスビット、シュヴァリエサーベル
(1/144 ガンダムローズ 説明書より引用・改変)
『
機動武闘伝Gガンダム』に登場するMF(モビルファイター)。
搭乗者はネオフランス代表ガンダムファイター、
ジョルジュ・ド・サンド。
女性ではない。
名門・サンド家の若き当主であり、騎士道精神とファイターとしての熱い魂を兼ね備える青年。声優は
山崎たくみ
氏。
ネオフランスの王女であるマリアルイゼ姫からはベタ惚れされており、ジョルジュもその好意自体は光栄に思っているようだが、
彼女の少々行き過ぎた愛情表現
*1には辟易気味。
だからロリコンとか言わないように。
+
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しかし… |
島本和彦氏による『超級!機動武闘伝Gガンダム』では、
ガンダムローズのコクピットの内部中にマリアルイゼ姫の写真を大量に貼り付けており、彼女を少し引かせた
(それ以上に喜んではいたが)。
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ネオイングランドのガンダムファイター、ジェントル・チャップマンを尊敬している。
あと使用言語は、恐らくネオフランス語。
ドモン・カッシュとの最初の対戦では当初彼を圧倒していたものの、戦闘の余波で近くにあったエッフェル塔が倒壊、
下敷きになりかけたマリアルイゼを救うため身を挺して塔を支えた。
ドモンはそんなジョルジュに止めを刺すのをよしとせず、勝負は引き分けに終わった。
その後、
東方不敗マスター・アジアの罠にはまり
DG細胞に侵されるが、「シャッフル同盟」が命を賭けて彼を救出。
「ジャック・イン・ダイヤ」の紋章を受け継ぎ、
新生シャッフル同盟の一員となった。
……しかしやや精神に難があるのか、その後デビルガンダムの幻影に怯えたり、
決勝リーグで国家元首に「強さの中に、一抹の脆さを感じる」と言われて試合放棄させられたりと、
他のメンバーと比べて精神の弱さをクローズアップされる→それを克服するというエピソードが多い。
搭乗機のガンダムローズは、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトをモチーフとしたエレガントな機体。
でもナポレオンって当時イタリア領だったコルシカ島出身ですよね
頭部は
ビコーン(二角帽)を模した形状で、左肩にマントのようなシールドが付いており、左右非対称。
このマントにはバラの形をした小型
ビット、「ローゼス・ビット」が多数収納されている。
これこそが本機最大の特徴であり、ジョルジュの脳波によって自在に動き、MFとしては珍しい
オールレンジ攻撃を行う事が出来る。
また、実体剣「シュバリエ・サーベル」とジョルジュの
フェンシング技能により、接近戦においても決してその力は見劣りするものではない。
ガンダムファイト決勝大会では、ギアナ高地での修行によって会得した必殺技「ローゼス・ハリケーン」を披露した。
ローゼスビットを相手の周囲で竜巻のように激しく回転させる事により、エネルギーの渦を生み出す技だが、
内側から竜巻を作り出すドモンの新技「ゴッドスラッシュ・タイフーン」によって破られた。
ちなみにこの必殺技同士の攻防は、シャッフル同盟の他メンバーと異なりハイパーモードにならずに行われた。
そのため、ハイパーモード同士による「俺のこの手が真っ赤に燃える!」「勝利を掴めと轟き叫ぶ!」の掛け合いは、
その後の近接戦闘で行われている。
また、このローゼスハリケーンだが、本物のバラを使う事により
生身でも使用可能である。
むしろMFという機動兵器の特性を考えれば、本来生身で放つ技を特訓や改良によってMFでも使えるようにした可能性すらある。
すごいぜガンダムファイター。
ちなみに、キャラソンのギリギリさ加減ではガンダムファイター最強クラス。
パワーではなく技で戦うタイプだが、何とランタオ島の戦いではグランドガンダムを持ち上げ投げ飛ばして見せた。流石ガンダムファイター。
なお、それ以前にも(というか初登場回で)ファイトの余波で
倒壊するエッフェル塔を支えたりしていたため、
当初から
火事場の馬鹿力キャラの片鱗は見せていたのであった。
