火焔猫燐


「じゃじゃーん。お姉さん、楽しい事してるね!
                            あたいも混ぜてくれるかい?」

『東方Project』の登場キャラクター。名前の読みは「かえんびょう 」。「火焔猫」は苗字で種族ではない。
(輝針城でこの人が登場するまでは)原作で唯一のボイス付きだったキャラでもある。

初出は『東方地霊殿』の4面中ボスとしての登場だが、彼女自身は5面のボスである。
『地霊殿』の主、古明地さとりのペットであり、種族は火車という妖怪。
「死体を持ち去る程度の能力」を持つ。
本人は長い名前が嫌いで、親友のおくうにも「お燐」(おりん)と呼ばせており、公式でもこう表記される事が多く、ファンの間での通称にもなっている。
二つ名は「地獄の輪禍」。専用BGMは「死体旅行 ~ Be of good cheer!」

+火車って何よ?

長く生きて年老いた猫が変化すると言われる妖怪。
全国的に伝承が存在するがその出自は不明、という不思議な妖怪でもある。
葬列や墓場から死体を持ち去ってしまうので大変恐れられた。
恐れられると同時に、火車に連れ去られるという事は葬儀閻魔の裁きもすっとばして地獄送りになる為、
そうした事すら許されないほどの極悪人だとして火車の手に掛かるのは恥とされていた部分もある。
また、猫が死体をまたぐと死人が生き返る、という迷信もあり、猫と死体は意外と関係が深いのである。
上記の直接地獄に送るという話から、猫ではなく地獄の獄卒達であるという話もある。
家計の逼迫状態を指す「火の車」はこの火車が由来である。
また、この火車を切ったとか言われている刀が火車切広光(かしゃぎりひろみつ)であり、上杉景勝御手撰三十五腰のうちの一振り。
こうした伝承もあることから色々なメディアでも名前が用いられている。

+詳細な原作設定
火の中に棲む猫で、さとりのペットである。口が上手く、死体や霊と自由に会話が出来る為、灼熱地獄跡で怨霊の管理を任されている。
灼熱地獄に死体を燃料として放り込むのが彼女の仕事で、霊烏路空とはさとりに飼われ始めた頃からの旧友。
詳しい年齢は不明だが、地獄の移転前から現在の場所に住んでおり、結構な高齢と思われる。
その能力は、細々と生きながらえながら怨霊や魑魅魍魎を喰らう事で強くなって身に付けた物であり、相当な努力の末に得た物。
この点も空とは対極と言える。

平凡な日々ながら幸せに暮らしていたが、山の上の神様により空が核融合の力を手に入れ暴走。
地上の征服を企みだした空を、さとりに始末される前に止めなくてはならないと考えた彼女は、
地底の妖怪たちの目を盗んで怨霊達を地上に放ち、地下の異変をたちに伝える……というのが『地霊殿』のバックストーリー。

話の本筋では、地下にやってきた霊夢達の力量を見定めるため頻繁に登場する。
4面道中、4面中ボス、5面中ボス、5面ボス、6面中ボスでその数なんと計5回
毎回難易度の高い弾幕を放ってくるため、彼女が登場する際のにゃーん!という鳴き声はトラウマになったプレイヤーも多いだろう。
4面での2回、及び5面での中ボスとして登場する前半の3回は猫の形態をとって立ちはだかるが、5面ボスとして登場した際には人の形に変身して攻撃を仕掛けてくる。

お燐は世界征服なんて止めるよう説得したのだが、力に酔って増長したお空には通じず、
已む無くお空までたどり着けそうな実力者に止めてもらおうと力試しとけしかけにきたわけである。
(なお、このときお燐が心配していたのは「そんな危ないことをしたら空が主のさとりか鬼に処分される」ということである。
 母親を思う子供のごとく、さとりを敬うとともに畏れているためにこのような考えに及んだとか。)
霊夢達が地下に潜った原因である温泉に混じる怨霊も彼女の仕業であり、ある意味彼女も黒幕。
そのためお燐はちょこちょこ登場する。
……5面で霊夢達の能力を見定めたのになぜか6面で追撃(しかも殺る気満々の台詞つきで)してくるのはわしにもわからん……
やっぱり不安になって確認しに来たのかもしれない。心配性な友人である。

5面ボスとして登場し、本気を出した際には弾幕の展開時にゾンビフェアリーを召喚して同時に攻撃を仕掛けてくる
ゾンビフェアリーにもしっかりと当たり判定がある上、倒すと自機の間近で弾を吐き出す、時間経過で復活と
全体的に難易度が高い『地霊殿』のなかでも屈指の強敵となっている。
ちなみに、このゾンビフェアリー達は怨霊の類なのかと思いきや、実は「ノリのいい妖精達がそれっぽい動きをしている」という設定。
見た目は深緑のゴスロリ風衣装を着た猫耳娘といったところ。なぜか人間と猫の耳が両方付いている。
妖怪化して人間モードが本来の姿になっているが、猫の姿で居るほうが楽らしい。
「死体を運ぶ妖怪」という設定なので、死体を詰めた袋を乗せる猫車(と言うか台車)を持っている。
ドットや立ち絵でもやたら目立っている。
また、彼女の弾幕を比較的弾密度が低いお燐の近くで避けようとすると、移動したお燐が持つ猫車に轢かれてピチューン…というミスをするプレイヤーが多数発生した。
一見避けやすそうな場所に巧妙な罠を仕掛けている。お燐の知略

+二次創作での扱い

一見バカキャラが定着した親友無意識の暴走読心出来るが故苦悩する古明地姉妹に対して、
地霊殿をまともな視点で眺める常識人といった風だが、同時に「死体愛好家(ネクロフィリア)
という強烈な嗜好の持ち主というキャラ付けが主。どっかの誰かさんとは気が合いそうな。
ファンは彼女の死体コレクションになるのが最高の望みだとかそうでないとか。
の死体や、どっかの桜の木の下の死体とかに貴重さを感じ、
なんとかかんとかしてレアな死体を手に入れたい、と幻想郷中の墓を掘り起こす旅に出ている事もある。
霊廟を守護しているキョンシーの身が心配である。

猫キャラということでに対抗意識をもたれていたり(かと思ったら仲良くしてたり)、
ナズーリンを捕食しようとしたりする場面も良く描かれる。その狩猟本能は親友にさえ働く事も…。
マタタビや高級キャットフードにあっさり釣られるなんてネタもある。

戦闘力は、原作絵でのわずかな胸のふくらみから巨乳扱いが多め。
まぁ、原作絵は真っ平らが基本なので、ちょっとでも膨らんでたら巨乳というのはよくある話である。
それもまた良し!
ただし、ダボッとしている上に暗い色の服なので貧乳だ、とする説を支持する人間も多いが。
霊夢魔理沙を「お姉さん」と呼んでおり、またどこか案内的な口調の為、
基本そういうお店のお姉さんっぽいというイメージが手伝いどこか垢抜けた扱いもあり巨乳が目立つ。
ちなみに、『茨歌仙』に登場した際は一目で分かる程に大きく描写されていた。

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      く`ー-、          ,' ハ:\
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      ,〈:::7 "  .    弋_ソノト、__ソ/´∨ハ、   )    < お兄さん 旧地獄 はじめて?
      !::ノ;ト、   、       ゙ ,_ノ/   ヾメ)、   r-、_ 
      /メソ   \   ̄    /イ´      \メヽ/  |     力抜いていいんだよ
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猫耳にゴスロリ風衣装、三つあみに巨乳という分かり易い萌え要素を持つ見た目から、
「二代目新参ホイホイ」と言われていたが、
道中含め歴代最高難易度の5面によって多くのノーマルシューターを葬り去ったことから
新参バイバイ」なる異名も持っている。
ボムってもボムってもお燐に残機を減らされていく…東方シューター達は散らされた自機の山を見てやけになり叫んだ。
「じゃじゃーん。おりんりんランド開園だよー!」と。 にゃぁい。
(元ネタは勿論『ニニンがシノブ伝』で某黄色い鷹が発した「お○ん○んランド」)

あとお燐本人(というか本猫?)のネタではないが、ゾンビフェアリーを「ゾフィー」の愛称で呼ぶファンもいる。

その他、「5面ボス次回作では自機化の法則」に基づくならば…と、
『地霊殿』発売当初、彼女の自機化を密かにファンは期待していた節があった。
しかし真面目に語ってみると、一番立場が上の人物が4面で、
そのペットがラスボスというある種今までの構図を破天荒にぶち破った『地霊殿』。
しかも彼女には幻想郷で起きる異変の解決に出かけるような動機も考えにくく、
加えて「異変を解決するのは基本人間」という設定が存在する。
魂魄妖夢は一応半分は人間、鈴仙・優曇華院・イナバは妖怪扱いだが所属する組織が人間側の立場を取っている)
そう考えると生粋の妖怪である彼女は…。
そもそも前作の5面ボスの時点で「次回作では自機化」という流れは打ち砕かれ、
「次回作で登場する」という緩い範囲に括ったとしても、『星蓮船』でお燐は一切出番が無かった。
『非想天則』でも周知の通り地霊殿メンバーから選ばれたのはお空であり、
正直彼女は 『地霊殿』で一気に出番を使い果たしたのでh (灼熱地獄逝き

+どうしてこうなった!?
そして何がいけなかったか第七回東方キャラ人気投票では46位。 前回から戦慄の12ランクダウン。
何のジンクスかあの秋姉に挟まれる順位となってしまった。
時期が悪かったのか某虹裏ネタと絡められたり、 こんな改変AA まで作られ、「お燐なら本当にこんなこと言いそう」とファンの涙を誘ったりした。
しかし今はネタにされるだろうが、上記姉妹のようにネタを踏み越えて人気を磐石なものとした例もある。
頑張れお燐、次回は持ち直すさ。(続く第八回では40位に格上してるけど…)