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外部作品での活躍 |
『スーパーロボット大戦』シリーズでは幾つかの作品に登場しているが、
「遠距離攻撃重視のため、Gガン勢の他のユニットと足並みを揃えづらい」「(作品にもよるが)ローゼスビットを移動後に使えず、接近戦が弱い」
などの要因により、使い勝手はあまり良くない事が多い。
ただ、MAP兵器を所持しているため、 待ち戦法を好むプレイヤーならば有効に活用する事が出来るだろう。
作品によっては「(先に移動していなければ)攻撃した後に移動する」事が可能な技能を後付け出来たりするので、
しっかり強化・養成してやれば十分戦える。
また、『J』では執事のレイモンド・ビショップが乗る ウォーカーマシンMS「バトラーベンスンマム」との同時攻撃が、
移動後可能な近距離必殺技として追加されたため、単体での接近戦も見劣りしなくなっている。
ちなみにローゼスビットは基本的に 格闘武器として扱われる。まぁ、スパロボ的には よくある事である。
『スーパーロボット大戦A』では ナデシコと木連の和平会談に護衛としてシャッフル同盟が同席しており、
原作ではここで暗殺されるはずだった人物を、前述の通りローゼスハリケーンを生身で放って敵の気を逸らし、逃がす事に成功している。
『Gジェネレーション』シリーズでは『ZERO』において、 ローゼスビットがサイコミュとして扱われたため、ニュータイプ扱いになった。
当然アンソロジーでもネタにされたが、以後の作品ではローゼスビットは必殺技扱いなので、この作品のみの設定である。
ちなみに、原作の時点でニュータイプの筈の『 機動戦士ガンダムZZ』のガンダムチームは 逆にニュータイプ扱いされない事がある。
また、 ヒイロ・ユイは 強化人間扱いされた事がある。
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MUGENにおけるガンダムローズ
他の
シャッフル同盟と同様、Pullo氏によってSFC版『Gガンダム』の
ドット絵を使用して製作されたものが存在する。
ディスプレイネームは
「ジャック・イン・ダイア」。
元のゲームの時点でそうなのだが、
左右非対称もちゃんと再現されている。
一部の
超必殺技を除き火力は控えめで、LIFE750・DEF90と結構な
紙。
前後のステップなどに無敵が多く、ガード不能技も多いためそちらでバランスを取っているのだろう。
最大の特徴であるローゼスビットもしっかり搭載されており、多彩な攻撃方法を持っているため、
本体と上手くコンビネーションさせれば相手を封殺する事も可能になるだろう。
ただし、ビット起動中も本体はしっかり行動可能なので、
うっかり本体の攻撃で相手をロックしてビームが空振ったりするとちょっぴり間抜け。使いこなすには少々コツが要る。
無論、他のガンダムファイター同様ハマった時の破壊力は尋常ではない。
また、パワーアップ技である「ローゼスアルティメイタム」を使用すると、
ボイスが声優繋がりで『マクロスプラス』のイサム・ダイソンのものに変化し、かなり荒っぽい口調になる。
付属のテキストによると、
黒ジョルジュの人格が姿を現したらしい。もちろん原作ではこんな風にはならないが。
ちなみに
チボデーとのタッグでは
専用イントロ、専用
必殺技が使用可能となる。
AIもデフォルトで搭載されており、中々の強さを誇る。
出場大会
削除済み
更新停止中
出演ストーリー
*1
どのくらいかというと、ジョルジュの気を引きたい一心で
他国のガンダムファイターを抱き込んだ狂言誘拐を起こすレベル。
しかし肝心の脅迫状をフランス語で書いてしまったためにジョルジュにはあっさり見破られていた。
*2
「マリアルイゼパワー!」という説もある。
空耳かもしれないが、『Gガン』的にはどちらもありそうで困る。
……状況を考えると
どちらでもおかしいのだが、そこはそれ、
『Gガン』ですから。
ちなみに、初登場回のエッフェル塔キャッチも下にいるマリアルイゼ姫を守るために行った事なので、
正確な台詞はさておきマリアルイゼ姫への想いが生んだ
マリアルイゼパワーである事には疑いの余地は無い。
最終更新:2022年09月30日 21:31