MUGENにおける火焔猫燐

お燐協力作成プロジェクトにて製作されたものを含み、手描きのものが複数存在する。
+東方mugenキャラ作成プロジェクト産 1人目
  • 東方mugenキャラ作成プロジェクト産 1人目
09/12/24にネンミン氏をはじめとする「お燐協力作成プロジェクト(現:東方mugenキャラ作成プロジェクト)」の有志によってベータ版が公開された。
必殺技超必殺技タメ技が多いのが特徴。
「『緋想天』再現でも『非想天則』再現でもない」キャラとの事で、弾幕による撃ち合いよりも殴り合いの方が得意なインファイター。
…というか、射撃技は↓↓コマンドの『ゴーストショット』と『クラッシュボイス』しかない。
前者は技後の硬直が長く連射が効かないため、辛うじてコンボの〆に入れられる程度の性能しかない。
後者は飛び道具なのに全く飛ばない上に当たっても相手を仰け反らせるだけでダメージは20程。
おまけに両者共に空中不可。
撃ち合いが苦手というよりも全く出来ないと言った方が正しいかもしれない。
11/01/09の更新で新たな飛び道具として鬼火ホイールが追加されたが、こちらも技後の硬直が長く連射が効かないため、
起き上がりに重ねるのが正しい使い方か。
かわりに突撃技は(タメ技ではあるものの)優秀なものが揃っており、これらを主軸に戦う事になる。
また、↓タメ↑のハリケーンアッパーは弱なら画面端まで飛ぶので、こちらのほうが飛び道具らしいかもしれない。
ただしコマンドとは裏腹に、強でも無敵や頭上への判定はまるでないので、対空技としては機能しない。
引き続き各技やAIの調整を行う方針らしい。
また、若干足が長いため黄昏フロンティアのドット絵と比べると背が高く、ともすれば違和感を覚えるが仕様らしい。

これが初のMUGEN入りだと思われがちだが、実はkohaku氏作霊烏路空ストライカーとして既に果たしている。
空のストライカーのドットも、お燐協力作成プロジェクトで作成されたスプライトを使用している。

東方mugenキャラ作成プロジェクトのページが消滅しているため、現在はDL出来ない。

+東方mugenキャラ作成プロジェクト産 2人目 高頭身
  • 東方mugenキャラ作成プロジェクト産 2人目 高頭身
同じく東方mugenキャラ作成プロジェクトにて、わりばし氏が作成したもの。
こちらも飛び道具を殆ど搭載していない。
相手に接近するキャッツウォークは、追加入力で急降下やサマソへ繋がる。
控えめな強さながら、よく動くAIがデフォルトで搭載されている。

他の2人と違い、ページの消滅後もわりばし氏のサイトにてDL可能。

+東方mugenキャラ作成プロジェクト産 3人目 改変ドット
  • 東方mugenキャラ作成プロジェクト産 3人目 改変ドット
こちらは萃夢想風だが、霊撃とスペルカードが1ゲージ技になっている。
AIも標準搭載している。

現在は1人目のお燐と同様にDL出来ない。

+へちょ氏製作 改変ドット(旧版)
  • へちょ氏製作 改変ドット(旧版)
こちらは弾幕やゾンビフェアリーも使い、飛翔も搭載されている緋想天風。気質「地吹雪」も搭載されている。
またレイの投げにも対応している。なんと全裸になるぞ! ……うん、嘘は言ってない。

またこちらにはAir氏による外部AIも製作されており、無限ロダで公開された後、
へちょ氏の本体にAir氏のAIが同梱された形式で公開されていた。

しかし諸事情により、このバージョンを捨てて全く新規に作り直すことが宣言され、
新版完成と同時に公開が停止された。
+へちょ氏製作 改変ドット(新版)
  • へちょ氏製作 改変ドット(新版)
上記の旧版お燐と入れ替わりに公開開始された新お燐。
緋想天風、ゾンビフェアリーを使った弾幕、気質「地吹雪」などの基本的なコンセプトは旧版と変わらないが、
スプライトや技が一新され、見た目も性能も全くの別人に仕上がっている。
7P以降は全てのスキル・スペルがコマンド入力方式になる、特殊カラーになっている。

紅毛玉氏による外部AIが存在する。
Air氏によるAIも制作されていたが現在は公開終了。
+BIYO氏製作 手描きドット
2014年10月6日にβ版が公開された、霊烏路空と古明地こいしに続くBIYO氏製作の緋想天風のお燐。
固有システムとして怨霊のストックがあり、怨霊を召喚するC射撃や霊撃の使用に必要となる。
性能はスピード型で、炎を用いたB射撃は制圧力に欠ける。
そのため、C射撃の怨霊でアリスの人形のように波状攻撃を仕掛ける事が重要。
通常のスペルと異なりゲージに加えて残り怨霊も消費する怨霊スペルが強力。
デフォルトでAIを搭載している。

出場大会

出演ストーリー